雨過天晴

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United

2015-11-19 | 音楽

音楽と出会うとき、新しくリリースされたものが多いと思います。 

お気に入りのアーティストの新譜発表だったり、街なかやCMで流れていたり。 

ただ私にとってジャズの場合、新しくリリースされたもの以外に過去のものとの出会いが数多くあります。 

何気なく聴いていることはあまりなく、自分から敢えて見つけにいかなければ出会えません。

 

そんな中での出会いで、ここのところ気に入っているのがウディ・ショウ。

米国出身のトランペッターです。 

残念ながら89年に44歳という若さで亡くなっているのですが、活躍した70年代から80年代というのはフュージョン全盛でストレートなジャズは時代遅れとして注目度が低かったそうです。 

それでもバリバリのストレート・アヘッドなジャズを追究していたのがショウなのかもしれないです。 

 

18歳の時にエリック・ドルフィー(サックス)と共演したり、アート・ブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズにも参加したり、華々しく思える経歴なのですが、歴代ジャズの巨人と比べるもなく、あまり名が売れていません。 

恐らくは若くして亡くなったことや活躍した時期のジャズの流れなどによるのでしょう。 

健在ならばジャズの巨人として君臨していたと思われるショウの作品から『United』。

 

United
Wounded Bird Records
Wounded Bird Records

 

1. United
2. The Greene Street Caper
3. What Is This Thing Called Love?
4. Pressing the Issue
5. Katrina Ballerina
6. Blues for Woody

 

Woody Shaw(tp,flh)
Steve Turre(tb)
Mulgrew Miller(p)
Stafford James(b)
Tony Reedus(ds)
Gary Bartz(as:#3,6)

 

メンバーは当時のレギュラークインテットにゲーリー・バーツがゲスト参加。

レギュラー陣にはショウと同じくジャズ・メッセンジャーズに在籍したマングリュー・ミラーやスティーブ・トゥーレがいます。

 

1曲目はウェイン・ショーター作曲のタイトル曲。 

ショーターらしいメロディーにのせてショウの流れるようなトランペットのフレーズ。

クインテットで音の厚みがある中でもショウのフレーズはピカイチに響きます。

スタンダードの3曲目は同じトランペッターのクリフォード・ブラウンの名演があまりにも有名すぎるのですが、ショウの強烈なパッションと想像力豊かなアドリブが素晴らしい。

 

Woody Shaw - What Is This Thing Called Love

 

ショウの作曲した5曲目は他にも演奏したものがあるけれど、このアルバムの演奏が一番完璧で美しいんじゃないかと思います。

このアルバムは良いですね。

長いことCD化されていなかったようなのですが、ありがたいことに今はCDが出たので私も本作にありつけました。

ショウがサイドマンで参加したアルバムで好きなものも今度紹介したいと思います。

 

 

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