ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

晴れ男・晴れ女の念力も通じず 尾瀬沼ハイキング

2011年07月29日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2011年7月29日(金)


毎週金曜に地元土浦周辺を歩く同好会「健康ウォーキングの会」が主催する、
本年第26回「尾瀬沼ハイキング」に参加した。
暑い夏を真っ盛りのこの時期に、少しばかりの涼を求めて、貸切バスでの避暑ハイキングというのが当会の恒例となっている。
昨年は鳩待峠から尾瀬ヶ原を歩いたので、今回は、桧枝岐村の尾瀬沼山峠から尾瀬沼を目指すコースとなった。

朝5時過ぎ、荒川沖駅東口に貸切バスがやってきた。
ここで最初の10名が乗り込んだ。


最後の土浦市民会館まで次々に会員が乗り合せ、総勢18名の参加となった。
昨年の24名と比べるとやや少ないが、その分バスはゆったりだ。
いつものメンバーなので、和気あいあいである。


早速、配られた朝食弁当を食べた。
お腹が空いていたので美味しい。


常磐高速を走る。


友部JCTから北関東道へ。
加波山が雲の上に霞んで見える。尾瀬沼の天気が気になる。


10時35分、およそ5時間半で桧枝岐村の御池駐車場に到着。
ここからシャトルバスに乗り換えてスタート地点の沼山峠に向かうことになる。


駐車場には、思いのほか既にたくさんの車が停まっていた。
この日の天気を考えると、殆どハイカーはいないのではと思ったが、とんでもない。
近県以外の車も多く見られるのは、さすが全国区の尾瀬沼である。


天気は、前日から強い雨が降ったり、止んだりの繰り返しらしい。
出発まで時間があるので、御池ロッジでしばし雨宿りしてバスを待つことに。


沼山峠から引き返してくるバスを待つのがもどかしい。


11時ちょうど発の沼山峠行きバスに乗り込む。


シャトルバスの料金(往復)は1,000円である。


遮断機の先は一般の車は行けないので、シャトルバスに乗るしかない。
会員のUさん、以前沼山峠から御池駐車場まで歩いて挑戦したが、途中でバスに拾って貰ったそうだ。


沼山峠への途中で突然バスが止った。
運転手がブナの原生林を見せたいために停まってくれたのだ。心遣いが嬉しい。
窓を開けて撮った一枚。雨はちょうど小ぶりになっていた。


20分足らずで沼山峠に到着した。


小雨の中、いつもの軽い準備体操をして・・・
11時20分、尾瀬沼目指して出発だ。


最初は緩やかな上りが続くが、木道が敷き詰められていて歩き易い。


ブナ林の中を木道が続く。


早くも引き返して来る(尾瀬ヶ原から来たのかも知れない)一団に出会った。


木道は狭い。やっとすれ違うことが出来る広さである。
晴れていればこのような光景があちこちで起きるほど混むそうである。


雨は相変わらず降ったり止んだり。


15分ほど進むと今度は下りになった。


沼山峠を出発して40分ほどで大江湿原に出た。


やっと湿原を歩いているという気分になってきた。


小淵沢田代分岐点を示す道標
尾瀬沼まで1.1Kmである。


ニッコウキスゲがところどころにポツリポツリと咲いている。
既に盛期は終わったようだ。


時折、引き返して来る人とすれ違う。
『こんにちわっ』 『こんちわ~』


子鬼百合がところどころに咲き始めていた。
これから、8月下旬まで楽しめるそうだ。


遠くに雨に煙る尾瀬沼が見えてきた。
湖畔に近いところには、まだニッコウキスゲを観ることができる。


尾瀬沼ビジターセンターで昼食を摂れる場所を尋ねると、長蔵小屋を案内された。
そこには無料休憩所があるとのこと。


尾瀬沼ビジターセンターから100mほど進むと無料休憩所があった。
運よく我々一行がゆったりと昼食を摂れる場所を確保出来た。
これも雨のお陰ということになるのだろうか。


早速、道の駅「たじま」付近で受け取った弁当を広げる。
会津若松市から配送されたものだが、6月の駒止湿原ハイクの時より味は良かった。
皆さんの評判もすこぶる良い。やはり弁当は現地での調達に限る。


昼食の様子


相変わらず外は大雨だが、気になる尾瀬沼の様子をカメラに収めておこう。


沼の向こうには晴れていれば燧ケ岳(2356m)が見えるらしいのだが、この日は全く何も見えない。
雨がうらめしい。



昼食の後は直ぐに引き返すことにし、13時ちょうど尾瀬沼を後にした。


大江湿原を引き返す。


もくもくと沼山峠を目指す。
この頃になると、すれ違う人(尾瀬沼に向かう人)は殆どいない。


湿原を抜け、林の中を進む。
雨は振ったり止んだり。


木道の脇を水が勢いよく流れている。
全て尾瀬沼に流れて行くのだろう。


ブナ林の木道


1時間足らずで沼山峠に戻れた。


うまい具合に14時20分発のバスが待っていた。
雨に濡れたレインコートを脱ぎ、バスに乗り込む。
レインコートのままでは、『お断り』だそうだ。


御池駐車場で、常南バスに乗り換えて、一路土浦を目指した。


窓の外を見ると、朝はせせらぎに見えた伊南川(桧枝岐川の下流)は濁流に変貌していた。


会津高原経由で会津田島に向かう国道352号線沿いの川もご覧のような濁流である。
途中で土砂崩れのため迂回を余儀なくされたが、翌日のニュースを見ていて、
『もしかしたら自分たちも道路が寸断されて孤立していたかもしれない』と思った。


道の駅「たじま」に到着し、大雨の脅威から逃れてひと安心。
土産物を見定める余裕も。


昨年の「尾瀬ヶ原」に続いて「尾瀬沼」も歩くことができ、満足感が漂う。
しかし、大雨で湖畔の散歩も取りやめとなり、楽しみも半減と云ったところだ。
会長! 来年もリベンジで「尾瀬」を目指しますか?


常磐道友部SAに到着したときには真暗になっていた。
朝5時に出発して20時まで約15時間、殆どがバスに揺られての小旅行であった。

『今日は大雨の中大変お疲れさまでしたっ!』


今年も”避暑ハイキング”と銘打って人気の高い「尾瀬沼」を訪れたが、思わぬ大雨に遭ってしまった。
どうしようもない天気で、当会の晴れ男、晴れ女の念力も通じず、と云ったところである。
翌日は、新潟・会津地方の大雨のニュースが一日中、報じられていたが、
何の被害にも遭わずに無事予定通りに帰れたことは、幸運と云う他ないだろう。
一日遅れていたら、桧枝岐村の手前で引き返さざるを得なかったと思う。
これはもしかしたら、晴れ男、晴れ女のせめてもの効果だったのかも知れない。


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