ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

関東ふれあいの道(茨城)No.8 雨引観音からきのこ山まで

2010年11月11日 | ウマさんの「はつらつ百人委員会」
2010年11月11日(木)


県南高齢者はつらつ百人委員会主催の「関東ふれあいの道(茨城)」を歩く
ウォーキングに参加した。
足かけ2年間をかけて茨城県の「関東ふれあいの道」18コース(全255Km)を歩こうというものである。
全コースを踏破し、コース毎に定められた撮影ポイントでの本人写真を送付すると、県から認定証が
交付されることになっている。

今回が15回目で、この日は、コースNo.8の雨引観音 からコースNo.9途中のきのこ山 までの
約14Kmを歩くものである。
今回の撮影ポイントは、加波山北側の燕山山頂標識前が指定されている。


この日の第一集合場所、真壁第一体育館。
かつて、真壁城の本丸があった場所だ。

       国指定史跡「真壁城址」の碑がすぐ横にある。
       現在、発掘調査が行われているので、調査が終わったら訪れてみたい。
       

この日のゴール きのこ山に予め車3台を配車しておき、
スタート地点の雨引観音に向かった。
後方に見えるのは雨引観音の鐘楼。
この日雨引観音に集まったのは、9名である。

       めいめい軽い準備運動をして・・・
       9時ちょうど、先ずは雨引山目指して出発だ。
       
              この日は「関東ふれあいの道」茨城県最大の難コース加波山越えである。
              雨引観音に無事を祈らずには通れない。
              
              入山前にお祈りを済ませなきゃ。
              いつもよりお賽銭を弾んでおいた。
              

加波山方面を見ると、朝霧が立ち込めている。
こういう気象の場合は天気は良いとのこと。

       最初は雨引山への緩やかな登りが続く。
       これが結構長い。しばらく登ると首に額に汗が滲んできた。
       
              30分ほど登ったところで、加波山への分岐点に到着。
              先は長い、一息入れよう。
              一汗かいたが、それほど暑さは感じない。
              湿度が低いせいだろう。
              

暫らくは、下りと登りの道が交互に続く。
せっかく登ったかと思えば次ぎは下りである。

       落ち葉を踏みしめながら歩くのは気持ちが良いものである。
       
              天気はこれ以上は望めない、というほど最高の晴れである。
              気象予報どおりだ。
              真壁平野?が眼下に広がる。
              

木漏れ日に終期の紅葉が美しい。
やっと平坦な道になり、周りの紅葉を楽しむ余裕が出てきた。

       燕山まで3.5Km付近。
       快調なペースである。
       
              出発後1時間半、ここまでほとんど休みなしで歩いた。
              ひとまず軽い休憩を摂ることに。
              
                     持参の菓子を配り合う。
                     『ご馳走さまっ!』
                     
              
道の傾斜が次第に厳しくなり、息遣いが荒くなってきた。

       燕山まで残り1.5Km辺り。
       ここは、真壁方面が望める最後の眺望ポイント。
       まるで箱庭のように美しい。
       
              燕山まであと残り1Km辺りからは、厳しい登りが続く。
              
                     手摺りや杖の助けを借りないとまともに登れない。
                     

ようやく平坦なところに出た。
堪らず休憩だ。

       ところが、これはほんの序の口に過ぎなかった。
       まだまだ続きがあったのである。
       次ぎは岩だらけの道が控えていた。
       
              ここまで来たら、後には引き返せない。
              とにかく上を目指して登るしかない。
              
                     想像以上に険しい道である。
                     
                            さすがのベテランも相当堪えているようだ。
                            汗だくである。
                            

燕山まで残り200m、最後の坂を上ると・・・
撮影ポイントの燕山の標識だ。
『万歳っ!!』思わず叫びたくなる。

       めいめい証拠の写真を撮り、この先の東屋を目指した。
       ここからは、平坦な道になり、ほっと一安心。
       平らな道がこれほどありがたいと思ったことはない。
       
              11時50分、東屋に到着。
              ここで昼食を摂ることにした。
              
                     左がNHKの電波塔、右は国土交通省の電波塔。
                     

昼食を済ませた後、次ぎの目的地、加波山に向かった。

       ところどころに綺麗な紅葉が最後の色合いを見せる。
       

前方に「加波山神社」が見えてきた。

       古びた石段を上ると・・・
       
              意外にも(失礼)、立派な構えの拝殿には驚いた。
              

神社拝殿脇の参道?を進む。
周りには、先達や偉人を讃える碑が立ち並んでいるが、
何かおどろおどろした雰囲気が漂う。

       燕山より一段と険しい岩が続く。
       その先に、加波山神社の親宮本殿があった。
       
              さらに岩を登ると・・・
              加波山神社だけかと思ったら、「たばこ神社」が。
              
                     毎年9月5日、豊作を願う『きせる祭』が行われる、とのこと。
                     社殿前には日本たばこ産業の社運隆盛と、たばこ耕作組合の豊作祈願の碑が。
                     

その先の人一人がやっと通れる岩を抜けると・・・

       本殿天中宮が祀られていた。
       加波山神社の本殿である。
       
              祠の裏に回るとこれまで歩いてきた山の尾根が見えた。
              随分、歩いてきたもんだ、と実感できる。
              

本殿天中宮の先にまだ加波山神社大神社というのがあった。
三枝祇神社本宮本殿である。
一体この山にはいくつの神社が祀られているのだろう?
祠の真ん前にでっかい岩がある。三尊石だ。
自然のものなのか? 運んできたものなのか?

       これでもう最後かと思いきや、神社はまだあった。
       村社 三枝祇神社本宮拝殿である。
       どうやら加波山の神社はこれで最後のようだ。
       

旗立石
明治十七年(1884年)の加波山事件の際、自由と平等を求めて血気に逸る青年達が
「自由の魁」の大旗をひるがえした。
彼らは宇都宮新庁舎落成式に集まる政府要人を人民の抑圧者とみて爆殺を企てるが、
誤爆事故が露見して官憲の探索に会い、雨引山からさらに奥深い加波山に立てこもった。

       自衛隊機墜落の慰霊碑
       昭和48年に自衛隊機が墜落、2名の殉職者を慰霊して建てられたものだ。
       「合掌」
       

突然、目の前に風車が見えてきた。
”ウインドパワーつくば”と名付けられた丸山風力発電所である。

       当会の世話人(物理学が専門)から、風車の流体力学について
       講義を受け、熱心に聞き入る。
       この風車は風の強弱には関係なく、常に一定の速度で回っている、そうだ。
       

ここからは、アスファルトの道になった。
下りなので、楽で歩き易い。

       
              一本杉峠に出た。何故か杉の木が2本ある。
              

緩やかな坂道を分ほど行くと、足尾山神社の鳥居がある。
神社まで100mとあるが、観ていく気力は残っていない。素通りである。
2年前に来たときは、こんな感じ だった。


足尾山神社の鳥居から2分ほどのところにパラグライダーのジャンプ台がある。
この日は、誰もいなかった。(八郷側)
もう15時だ、パラグライダーのジャンプは終わったのだろう。

       こちらは、反対側(真壁側)のジャンプ台から観た景色。
       2年前にはなかった、ような気がする。
       

両方を動画で観るとこんな感じ。



さらに進んで行くと、視界が開けた。
今日歩いてきた尾根がくっきりと見えた。
『あの山の向こうから? よく歩いたもんだなぁ』皆さん、感慨深げである。

       ここにもパラグライダーのジャンプ台が出来ていた。
       最近は、パラグライダーの人気が高いのだろう。
       
              15時50分、この日のゴール「きのこ山」の休憩所に到着。
              朝9時に出発してから間もなく7時間になろうとしている。
              皆さん「関東ふれあいの道」最大の難所を歩ききった満足感に浸っているようだ。
              
                     夕日に筑波山の姿が映える。
                     『次ぎも頑張りましょうっ!』
                     

ここで、一応この日は解散となり、出発地の雨引観音に向かった。
『皆さん、お疲れ様でしたっ!』



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