ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

関東ふれあいの道(茨城)No.9 西光院から旧真壁駅まで

2011年01月27日 | ウマさんの「はつらつ百人委員会」
2011年1月27日(木)


県南高齢者はつらつ百人委員会主催の「関東ふれあいの道(茨城)」を歩く
ウォーキングに参加した。
足かけ2年間をかけて茨城県の「関東ふれあいの道」18コース(全255Km)を歩こうというものである。
全コースを踏破し、コース毎に定められた撮影ポイントでの本人写真を送付すると、県から認定証が
交付されることになっている。

「関東ふれあいの道」は、今回が19回目で、とりあえず最後の歩きとなる。
最後に残ったのは、コースNo.9の残り半分、西光院 から旧真壁駅 までの約13Kmだ。

コースNo.9の撮影ポイントは、筑波山麓の路傍休憩所の大石が指定されているが、
昨年12月9日に歩いたときに撮影済みのため、今回は記念撮影はなく、歩くだけである。

この日最初の集合場所真壁第一体育館(真壁城址)には、9名が集まった。
ここから車2台に分乗し、出発地の西光院に向かった。



峰寺山西光院
で、先着の2名と合流し、合計11名。


先ずは西光院にお参りをし、この日の安全を祈願することにした。


西光院は立木観音像が有名である。
立木観音像を納めている建物。一見何かの倉庫のようだ。


入口の鴨居は低く、中に入らないと、立木観音像は見えない。


立木観音像
像高5mを超える一木造の巨像。
「立木観音」の名で茨城県指定文化財に指定されているが、実際は十一面観音像である。


西光院本堂
数年前に来た時には、地震の影響で廻廊への立ち入りが禁止されていた。
今日は天気も良いし、絶景が観れそうだ。期待が膨らむ。


本堂は茨城県では類例のない懸造りで県の文化財に指定されている。


廻廊からの眺めは本当にすばらしいの一言、まさに絶景である。
”関東の清水寺”の名に恥じない。
むしろ清水寺より眺望は良いのではないか。


『あっちに見えるのは雪入りの浅間山でしょうかねぇ?』


『素晴らしい眺めだわっ!』 感嘆の声が上がる。




しかし、そういつまでも景色に見とれているわけにもいかない。
素晴らしい景色を脳裏に焼き付け、西光院を後にした。

東筑波ユートピア
猿の園芸で知られているが、ライオンや熊もいる。
真冬の平日のためか、人影は見えなかった。


東筑波ユートピアを過ぎると直ぐに、球状花崗岩の案内標識があった。


珍しいものらしいので、ちょっと覗いて行くことに。


鉄製の階段を数十mほど下る。


階段を下りきったところの右側に高さ5m程の断崖状の岩があった。


切り立った岩の中腹が剥がれ落ちてしまっているのか、一部あばたのように窪んでいる。
これが球状花崗岩の原石跡?
世界でも極めて稀で、日本ではここ筑波の峰寺山、愛知県猿投山付近、下伊那郡喬木村の毛無山の
3ヶ所が知られているのみ、とのこと。
県の天然記念物に指定されている。


次の目的地、きのこ山を目指す。


峰寺山の看板で位置を確認する。


県道7号線の上曽峠付近に出ると、とたんに車が増えた。


400mほどで、県道7号線上曽峠のきのこ山への分岐点に。
きのこ山への道は、時折ハンググライダーを運ぶ車が通るくらいだ。


小さな駐車場で最初の休憩。


上曽峠からずっと坂道が続いたので、少々汗をかいた。
お茶が美味しい。


きのこ山を目指して進む。坂道が続く。


きのこ山頂上付近のハンググライダー離陸場
真壁の町がはっきりと見える。なかなか良い眺めである。
ハンググライダーからだと、もっと素晴らしい眺めなのだろう。


ちょっと早かったが、「関東ふれあいの道」の休憩所で昼食にした。


『美味しそうですねっ!』
『恥ずかしいわっ』


昼食も終わり、あとは下るのみである。


身の丈を超す熊笹に覆われて、道がよく分からない。
あまり人が通らないようだ。


これが夏だったら迷子になるかも知れない。


急な下りが続く。
木の階段があるが、落ち葉に隠れてほとんど見えない。
『滑るから気を付けて下さいっ!!』


松の倒木が道を塞ぐ。
この辺りの赤松は、ほぼ全滅状態で、今にも倒れそうな大木があちこちに。


昔は松が生い茂っていた筈なのだが、無残な姿に。
松喰い虫、恐るべしである。


「つぼろ台」への道もご覧のとおり。
一苦労である。


「つぼろ台」に横たわる巨岩
小さな石が支えているだけで、何かの拍子で動きそうな感じである。


『動きゃしないよ、それじゃぁ。無理だよっ』


巨岩からの眺めが素晴らしい。
『記念の一枚を』 はいパチリッ!


正面右側は加波山(709m)、その左側の山頂に鉄塔が見えるのが燕山(701m)


『こっちからの眺望も良いねぇ』


「つぼろ台」からは、直線的な山道は危険、とのことで、裏道(林道)を通ることにした。
日が当らないため、雪がそっくり残っている。


裏筑波とは言え、雪が解けずに残っているとは驚きであった。


林道は、本来の「関東ふれあいの道」(山道)に比べると数キロは長い。
やや疲れが見え始めた感じ。


「真壁城址公園」内のレストハウス
こんな山中にこのような立派なレストハウスがあるとは・・・
テニスコートやゲートボール場も整備されている。
真壁城址公園は、現在発掘調査が行われている真壁城の前の真壁城で、真壁城址から約1.5Kmほど離れた山中にある。
現在は公園として市民に開放されている。


しばらく下ると、ようやく人里に出た。
道は平坦になった。


『あんなところから下りてきたんだねぇ』
きのこ山方面を見返り、感慨一塩である。


こちらは、筑波山方面
いつ観ても癒される風景だ。


最後に道を間違え、引き返すのも面倒なので、仕方なく畦道を進む。
ご愛嬌である。


時計は間もなく15時になろうとしていた。
最後の力を振り絞って真壁駅に向かう。
後方は、右から丸山、加波山、燕山


真壁城の発掘調査が進められている。
後ろに見えるのは筑波山


14時50分、この日のゴールである旧真壁駅に到着だ。


万歩計を見ると、軽く20,000歩を越えていた。
この日の予定13Kmよりもかなり歩いたことになる。
しかし、疲れのなかにも、『歩き切った』という満足感が漂う。


終点を確認し、ここで解散となった。
この後、西光院まで車の回収に向かい、帰路についた。



「関東ふれあいの道」(茨城)も今回で全18コースを踏破したことになる。
(コースNo.18を2回に分けて歩いたために19回実施した)
早速、証明写真と感想文を送付し、踏破認定証を受けることにしたい。

今後の予定としては、これまで歩いた「関東ふれあいの道」の全18コースの中から、
季節にあったいくつかのコースを選び、再び皆で歩くことにしている。
共に歩いた仲間とのふれあい、そして自然とのふれあいを大切にしたい、との
思いからである。


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