ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

三浦半島大楠山・衣笠山ハイキング

2012年01月09日 | ウマさんの気ままなウォーキング
2012年1月9日(月)


昨年暮れに「まゆみの会」の会長を務めている方からお誘いがあり、同会の新年例会
「三浦半島・大楠山ハイキング」に参加することになった。
同会は、主に関東周辺の山々や北アルプスを初め東北方面などにも
足を延ばしている、”山大好き”人間の集まりである。

今回は、”正月”ということで、三浦半島の大楠山をハイキングすることにしたそうである。
また、通常の例会は貸切バスでの遠征であるが、この日は『たまには電車も良いだろう』
ということで、電車にしたとのこと。
祝日のため、ホリデーパス(2,300円)が利用できるのも決め手の一つになったようだ。

何といっても、「まゆみの会」は朝が早い。
この日乗り合わせた電車は、石岡(5:46)・土浦(6:10)・荒川沖(6:16)と
まだ真っ暗な中の出発となった。

日暮里から京浜東北線に乗り換え、品川駅横須賀線ホームで電車を待つ。
この日の参加者は、自分も含めて23名。
「関東ふれあいの道」や「旧水戸街道を歩く」などで、2/3以上の人が顔馴染みというのも心強い。


9時ちょうど、横須賀線逗子駅に到着。


逗子駅からバスに乗り換える。


30分ほどバスに揺られ・・・


この日の出発地、前田橋に到着。
料金360円は、関東鉄道より安いかも。


「まゆみの会」会長から、この日のコースについて説明があり・・・


先ずは、出発前の準備体操である。
「健康ウォーキングの会」と一部異なる個所もあるが基本的には同じだ。
号令を掛けているのは、「健康ウォーキングの会」の会員でもあるKさんだ。


9時43分、元気よく『出発!』


ほどなく「前田川遊歩道」起点に。
”前田川遊歩道の清掃活動はボランティアが定期的に行っています”の看板が目に入った。


『ブログに載せてっ』と一斉にこちらに顔を向けられたのには正直驚いた。
それでは、と出発の記念に”パチリ”


遊歩道起点から前田川上流を見たところ。


魚が溯上可能な魚道?


歩き易いように飛び石が置かれている。


小さな滝もある。
ここを魚が溯上するのは、難しいのではないだろうか。


右岸に渡ったり、左岸を通ったり、きれいな流れを縫いながら歩くのは楽しい。


前田川を歩くこと15分、遊歩道も終わり、ここから山道に入る。
山道といっても、コンクリの丸太の階段で歩き易い。


20分ほど上ったところで、休憩だ。
真冬ではあるが、この日の三浦半島の予想最高気温は10℃超。
風も弱く、上りが続くと次第に身体が温まり、額に汗が滲みだす。
堪らず上着を脱ぐ人も。


『まゆみの会』のベテラン会員。
かつては日本中の山を歩き回った山男たちである。
昨年11月に念願の”ヒマラヤトレッキング”を経験した、という強者も。


大楠山ハイキングコースには、適当な間隔でクイズ板が立てられている。
簡単なものから三浦半島のことをかなり知らないと回答できないものまである。


芦名の浄楽寺には約800年前に仏師運慶によって造られたと伝えられる、
国指定有形文化財の仏像があるという。その仏像とは?
分かるかな?

答は”1”(木造阿弥陀三尊像)である。

岩が剥き出しの山道を上る。


また、クイズのようだ。


クイズの設問に真剣に見入る皆さん。
『答えは”2”かしら?』



ピンポーン、見事正解!!
正解のが丸で囲んであるが、無粋なことをする輩がいるものだ。

灯台のような建物が見えてきた。
『こんなところに灯台???』


実はこの建物、国土交通省の「大楠山レーダー雨量観測所」だった。
全国に26個所設置された雨量を測定する施設で、関東地方をカバーする4か所の一つである。
レーダアンテナから発射された電波を雨にあて、跳ね返される強さを計算して雨量を計算するそうだ。


展望台へ上ってみた。


湘南鎌倉方面


江の島が霞んで見える。
残念ながら富士山は見ることが出来なかった。




大楠山まであと0.1Km。


直ぐ目の前が大楠山だ。


11時15分、大楠山山頂に到着した。
山頂は、思ったより広い。


三角点もあった。


記念撮影などしているうちに11時25分、ここで弁当タイム。


『おにぎりが一番だねっ!』


大楠山からの眺望
よく晴れているので、東京湾の眺めが素晴らしい。


大楠山からの眺望
横浜のベイブリッジが見える。


大楠山からの眺望
小田和(おだわ)湾には、釣り船らしきものが浮かんでいる。




昼食後に、次回の説明がなされ、


下りが始まる。


ほどなく「葉山国際カンツリー倶楽部」の脇を通る。
このゴルフ場は、大楠山付近の葉山町と横須賀市にまたがる山間コースで、
このホールは、かなり急な打ちおろしになっている。


金網越しにゴルフを楽しむ人が見える。


大楠山を境に「前田川コース」から「衣笠コース」に変わったが、ここにもクイズが。


「衣笠コース」のクイズ
横須賀に残る年中行事のうち、小正月の行事として須軽谷、野比、長沢、久里浜などで
行われる行事は何?

答えは”1”(おんべ焼き)である。
地方によっては、”どんど焼き”、”どんと焼き”とも言われる。

橋の上から何が見えるのかな???


三浦半島を縦断する「横浜横須賀道路」だ。
衣笠IC方面を望む。


高速道路を渡ると今度は少し上りになる。


12時10分に下り始めて約20分、人家が見えるところに出た。


衣笠城址への道を上る。


大善寺の本堂
大善寺は、三浦一族の学問所だったと云われる。
三浦不動明王第2番、三浦地蔵尊第2番札所となっている。


横須賀市重要文化財に指定されている、阿弥陀三尊像のうちの阿弥陀如来像だろうか?


大善寺の裏をさらに上って行くと・・・


衣笠城址に辿り着いた。
大谷戸川と深山川に挟まれ、東に突き出た半島状の丘陵一帯が衣笠城跡となっている。
三浦義明の居城ということで知られている。
山頂には衣笠城址の碑が建てられている。


一休みして・・・


衣笠山公園を目指す。


なんと一本足の高下駄を履いてハイキング?している人を見かけた。
我々が通り過ぎる間、杖に掴まってじっと待っていてくれたのだ。
『お気をつけてっ!』


衣笠山公園を目指す。


暫く上りが続く。この辺りの上りがこの日のコースで一番堪えた。
女性陣はさっさと先に行ってしまうし、男性陣の休憩リクエストも無視され、
『もう直ぐよっ、頑張って』の冷たい返事が却ってくるだけだ。
ここは意地でも上るしかない。


14時5分、やっとの思いで「衣笠山公園」に到着した。
(正確には、頂上はもう少し上にある)
一足先に到着した女性陣は腰を降ろして余裕の表情だ。


少し上ると、衣笠山展望台が見えてきた。


早速展望台に上ってみると・・・・


衣笠山展望台からの眺望は素晴らしかった。


猿島も見える。


こちらは、大楠山だ。
『あそこから下りて来たんだねっ』


ここからは、下るだけである。


20分ほどで、衣笠市街に出た。衣笠駅は近い。


線路下のトンネルををくぐり抜けると・・・・


いきなり商店街に出た。


14時43分、衣笠駅に到着。


『いやぁ皆さん、お疲れさんでしたっ!』
『けっこう歩いたわねぇ』
万歩計は20,000歩を越えていた。


成田空港行き上りの電車が入ってきた。


「まゆみの会」の皆さんは、何やら真剣に議論の最中。
疲れの表情など全く見えないところはさすがである。


品川で山手線、上野から常磐線に乗り換え、荒川沖に着いたときには真暗になっていた。
ほぼ12時間に及ぶ長い一日であったが、天気にも恵まれ、三浦半島最高峰からの眺望を存分に
楽しむことが出来、満足の一日であった。
機会があれば、また「まゆみの会」の例会に参加してみたい。


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