内田ブログ -ももくり3年書き始め-

中野新橋・内田工務店がお届けする楽しい日常顛末記

サントリーニ島4日目 最後の日

2013-07-03 | ギリシャ旅行記

さて、今日はサントリーニ島を離れる日。午後1時15分のオリンピック航空機でアテネに行きます。空港には2時間前にはいかないと、11時15分にホテルをチェックアウトだ。ポーターには荷物を運んでくれるように頼んであるので、時間までフィラでお土産を買いに行こう。

ホテル・ダラヴィラス このホテル部屋が入り組んでいて階段でつながっている。いろいろなタイプの部屋があるみたい。僕らの部屋は眺めも良く、プールにもレストランにも近くて便利だった。

チェックアウトまで、フィラに行ってお土産を買うことにした。どうしても欲しいドンキーの絵ハガキとマグネットを買いに。男と女の恋愛の島に来て、僕らが楽しかったのはドンキーでした。

有名なベストショット場所を見つけた。

最後のフィラの街だ。

らせん階段。

唯一食べたスパゲティ屋。

お土産を買ってホテルのレセプションにチェックアウトを告げに行ったら、大変なことが待っていた。

オリンピック航空機の出発が5時間遅れの6時半になると、連絡があったと言うのである。

「なんでそんなに遅れるの?」

でも、空港で聞かされなくてよかった。また、空港で5時間待たなければならないところだった。リコンファームをしていたから、ホテルに連絡が入ったのだ。やはり大切な事だった。

ホテルは昼の12時までなら部屋に居てもいいと言ってくれたが、後の4時間半どうすればいい?お土産を買ってから、後で食べようと思って冷蔵庫に入れていた昨日の残りと、朝の果物は全部捨てられた。またもや途方に暮れたが、ボヤッとしていても仕方ない。

そこで、フィラとは反対側のイメロヴィグリ方面へ行ってみようということになった。時間はたっぷりあるので断崖の道を歩くことにした。

遠くから見たダナヴィラス。

散歩道。

教会。

まだオープンしていないホテルもある。イメロヴィグリは、イアと同じように高級リゾートホテルがいっぱいある。この辺に来る人は、ホテルライフを楽しむ人たちだから、ベランダで寝そべっていたり、本を読んだり、エステをしたりしている。欧米人は、意外にそんなことが好きだ。日本人はのんびりじっとしているのは苦手で、どこかへすぐ行きたくなる。

このホテル、各部屋ジャグジー付き、新婚、恋人向き最高。日本でもこんなホテル作れば流行ると思う。

断崖景色も場所が変わると見え方も変わってきて、初めて島に来たような気分になる。こちらはお土産屋もなくタベルナも少ないので、雰囲気は良い。今度来ることがあればこちら方面のホテルにしたい。それにしても、欧米人の次に中国人が多いな。意外と日本人がいない。ギリシャ人は僕らを中国人だと思って、「シェシェ」と言ってくる。ひと昔前は、外国へ行くと「アリガト」と日本語が飛び交っていたけれど、すっかり様変わりだ。現在の国際情勢が分かる。

1時間ぐらい歩いただろうか、ちょっと疲れたので一休み。そういえば昼食もとっていない、おじさん一人でやっているコヒーカフェに入ることにした。

そこでは、ビールとサンドイッチを注文した。リーズナブルで美味しかった。ギリシャではあまり加工しない食べ物の方がいい。

ふと窓の外を見ると、アメリカの西部劇に出てくるような岩山があった。切り立った断崖の岩山、その上に人がいるではないか。おじさんに「あそこ登れるの?」と聞くと「登れるよ。30分ぐらいかかるけどね」と言うのである。時間もあるし行ってみようということになった。

三日月の半島からいぼのように突き出た岩山、イアとフィラの中間にある。断崖を下りまた登る。トレッキングロードだ。

結構、急坂です。

下り終わったところにチョット開けた花畑があった。そこから望むサントリーニ島の断崖と海の景色は最高に美しかった。引き込まれるような海の碧さが恐ろしく美しい。

岩山へ続く道は細く人の踏み跡に過ぎない。踏み外せば海の底だ。こんな危険はところは、立ち入り禁止か、まして観光客は来ないだろう。ある欧米人に「君たちカップルは凄い」と言われてしまいました。

道も危険だが岩山の頂上に上る最後の2スッテップが最も危険だ。ほぼ垂直に3メートル登る。クライミングに近い。うちの奥さんよく上がったと思う。

頂上に立ちました。頂上からの眺め。

この体験は想像もしていなかったので、特別嬉しかった。やり遂げた達成感と頂上で観る景色は、多分、山登りをしている人の気持ちと同じなだろうなと思う。これは気持ちがいい。

帰り道も慎重に下りて着て、無事生還。もうそろそろ時間だ。歩いて帰るには、体力を相当消耗した。帰りはバスで帰ろう。もうバスのことは心配ない。バスストップで待っていればいつかバスは来る。

そんなことで、またホテルのレセプションに帰ってきた。あの口に合わなかった夕食の清算をして、迎えのタクシーで空港へ。

今日はアンラッキーがラッキーになった。神のお導きと言うやつかな。悪い事が有れば良い事がある。何事も腐らずに前向きに行動すれば、きっと良い事が有るということだ。また、学んだな。

男と女のサントリーニ島で、岩登りをしました。今日は最高に楽しかった。二人の絆も深まりました。めでたし。

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿