コニーエヴィンソンの去年出たアルバムを買ってみました。この人、アルバムごとに違った試みをしている。だから、アルバムとしては面白いと思う。どのジャズシンガーも一本調子では飽きられてしまうし、趣向を変えてアルバム作りをしてくる。この人も、スタンダード、ペギーリー、ジャンゴジプシージャズ、ビートルズ、ボサノバ、クリスマスソングと歌ってるけど、みんなそれぞれ楽しめる。
この人のアルバム、選曲がいい。曲順も飽きないように作られているし、アレンジも素敵でまとまっている。シンガーアルバムはバック演奏者がつまらないと、魅力も半減するが文句ない。
このアルバムにはないけど、utubeで聞ける「i will wait for you」は最高にいいです。この人、スタンダード歌わしたらピカイチじゃないですか。
もう一つはビートルズのナンバーをコニーエヴィンソンの解釈でジャズにしたアルバム。
これも、アレンジが洒落ていて楽しめる。出だしは、シタールの音がしてジョージハリソンを思わせるが、ポールのブラックバード。2曲目の「ウエイト」は最高にカッコイイ。この人。ポールが好きなんだな。
やはり買ってしまいました。どうしてもあの曲が聴きたくて。でもジャケットも素敵です。紙ジャケの折りたたみだけど洒落てる。
ボサノバ的なアルバムですが、スタンダードを歌ってます。出だしが「おいしい水」なので、ソフィーミルマンを思い出しましたが、やはりコニー風になっていてカッコイイです。もちろん、「アイウイルフォユー」は素敵です。好きなアルバムになりました。とても良いです。
CDのプリントも素敵だし、アルバムの幸せ感が伝わってくる。
ジャケットが良いと嬉しくなる。レコードやCDの良さはジャケットだよね。コニーエヴィンソン、ちょっとファンになってしまった。この人自分の道歩いてる。