ビルエヴァンスの美しい音楽は親しい人の死という悲しい出来事がありながらも、さらに冴え渡る。哀悼でもあり生きることの葛藤なのかもしれない。そして最後は自ら命を絶つ様にピアニストとして弾きながら倒れた。
晩年の作品を2枚買ってみました。麻薬で心も体もボロボロと言われながらも、軽快なタッチで弾いてます。
もう1枚、「you must believe in spring]」も繊細なタッチでエネルギッシュに弾いてます。
悲しくはない。希望の作品です。穏やかな日差し、木漏れ陽、平和な日常,留まることのない時間、未来。
多分、私がエバンスが好きなのは、音楽を通して人の脆さや優しさを共有できるからだと思う。