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「海外で見かけた日本車」シリーズの第583回目。
「カンボジア・ベトナム編(2017年)」です。
今日もトヨタからですが「アバンザ」の2代目モデル前期型をご紹介。
この車はトヨタとダイハツが実施した、新興国市場をターゲットにしたIMVプロジェクトから生まれたモデルです。
初代モデル(2004年~2011年)は新規開発のプラットフォームを使用、そのプラットフォームはダイハツの「ビーゴ」(トヨタの「ラッシュ」にも流用されました。
こちらの2代目モデルもプラットフォームは継続使用したままでのフルモデルチェンジ。
2011年からの販売です。
また、エンブレムのみが異なる兄弟車、ダイハツの「ソニア」が初代モデル、2代目モデルとも存在します。
大きさは、全長4140mm、全幅1660mm、全高1695mm、ホイールベース2655mm。
搭載されるエンジンはガソリン直4-1.3L、-1.5L となります。
※ダイハツ版は1.5L の代わりに1Lエンジンを設定。
トランスミッションは5速MT、4速AT、駆動方式はFR です。
生産はインドネシアのダイハツの工場、および、マレーシアのプロドゥア社でのノックダウン。
元々、インドネシアの主力車種であった「キジャン」がアジア経済危機の後、価格上昇してしまったことが、このモデルの開発につながっており、車格は下ながら買い易い価格のこのモデルの需要が増えています。
上にも記載した、エンブレムのみが異なる兄弟車というのはコストダウンにもつながり、今後は世界的にも広まっていくのかも知れません。
デザインは最近のトヨタ・ダイハツのコラボモデルに有りがちな感じで、日本国内で走っていても違和感が無いレベル。
ダイハツの「ブーンルミナス」(トヨタの「パッソセッテ」)の後継車種として販売するのも良いかも知れませんね。