ついにと言うか、やっと「インプレッサWRX STi」の試乗をしてきました!
※写真を撮り損なったので、「大阪モーターショー」の写真を掲載しています。
試乗は、こみ合っており、10分程度でディーラー近くを一回り、という状況でした。
よって、その中で短い時間の中で感じたことを書いてみます。
1.足廻りについて
よく言われる「足の柔らかさ」についてですが、確かにその通り。
先代の初期モデル(丸目ライト/STiプロドライブ仕様)にも試乗しましたが、それよりは明らかに柔らかくなっています。
その理由ですが、「タイヤの接地性を上げる」ことであると思います。
最新型の「ホンダ・TYPE R」であるシビック(FD2)でも、これまでのFF車では考えられないくらいに「リアタイヤ」が使える設定になっています(ただし、足を固めるという選択のため、ギャップで跳ねます)。
インプレッサでも同様に「タイヤを使いこなす」ということに重点が置かれていますが、そのアプローチは「初期の足廻りの動きで路面に追従する」ことを選択しています。
高速コーナー(または急なハンドリング)において、初期の車体の沈み込みはありますが、その後はダンパーが踏ん張ってくれる感じで、(私のような街乗りのレベルでは)問題なく曲がってくれます。
あと、副産物として、(ボディ剛性と相まっての)上質感や乗り心地の良さ(家族受けの良さ)が得られるのもセールスポイントになるかと思います。
2.ボディ剛性
リアに大きな開口部を持つ「ハッチバッグ」のボディとしては十分な剛性感があります。
心配は通常以上の使い方(サーキット、ジムカーナ、ラリー等)をしていった時の経年変化でしょうか。。。
3.エンジン性能
これはもう文句なし、というか「このパワーをどこで発揮するか(出来るか)?」の方が問題ですね。
気になる機構としては、レガシィに引き続きの採用となる「SI-ドライブ」があげられます。
これはスバル車のオーナーさんならご存知の「ターボが効いた途端、燃費が極端に悪化する(その分、速いのですが・・・)」という特性をなんとかしようというもの。
モードは次に示す3つがあります。
「インテリジェントモード」→燃費モードです。ターボ未使用だと「走らない」ので、過給とタイミングをなるべく遅くしつつ、バランスを取っています。
奥様を乗せての街乗りや通勤に使用するのに最適です。
実は、今回、試乗の時間が少なかったので、このモードは試さず。営業さんからの情報です。
「スポーツモード」→これが最も使うことになるモードでしょう。
308psのパワーを有効に使うという点では有効、と言うか、そもそも、そんなパワーは使いこなせないので・・・
現行モデルでは、その「しつけの良さ」により、308psを操っているという気持ちは希薄になります。
「スポーツ#モード」→非常にレスポンスが良くなり、アクセルに機敏に反応します。
私の感覚的には、もっともしっくりときました。
が、試乗レベルの走りなので、ちょうど良かったのか?
もしくは、レスポンスが良いのだから「使いこなせれば、こちらの方が安全、かつ速い?」
真相は不明ですが、「とくかく燃費が悪い」ことだけは確実です。
4.その他
「REVインジケータ」がついていました。
私は車に慣れてしまえば、スピードメーターもタコメーターも見ないたちなので、不要な気がしますが、競技用には便利かも知れません。。。
という感じで試乗を終了。
全体的には、「犠牲にする部分が少なく、かつ、凄い車!」という評価。
「車両本体価格が・・・」という問題もありますが、そこがクリアー出来るなら、間違いなくお勧めの1台です!
北米仕様のセダンです。
STiではありませんが。。。