tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

いつでもどこでもプリントアウトできるデータは扱いません

2005年07月13日 22時55分47秒 | DTP/Web
昨日は、フォントがあまり入っていないマシンを使わされ、今日締め切りなのに昨日の時点で3時間もロスを出し、昨日から今朝の朝にかけてかなり不安な時間をすごした。おかげで、ブログの更新が出来るような精神状態ではなかった。読者の皆様、スマヌ。

で、そのデータを午前中で仕上げた。A3サイズの一枚もので教材の説明書。イラストも多いが、文章部分も多く、組み版が非常に多い。ルールを書いた指示書もないから、以前の作品を元に構成する。文字のつめなどは、ほとんど手をつけないベタ組みだが、そのままだとスペースがなくなったりかっこ悪いので、文字送りや行送りに手をつける。昨日はフォントがなくて、デフォルトのフォントで出力していたが、G3からフォントの入ったG4のマシンに切り替えてみてみると、しっかりデザインが出来ている。やはり、フォントをたくさん持っていたほうがよりよくデザインが出来る。

一通り作って、出力してみると、細明朝に置き換わっている。上司に相談したが、やはりわからない。エキスパート試験の際に勉強したけど、ポストスクリプト対応のプリンターは、プリンターにもフォントのデータを入れておかなければならない。そうでないと使ったフォントで出力することが出来ない。OfficeのWordに入っている書体データの範疇では、電気屋でプリンターを買ってきてつなぐだけでプリントアウトすることが出来るが、他の市販フォントの大部分は、マシンとプリンターにフォントのデータをインプットしなければならない。最近出てきたオープンタイプフォントは、「ダイナミックダウンロード」というシステムが採用されていて、プリンターにフォントデータを置くのではなく、直接マシンから送るという仕掛けになっている。

今回のケースも一世代前のマシーンにデータがインプットされていないパターンだ。

だが、あきらめるにはまだ早い。PDFデータに書き出すことが出来れば、どこでも出力することが出来る。今日もその方法で乗り切った。

今日は印刷系の会社にありがちなトラブルに追われた日だった。