No.1テニス上達道場日記

テニスを通して感じたこと、学んだことなどを書いていきます。全然関係ないことも書くかも・・・

流れの中でプレーする方が簡単!?

2008年09月10日 | 身体の使い方・打ち方
おはようございます。柳原です。

全米オープン、フェデラーの優勝で終わりましたね!
フェデラーファンとしては、待ちわびていた復活の勝利でした。
準決勝の対ジョコビッチ戦、そして決勝の対マレー戦と、
全盛期のフェデラーを思わせる本当に美しいプレーでしたね。

他の選手と明らかに違う点は、”流れ”があること。
打つ前のタメがなく、動く流れの中でボールを打ちます。
止まらず、動いている力をそのままボールに伝えるので、力の無駄がありません。
また、テンポが早くなるので、相手選手がボールに追いつけなくなりますし、
フェデラー自身の次のショットへの対応が早くなります。

流れの中でボールを打つことは、一見難しいように思うかもしれませんが、
実は止まって打つより簡単だと僕は思います。
一度止まってしまうと、もう一度自分で力を出力しなければならないので大変です。
また、身体が止まることで脱力を保てず、どうしても力みが入りやすくなります。

テニスの動きを大まかに分けると上の三つに別れます。

①ボールに入っていく動作
②ショットを打つ動作
③次のショットへ向かう動作

僕自身が一番調子の良いときは、この三つの動作が全てつながっている感じがします。
そういうときは、身体がとても心地良く、良いボールが簡単に飛んでいきます。

逆に悪いときは、一つひとつの動作が切れてしまいます。
こういうときは良いボールが打てませんし、プレーをしていてとても疲れます。
感覚としては、1.5倍から2倍ぐらい疲れるでしょうか。
車を運転していて、赤信号に何回も引っかかるときと同じような感じです。

ショットを改善するとき、②のショットを打つ動作ばかりに注目してしまいますが、
実は流れを意識するだけで、自然と良い動作が引き出されることがよくあります。
自分自身の練習でも、レッスンでも体験したことがあるのですが、
とてもおもしろい現象ですよね。

もちろん逆もあって、②の動作が間違っているために、
全体の流れができないということもあります。
月並みですが、両方大事だということですね。

今月の練習会では、ショットを打つばかりでなく、
プレー全体の流れを体感できる内容にしたいと思います。
まだ空きがありますので、参加を希望される方はご連絡くださいね。
練習会の詳細はこちら↓です。
http://yanaharatennis.com/practice.html

それでは。

PS.今週末は熱海で行われるビーチテニス大会に参加してきます。
 添田豪選手も出ているというこの大会。
 いったいどうなっちゃうのでしょう!?