2017年 5月21日に レンタルバイク三河にてSV650をレンタルし
300キロほどツーリングしたのでインプレしたい。
当日のツーリングコース
性能
型式 2BL-VP55B
全長 / 全幅 / 全高 2,140mm / 760mm / 1,090mm
軸間距離 / 最低地上高 1,450mm / 135mm
シート高 785mm
装備重量 ※2 196kg
燃料消費率 ※3 国土交通省届出値：定地燃費値 ※4 37.5km/L（60km/h） 2名乗車時
WMTCモード値 ※5 26.6km/L（クラス3、サブクラス3-2） 1名乗車時
最小回転半径 3.0m
エンジン型式 / 弁方式 P511・水冷・4サイクル・90°Vツイン / DOHC・4バルブ
総排気量 645cm3
内径×行程 / 圧縮比 81.0mm×62.6mm / 11.2 : 1
最高出力 ※6 56kW〈76.1PS〉 / 8,500rpm
最大トルク ※6 64N・m〈6.5kgf・m〉 / 8,100rpm
燃料供給装置 フューエルインジェクションシステム
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑方式 ウェットサンプ式
潤滑油容量 3.0L
燃料タンク容量 13L
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 １速 2.461
２速 1.777
３速 1.380
４速 1.125
５速 0.961
６速 0.851
減速比（１次 / ２次） 2.088 / 3.066
フレーム形式 ダイヤモンドフレーム
キャスター / トレール 25°/ 106mm
ブレーキ形式（前 / 後） 油圧式ダブルディスク（ABS）・油圧式シングルディスク（ABS）
タイヤサイズ（前 / 後） 120/70ZR17M/C（58W）・160/60ZR17M/C（69W）
舵取り角左右 33°
乗車定員 2名
排出ガス基準 平成28年国内排出ガス規制に対応
価格 738,720円
SV650の主なスペックを間違いなく最大のライバルとなる MT-07、
日本ではSV650の前モデルとなる、グラディウス400と比較すると以下のようになる。
SV650 MT-07 グラディウス
全長（ｍｍ） 2140 2085 2130
軸間距離（ｍｍ） 1450 1400 1455
シート高（ｍｍ） 785 805 785
車重（KG） 196 182 206
パワー（PS/回転） 76/8500 73/9000 55/11000
トルク（NM/回転） 64/8100 68/6500 41/8500
燃料タンク（L） 13 13 14
ABS 有 有 有
価格（千円） 738千円 760千円 831千円
SV650の商品コンセプトとしては、
価格が高く失敗したグラディウスに改良を加えつつ、コストダウンし、
驚異の低価格、低重量のMT-07に対抗できるバイクに仕上げる
というものだと思うので、
私の現在の愛車であるMT-07と比較しながらインプレしていきたい。
エンジンフィーリング・高速性能
SV650に乗り出した瞬間の感想は、SV650がV型2気筒、
MT-07が直列2気筒とエンジンタイプは異なるが
「MT-07のエンジンフィーリングとそっくりだな」というものだった。
全体的な感想としては最後まで変わりないものの、
長く乗っていると、細かいフィーリングでは
トルクが太く乗りやすいSV650、
軽く吹き上がりスポーティーなMT-07と
微妙な違いを感じることができる。
特にSV650は3速、4速の低回転域からでも、粘り強く加速してくれるので
カタログに謳っているローRPMアシストの効果が体感できる。
高速性能については今回高速道路を利用しなかったのではっきりとは言えないが
MT-07同様、140キロでの巡行も問題ない性能があると予想できるが、
ウィンドウプロテクションについてもMT-07同様に皆無なので、
空気抵抗との戦いになることも予想できる。
ハンドリング・乗り心地
ハンドリングについてはMT-07ほどではないが、
軽量、コンパクトであるので軽快なハンドリングで、
MT-07はあまりに軽快すぎて落ち着きがないと感じるライダーには
SV650のハンドリングの方が好ましいかもしれない。
乗り心地については特に特筆すべき点はないが、
MT-07同様、シートのクッションが薄く、長距離ではお尻が痛くなるので、
ゲルザブを導入したほうが良いだろう。
取り回し
これもまた、MT-07ほどではないが軽量なので、
取り回しで苦労することはほとんどないだろう。
燃費
今回のツーリングでの燃費はリッター24キロほどで、
カタログ値より多少低いが誤差の範囲といえる。
カタログ上ではSV650がMT-07に対し2,3キロ燃費が良いが
実質的にはほぼ同等の燃費と言える。
古くからのエンジンの改良版で、かつ重量も重いSV650の燃費が、
完全新設計のエンジンで車重も軽いMT-07に対し同等以上のなのは、
大健闘といえる。
メーター・デザイン
メーターについてはGSX-S1000シリーズにも使用されている、
スズキ車共通のメーターで、機能的には全く問題はなく、
質感的にはMT-07を上回る。
デザインの好みついては、人それぞれだとおもうが、
この部分が、前モデルのグラディウスから一番コストダウンされた部分で
あまりにも華がないデザインだと個人的には感じる。
せめてヘッドライトがLED化されていれば、少しは新型感が感じられると
思うのだが、そうするとコストが上がりMT-07を下回る価格が
実現できなかったのだろう。
この辺りはマイナーチェンジで改良される可能性もあるので期待したい。
ただし、タンクについてはオールプラスティックのMT-07に対し、
スチール製でストライプも塗装されるなど相対的に高品質で、
マフラーについても存在をほとんど感じさせないMT-07に対し、
立派なマフラーが装着されているので、こちらを好むライダーも多いのではないか。
総評
MT-07と比較した場合、個人的に感じたSV650の長所・短所をまとめると
長所
・低速でもねばり、乗りやすいエンジン
・質感が高いメーター
・しっかり塗装されたオールスチールのガソリンタンク
・僅かだが、安い価格（ABS付きの場合）
短所
・相対的に劣るスポーツ性能
・10キロ程度重い車重
・あまりにも平凡なデザイン
となる。
もし私自身が、いまSV650かMT-07どちらを購入するか選ぶとすると、
かなり悩ましいがやはりMT-07を選ぶだろう。
SV650がMT-07を上回るポイントもいくつかあるが、
MT-07の超軽量ボディから発生する、軽快さは魅力的だし、
何より、平凡すぎて華のないSV650のデザインよりは
それなりに新しさを感じるMT-07デザインの方が好みであるところが大きい。
しかしながら、昔ながらのバイクの熟成で、完全新設計のMT-07とほぼ同等の
性能を発生させるスズキの手腕は見事といってよく。
可能なら両者の試乗、出来ればレンタルを勧めるが、
SV650の方のデザインが好みであるなら、SV650を選んでも全く問題はないほど、
両者の実力は拮抗している。
300キロほどツーリングしたのでインプレしたい。
 | DAYTONA(デイトナ) LEDフェンダーレスキット SV650 ABS(16) 92712 |
| デイトナ(Daytona) | |
| デイトナ(Daytona) |
 | キジマ(KIJIMA) エンジンガード ブラック SV650 2016年~ 405-235 |
| キジマ(Kijima) | |
| キジマ(Kijima) |
当日のツーリングコース
性能
型式 2BL-VP55B
全長 / 全幅 / 全高 2,140mm / 760mm / 1,090mm
軸間距離 / 最低地上高 1,450mm / 135mm
シート高 785mm
装備重量 ※2 196kg
燃料消費率 ※3 国土交通省届出値：定地燃費値 ※4 37.5km/L（60km/h） 2名乗車時
WMTCモード値 ※5 26.6km/L（クラス3、サブクラス3-2） 1名乗車時
最小回転半径 3.0m
エンジン型式 / 弁方式 P511・水冷・4サイクル・90°Vツイン / DOHC・4バルブ
総排気量 645cm3
内径×行程 / 圧縮比 81.0mm×62.6mm / 11.2 : 1
最高出力 ※6 56kW〈76.1PS〉 / 8,500rpm
最大トルク ※6 64N・m〈6.5kgf・m〉 / 8,100rpm
燃料供給装置 フューエルインジェクションシステム
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑方式 ウェットサンプ式
潤滑油容量 3.0L
燃料タンク容量 13L
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 １速 2.461
２速 1.777
３速 1.380
４速 1.125
５速 0.961
６速 0.851
減速比（１次 / ２次） 2.088 / 3.066
フレーム形式 ダイヤモンドフレーム
キャスター / トレール 25°/ 106mm
ブレーキ形式（前 / 後） 油圧式ダブルディスク（ABS）・油圧式シングルディスク（ABS）
タイヤサイズ（前 / 後） 120/70ZR17M/C（58W）・160/60ZR17M/C（69W）
舵取り角左右 33°
乗車定員 2名
排出ガス基準 平成28年国内排出ガス規制に対応
価格 738,720円
SV650の主なスペックを間違いなく最大のライバルとなる MT-07、
日本ではSV650の前モデルとなる、グラディウス400と比較すると以下のようになる。
SV650 MT-07 グラディウス
全長（ｍｍ） 2140 2085 2130
軸間距離（ｍｍ） 1450 1400 1455
シート高（ｍｍ） 785 805 785
車重（KG） 196 182 206
パワー（PS/回転） 76/8500 73/9000 55/11000
トルク（NM/回転） 64/8100 68/6500 41/8500
燃料タンク（L） 13 13 14
ABS 有 有 有
価格（千円） 738千円 760千円 831千円
SV650の商品コンセプトとしては、
価格が高く失敗したグラディウスに改良を加えつつ、コストダウンし、
驚異の低価格、低重量のMT-07に対抗できるバイクに仕上げる
というものだと思うので、
私の現在の愛車であるMT-07と比較しながらインプレしていきたい。
エンジンフィーリング・高速性能
SV650に乗り出した瞬間の感想は、SV650がV型2気筒、
MT-07が直列2気筒とエンジンタイプは異なるが
「MT-07のエンジンフィーリングとそっくりだな」というものだった。
全体的な感想としては最後まで変わりないものの、
長く乗っていると、細かいフィーリングでは
トルクが太く乗りやすいSV650、
軽く吹き上がりスポーティーなMT-07と
微妙な違いを感じることができる。
特にSV650は3速、4速の低回転域からでも、粘り強く加速してくれるので
カタログに謳っているローRPMアシストの効果が体感できる。
高速性能については今回高速道路を利用しなかったのではっきりとは言えないが
MT-07同様、140キロでの巡行も問題ない性能があると予想できるが、
ウィンドウプロテクションについてもMT-07同様に皆無なので、
空気抵抗との戦いになることも予想できる。
ハンドリング・乗り心地
ハンドリングについてはMT-07ほどではないが、
軽量、コンパクトであるので軽快なハンドリングで、
MT-07はあまりに軽快すぎて落ち着きがないと感じるライダーには
SV650のハンドリングの方が好ましいかもしれない。
乗り心地については特に特筆すべき点はないが、
MT-07同様、シートのクッションが薄く、長距離ではお尻が痛くなるので、
ゲルザブを導入したほうが良いだろう。
取り回し
これもまた、MT-07ほどではないが軽量なので、
取り回しで苦労することはほとんどないだろう。
燃費
今回のツーリングでの燃費はリッター24キロほどで、
カタログ値より多少低いが誤差の範囲といえる。
カタログ上ではSV650がMT-07に対し2,3キロ燃費が良いが
実質的にはほぼ同等の燃費と言える。
古くからのエンジンの改良版で、かつ重量も重いSV650の燃費が、
完全新設計のエンジンで車重も軽いMT-07に対し同等以上のなのは、
大健闘といえる。
メーター・デザイン
メーターについてはGSX-S1000シリーズにも使用されている、
スズキ車共通のメーターで、機能的には全く問題はなく、
質感的にはMT-07を上回る。
デザインの好みついては、人それぞれだとおもうが、
この部分が、前モデルのグラディウスから一番コストダウンされた部分で
あまりにも華がないデザインだと個人的には感じる。
せめてヘッドライトがLED化されていれば、少しは新型感が感じられると
思うのだが、そうするとコストが上がりMT-07を下回る価格が
実現できなかったのだろう。
この辺りはマイナーチェンジで改良される可能性もあるので期待したい。
ただし、タンクについてはオールプラスティックのMT-07に対し、
スチール製でストライプも塗装されるなど相対的に高品質で、
マフラーについても存在をほとんど感じさせないMT-07に対し、
立派なマフラーが装着されているので、こちらを好むライダーも多いのではないか。
総評
MT-07と比較した場合、個人的に感じたSV650の長所・短所をまとめると
長所
・低速でもねばり、乗りやすいエンジン
・質感が高いメーター
・しっかり塗装されたオールスチールのガソリンタンク
・僅かだが、安い価格（ABS付きの場合）
短所
・相対的に劣るスポーツ性能
・10キロ程度重い車重
・あまりにも平凡なデザイン
となる。
もし私自身が、いまSV650かMT-07どちらを購入するか選ぶとすると、
かなり悩ましいがやはりMT-07を選ぶだろう。
SV650がMT-07を上回るポイントもいくつかあるが、
MT-07の超軽量ボディから発生する、軽快さは魅力的だし、
何より、平凡すぎて華のないSV650のデザインよりは
それなりに新しさを感じるMT-07デザインの方が好みであるところが大きい。
しかしながら、昔ながらのバイクの熟成で、完全新設計のMT-07とほぼ同等の
性能を発生させるスズキの手腕は見事といってよく。
可能なら両者の試乗、出来ればレンタルを勧めるが、
SV650の方のデザインが好みであるなら、SV650を選んでも全く問題はないほど、
両者の実力は拮抗している。
 | Puig(プーチ) エンジンスポイラー(ENGINE-SPOILER) カーボンルック SUZUKI SV650/SV650S(99-08)/DL650 VSTROM(04-11) puig-1633C |
| Puig(プーチ) | |
| Puig(プーチ) |
 | キジマ(Kijima) LEDウインカー TRL2タイプ クリアレンズ SV650/ABS 219-5171 |
| キジマ(Kijima) | |
| キジマ(Kijima) |
 | キジマ(Kijima) フェンダーレスキット スチール ブラック '16-SV650 315-061 |
| キジマ(Kijima) | |
| キジマ(Kijima) |
 | SW-MOTECH: SLC サイドキャリア(右側) Suzuki SV650 (15-) | hta-05-670-11000 HTA.05.670.11000 |
| SW-MOTECH(エスダブリュモーテック) | |
| SW-MOTECH(エスダブリュモーテック) |
 | MRA(エムアールエー) スクリーン スポイラー クリア SV650(16-17) MS458C |
| MRA(エムアールエー) | |
| MRA(エムアールエー) |
 | キジマ(Kijima) フロントスクリーン メーターバイザー スモーク SV650 ABS 305-472 |
| キジマ(Kijima) | |
| キジマ(Kijima) |
 | キジマ(KIJIMA) ヘルメットロック SV650 2016年~ ブラック 303-1581 |
| キジマ(Kijima) | |
| キジマ(Kijima) |
 | キジマ(Kijima) リアキャリア ブラック '16-SV650 210-239 |
| キジマ(Kijima) | |
| キジマ(Kijima) |
 | ヨシムラ(YOSHIMURA) スリップオンマフラー R-77J サイクロン EXPORT SPEC SMC [エキパイ]ステンレス/[サイレンサーカバー]メタルマジック カーボンエンド SV650ABS L6 110-169-5W20 |
| ヨシムラ(YOSHIMURA) | |
| ヨシムラ(YOSHIMURA) |
 | Puig 8564C RADIATOR COVER SUZUKI SV650 (16-18) プーチ カウル サイドカバー |
| プーチ(Puig) | |
| プーチ(Puig) |
 | Puig 8926F NEW GENERATION [DARK SMOKE] SUZUKI SV650 (16-18) プーチ スクリーン カウル |
| プーチ(Puig) | |
| プーチ(Puig) |
 | アクティブ(ACTIVE) フェンダーレスキット ブラック LED ナンバー灯付属 SV650 ABS 16 1155038 |
| アクティブ(ACTIVE) | |
| アクティブ(ACTIVE) |
 | シックデザイン(CHIC DESIGN) ガイラシールド M スモーク SV650 SV400 GS49M/2 スクリーン |
| シックデザイン(CHIC DESIGN) | |
| シックデザイン(CHIC DESIGN) |
 | キジマ(Kijima) バッグサポート ブラック 左右セット ブラック SV650 ABS 210-482 |
| キジマ(Kijima) | |
| キジマ(Kijima) |
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