
2017年6月4日にKTM RC390 をレンタルバイク名古屋南にて
レンタルし250キロ程度ツーリングしたのでインプレしたい。
ツーリングコース

性能
エンジン
エンジン型式 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
総排気量 373.2㏄
ボア×ストローク 89×60㎜
最高出力 32KW(44HP) / 9,500rpm
最大トルク 35NM / 7,250rpm
圧縮比 12.5:1
始動方式 セル式
変速機 6速
燃料供給方式 BOSCH製電子制御フューエルインジェクション
潤滑方式 オイル圧送式
一次減速比/二次減速比) 30:80/15:45
クラッチ 湿式多板式
マネージメント/イグニッション BOSCH製EMS
シャシー
全長/ 全幅/ 全高 1,995 / 705 / 1,099㎜
フレーム トレリスフレーム(パウダーコート)
サブフレーム スチール
ハンドルバー スチール クリップオンハンドル
フロントサスペンション WP倒立フォークΦ 43㎜
リアサスペンション WPモノショック
サスペンションストローク(F/R) 125 / 150㎜
ブレーキ(F) ディスクブレーキ(BOSCH 9M ABS)300㎜
ブレーキ(R) ディスクブレーキ(BOSCH 9M ABS)230㎜
ホイール(F/R) 3.00×17″ / 4.00×17″
タイヤ(F/R) 110/70ZR-17" / 150/60ZR-17
サイレンサー ステンレススチール
キャスター角 66.5°
ホイールベース 1,340±15㎜
最低地上高(無負荷) 178.5㎜
シート高 820㎜
燃料タンク容量 約10L
車両情報(燃料含まず) 約147㎏
乗車定員 2名
カラーバリエーション ホワイト
保証期間 2年間
生産国 インド
メーカー希望小売価格 (本体価格:8%消費税込) 662,600円
今回私がレンタルしたのは2016年式で、
2017年式で排ガス規制に対応するため
マフラーを大型化するなど、多少仕様が変更されているが、
大きな部分での変更はないようだ。
RC390の主なスペックを、国産では一番性能が近い YZF-R3と
(私はYZF-R25しかレンタルしたことはないが)
同じ400CC単気筒ということで
私の以前の愛車 XR400モタードと比較すると以下のようになる。
RC390 YZF-R3 XR400
全長(mm) 1995 2090 2130
軸間距離(mm) 1340 1380 1450
シート高(mm) 820 780 855
車重(KG) 147 169 145
パワー(PS/回転) 44/9500 42/10750 30/7000
トルク(NM/回転) 35/7250 30/9000 33/5500
燃料タンク(L) 10 14 9.7
ABS 無 有 無
価格(千円) 662千円 631千円 651千円
エンジンフィーリング
乗り始めてまず受けた印象は「トルクが薄いな」というものであった。
同じ400CC単気筒のXR400は低速トルクについては、大型並みだったが、
RC390は250Cのバイクと同等もしくはそれ以下のトルクしか感じられない。
その代わり、アクセルをひねれば単気筒とは思えないほど軽く吹き上がり、
大きな振動もなく、高回転域に達する。
このエンジンフィーリングからもRC390が街乗りなどの実用性をある程度犠牲にして
スポーツ性能に特化していることが感じられる。

高速性能
先に説明したように、トルクは薄いが高回転域までエンジンがスムーズに回るため、
楽々とはいかないが140キロ巡行も可能で、最高速は150キロ以上出そうな雰囲気であった。
当日、風が強かったこともあるが、タイヤが細く、
車体も軽いため安定感には多少不安を感じたので、
気持ちよく巡行できるのは120キロ~130キロという印象だった。
ハンドリング・乗り心地
ハンドリングは軽い車体の効果もあって軽快で、
バンク角もたっぷりあるので、ワインディングで
存分にスポーツ走行を楽しめる。

愛車のYZF-R1でよく走るワインディングをRC390で走ると、
R1では1速・2速ですべて足りてしまうが、
RC390では1速・2速はすぐにレブリミットに達するので、
3速・4速の高回転域まで使用することになり、
R1で走るのとはまた違った楽しみ方ができる。
ただクラッチの硬さは、大排気量のバイクとほとんど差がないにも係わらず、
シフトチェンジの頻度は大幅に増加するため、
ツーリング終盤になると左手の握力がかなり苦しい状態となってしまう。
ブレーキについては握り始めからがっつり効くタイプでなく
しっかり握りこんで、ブレーキングするセッティングで、
多少効きが弱く感じることもあったが、
そこまで大パワーでないRC390で細やかなブレーキングをするには
この設定の方がマッチしているのだろう。
ライディングポジションについては、今まで乗ってきたバイクの中でも、
リッター SS や 600CC SSに次ぐ(とはいっても大きな差があるが)くらい低く、
そこそこに前傾姿勢となるので、慣れるまでは多少きつく感じるかもしれない。

取り回し
R3と同じく、ハンドルが低いのが多少難点だが、
軽量なので取り回しに困ることはないだろう。
燃費
エンジンを回しまくったので、あまり期待していなかったが、
今回のツーリングでの燃費はリッター27キロ程度と
なかなかの高燃費を達成したのは大きな驚きであった。
しかし外車の常で、使用するガソリンはハイオクであることは、
国産車に対する短所といえる。

メーター、デザイン
メーターは旧型の125DUKE等と共用のデジタルメーターで、回転数、速度、
燃料計、水温計、時計等に加えて、ギアポジション、航続可能距離も表示されるので
味気はないが、機能的には問題はない。
デザインについては、ニンジャ250が正統派イケメン、R3が個性的イケメンだとすれば、
RC390は70年代のロボットアニメ顔というか、びっくりどっきりメカ風というか、
かなり個性的で、多くのライダーをふるいにかけるデザインだと言える。


総評
690DUKEのインプレでMT-07と比較したときも同じようなことを言ったのだか、
RC390とYZF-R3を比較した場合、
信頼性(今回のツーリングでもRC390は交差点でニュートラルに入れたとき突然エンストし、
1分程度再起動できなかった)、コストパフォーマンス(RC390も頑張っているとは思うが)
街乗りを含めた汎用性など各面でRC390に勝ち目は薄いが、
ほかに大型バイクを持っていて、セカンドバイクとしてもっと気軽に乗れて、
個性的なバイクがほしいというケースでは、
RC390は単気筒エンジンで、スポーツ走行に特化という他にない個性的があり、
おおいにライディングが楽しめるバイクなので、
選択肢の一つとして、検討する価値がある機体である。
レンタルし250キロ程度ツーリングしたのでインプレしたい。


ツーリングコース

性能
エンジン
エンジン型式 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
総排気量 373.2㏄
ボア×ストローク 89×60㎜
最高出力 32KW(44HP) / 9,500rpm
最大トルク 35NM / 7,250rpm
圧縮比 12.5:1
始動方式 セル式
変速機 6速
燃料供給方式 BOSCH製電子制御フューエルインジェクション
潤滑方式 オイル圧送式
一次減速比/二次減速比) 30:80/15:45
クラッチ 湿式多板式
マネージメント/イグニッション BOSCH製EMS
シャシー
全長/ 全幅/ 全高 1,995 / 705 / 1,099㎜
フレーム トレリスフレーム(パウダーコート)
サブフレーム スチール
ハンドルバー スチール クリップオンハンドル
フロントサスペンション WP倒立フォークΦ 43㎜
リアサスペンション WPモノショック
サスペンションストローク(F/R) 125 / 150㎜
ブレーキ(F) ディスクブレーキ(BOSCH 9M ABS)300㎜
ブレーキ(R) ディスクブレーキ(BOSCH 9M ABS)230㎜
ホイール(F/R) 3.00×17″ / 4.00×17″
タイヤ(F/R) 110/70ZR-17" / 150/60ZR-17
サイレンサー ステンレススチール
キャスター角 66.5°
ホイールベース 1,340±15㎜
最低地上高(無負荷) 178.5㎜
シート高 820㎜
燃料タンク容量 約10L
車両情報(燃料含まず) 約147㎏
乗車定員 2名
カラーバリエーション ホワイト
保証期間 2年間
生産国 インド
メーカー希望小売価格 (本体価格:8%消費税込) 662,600円
今回私がレンタルしたのは2016年式で、
2017年式で排ガス規制に対応するため
マフラーを大型化するなど、多少仕様が変更されているが、
大きな部分での変更はないようだ。
RC390の主なスペックを、国産では一番性能が近い YZF-R3と
(私はYZF-R25しかレンタルしたことはないが)
同じ400CC単気筒ということで
私の以前の愛車 XR400モタードと比較すると以下のようになる。
RC390 YZF-R3 XR400
全長(mm) 1995 2090 2130
軸間距離(mm) 1340 1380 1450
シート高(mm) 820 780 855
車重(KG) 147 169 145
パワー(PS/回転) 44/9500 42/10750 30/7000
トルク(NM/回転) 35/7250 30/9000 33/5500
燃料タンク(L) 10 14 9.7
ABS 無 有 無
価格(千円) 662千円 631千円 651千円
エンジンフィーリング
乗り始めてまず受けた印象は「トルクが薄いな」というものであった。
同じ400CC単気筒のXR400は低速トルクについては、大型並みだったが、
RC390は250Cのバイクと同等もしくはそれ以下のトルクしか感じられない。
その代わり、アクセルをひねれば単気筒とは思えないほど軽く吹き上がり、
大きな振動もなく、高回転域に達する。
このエンジンフィーリングからもRC390が街乗りなどの実用性をある程度犠牲にして
スポーツ性能に特化していることが感じられる。


高速性能
先に説明したように、トルクは薄いが高回転域までエンジンがスムーズに回るため、
楽々とはいかないが140キロ巡行も可能で、最高速は150キロ以上出そうな雰囲気であった。
当日、風が強かったこともあるが、タイヤが細く、
車体も軽いため安定感には多少不安を感じたので、
気持ちよく巡行できるのは120キロ~130キロという印象だった。
ハンドリング・乗り心地
ハンドリングは軽い車体の効果もあって軽快で、
バンク角もたっぷりあるので、ワインディングで
存分にスポーツ走行を楽しめる。



愛車のYZF-R1でよく走るワインディングをRC390で走ると、
R1では1速・2速ですべて足りてしまうが、
RC390では1速・2速はすぐにレブリミットに達するので、
3速・4速の高回転域まで使用することになり、
R1で走るのとはまた違った楽しみ方ができる。
ただクラッチの硬さは、大排気量のバイクとほとんど差がないにも係わらず、
シフトチェンジの頻度は大幅に増加するため、
ツーリング終盤になると左手の握力がかなり苦しい状態となってしまう。
ブレーキについては握り始めからがっつり効くタイプでなく
しっかり握りこんで、ブレーキングするセッティングで、
多少効きが弱く感じることもあったが、
そこまで大パワーでないRC390で細やかなブレーキングをするには
この設定の方がマッチしているのだろう。
ライディングポジションについては、今まで乗ってきたバイクの中でも、
リッター SS や 600CC SSに次ぐ(とはいっても大きな差があるが)くらい低く、
そこそこに前傾姿勢となるので、慣れるまでは多少きつく感じるかもしれない。


取り回し
R3と同じく、ハンドルが低いのが多少難点だが、
軽量なので取り回しに困ることはないだろう。
燃費
エンジンを回しまくったので、あまり期待していなかったが、
今回のツーリングでの燃費はリッター27キロ程度と
なかなかの高燃費を達成したのは大きな驚きであった。
しかし外車の常で、使用するガソリンはハイオクであることは、
国産車に対する短所といえる。

メーター、デザイン
メーターは旧型の125DUKE等と共用のデジタルメーターで、回転数、速度、
燃料計、水温計、時計等に加えて、ギアポジション、航続可能距離も表示されるので
味気はないが、機能的には問題はない。


デザインについては、ニンジャ250が正統派イケメン、R3が個性的イケメンだとすれば、
RC390は70年代のロボットアニメ顔というか、びっくりどっきりメカ風というか、
かなり個性的で、多くのライダーをふるいにかけるデザインだと言える。









総評
690DUKEのインプレでMT-07と比較したときも同じようなことを言ったのだか、
RC390とYZF-R3を比較した場合、
信頼性(今回のツーリングでもRC390は交差点でニュートラルに入れたとき突然エンストし、
1分程度再起動できなかった)、コストパフォーマンス(RC390も頑張っているとは思うが)
街乗りを含めた汎用性など各面でRC390に勝ち目は薄いが、
ほかに大型バイクを持っていて、セカンドバイクとしてもっと気軽に乗れて、
個性的なバイクがほしいというケースでは、
RC390は単気筒エンジンで、スポーツ走行に特化という他にない個性的があり、
おおいにライディングが楽しめるバイクなので、
選択肢の一つとして、検討する価値がある機体である。
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