広島一敷居の低いインテリアコーディネーターのここ20年間の記録。

うっかり木工所に嫁いでから走り抜けた20年の記録。気づいたら、医療系から転身してインテリアのプロになってましたとさ。

13人のひ孫に囲まれて。

2012-09-12 15:52:45 | 子育て
キリンラガービールが大好きだった実家のおじいちゃんが逝ってしまいました。

もうちょっとで満86歳の誕生日だったのにナ。

子ども3人とその連れ合い
孫が7人とその連れ合い
そしてひ孫がナント13人も勢ぞろい。
誰一人欠けることなく全国あちこちから駆け付けて
みんなでそろってお別れすることができました。

広島に出てくるまでずっと一緒に住んでいたおじいちゃん。
共稼ぎの兼業農家なのでいつも不在の父母だったので
日が暮れたら山から帰ってきて
いつも私たち姉弟の一番近くに座ってたのはおじいちゃんでした。

テレビアニメを見ている傍らで、
宿題している傍らで、
いつだってキリンラガー片手に・・・そこにいました。

大相撲が始まるとチャンネル争いに負けて、アニメが見れないのが嫌だったっけ。

そんな風にいつもすぐそばで育ててくれたおじいちゃんとのお別れだったので
久々にたくさんたくさん泣きました。
水分出し尽くしました。
そんでもって、
水分補給はもちろん?ビール(苦笑)
ビールの大好きなおじいちゃんだったねぇ、と数々のエピソードを語りながら
子も孫も、みんなそろってビールを浴びるほど飲んだお葬式 
空き缶空き瓶の数がはんぱなかったです。

おじいちゃんがこの世に残していった財産は
顔色ひとつ変えずにいくらでも飲み続ける、たくさんの痛快な大酒飲みたちと
かわいい13人のひ孫ちゃんたちでした。

この子たちが12番目と13番目のひ孫です↓

小学校6年から赤ちゃんまでずらり13人も集まると
さながら、テレビにでてくる大家族状態で大騒ぎ!!


盆や正月に、子や孫が集まるのをとても楽しみにしていたおじいちゃん。
無口な人だったけど、ぽろっと面白いことを言う人でした。

「みんな、おそろいでこりゃ何事ですかな?
 あ、わしの葬式かいな・・・
 ありゃりゃ、こりゃ、まいったまいった。はっはっはっ」

今にもそう言いながらおじいちゃんが廊下を歩いてきそうな
気がしてなりませんでした。

田舎なので、自宅でのお通夜とお葬式です。
母と私と弟のお嫁さんは、ひたすらに食事を作リ、お茶とビールをだし続けて
睡眠もほどほどに三日三晩。
さすがに、疲れましたが
いつもの食卓に、ふと故人が座って笑っていそうな雰囲気の中で
みんなでわいわいがやがやと見送ることができたのは
自宅葬のいいところだなぁとつくづく思いました。

が、重ね重ね、疲れましたけどね。。。(飲み疲れ?!)


ひいばあちゃんを囲んで13人のひ孫たち


64年間連れ添ったおじいちゃんがいなくなって、さみしくなったけど
元気出してがんばってね!!
長い間、看病お疲れ様でした。

私も夫をあんなふうに懇切丁寧に看取ることができるのだろうか?
そして、その結果残されてさみしい思いをしないといけないなんて・・・
夫婦って、先に死んだもん勝ちのような気がしてなりませんでした。



コメント (8)
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