広島一敷居の低いインテリアコーディネーターのここ20年間の記録。

うっかり木工所に嫁いでから走り抜けた20年の記録。気づいたら、医療系から転身してインテリアのプロになってましたとさ。

ボクはまた ためればいいから。

2011-03-16 20:33:30 | 子育て
金曜日の午後。
会社でPCにむかってお仕事してたらyahoo!のトップページに出た地震速報。

「あら、大きな地震あったみたい」

ツイッターに目をやると、
関東地方でも数分揺れつづけた、とか 死ぬかと思った とか。
お台場から火がでてるとか。
次々と、おそろしいつぶやきが主に関東地方からアップされてました。

仙台で地震のはずなのに、東京でもこんな大変ってことは。。。。


ただならぬ不安を感じて
なんとか、テレビが見れないものかと、画策。。。(うちの会社テレビ無いので)

私のアイフォンはワンセグ対応してないし・・・
ネットでテレビ見れんかなぁと思ってると
ツイッターから
ネットでNHKの放送が配信されてる、という情報をゲット!

あわててそのURLをクリックしてみたら
目の前に現れた映像が、、、、
あの、名取市の津波、ヘリからのライブ映像でした。

向かいのデスクにいた義母に
「これ見て!」と思わず叫んで、
二人して
ボーゼンとパソコンの画面を見ていました。


道路を車が走って逃げているのに
後ろからじわじわとせまってくる津波。

「逃げて!!!」

次々とのみこまれていく車、家、ビニールハウス。

「あ、あのトラックの荷台、人が立ってる!」


今、これが、まさにリアルタイムでこの日本でおこっていることとは・・・。

見ていて足が震え、胸がドキドキして涙ぐんでいました。
あの映像を、見てしまうと
被害の甚大さが普通じゃないこと、とてもとても沢山の方が巻き込まれていることが簡単に想像がつきました。

そこに
ちょうど、出先からラジオを聞きながら帰ってきた義父。


「おい、ちょっとすごい地震があったらしいぞ
 東北の、うちの家具の取り扱い店さん、大丈夫か電話してみようか」

と・・・


思わず出たことばは

「電話しちゃ、だめ!
 この地震、いままでの日本最大の地震だから!」


それを聞いて、まさかそこまでと思っていない義父


へ?


という表情でした。


あれから
5日間

くりかえしくりかえしテレビで流される凄惨な光景。
もう、私もテレビ見なきゃいいのに、ついついテレビをつけては
胸が痛み、幼子が映っては涙ぐみの繰り返し。

もう、テレビ見るのも苦しいし
特に親戚縁者が被害にあったりということはないのだけれど
日々の生活に対しても前向きな気持ちなんてちっともわいてこないし
うつうつとした日々をすごしてます。

大人はそんなんだけど、
今、7歳と5歳の我が子たち。
いったい、この繰り返される報道がどう目に映っているのかしら?
とふと思って、先日、二人を並べてちょっと聞いてみました。

いまいち、わかってなさそうな感じで、興味もなさげ。
まだ小さいからわからんのも無理ないわな、と思って
とりあえず、
「今、被害にあっていない私らにできることは
 食べ物がなくて困ってる人にお金を送ってあげることだけみたいよ」
と話しました。


そうすると息子@1年生から意外な言葉が帰ってきました。

「ぼく、お金、あげよっかな」とぽつり。

うちの息子といえば、ケチケチ星人。
お小遣いをもらいはじめて9か月、まったく使わずにためていて
いくらたまったかを眺めては、ニヤケるのが趣味のような子です。


これには、母ちゃん、びっくり!



「ほんとに?
 おこづかい、減ってしまってもいいの?」

と聞くと

「ぼくは また、ためればいいから」 とあっさりと。



そっか。
また、ためればいいよね・・・。

何も言わないけれど子どもながらに
テレビを見つめながら、なにかしらただならぬ感は感じていたのでしょうか。


昨日、さっそく近所のスーパーの募金箱へ
お小遣い3か月分にぎりしめて、募金してきました。


その、募金につきそった父ちゃん@同じく超ケチケチ星人

まさか、1年生と同じ額ではまずかろうと父親のプライドにかけてなのか(?)
 えいや~っと、募金してきたそうです。


母ちゃんは、
ちょっと、えいやーっとは募金できないので
スーパーに行くたびに、ちまちまと(ほんとちまちまと・・)
息が長く小銭募金を続けれればと思っております。


寒い夜です。
一刻も早く、取り残されている方々が救助されますように。







コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする