北の国の人生ノート

これからの人生を有意義に生きていくための道程。自分で自分のために書く日記です

僕ら親は、何を子供社会にするべきか?

2006-11-04 | 趣味
今朝の読売新聞の編集手帳を読んだ
次のようなことがかいてあった。

桂小金治さんは前座のころ、
柳家小三治(のちの五代目小さん)さんの
自宅へ毎日稽古(けいこ)に通った。
弟子でもない若者に懇切に噺(はなし)を教え、終わると、
白いご飯を食べさせてくれた。
終戦から数年、まだ食糧難のころで、
小金治さんは毎度の銀シャリが楽しみであったという.
ある日、いつものように満腹になって帰る途中、
忘れ物に気づいて戻ると、小三治夫妻が子供と昼飯を食べていた。
サツマイモだった。小金治さんはとまどい、
胸をつかれ、帰りの電車で泣いたという
申し訳なさに、もう稽古に通うのをやめようと思い、
師匠の桂小文治さんに相談した。師匠は言った。
「大バカやな、お前は。小三治はお前に落語を教えているんやないで。
落語ちゅうもんを、この世に残しているんやないか」と教わり、
芸を受け継いだ人がやがて、おのが食を削ってまで次の世代にそれを引き継ぐ。
 自分だけがよくなることは、ない。
今の生活レベルを落としたくなくて子供を作らないと言う
みんな順番に大人になる。そうして人類は、何百万年も
続いている。大人が、親が子供を守っているから
続いているのだと思う。朝刊を見て僕ら大人が
教えていないことがたくさんある。その前に
僕らが気づいていなければならないことが沢山ある。