去年の年末の恵比寿リキッドルーム以来久々のゆら帝のライブ!
行ってきました!渋谷のAX!
ライブ前にお約束のTシャツをゲットし(終演後は売り切れてました)、
ワクワクしながら公演を待つこと、一時間余り。
シンセサイザーの不気味な音と共にメンバー登場!
そしてそのシンセサイザーの音のまま、一曲目「2005年世界旅行」で開演!
そして立て続けに新作「Sweet Spot」から4~5曲演奏。
特筆すべきは、あまり新作では過激なファズなどは聞くことが出来なかったのが、
ライブならではで、開演後数曲でファズのぶっといソロが披露されたこと。
「スタジオ作では抑制された音を目指した」といってた坂本氏だが、
ライブではそんなことお構いなしに格好良いソロをキメキメでした!
アルバム『Sweet Spot』の肉体化とも言うべき素晴らしいライブテイク。
CDとは異なり、どこへ行くか分からないぶっとんだファズのソロ
(坂本氏もどこへ行くか分からないぶっとんだアクション!)
が入るので、見ている側もこの次どうなるの?と本当にワクワクしながら
ライブを楽しみました。正直こっちの方が断然格好良いぞ!
『Sweet Spot』からのアグレッシブなナンバー「はて人間は?」や「貫通前」の
流れからそのまま「夜行性の三匹」などの昔の曲へ。
ここでは何と『3×3×3』から「昆虫ロック」や「アイツのテーマ」、
『ミーのカー』からは「19か20」などが演奏されました!!
やはり個人的には一番大好きなこの頃の楽曲が演奏されると、
もう否が応でもテンションあがっちゃいます!
他にも今までライブで聞くことが出来なかった『しびれ』の「時間」が
ライブで聞くことが出来たので非常に嬉しかった。
しかもスタジオバージョンとは異なり、ファズも入ったりテンポもコロコロ
変わったりと変幻自在で、これもすごく格好良かったです!
途中再び『Sweet Spot』ナンバー「タコ物語」(この曲も凄くロックしてました!)
をはさみつつ、最後はCDと同じく「宇宙人の引越し」で終了。
結局なんと『Sweet Spot』からは全10曲中8曲演奏と、新作ツアーの名に恥じない
内容でした。ライブで演奏されなかった2曲は「スィートスポット」と
「ソフトに死んでいる」でした。演奏も毎度のことながら非常に力強く、
つくづくライブバンドだなぁと思ってしまいました。
先ほども述べましたが、ライブで演奏される『Sweet Spot』の曲の数々、
断然こっちの方がいいです。今回CD聞いて買わなかった人も是非ライブに行って
見てください。以前よりも確実にロックしているのが端的にわかるはずです!
個人的なことをいうと、楽器を演奏する者のサガで、
「ライブを単純にライブとして見ることが出来ない」
つまり「どうしても音が分離して聞こえて各奏者の動きが非常に気になる」訳ですが、
まぁそうじゃない人も勿論多いとは思いますが、私の回りのプレイヤー達は
やっぱりそう聞こえてしまう者が多いです(といってもプロでもなんでもないですが・・・)
今回も勿論そうでしたが、彼等のライブではそのことが逆に凄く面白いということがある。
たとえば、「ザ・コミュニケーション」では最初ギターとベースがリフをユニゾンで
奏でているのが、次の段階ではギターだけリフで、ベースはルート音のみを奏でる。
更にその次はベースだけリフを弾き、ギターは何もしないといったように、
CDとは全く違うパターンをとっている。
同じフレーズは弾かないという亀川千代氏のベースはライブでこそ生きる。
ソロの時などは私も含めて坂本氏の音とパフォーマンスに注目しがちですが、
普通の歌の時、坂本氏がコードで歌っているときのベースラインなんて本当凄い。
CDでは弾いてない物凄くブリブリしたベースラインを聞くことが出来る。
坂本氏も相も変わらず超絶ファズは健在でした。オンとオフの切り替えが非常に見事で、
ファズのスイッチが入る瞬間、見ているこっちのアドレナリンのスイッチも見事に入る。
本当に素晴らしい。ただ今回ファズを踏み逃した箇所が一箇所ありました。
ちょっと笑えたけど、そんなところもほほえましく見えました。
彼はチョーキングタイプのギタリストではなく、コードでソロを構成したり、
細かなフレーズでソロをきっちり構成したりするタイプのギタリストだと
思いますが今回は更に磨きがかかった様な気がしました。
それは「昆虫ロック」など昔の曲だとなお更際立っていました。
それでいてファズがかかった時にはそれこそベルベッツ直系な訳の分からない
ゴチャゴチャグチャグチャな感じになるのだから、たまらない。
ライブを見つつベルベッツやクイックシルバー・メッセンジャー・サービスなどが
頭に浮かびました。彼のギターはホント格好いい。
そして今回のライブで一番目立っていたといっても過言ではないのが、
柴田一郎氏のドラム。坂本氏が最近の色々なインタビューでも語っている通り、
新作でもドラムはかなり目立っていますが、非常に調子がいいのかライブでも
凄かったです。同じテンポの中でちょっとドラムだけリズムをずらしてみたり、
ハットの使い方がやたら印象に残ったり、オカズの入れ方が変わっていたり、
バンドが未知の領域に踏み込んでいくときこそが彼の真骨頂でなにかを試みているかの
ごとく変幻自在にパターンを紡ぎ出す。この感じはあえて例えるなら、
ZEPPのジョン・ボーナム(特に中期以降の彼)に似ている。
左利きということで、ドラムのセッティングも普通の人とは逆なので、見た目の
インパクトもあるが、今回はそれ以上にリズムパターンが興味深く素晴らしかった。
とまぁ思わず長々と書いてしまいましたが、ライブの興奮を伝えるって本当に難しいです。
もう要は「凄い良かったよ!」「素晴らしかったよ!」で済む話なんですけどね。
それだけに私のこの拙い文章であの素晴らしかった雰囲気を伝えられたか心配ですが、
もし何かを感じて下さった方やこれを読んでライブに行きたくなった方など
いっらしゃいましたら足跡を残していってください。
これから彼らは全国ツアーに出発です。関東では、7/25と9/4にライブがあります。
チケットはいつも争奪戦ですが、まだライブに行ったことがない人は是非行ってみる事を
おすすめします!おそらくライブの次の日からいつもと違った日常が
始まっていることでしょう!ゆら帝最高!
(写真は25日のものではなく、2004年のライブから。ネットで拾いました)
行ってきました!渋谷のAX!
ライブ前にお約束のTシャツをゲットし(終演後は売り切れてました)、
ワクワクしながら公演を待つこと、一時間余り。
シンセサイザーの不気味な音と共にメンバー登場!
そしてそのシンセサイザーの音のまま、一曲目「2005年世界旅行」で開演!
そして立て続けに新作「Sweet Spot」から4~5曲演奏。
特筆すべきは、あまり新作では過激なファズなどは聞くことが出来なかったのが、
ライブならではで、開演後数曲でファズのぶっといソロが披露されたこと。
「スタジオ作では抑制された音を目指した」といってた坂本氏だが、
ライブではそんなことお構いなしに格好良いソロをキメキメでした!
アルバム『Sweet Spot』の肉体化とも言うべき素晴らしいライブテイク。
CDとは異なり、どこへ行くか分からないぶっとんだファズのソロ
(坂本氏もどこへ行くか分からないぶっとんだアクション!)
が入るので、見ている側もこの次どうなるの?と本当にワクワクしながら
ライブを楽しみました。正直こっちの方が断然格好良いぞ!
『Sweet Spot』からのアグレッシブなナンバー「はて人間は?」や「貫通前」の
流れからそのまま「夜行性の三匹」などの昔の曲へ。
ここでは何と『3×3×3』から「昆虫ロック」や「アイツのテーマ」、
『ミーのカー』からは「19か20」などが演奏されました!!
やはり個人的には一番大好きなこの頃の楽曲が演奏されると、
もう否が応でもテンションあがっちゃいます!
他にも今までライブで聞くことが出来なかった『しびれ』の「時間」が
ライブで聞くことが出来たので非常に嬉しかった。
しかもスタジオバージョンとは異なり、ファズも入ったりテンポもコロコロ
変わったりと変幻自在で、これもすごく格好良かったです!
途中再び『Sweet Spot』ナンバー「タコ物語」(この曲も凄くロックしてました!)
をはさみつつ、最後はCDと同じく「宇宙人の引越し」で終了。
結局なんと『Sweet Spot』からは全10曲中8曲演奏と、新作ツアーの名に恥じない
内容でした。ライブで演奏されなかった2曲は「スィートスポット」と
「ソフトに死んでいる」でした。演奏も毎度のことながら非常に力強く、
つくづくライブバンドだなぁと思ってしまいました。
先ほども述べましたが、ライブで演奏される『Sweet Spot』の曲の数々、
断然こっちの方がいいです。今回CD聞いて買わなかった人も是非ライブに行って
見てください。以前よりも確実にロックしているのが端的にわかるはずです!
個人的なことをいうと、楽器を演奏する者のサガで、
「ライブを単純にライブとして見ることが出来ない」
つまり「どうしても音が分離して聞こえて各奏者の動きが非常に気になる」訳ですが、
まぁそうじゃない人も勿論多いとは思いますが、私の回りのプレイヤー達は
やっぱりそう聞こえてしまう者が多いです(といってもプロでもなんでもないですが・・・)
今回も勿論そうでしたが、彼等のライブではそのことが逆に凄く面白いということがある。
たとえば、「ザ・コミュニケーション」では最初ギターとベースがリフをユニゾンで
奏でているのが、次の段階ではギターだけリフで、ベースはルート音のみを奏でる。
更にその次はベースだけリフを弾き、ギターは何もしないといったように、
CDとは全く違うパターンをとっている。
同じフレーズは弾かないという亀川千代氏のベースはライブでこそ生きる。
ソロの時などは私も含めて坂本氏の音とパフォーマンスに注目しがちですが、
普通の歌の時、坂本氏がコードで歌っているときのベースラインなんて本当凄い。
CDでは弾いてない物凄くブリブリしたベースラインを聞くことが出来る。
坂本氏も相も変わらず超絶ファズは健在でした。オンとオフの切り替えが非常に見事で、
ファズのスイッチが入る瞬間、見ているこっちのアドレナリンのスイッチも見事に入る。
本当に素晴らしい。ただ今回ファズを踏み逃した箇所が一箇所ありました。
ちょっと笑えたけど、そんなところもほほえましく見えました。
彼はチョーキングタイプのギタリストではなく、コードでソロを構成したり、
細かなフレーズでソロをきっちり構成したりするタイプのギタリストだと
思いますが今回は更に磨きがかかった様な気がしました。
それは「昆虫ロック」など昔の曲だとなお更際立っていました。
それでいてファズがかかった時にはそれこそベルベッツ直系な訳の分からない
ゴチャゴチャグチャグチャな感じになるのだから、たまらない。
ライブを見つつベルベッツやクイックシルバー・メッセンジャー・サービスなどが
頭に浮かびました。彼のギターはホント格好いい。
そして今回のライブで一番目立っていたといっても過言ではないのが、
柴田一郎氏のドラム。坂本氏が最近の色々なインタビューでも語っている通り、
新作でもドラムはかなり目立っていますが、非常に調子がいいのかライブでも
凄かったです。同じテンポの中でちょっとドラムだけリズムをずらしてみたり、
ハットの使い方がやたら印象に残ったり、オカズの入れ方が変わっていたり、
バンドが未知の領域に踏み込んでいくときこそが彼の真骨頂でなにかを試みているかの
ごとく変幻自在にパターンを紡ぎ出す。この感じはあえて例えるなら、
ZEPPのジョン・ボーナム(特に中期以降の彼)に似ている。
左利きということで、ドラムのセッティングも普通の人とは逆なので、見た目の
インパクトもあるが、今回はそれ以上にリズムパターンが興味深く素晴らしかった。
とまぁ思わず長々と書いてしまいましたが、ライブの興奮を伝えるって本当に難しいです。
もう要は「凄い良かったよ!」「素晴らしかったよ!」で済む話なんですけどね。
それだけに私のこの拙い文章であの素晴らしかった雰囲気を伝えられたか心配ですが、
もし何かを感じて下さった方やこれを読んでライブに行きたくなった方など
いっらしゃいましたら足跡を残していってください。
これから彼らは全国ツアーに出発です。関東では、7/25と9/4にライブがあります。
チケットはいつも争奪戦ですが、まだライブに行ったことがない人は是非行ってみる事を
おすすめします!おそらくライブの次の日からいつもと違った日常が
始まっていることでしょう!ゆら帝最高!
(写真は25日のものではなく、2004年のライブから。ネットで拾いました)