サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

ELEC

2005年11月20日 09時10分59秒 | 邦楽
今朝、おばあちゃんに「エレックする」という言葉を習った。
最初は「何語だ?」と思いましたが、
実際「それは漢字?片仮名?」と聞いてしまいましたが、
どうやらそれは「電子レンジでチンする」ことらしい。

「本当か?今はそんなこと言わないぞ?ん?ひょっとして
 料理の世界では当り前で、知らないのは俺だけなのか?」

と不安になり、軽くネットで調べてみると、
その昔に「エレックさん」という電子レンジがあり(すごい名前だ)、
そこから電子レンジをチンすることを「エレックする」と
割と当り前の様に言っていたようである。

ん~、おばあちゃん勉強になりました。

私の「エレック」といえば、勿論「ELEC」であります。
私の世代では、
むしろ「ELEC」なんて思い浮かぶ人はいないだろうけど(笑)

私のイメージでは「ELEC」と言えば圧倒的に「吉田拓郎」に
なるわけですがその他にも色々な人が属していたレーベルでした。
(珍しいところでは、CHARも所属していた)

その「ELEC」レーベルの作品が12/21から順次紙ジャケットにて
発売されます。その数70タイトル。
多い・・・本当に続くんでしょうか?
いつかのハガクレにならなければ良いのですが・・・
その中でも注目なのが、「古井戸」の初CD化でしょう。
私も楽しみに待っています。

さてもう一つ「ELEC」といえば、
今日からボックス販売開始の「村八分」でしょう。
オルタモントを見てきた奇才チャーボーと
阿佐ヶ谷のロック野郎・山口冨士夫が織り成す狂気と耽美の世界。
日本のロックの中でも大好きなグループの一つです。

今日から発売の「村八分ボックス」は、
未発表のライブ&スタジオ盤が満載で聞き応え満点でしょう。
DVDもサンプルを拝見しましたが、コチラも驚きの内容です。
そして当時唯一発売されていたエレックのライブ盤が、
被せ帯・紙質・品番まで完全に再現した2枚組みで収録されます。
以前も紙ジャケで発売されていましたが、
こちらの方が再現度高いでしょう。

今まで謎の多かったグループですが、
山口冨士夫氏著の『村八分』(←面白いです)といい、
今回のボックスといい、一気に謎が開けそうです。

*山口冨士夫氏の名前が、
たま~に「富士夫」となっていることがありますが、
「う・かんむり」ではないので、間違えていた人はご注意を。

Beat Soundのはっぴいえんど

2005年11月01日 19時59分06秒 | 邦楽
ただ今発売中の雑誌『BEAT SOUND』を店頭で手に取る。
ページをめくる。

ぐぉぉぉ!なんと見たことがない”はっぴいえんど”の写真が
見開きで載っているではないか!

なんと冒頭で「井出情児」という写真家の特集を行っている。
私はこの写真家は今まで知らなかったのだけど、
彼の撮った写真は数多くの日本のロックのジャケットに使われていて、
「あ、これもこの人なんだ。」といった写真が何枚もある。

それよりもこのはっぴいえんどの写真が本当に本当に格好良い!
ゆでめん発表後にテレビ番組に出演した際の写真らしいが、
みんな見たことない楽器を手にしていて興味深い。
細野氏はリッケンで、大滝氏と鈴木氏はビザールなギターである。

服装もまさに70年代のミュージシャン!といった趣で、
古着好きとしてはこちらも興味深い。

この一枚の写真で「音」が聞こえてくるようだ。

この時には「春よ来い」を演奏したそうだが、
このフィルム残ってないのだろうか。
残ってないんだろうなぁ。まことに!残念・・・

ファンの方はなんとしてでも見てください!