サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

裸のラリーズ関連ですごい音源でました!「 OZ BAND / CASSETTE 」

2022年09月22日 01時18分13秒 | 邦楽
何日か前からTWITTERで発売情報を目にしていて、100枚限定ということで早速購入してみました。

100枚だからなのか大手では扱っておらず、調べた限り2店舗で扱っているようでした。

詳しくは下記のインフォをご覧いただくとして、裸のラリーズ関連でこういった音源がリリースされるのは珍しいですし、大変喜ばしいです。

75年の練習音源ということですが、聞いた感じではおそらくラインではないと思いますが全パートしっかり聞こえて音質は予想以上に良好です。若干こもり気味です。またボーカルが若干遠いです。ただしボーカルメインというよりは長尺ジャムのような感じなので、それにより印象が大きく変わるものではないです。

しかしあるところにはあるんですね、こんな音源が!日本のロックの正史では決して表にでてこないですが、メジャーシーンの裏でどういったバンドがいたのか。すごく重要です。

で、肝心のOZ BANDですが、大きくくくればサイケ系ですが、ラリーズみたいな感じではなく、また暗いドロドロ系ではないです。アメリカンロック〜グレイトフル・デッド系のサイケロック。実際にデッドのMr.Charlieもカバーしてます。

というとめんたんぴんが同じ系譜あたると思いますが、それよりはもっとルーズな感じです。

今自分自身がデッドにハマっているので、これはすごくよいです!

実際のCDの写真貼っておきます。





ペーパースリーブ仕様でシュリンクパックされており、中にはCDが内袋なしで入っていました。帯や解説の類いはありません。


これを書いている22年9/21時点では売り切れになっているみたいですが、気になる方はお早めにチェックしてみてください。


↓以下インフォメーション
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凄いのが出ました!70年代、東京のライブハウス吉祥寺 “OZ”のハウスバンド “OZ BAND”の初フルアルバム!

格好イイです!凄いのが出ました!70年代、東京のライブハウス吉祥寺 “OZ”のハウスバンド “OZ BAND”の初フルアルバムが遂に登場!”裸のラリーズ” のリズム隊としても知られる ”高田どろんこ清博&三巻サミー敏朗” がラリーズ加入前に、OZで出会い結成/活動していたバンドの貴重音源となります!サイケデリックジャムな1曲目から最高に格好イイですね!それから、ニッティー・グリッティー・ダート・バンドでお馴染みの「Will The Circle Be Unbroken」やグレイトフルデッドの「Mr.Charlie」も取り上げていますよ!演奏の空気感/風合いが本当に素晴らしく、サイケデリック、ロックンロール、カントリー、フォークを内包した音楽の旨味が凝縮されているような音の佇まいに魅了されてしまう傑作です!ちなみに、本作は2014年にベルギーのSLOOWTAPESからリリースされた限定7インチに一部抜粋収録された音源の完全版となります!1975年 “花まつり”ライヴ出演に向けた練習音源を収録(録音 : 福生ジャパマハイツ)!必要最小限のレストア以外のマスタリング作業は一切行わず、可能な限り ”カセットそのまま”の質感を残し製作したとのことですが、カセット質感の良さのみならず、音に何かが宿っているような格好良さがありますね!限定100枚!大推薦!



購入記録 LED ZEPPELIN - ODENSE 1971(2CD)

2022年09月20日 11時49分22秒 | LED ZEPPELIN
久々にブートを購入。

ツェッペリンのブートももはやアップグレードばかりで、まあそれも仕方がないんですが、それでもまだまだ新音源が出てきます。今回は1971年のデンマーク公演。なんと51年前の音源ですよ?今までどこにどうやって眠っていたのか不思議ですが、こうやって陽の目に出たことを嬉しく思います。

肝心の音ですが、インフォにもある通り全然聞ける音です。未発表の当時のオーディエンスものとしては、むしろ想像以上でした。

そしてなんといってもこちらも想像を越えてくるロバート・プラントの高音での節回し!これは高音がでたこの時期ならではの歌唱ですね。

Communication Breakdownの終盤で録音終わるとあり、どこで終わるのかなと思いましたがほぼ演奏終わるあたりあたりまで収録されていました。

全体的に聞きやすいんですが、ちょいちょい音切れがありそれがちょっと耳障りでしたが、内容もありこれは聞き返したくなる内容です。

↓レーベルインフォ
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LED ZEPPELIN - ODENSE 1971(2CD)
Fyens Forum, Odense, Denmark 4th May 1971

 リリースを控えたアルバム「IV」収録曲のライブ試験投入が行われたことでマニアに伝説化されている1971年5月のステージ。この時期は当初短期スカンジナビアン・ツアーとして日程が組まれていたものの、結局最初の二回のショーをこなした後でツアーの予定がすべてキャンセルされてしまい、あらゆる意味で貴重な時期と化したのでした。音源の数が少ないのはもちろん、ショーそのものの数が限られていたという。
 そうした状況において初日である5月3日のコペンハーゲン一択という状況となってしまったのですが、何しろ「Four Sticks」に「Gallows Pole」という超レア・レパートリーが聞かれるというのはもちろん、音質自体が十分に聞きやすいオーディエンス録音であったことから、誰もがこの日の音源で満足し、今年に入ってからも新たな決定版としてベストセラー続行中の「COPENHAGEN 1971」がリリースされたばかり。
 むしろコペンハーゲン以外の音源が登場することなどありえないだろう…とすら思われていた71年5月ですが、今年に入って翌日にオーデンセで行われたショーを捉えた音源が存在するとの情報がマニアの間で囁かれ始めます。単にそうした噂が飛び交うだけでなく、しっかりテープに収録されたトラックリストまで公表されたときた。春ごろから囁かれ始めた衝撃的な情報にマニアが当然色めきだった訳ですが、案の定公開される気配がない。一時は「やはり噂止まりだったのか…」と落胆しかけすらしたところ、夏の終わりになって遂にZEPマニアの聖杯が明らかになりました。

あまりにも貴重な時期の記録ですので、存在するというだけでも掛け値なしにマニア狂喜な発掘だった訳ですが、それでも気になるのはオーディエンス録音のクオリティ。いざ蓋を開けてみれば50年もの間に渡って眠り続けていたテープだったとは思えないほど聞きやすく、それはコペンハーゲンの音像を遠くして少し荒くした状態だと例えれば想像してもらえるでしょうか。轟音で演奏のディティールも掴めないようなビンテージ・クオリティでは(まったく!)なく、ややヒスノイズが気になるものの、それでも十分に聞きこめるレベルなのです。
 もっともYouTube上に姿を現した際にはピッチが30%も下がった状態でしたので、そこはきっちりアジャスト。遂に姿を現してくれた聖杯を前にして真っ先に聞かれた方も多いかと思われますが、その中でピッチの違和感を覚えた人は少なくなかったはず。せっかくの歴史的発掘ですし、なおかつ限定プレスCDでのリリースとくればそこは抜かりはありません。 
 面白いことに当日の写真を見るとロバートもジミーも前日のコペンハーゲンとまるで同じファッションにてステージに上がっており、一見するとコペンハーゲンと区別がつかないくらい。ですが、背景が明らかに前日とは異なっており、そこで別の日だと判別できるでしょう。73年以降のようなはっきりとしたステージ衣装が用意される前のZEPらしい姿でした。

 そして遂にベールを脱いだオーデンセ公演ですが、序盤から「IV」リリース以前ならではの奔放かつ創造的なステージが全開。それこそ一日変わると演奏が変わるZEPの面目躍如ともいえ、まず「Dazed And Confused」ではジミーがボウイングで観客を煽り、それに合わせたテンポでジミーが弓を弾くという珍しい場面が。さらに「Stairway To Heaven」の歌詞「echo with laughter」をレコードよりも高いメロディで歌い上げるロバートなど、どれもこの時期ならではの自由で縛られない演奏ぶりが輝きを放っている。
そして何と言っても前日に続いて披露されたレア・レパートリー二曲。「Gallows Pole」こそ、その後も何度かステージで試されたことが現在では判明していますが、「Four Sticks」に関しては遂に2テイク目のライブバージョンが登場。しかも初披露だった前日よりも明らかに破壊力を増した演奏が実に印象的。このまま演奏し続ければモノになったかもしれません。思えばこれら二曲のコペンハーゲンでのテイクを収めた10インチ・ブートが登場したのを皮切りとして、ずっと同音源をマニアが聞き続けてきた「Four Sticks」が2022年になって新ライブバージョン発掘とはあまりにも感慨深い。
 破壊力と言えばロバートのスクリーミングも71年5月ならではの炸裂ぶりが随所で捉えられているのも魅力でしょう。演奏だけでなくロバートの炸裂唱法も要したことから「Four Sticks」が短命に終わってしまったのだと思われますが、それだけにこの日の炸裂ぶりは本当に凄い。そこに加えて71年ならではと言える「Black Dog」の二番以降の即興混じりな歌詞も実に奔放な歌いっぷりですし、「Whole Lotta Love」メドレー終盤における絶叫がまた壮絶。
 惜しくも録音は「Communication Breakdown」の終盤で止まってしまい、恐らくは前日と同様さらなる「Misty Mountain Hop」のような楽曲が披露されたのだと推測されますが、そこまでの記録だけでも聞き応えの塊と言いたくなる内容には唖然とさせられるばかり。さすがはコペンハーゲンの翌日だけのことはある。そんな文字通りの聖杯を限定プレスCDにて心ゆくまでお楽しみください。これこそ世界中のマニアが聞きたかった、待ち望んだ音源というもの。そのあまりにも貴重な音源の発掘、オーデンセのオーディエンス録音に刮目せよ!

(リマスター・メモ)
★半音の30%程度遅いピッチを修正
★全体の音圧を上げました。

★最初の120枚のみ、ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (56:29)
1. Intro
2. Immigrant Song
3. Heartbreaker
4. Since I've Been Loving You
5. Dazed and Confused
6. Black Dog
7. Stairway to Heaven

Disc 2 (56:36)
1. MC
2. Going to California
3. That's the Way
4. What Is And What Should Never Be
5. Four Sticks ★
6. Gallows Pole ★
7. Whole Lotta Love
8. Communication Breakdown

IMPORT TITLE \3,800 9月16日(金)発売

購入記録 CROSBY, STILLS, NASH & YOUNG - COMPLETE WOODSTOCK 1969(1CD)

2022年08月02日 00時15分48秒 | 洋楽


購入記録です。久々のブート購入。2022年7月29日発売。これは買って大正解です。

細かい説明はレーベル側で全て書いてくれているので転載。詳しくは下記をご覧ください。



CROSBY, STILLS, NASH & YOUNG - COMPLETE WOODSTOCK 1969(1CD)
Woodstock Festival, Bethel, New York, USA 18th August 1969 STEREO SBD

 クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングにとって大一番であり、当時の音楽誌をして「ウッドストックの象徴」とまで言わしめた彼らのウッドストック・フェスティバルでのステージ。その模様は同フェスティバルの映画のサウンドトラックを兼ねた二種類のアルバムで垣間見られたものの、それでも完全収録からは程遠いものでした。また途中で雨に見舞われたせいでオーディエンス録音の存在というのも絶望的。というかオフィシャルにレコーディングされていたのだから、マルチトラックの完全版が存在するのは確定。
 さらには世界中のマニアの研究によって当日のセットリストも以前から判明しており、以降の彼らのステージの構成とはまったく違った独特の選曲に驚かされたものです。そうなるとなおさら全長版を聞いてみたくなるというもので、だからこそオフィシャルの小出しリリースにはフラストレーションしか溜まらなかった。さらにはニール・ヤングの「Sea Of Madness」がウッドストック当日のテイクではなく、何とフィルモアでのテイク(つまりウッドストックと無関係な)が採用され、とどめはサントラ採用テイク、例えばグレアム・ナッシュの「Marrakesh Express」にはアコースティックな演奏にリズム隊やリードギターがオーバーダビング、それもCSNYとは関係のないミュージシャンによって施されるという有様でした。

 こうなるとマニアでなくともCSNYのウッドストックの純正完全版を聞いてみたくなるというものですが、これがなかなか登場しない。遂に登場か?と思われたら実際は二週間後のグリーク・シアターを収録した内容であったりと、マニアは肩透かしを食らったものです。何よりマルチトラック録音となれば流出が難しい。そうしたもどかしい状態が何年も続いた挙句、フェスから50周年を記念した怒涛のボックスのリリースが実現、そこで遂にCSNYのウッドストック完全版がリリースされたのです。
 マニアにとって見果てぬ夢であったウッドストックの完全版が遂に…と色めきだったのもつかの間、そのボックスセットは極度に限定のリリースであり、なおかつ高価。お世辞にも簡単に手に入るとはとても言い難いものだった。それどころか我が国への上陸は希少数でしかなく、ウッドストック完全版がせっかくリリースされたというのに、ほとんどの人(特に日本人にとっては)聞くことができない状態に等しかったという。
 そこで今回は近年リリースながら幻のレアかつ怒涛のセットからCSNYのパートを抜粋。言うまでもなくマルチトラック録音ですからスーパー・ハイクオリティ。今から三年前にCSNY伝説のウッドストック完全版が最高の形でしれっとリリースされていたことに驚かれる方がほとんどではないでしょうか。長い間サントラやウッドストック25周年ボックスなどで小出しされ続けていたことを思えば隔世の感があります。

 映画でも印象的なシーンであった「Suite: Judy Blue Eyes」から幕を開けるステージはこれぞウッドストックそのもの。ヤングとスティーブン・スティルスの二人だけで演奏される「Mr. Soul」はサントラ以外のアイテムで聞けた貴重な演奏としてマニアにはおなじみでしたが、そこではモノラルだったのが今回はマルチトラックのハイクオリティ・ステレオ。おまけにヤングの「Wonerlin’」がCSNYのステージ、それもウッドストックで披露されていたというのも世界中のマニアを驚かせたものですが、それもこうして聞けるようになったのです。
 さらにダラス・テイラーとグレッグ・リーブスが加わってのバンドセットはこれまで聞かれなかった貴重な演奏のオンパレードで、長い間ベールに包まれていたライブ後半部分が遂に明るみとなりました。以降の彼らのライブでもバンドセットの幕開けとして定着するナッシュの「Pre-Road Downs」からして実に初々しい演奏ですし、一年後の「FOUR WAY STREET」のテイクとは別のグループであるかのようですらある。後にスティルスのセカンド・アルバムに収められる「Bluebird Revisited」は既にアレンジが完成しており、それをCSNYとしてライブ演奏しているのがとても貴重。なおかつ69年の彼らのライブを代表するレパートリーの一つでもありました。
 そして「Sea Of Madness」の正真正銘ウッドストックでのライブテイク。確かに映画のサントラに収められたフィルモアでのバージョンと比べるとラフな演奏なのは事実なのですが、クロスビーとナッシュがステージで説明していたように、これは彼らにとって二回目のライブ(いくら人気上昇中とはいえ、よく引き受けたものです…)。その粗削りな演奏こそが大きな魅力なのです。
 そんな初々しさ全開なウッドストックでの彼らのステージのすべてを、しかも完璧な音質で聞ける日がやってきました。それは後のライブアルバム「FOUR WAY STREET」にまったく引けを取らないクオリティ。大ベストセラーにつきセカンド・プレスにまで及んだジミ・ヘンドリックスの「THE COMPLETE WOODSTOCK 1969」と共に、1969年を象徴するイベントからの最高のドキュメント。これはもうマニアだけでなくすべての音楽ファンに推したい歴史的な一枚!

(71:44)
1. Intro
2. Suite: Judy Blue Eyes
3. Blackbird
4. Helplessly Hoping
5. Guinnevere
6. Marrakesh Express
7. 4 + 20
8. Mr. Soul
9. Wonderin'
10. You Don't Have To Cry
11. MC
12. Pre-Road Downs
13. Long Time Gone
14. Bluebird Revisited
15. Sea Of Madness
16. Wooden Ships
17. Find The Cost Of Freedom
18. Encore
19. 49 Bye-Byes

STEREO SOUNDBOARD RECORDING

IMPORT TITLE ,500 7月29日(金)


1CDにめいっぱいの分量で聴き応えあります。オフィシャルのコピー盤なわけなので当たり前ですが、音もバッチリです。

と、書いててなんですが、購入前にこの説明文を読んでいて

「フェスから50周年を記念した怒涛のボックスのリリースが実現」とあり、

「そのボックスセットは極度に限定のリリースであり、なおかつ高価。お世辞にも簡単に手に入るとはとても言い難いものだった。それどころか我が国への上陸は希少数でしかなく、ウッドストック完全版がせっかくリリースされたというのに、ほとんどの人(特に日本人にとっては)聞くことができない状態に等しかった」
というものらしく、え?いつのまにそんなものが出てたんだろう?と疑問に思い調べてみました。


ありました。これですね。

Woodstock -Back To The Garden: The Definitive 50th Anniversary Archive (38CD)

HMVの商品ページを見ると2019年に247,159円で発売されたようです!

RHINOのページもありました。ここでトラックリストも確認できます。

CSN&YはDisc33に収められているみたいです。

それにしてもこのBOXはすごいですね!ざっとアーティストと曲目見てるだけでお腹いっぱいになってきますが、有名どころだと単品で商品化されているものもありますが、そうでないバンドの方が多くかなり興味がそそりますね。

ちなみに過去の日本でのオークションの履歴を確認できるサイトでチェックしてみたところ、発売された2019年の年末に入札40件で23万3千円という履歴が確認出来るものが一番高値のようです。

今だともっと高いんでしょうか。



ついに新作発売のニュース!!"坂本慎太郎、6年ぶり4thアルバム「物語のように」 "

2022年04月12日 23時16分59秒 | 邦楽
きました!

ついに坂本慎太郎氏の新作発売のニュース!

アルバムとしては2016年以来の4作目。

2022年の6/3発売で、ジャケットと曲目、そして坂本氏の新たなアートワークが公開されております!


↑新作ジャケット


↑新たなアートワーク。
レトロというか、明治時代とかそんな感じの風合が今までになく新鮮。こんな風合いもあってさすがに老けてきた感を感じます。

坂本氏の作品はゆらゆら帝国時代から曲名からしてひねくれている感ありますが、今回の曲名も気になりますね。


2016年から2022年の間には7インチが3枚発売されています。


サイドA:小舟
サイドB:未来の人へ


Side A 好きっていう気持ち
Side B おぼろげナイトクラブ


Side A ツバメの季節に
Side B 歴史をいじらないで


で、今回の曲目を見ると一切シングル曲が入っていないんです。全部新曲!

これは楽しみですね!

今のところ発売のフォーマットとしてはCDと配信のみですが、過去にはLPレコード、カセットテープ、輸入盤での発売もありましたのでこのあたりの追加の情報も気になります。

そしてやはり発売にともなうライブの開催も期待したいところです!



下記はzelone recordsのインフォより
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坂本慎太郎、6年ぶり4thアルバム「物語のように」
前作「できれば愛を」から6年、坂本慎太郎4thアルバムが完成しました。
アルバムタイトルは、「物語のように (Like A Fable)」

世界がパンデミック下で大きく変化している中、日常を綴るように書き下ろされた全10曲。
自身の音楽をアップデートさせ続ける、坂本慎太郎の最高のポップアルバムが完成しました。

前作同様、坂本慎太郎バンドのメンバーを中心にレコーディングされ、ドラムは菅沼雄太、ベース&コーラスはAYA、そしてサックス&フルートは西内徹。ゲストプレーヤーとして2曲にトロンボーンでKEN KEN(Ken2d Special, Urban Volcano Sounds)が参加。
エンジニア/マスタリングは中村宗一郎。

全世界デジタル配信と国内CDにて6月3日 (金)にリリース。
CDはアルバム全収録曲のインストヴァージョン10曲入りCDが付いた2枚組。

アートワークは坂本慎太郎。



2022年6月3日(金) zelone recordsより発売!


物語のように (Like A Fable) / 坂本慎太郎 (Shintaro Sakamoto)

1. それは違法でした (That Was Illegal)
2. まだ平気? (You Still OK?)
3. 物語のように (Like A Fable)
4. 君には時間がある (You Have Time But I Don’t)
5. 悲しい用事 (Sad Errand)
6. スター (Star)
7. 浮き草 (Floating Weeds)
8. 愛のふとさ (Thickness of Love)
9. ある日のこと (One Day)
10. 恋の行方 (The Whereabouts Of Romance)

Written & Produced by Shintaro Sakamoto
●品番: zel-026
●CD: 価格: ¥2,600+税 (2枚組/インストBONUS CD付)
●Digital (DL/ST)


山下達郎、2022年6月22日に11年ぶりのNEWアルバム「SOFTLY」発売決定!

2022年04月02日 10時37分18秒 | 邦楽
ついに!


山下達郎さんのニューアルバムの告知が出ました!


11年ぶり14作目の新作です。


ちなみに11年前、2011年の作品は「RAY OF HOPE」でした。


前回は震災後のリリース、そして今回はコロナ禍〜戦時下のリリースということで、狙ってはいないと思いますが何かそういったタイミングと重なりますね。


今回もCDは初回盤にはライブ盤が付属。
2021年12月3日『サンデー・ソングブック』の放送1500回記念としてTOKYO FMホールで行われたアコースティック・ライヴからの7曲収録ということです!


また今回はCD、レコードに加えてカセットテープでもリリースされるようですね。



新作SOFTLY告知トレーラー




山下達郎『SOFTLY』特設サイト
→特設サイトでは特典の情報などもアップされています。また「タツローくん占い」なるコンテンツもあって楽しめるようになっています。ファンは要チェック!



11年ぶりのオリジナル・アルバム『SOFTLY』、6月22日発売決定!
山下達郎のオリジナル・アルバムがついに完成し、6月22日に発売されることが決定しました。タイトルの『SOFTLY』には、この動乱の時代を音楽で優しく、柔らかく包み込みたいという山下達郎の切なる思いが込められています。2011年発売の『Ray Of Hope』以来11年ぶり、通算14枚目のオリジナル・アルバムである今作は、映画、ドラマの主題歌として発表された大ヒット・シングルに加え、CMソングとして流れた楽曲も初CD化、そして完全な新曲も含めた全15曲が収録され、11年間の集大成ともいえる豪華かつバラエティに富んだ内容となりました。既存曲にはすべてニュー・ミックスが施され、格段に音質が向上していることにもご注目ください! さらに、初回盤CDのみに付属の“プレミアムCD”には2021年12月3日にレギュラー番組『サンデー・ソングブック』の放送1500回記念としてTOKYO FMホールで行われたアコースティック・ライヴから、最新のライヴ音源が7曲収録されています。

6月22日発売、待望のニュー・アルバム『SOFTLY』は4月1日より特設サイトもオープン、発売告知トレーラーも公開中です。ご期待ください!!


【山下達郎コメント】
実に11年ぶりのオリジナル・アルバムです。
思うところあり、ここ十余年はライブ一辺倒で過ごして来ましたが、
ようやく完成したニュー・アルバムは、今の音楽シーンの中で私に出来ることは何かを再確認するものとなりました。
いつものように今回もまた色々と試行錯誤のレコーディングでしたが、
諸々の課題と対峙し乗り越えようとする意志があるうちは、まだ現役を続けられるかなと思っています。


2022年6月22日(水)発売
山下達郎
『SOFTLY』

初回盤(2CD) WPCL-13359/60 ¥4,400(税込)
通常盤(CD) WPCL-13361 ¥3,300(税込)

アナログ・レコード(2枚組) WPJL-10155/6 ¥4,620(税込)

カセット WPTL-10004 ¥3,300(税込)

※初回盤CDのみ、最新アコースティック・ライヴ音源7曲を収録したプレミアムCD付き!

《収録曲》
01. フェニックス [2021 Version] *NHK・SDGsキャンペーン「未来へ 17アクション」テーマソング

02. LOVE'S ON FIRE

03. ミライのテーマ 
*映画『未来のミライ』オープニングテーマ

04. RECIPE (レシピ) 
*TBS日曜劇場『グランメゾン東京』主題歌

05. CHEER UP! THE SUMMER 
*フジテレビ系木曜22時連続ドラマ『営業部長 吉良奈津子』主題歌

06. 人力飛行機

07. うたのきしゃ 
*映画『未来のミライ』エンディングテーマ

08. SHINING FROM THE INSIDE 
*エステティックTBC/ソシエ エステティック TV-CMソング

09. LEHUA, MY LOVE 
*「JAL HAWAII Style yourself」篇CMソング

10. OPPRESSION BLUES(弾圧のブルース)

11. コンポジション 
*NHKドラマ10『第二楽章』主題歌

12. YOU (ユー)

13. ANGEL OF THE LIGHT 
*Nikon企業CM曲

14. 光と君へのレクイエム 
*映画『陽だまりの彼女』主題歌

15. REBORN (リボーン) 
*映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』主題歌
(全15曲収録)



【プレミアムCD】
*初回盤CDのみに付属
「The Latest Acoustic Live」
~Recorded Live, 2021/12/03 at Tokyo FM Hall, Tokyo~
01. ターナーの汽罐車 –Turner’s Steamroller–
02. ポケット・ミュージック
03. あまく危険な香り
04. PAPER DOLL
05. パレード
06. BELLA NOTTE
07. HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS
(全7曲収録)
※2021年12月3日に『サンデー・ソングブック』放送1500回記念としてTOKYO FMホールで行われたアコースティック・ライヴから、貴重かつ最新のライヴ音源7曲を収録




「山下達郎 PERFORMANCE 2022」 開催決定!

2022年03月28日 21時49分17秒 | 邦楽




2022/3/27の山下達郎さんのラジオ「SUNDAY SONGBOOK」にてニューアルバムの告知とツアーの告知がなされました!

ツアーは3年ぶり!

早速情報を見ていきたいと思います!

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「山下達郎 PERFORMANCE 2022」 開催決定!

山下達郎、3年ぶりの全国ホール・ツアーが決定いたしました。
24都市47公演、6月から11月までの半年間のツアーです。
ご期待ください!


山下達郎 PERFORMANCE 2022


■2022年6月
6月11日(土) 東京 J:COMホール八王子(八王子市民会館)  
6月17日(金) 広島 ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ 
6月21日(火) 岡山 倉敷市民会館 
6月25日(土) 愛媛 愛媛県県民文化会館 メインホール


■7月
7月1日(金) 大阪 フェスティバルホール 
7月2日(土) 大阪 フェスティバルホール 
7月9日(土) 広島 広島文化学園HBGホール 
7月10日(日) 広島 広島文化学園HBGホール 
7月16日(土) 東京 NHKホール 
7月17日(日) 東京 NHKホール 
7月23日(土) 北海道 札幌文化芸術劇場 hitaru 
7月24日(日) 北海道 札幌文化芸術劇場 hitaru 
7月29日(金) 岩手 岩手県民会館 大ホール 
7月31日(日) 福島 いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール 


■8月
8月5日(金) 熊本 熊本城ホール メインホール
8月7日(日) 大分 iichikoグランシアタ  
8月12日(金) 奈良 なら100年会館 大ホール  
8月14日(日) 大阪 フェニーチェ堺 大ホール(堺市民芸術文化ホール)  
8月19日(金) 東京 中野サンプラザホール  
8月20日(土) 東京 中野サンプラザホール 
8月27日(土) 福岡 福岡サンパレス  
8月28日(日) 福岡 福岡サンパレス


■9月   
9月2日(金) 大阪 フェスティバルホール  
9月3日(土) 大阪 フェスティバルホール  
9月8日(木) 愛知 名古屋国際会議場センチュリーホール  
9月9日(金) 愛知 名古屋国際会議場センチュリーホール 
9月13日(火) 群馬 高崎芸術劇場 大劇場 
9月16日(金) 宮城 東京エレクトロンホール宮城 
9月20日(火) 大阪 フェスティバルホール  
9月21日(水) 大阪 フェスティバルホール 
9月27日(火) 島根 島根県民会館 
9月29日(木) 兵庫 アクリエひめじ 大ホール(姫路市文化コンベンションセンター)


■10月
10月2日(日) 静岡 静岡市民文化会館 大ホール 
10月7日(金) 石川 本多の森ホール 
10月13日(木) 神奈川 神奈川県民ホール 
10月14日(金) 神奈川 神奈川県民ホール 
10月19日(水) 新潟 新潟県民会館 
10月20日(木) 新潟 新潟県民会館 
10月26日(水) 東京 NHKホール 
10月27日(木) 東京 NHKホール 


■11月 
11月2日(水) 兵庫 神戸国際会館こくさいホール 
11月3日(木・祝) 兵庫 神戸国際会館こくさいホール 
11月8日(火) 秋田 あきた芸術劇場ミルハス 大ホール 
11月12日(土) 山形 やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館) 
11月13日(日) 山形 やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館) 
11月20日(日) 沖縄 那覇文化芸術劇場なはーと  
11月22日(火) 沖縄 那覇文化芸術劇場なはーと

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以上半年に渡り24都市47公演が発表されました!!

最初の6月公演分のチケットは

4/13(水)12:00〜4/24(日)18:00

のスケジュールでファミリーマート先行受付となっています。

こちらが受付専用URLとのことですが、2022/3/28時点だとCOMING SOONと出ますね。

本当に久々のツアーで、しかもロシアとウクライナの戦争という状況下もあり、どのようなセットリストになるのか非常に興味深いところです!

久々のツアー、私も絶対に観に行きたいと思いますので、また続けて更新したいと思います!


裸のラリーズ、新たな音源を2022年3/23に公開!Vertigo otherwise My Conviction

2022年03月23日 23時55分00秒 | 邦楽


「THE OZ TAPES」の発売が待ち遠しい裸のラリーズですが、本日新たな一曲がサブスクで配信開始になりました!

「Vertigo otherwise My Conviction / 眩暈」と題された曲で11:34。

すでに公開されている「THE OZ TAPES」とほぼ同じ分数なので、約一ヶ月後のリリースを控えて先行トラック公開といった感じでしょうか。

こちらは今まで「OZ DAYS LIVE」にも収録されていなかったテイクで、初めて聞いたわけですけど、これがとんでもなく格好いい!

早いテンポでこれでもかと歪んだギターソロが繰り出されて、ベースもぐいぐい。これはすごい!もうこの一曲で「THE OZ TAPES」への期待が否が応でも高まります!

発売まで楽しみでなりませんね!!

改めてOZ TAPESの紹介。


THE OZ TAPES 2022/4/27発売 2LP

収録曲

Side A
1. OZ Days (1:33)
2. A Shadow on Our Joy / 僕らの喜びに影がさした (7:04)
3. Wilderness of False Flowers / 造花の原野 (7:36)
4. White Awakening / 白い目覚め (3:51)

Side B
1. The Last One_1970 (24:14)

Side C
1. Memory Is Far Away / 記憶は遠い (6:40)
2. Vertigo otherwise My Conviction / 眩暈 (11:35)

Side D
1. The Last One_1970 (ver.2) (23:26)


A1 『OZ DAYS LIVE』(1973)収録音源
A2, A3, B1 『OZ DAYS LIVE』(1973)収録音源の未編集バージョン
A4, C1, C2, D1 完全未発表音源



祝!GRATEFUL DEADの1STアルバム発売から55周年!

2022年03月18日 23時16分57秒 | グレイトフル・デッド GRATEFUL DEAD


記念すべき、GRATEFUL DEADの1STアルバム「THE GRATEFUL DEAD」の発売から今日で55周年!

そう1967年3月17日にアメリカで発売されました。

1.The Golden Road
2.Beat It on Down the Line
3.Good Morning Little School Girl
4.Cold Rain and Snow
5.Sittin' on Top of the World
6.Cream Puff War
7.Morning Dew
8.New, New Minglewood Blues
9.Viola Lee Blues

LPだとMorning DewからB面です。

1stのメンバーは
Jerry("Captain Trips")Garcia
ジェリー・ガルシア ギター

Bob Weir
ボブ・ウィア ギター

Phil Lesh
フィル・レッシュ ベース

Ron "Pigpen" McKernan
ロン"ピッグペン"マッカーナン キーボード

Bill "The Drummer" Kreutzmann
ビル"ザ・ドラマー"クルーツマン ドラム

の5人です。

グレイトフルデッドというとサイケで長いイメージがありますが、このLPは全部で35分ほど。

2分台が中心で5分台が2曲で、ラストのViola Lee Bluesが10分です。

当時のシスコシーンでは長い演奏がすでに話題でしたが、初期はまだそれをスタジオに持ち込むことが難しく試行錯誤が見られます。

このアルバムもサイケとガレージとブルースとジャグサウンドが混ざったような作品ですが、大半がライブで演奏され続けており、デッドのスタンダードと化しています。

特にMorning Dewはライブ演奏されることも多く、ライブではどんどん演奏時間も長くなっていきます。その元となったこの1STのバージョンと聞き比べするのも面白いです。



ちなみになんと1967年当時日本でもLPがリリースされていたんです。

"サイケデリック これがシスコサウンド"

帯の文句が勇ましいです。



面白いのは7インチシングルがリリースされていますが、なんと10分のViola Lee Bluesを二分割してA面B面に収録。曲名も勝手に邦題で「シスコ・ブルース」としちゃってます。

ヴィオラ・リー・ブルースだと伝わりにくいしとなったんでしょう。

当時のアメリカでのシングルカットは、The Golden RoadがA面で、Cream Puff WarがB面でした。

ということでシスコ・ブルースは日本盤のみのレアなリリース!ヨーロッパではシングルリリースなかったので、いかに当時の日本がレコード天国だったかが分かりますね。

でもバンド側はこの日本盤ねシングルのリリースを承知していたんでしょうかね。






ハッピー・バースデイ・トゥ・フィル・レッシュ!PHIL LESH

2022年03月16日 22時50分08秒 | グレイトフル・デッド GRATEFUL DEAD
3月15日はPhil Lesh フィル・レッシュの82歳の誕生日!おめでとうございます!

1940年生まれでグレイトフル・デッドのオリジナル・メンバーでベーシストです。

実はブログを中断している間にデッドの沼にハマってしまいまして。それこそコロナになって色々な日常が変わっていく中で聞く音楽も変わっていき、辿り着いたのがデッドでした。

というわけで、新たにこのブログで新たにカテゴリーを作ってGRATEFUL DEADについて更新していきたいと思います。


グレイトフル・デッドはライブの時にテーパーセクション=録音する人たちのスペースを設けていて、ファンが録音したライブ音源は自由にファンの間で交換することを許していました。

今でこそ「シェアする」という言葉が日本でも浸透してきましたが、デッドはその昔から音源をシェアしていたわけです。

そんなデッドなので、サブスクも充実。オリジナルのアルバムはもちろんライブ音源も沢山公開されています。

さらにオフィシャルとして色々なプレイリストが公開されています。上記はその中の一つ。その名も「Happy Birthday Phil」。フィル・レッシュのプレイが堪能できる選曲になっています。



さらにこちらは1997年に発売されたフィル・レッシュが選曲したデッドのライブ音源集。メンバーが選曲したライブ音源集がCDで発売されているのは実はフィルだけなんですよね。どんな選曲をしているのか、どんなプレイを収録しているのか、興味ある方ぜひ聞いてみてください。オススメタイトルです。



購入記録 CREAM - BOSTON 1968(2CD)

2022年03月15日 13時45分00秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
CREAMを購入したあと、またCREAMのリリースインフォが。まとめて出してくれればいいのにと思いつつ購入。


こちらも前回同様ScorpioのSynergyが既発音源です。


そしてBFからはこれでリリースされていますが、私はこちらは未購入。


インフォにもある通り同じテーパーの可能性が高いようで、同じく聞きやすいです。

この音源はなんといっても16分ものSunshine Of Your Loveが聞き所。中間のソロではなくて、後奏部分でジャムってます。これぞクリーム。

聞いたことない方はオススメのタイトル。


インフォ
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CREAM - BOSTON 1968(2CD)
Live at Back Bay Theatre, Boston, MA, USA 5th April 1968 PERFECT SOUND(UPGRADE)

【ロックを変革した伝説のバンド、クリームのオーディエンス録音定番音源をまたまたマスターカセットから奇跡のグレードアップ!】
 先週、クリームの「Waltham 1968」をリリースしたばかりですが、JEMSは何とこのクリームの第2回アメリカン・ツアーのもう一つのオーディエンス録音の定番、4月5日のボストン、バックベイ・シアター公演の音源もオリジナルのマスターカセットテープからダイレクト・トランスファーしたバージョンをアップしてくれました!ウォルサム音源と同じく、当時の録音者のマスターカセットからのトランスファーだけに、音質は過去最高、ピッチも正常なものでした(両公演は同じテーパーによる録音だった可能性が高いです)。これまでは、この音源を収録したブートレッグとしては、先のウォルサム公演とをカップリングした、2007年にScorpioからリリースされた4CD「Synergy」が最も高音質とされてきました。アベレージ以上の聴きやすいモノラル・オーディエンス録音の完全収録版としてマニアに評価されていたものですが、今回、JEMSがアップした音源は、15年ぶりにこの音質をアップデート&アップグレードしたものとなりました。そのため、「Waltham 1968」同様、プレスCDでのリリースは当然の帰結でした。そんな本作を皆様に逸早くお届け致します!本作もまたクリーム、ボストン公演の歴史を塗り替える画期的なニューマスター音源だけに、最良の音質でコレクションに加えていただく価値のある一作に違いありません。
 
【全米制覇を達成した二度目のアメリカン・ツアーの、もう一つの生々しい記録!】
 「Waltham 1968」のレビューでも記しましたが、ここで今一度、67年~このツアーまでのクリームの活動状況を振り返りましょう。

・1967年1月~2月22日:BBCテレビやラジオ出演を含むイギリス国内クラブツアー
・1967年2月24日~3月8日:ドイツ、北アイルランド、北欧ツアー  
・1967年3月12日~21日:ロンドンでのクラブギグ
・1967年3月25日~4月2日:ニューヨーク、RKOシアターでのマレー・ザ・K主催「Music In The 5th Dimension Show」に出演。
・1967年4月14日~5月7日:BBCラジオ出演を含むイギリス国内ツアー
・1967年5月19日~21日:ドイツ公演
・1967年5月22日~8月20日:BBCラジオ出演を含むイギリス国内ツアー(内、6月1日にはスポットでのパリ公演を含む)
・1967年8月22日~10月15日:第1回アメリカン・ツアー 
・1967年10月24日~11月6日:BBCラジオ出演を含むイギリス国内ツアー
<<1967年11月、アルバム「DISRAELI GEARS」リリース>>
・1967年11月10日~11月23日:北欧ツアー
・1967年11月23日~12月3日:BBCラジオ出演を含むイギリス国内ツアー
・1967年12月20日~23日:スポットでのシカゴ、デトロイト公演
・1968年1月5日~2月10日:オランダでのテレビ出演、スポットの北欧公演を含むイギリス国内ツアー
・1968年2月23日~6月18日:第2回アメリカン・ツアー ←★ココ★

 これをご覧いただくと、当時既にイギリスでは楽器の名手として頭角を現していた三人によるスーパーグループだったにもかかわらず、プロモーションのため、イギリス国内、ドイツ、北欧を休みなくツアーしていたことが分かります。そして世界最大のマーケットであり、彼ら三人のバックグラウンドであったジャズとブルースの本場アメリカへの進出を実現した時期でもありました。第1回のアメリカン・ツアーではニューヨークとサンフランシスコがメインの公演でしたが、二都市でその名を轟かせた彼らが他の都市を含む全米長期ツアーを敢行し、事実上の全米制覇を成し遂げたのが、この第2回アメリカン・ツアーでした。当時は誰も実践していなかった大音量でのブルースの拡大解釈パフォーマンス、スタジオバージョンでは数分の楽曲を10分以上に膨らませるインプロヴィゼーションの確立、それを可能にした3人の卓越したテクニック。それが「ロック」というニュージャンルの音楽を変革したわけです。その事実を証明する第2回アメリカン・ツアーの中盤に当たったボストン公演。この13日前に行なわれたウォルサム公演同様、ここにもクリームの真実の一片が収められていると言ってもいいでしょう。「Waltham 1968」をご購入いただき、ご満足いただいたお客様なら、本作もコレクションに加えていただいて後悔はないことを保証致します。

【ウォルサム公演とはガラリと変わったセットリストと演奏内容】
 本公演は、当時のニューアルバム「DISRAELI GEARS」のリリース後のプロモーションツアーに当たりましたが、ウォルサム公演とはまた異なったセットリストと演奏内容でした。まず、何と言ってもオープニングのSunshine Of Your Loveが強烈!「DISRAELI GEARS」収録のスタジオバージョンでは4分余りだったものが、ここではクリーム史上最長の16分という演奏時間になっています。しかもここまで長くなったのは、他曲のようにクラプトンのギターソロを中心とした中間部のインプロヴィゼーションが長くなったのではなく、エンディングのワンコードジャム部分(スタジオバージョンではフェイドアウトしていた)を延々とプレイしているのです。オフィシャルライブ盤「LIVE CREAM VOL.2」に収録された、このツアー3月9日のサンフランシスコ、ウィンターランド公演のテイクでは、このパートは2分足らずで恐らくクラプトンが他の二人とアイコンタクトを交わし、エンディングに持っていったと思われますが、本盤でのクラプトンはなかなかアイコンタクトを送らない(笑)。物凄いハイテンションでのジャムが延々と展開されます。グレードアップした音質でこの曲を聴くだけでも価値があります。そしてウォルサム公演ではプレイしなかった、デビューアルバムからのナンバーSpoonfulとSleepy Time Timeを連続でプレイしています。2曲ともデビュー直後からプレイしているナンバーですが、ここでは完全に中間部がインプロヴァイズされて長尺化した、クリームのライブの真骨頂バージョンとなっています。このように、本公演はスタジオとライブでまったく違う表情を見せるに至った第2回アメリカン・ツアーでのクリームの本質を知ることのできる貴重な音源だと言えます。後半はウォルサム公演同様、3人それぞれのテクニシャンぶりが証明されるフィーチャリングナンバーを三連発。Steppin' Outでのクラプトンの変幻自在ぶりはやはり凄いです。過去の同日音源を、本邦初登場のマスターカセットからのアップグレードバージョンで凌駕したのが本盤です。お早めのオーダーをお待ちしております。

★最初の140枚のみ、ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (44:25)
1. Sunshine Of Your Love
2. Spoonful
3. Sleepy Time Time

Disc 2 (38:27)
1. MC
2. Stepping Out
3. Traintime
4. Toad

Eric Clapton - guitar, vocals
Jack Bruce - bass, vocals
Ginger Baker - drums

Beano-216 ,800