サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

やっぱりツェッペリンは最高だ!

2006年02月19日 01時35分23秒 | 洋楽
これで何度目だろう。マイ・ブームでツェッペリンがきている。
やはりツェッペリンは、世界で最高のロックグループである!

他人には決して海賊盤は推奨しないのだが、
個人的には、未知の世界を見せてくれる海賊盤は大好きである。

特にLED ZEPPELINのライブ音源は、本当に凄いとしか言いようがない。
確かにサウンドボード/オーディエンス、音の良し悪しがあるのだが、
それを千歩譲っても興味深すぎる、そして胸を熱くする音源の数々!

なのでブームが来ている私は、海賊盤を求める日々が続いているのですが、
そんな中からこんな音源の紹介を。

1971年9月24日、武道館のセットリスト
1.移民の歌
2.ハートブレーカー
3.貴方を愛しつづけて
4.ブラック・ドック
5.幻惑されて
6.天国への階段
7.セレブレーション・デイ
8.ザッツ・ザ・ウェイ
9.ゴーイング・トゥ・カリフォルニア
10.タンジェリン
11.強き二人の愛
12.モビーディック
13.ホール・ロッタ・ラブ
14.サンキュー
15.コミュニケーション・ブレイクダウン

ファンの間では定番の音源である。
レッド・ツェッペリンは、結局1971年と1972年の二度しか日本の地を
踏んでいない。どちらの年も素晴らしい演奏を繰り広げているのだが、
初来日の衝撃度、演奏の充実度からいっても伝説の公演に相応しいのは、
1971年だろう。上のセットリストは初来日二日目の武道館公演である。
(ちなみにトップの画像は、初日の模様を受けての新聞の記事を
 ジャケットに模したブートレッグCD。実際に移民の歌で
 ジミーペイジの弦が切れた。アツい!)

移民の歌からバンドのテンションが高いのなんの!
CDは3枚組み。演奏も長いのなんの。
しかしその長さを感じさせない圧倒的な演奏。
そして日本人として、彼らがこの日本で演奏していたという事実。
ほんとっうに!最高である!

私はロバート・プラントのあの素晴らしいハイトーン・ヴォイスが大好きなのが、
彼は過密なツアースケデュールからか、
1972年をもってその天井知らずの歌声に陰りがみえ、
1973年以降は独特な歌いまわしに変わってしまう・・・
それはそれで勿論好きなのだが、公式に発表されたBBCの音源や
1972年のUS公演を収めた『伝説のライブ-HOW THE WEST WAS WON』で
聞くことが出来るロバート・プラントのあの見事としか言いようがない
ボーカルを聞いてしまうと、病み付きになってしまうのである。

それにしても非の打ち所がない完璧な格好良さが、
レッド・ツェッペリンにはある。
それは決して演奏の完璧さではない。
勿論彼らの曲は最高だし、四人とも超一流のミュージシャンである。
しかし色んな音源を聞いていくと、全てのライブが最高に良い訳ではなく、
いい時もあれば、悪いときもある。
それにジミー・ペイジの運指は、いつもペキペキいっている。

しかし彼らには「王者」たる貫禄がある。

あのロバート・プラントの長い黄金のたてがみは、
まさしく王者の印に思えてならないし、
ジミー・ペイジのあの低く構えるレス・ポールの格好良さといったらない!
本当に惚れ惚れしてしまう。

1996年のペイジ&プラントの来日は、まだ彼らの存在すら知らない頃(15歳位?)
で行けずじまい。ジミー・ペイジ&ブラッククロウズもチケットはとったものの、
敢えなく公演が中止になってしまい、見れずじまい。

もう一度でいいから、本当に再来日して欲しいものだ。
全盛期には程遠いと分かっていても、見たくなるのがファンというもの。
心から願ってます。

もう一度言おう。

やっぱりツェッペリンは最高だ!