サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

コッコ(Cocco)について思うこと。

2007年07月28日 01時45分33秒 | 邦楽
今日フジの「僕らの音楽」にコッコが出てましたね。

たまたまつけて、しかもあまりテレビに出ない彼女が出ていたので、
思わず見てしまいました。

コッコは特段好きなわけではないですが、
2000年前後に熱心にJ-POPやロックを聴いていた人には
やはり目が離せない、そんなミュージシャンだったのではないかと思います。

私も大学の軽音でコピーすることになり、
そこから入っていった口ですが、
非常に重たい音に陰のある歌詞が印象的で、
いかにも壊れてしまいそうな彼女の魅力もあり、
好んで聞いていた時期もありました。

しかし一度音楽を止めた後の彼女の活動は非常にPOPで、
今までの陰というか暗い部分がない。
なにか吹っ切れたような感じがします。

くるりの岸田とのコラボもそうだし、
最近のソロにもそれが顕著。

今回の番組に関しても香取慎吾とすごく楽しそうに話して笑ってた。

でも30分の中で演奏された三曲は、
新曲と「強く儚い者たち」「Raining」。

新曲以外はどちらも「クムイウタ」からの選曲だ。


完全に個人の好みだけど、やはり「クムイウタ」に代表されるようなコッコが私は好き。

ポップすぎるコッコは否定はしないけれど、あまり好みではないです。

テレビで楽しそうにしているコッコをみて
あまりにびっくりして思わずダラダラと書いてしまいました。

コッコはスマップが好きでスマスマに出たいらしい。

あ、ちなみにインディーズ時代のコッコって、
表記が今と違い「Cocko」だったようです。どうでもいいですが・・・

ONE SUMMER DAY

2007年07月19日 11時22分25秒 | その他
ある夏の日。

ドトールでお昼ご飯を食べました。

混み合う店内。

たまたま座った席の隣になんだか見覚えのある人が。

しかしその人は俯いてうたたねをしていた為、
どうも確信が持てず、でもそんな事ないかと思って、
自分の食事をとっていました。

が、どうも似ている。

ちらちらと横目でみてみる。

より覗き込んでみてみる。

似てる。

でも声かけて人違いだったら、それこそ嫌だし。




ん~、どうしたものか。。。

そうだ!彼の携帯にメールを送ってみよう!

その彼ならば、途端に携帯をチェックするはず!

早速送ってみる。

しかし、反応なし。

ちょっと待ってみる。

しかし、反応なし・・・

やっぱり違ったのかと、

ちょっとしたワクワク感から残念な感じになる。

そんな偶然ってないよね。

また自分の食事に戻る。

ミラノサンドを食べる。

アイスコーヒーを飲む。

ミュージックマガジンの最新号をチェックする。

いつもと変わらない昼休憩。




・・・しばらくして

ん?どうやらその人違いの彼が起きたようだ。

もうその彼に関心はなかったものの、ちょっと横目で見遣る。

携帯をチェックしている。

まぁ大体普通の人なら携帯チェックするしね。




でもその瞬間!

「まっちゃん!」

あ~!やっぱり大学時代の友人K君じゃないか!

以前あったのはゆらゆら帝国を観にいったリキッドルームで、

確かその時も偶然だった。

こんな偶然てあるものかと思いながら、

お互いの近況に花を咲かす。



やっぱり彼であったということと、

そんな彼と同じ時間に同じ場所で遭遇したことに驚きを隠せなかった、

そんなある素敵な夏の日。

ザ・ヘアー(THE HAIR)のOUT OF OUR HAIRが再発売に!

2007年07月12日 11時06分48秒 | 邦楽
昨日あいさとう率いるザ・ヘアーの名盤「アウト・オブ・アワ・ヘアー」が再発されました~!!!

目出度い(祝)!

今回はリマスター&エキスパンデッドヴァージョンということで、
正式名は「OUT OF OUR HAIR maximum r&b remasters」となっていて、
1990年に発売されたときとはジャケも若干異なった形で発売となりました。

正式名みて、あれれと思った方はさすが!

そうこの黄金のラインナップと同時期に発売された
「Maximum R&B」(未だに未CD化作品)から2曲が初CD化で収録されているのです!!!

アルバムのジャケはこれ→hortyuua.jpg

この中から収録されたのは「アイム・キング・ビー」と「アイ・キャント・テル」
の2曲。(このCDの中では⑫⑬曲目)

さらにさらにこのアルバムには当時の未発表ライブ音源が8曲も収録されているのです!
さすがに音質は落ちるものの、観客の声と相まって当時の熱気が伝わってくるような、そして本当にクールで格好良い演奏にはしびれてしまいます!

1. ヤング・マン・ブルース
2. あれはするなよ
3. ロッキン・チェア
4. グッド・タイムス
5. プリティ・リトル・ガール・ブルース
6. 恋をしようぜ
7. ピープル・ゲット・レディー
8. 砂のお城
9. 恋はシュビ・ドゥ・ビ・ドゥ
10. シンク!
11. キンキー・ヘアー
12. キング・ビー
13. アイ・キャン・テル
14. モンキー・ジャーク
15. ラスト・ナイト
16. ビッグ・ボス・マン
17. ユー・キャント・ジャッジ・ア・ブック・バイ・ザ・カヴァー
18. ウ・プ・パ・ドゥ
19. キャン・ユー・ヒア・ミー
20. ヤング・マン・ブルース
21. シャウト・アンド・シミー

前置きが長くなりましたが、このアルバムは1990年に発売。
ラインナップはあいさとう(G)、スカパラにもその後在籍した杉村ルイ(Vo)、
及川ヒロ(B)、江口マヌー(Dr)の四人による唯一のアルバム。

東京のMODSシーンの正しく顔役として活躍し、特に杉村ルイのボーカル時代はカリスマだったとか。
とにかく「すごい!」という情報しかなく長年このアルバムを探していたのですが、全く見つけることが出来ずにあきらめかけていたところの嬉しい再発売!(実際はちょっと前に職場の同僚に音源を焼いてもらっていたのですが)

本当に嬉しいです!昨年はこちらも長年探していた「Maximum R&B」の12inchと、1994年に発売されたライブ盤も手に入れることが出来、細かいオムニバスを除けばようやくオリジナル音源がほぼ全て揃ったことになるのです!

MODS→GS→ニューロック→ジャズロック(→そして現在は女性Voを迎えネオアコ的なポップな作品をリリース)と様々な変遷をたどりながら現在まで活動しているあいさとう氏のザ・ヘアーですが、いつの時代もそれぞれクールで格好良いのですが、やはり杉村ルイ時代は別格の格好良さがありますね。

メンバーのそれぞれの旨さもあると思いますが、この時期はなんでこんなに黒いんでしょうか?同時代に活躍したバンドだとガレージによりだったり、音が軽かったりするんですが、ザ・ヘアーは一音一音重みと凄みがある。

うろ覚えで申し訳ないのだが、この時代の貴重な証言に関しては大分前のクイック・ジャパンに確か北沢夏音氏による初期ザ・ヘアーのことについて3号分位連載があり(タモさんが表紙の第41号あたりだったかと・・・)、自分がその時代に居たかのような詳細な記述なので、まだ読んだことがない方は是非とも目を通して欲しいです。

そして勿論このアルバムを聞いたことがない方も聞いてみて欲しいです。The Hairとは何か?MODSとは何か?R&Bとは何か?表面的なことではなく「MOD」でいることとはどういうことなのか?それがこれを聞いて分かるはずです!2007年一番の復刻です!オススメ!

デュアン在籍時のオールマン・ブラザーズ・バンドの映像

2007年07月06日 00時15分47秒 | 洋楽
確か大分前に発売されたDVD(-R)を、遅ればせながら購入。

最近オールマン・ブラザーズ・バンドのアーカイブシリーズとして、
5作目の作品が発売されたのを受けて俄然自分の中でオールマンズが再び熱風を巻き起こしています!

ちなみにこのアーカイブシリーズですが、一作目こそ国内発売されたものの、
その後は国内盤化されず輸入盤でのみ購入することが可能です。

さて表題にあるデュアン・オールマン在籍時の映像ですが、
特に目新しいものはなく、ただ私はVHSしか持ってなかったので、
このDVD-Rを購入しました。

■Fillmore East, NY, Sep. 23, 1970
01. Don't Keep Me Wonderin'
02. Dreams
03. In Memory Of Elizabeth Reed
04. Whipping Post

■Love Valley Festival, NC, Sep. 17, 1970
05. Love Valley Festival (Silent)
06. Mountain Jam

Duane Allman - Lead & Slide Guitars
Gregg Allman - Organ, Piano, Vocals
Dickey Betts - Lead Guitar
Berry Oakley - Bass Guitar
Jaimoe- Drums, Congas, Timbales
Butch Trucks - Drums, Tympani

Guest: Thom Doucette - Harmonica (on #01)


まずこのジャケット!レアです!
オールマンズの中でも初のライブ盤でもあり、
ロック史を代表するライブ盤でもあるフィルモアでのライブのジャケットのアウトテイクです。

今までいくつかジャケの写真とは違うものが世に出てきましたが、
このデュアンだけというのはすごく珍しいんではないでしょうか?
写真が粗いのが残念ですが・・・

内容ですが、収録内容は特にVHS時代と変わりはなし。
フィルモアでのライブ映像では、前半グレッグのボーカルがオフ気味なことや、
画像が乱れてしまう部分も変わりありません。
しかし画像がかなり鮮明になっています。これは嬉しいですね。

そしてLOVE VALLEYですが、マウンテン・ジャムのみ音声があるのも変わりなし。

最近you tubeにて、他の部分にも音声が付いているものがあり、
かなり食い入るように観てしまいましたが、その内完全版も出てくるかも知れませんね。

その他デュアン在籍時のものは細々としたものがあるようですが、
それらはクオリティで劣るためか割愛されている様子。
いずれもyou tubeで確認出来ますが、何をしているのか判断に窮するものも多く、
まぁ仕方がないのかなとも思いますが、どうせなら収録して欲しかった!

ZEPの8mmを収録したDVDなら、かなり細々とした映像も収録されているのにと思ってしまいますが・・・

いずれにせよ、この画質で持ってコンパクトにデュアン在籍時の映像の代表するものを収録したこのタイトル、良いですね。今になってもビデオで見てましたから・・・
DVDって便利ですね。

しかし未見の方は買えとは言わないですが、今やyou tubeでも見ることが出来るご時世なので、
絶対に見るべき映像です!

私もこの映像を見たときは本当に目からウロコが落ちました。
バンドとしては初期の時期にあたり、テレビカメラが入る関係か、
フィルモアは4曲しか収録されて折らず全体的に非常に短い演奏ですが、
内容は本当に濃いです。二人のドラマーの役割もこの映像で明白だし、
ベリー・オークリーの背の高くて格好良い感じが最高だし、
当時のフィルモアの様子(ライトショウが非常にサイケだし、お客の様子も見れます!)も興味深いし、
グレッグとデュアンがお揃いのタイダイのTシャツを着てるのもにんまりだし、
そして何よりギタリスト二人の、特に勿論デュアンの弾くところをこんなに明確に捉えた映像が残っているだけでも感謝しなければなりません!

デュアンのフィンガリングのなんてスムーズなこと!タッチが柔らかい!
ボトルネックも非常にスムーズ。デュアンの天才的なひらめきも垣間見れる映像です。

デュアンはちょっとまねが出来ないところがありますが、
それに比べて個人的には随分とギターのフレーズに影響を受けている
ディッキーのギタープレイも見もの。何だかインディアンのような井手達が
南部の男を感じさせます。弾き方も無骨な感じがします。

もう本当に何度も見ましたが、これからも何度も見るでしょう!
一家に一本のお宝映像ですよ!

個人的には大好きな曲である「ドリームス」と「エリザベス・リードの追憶」が
収録されているのが、かなりポイント高いですね。どっちも最高に格好良いです!