サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

サンタナ-伝説のロータス

2005年09月26日 19時36分17秒 | 洋楽
すごいものがブートで発売された。
横尾忠則の手によるレコード史上類をみないことでも有名な、
サンタナの初来日公演を収めた『ロータスの伝説』。

なんとこのライブの映像がプレスDVDで発売されたのだ!

なんでも1973年当時、
8月1日と8日の二週にわけてテレビで実際に放映されたものが
ソースになっているようで、ということは当然プロショットなわけですが、
あの音による曼荼羅絵図の映像版ということだけで胸がワクワクしますが、
内容も期待を裏切らない出来です。

とにかく天才ドラマー、マイケル・シュリーブの驚異的なドラムが
鮮明な映像で見ることが出来るだけでも貴重ですが、
サンタナのレスポール裁きもものすごく、一つの「絶頂期」を
確認出来ます。

約75分ほど収録。レアな写真も映像の途中に挿入されます。
おすすめな一本。

Eric Clapton's Rainbow Concert

2005年09月19日 21時45分18秒 | 洋楽
国内盤は見かけたことがなく廃盤かと思っていて、
長いこと聞けないままだったこのコンサートだけど、
輸入盤がいとも簡単に入手出来た。な~んだ。

さてこのコンサート。
ファンにはおなじみの歴史的なものだけど、
内容はちょっと厳しいものがある。
それはデラニー&ボニー~ソロ~そしてデレク&ザ・ドミノスで
クリームに続く栄光を手に入れたかに見えたクラプトンだが、
実はその一方で麻薬に依存しっぱなし状態に陥っており、
結局デレク&ザ・ドミノスもセカンドアルバム用にスタジオ入り
するも完成に至らず。そして彼は療養生活に入るのであった。

そしてこのコンサートが行われる1973年。
ザ・フーのピート・タウンゼントが、
クラプトンのカムバックコンサートをサポート。
バックのメンバーに、ピートに加え、
トラフィックからスティーブ・ウィンウッド、ジム・キャパルディ、
リック・グレッチ、リーバップ・クワワ、そしてロン・ウッド。
エリック・クラプトンの人の良さと人脈の広さを物語るような
素晴らしい人選である。

で肝心の内容だが、このCDで聞ける曲目は以下14曲。
(昔はこの中の6曲で発売されておりこのCDは「+8」Ver.
 今はブートで全貌を聞くことが出来るが持ってません・・・)

1.Layla
2.Badge
3.Blues Power
4.Roll It Over
5.Little Wing
6.Bottle of Red Wine
7.After Midnight
8.Bell Bottom Blues
9.Presence of the Lord
10.Tell the Truth
11.Pearly Queen
12.Key to the Highway
13.Let It Rain
14.Crossroads

ブラインド・フェイスからドミノスまでのベスト・オブ・ベスト的な内容。
しかも一曲目があのレイラ!しかしこの曲でいきなりズッこけます。
全然声が出ていない・・・まぁ復活コンサートだけに、
身も心もボロボロというのは分かるが、軽くショック。
しかもソロも元気なく、あっという間にレイラが終わってしまう。

先が思いやられるが、この後尻上がりに調子が良くなっていきます。
といっても一時期の勢いに比べると比べるべくもないのですが・・・
クラプトンの肝心のギターがまるで歪んでいなくて、
ペケペケと悲しい感じがします。
(ちなみに左chにロン・ウッド、右chにピート・タウンゼント、
 センター気味にあるのがクラプトンのギターと思われます)

それでもファンはこのコンサートを聴くべきでしょう。
特にベル・ボトム・ブルースの壮大さは素晴らしいものだし、
プレゼンス・オブ・ザ・ロードでは、ブラインド・フェイスの
ジンジャー・ベイカーを除く三人が揃った貴重なものだし、
レット・イット・レインの長尺な感じも微塵もない位の勢いも凄い。
更にトラフィック・ファンはパーリー・クイーンも聞ける。

全編にわたってロン・ウッドのスライドとウィンウッドの活躍が
素晴らしい。何よりこのステージに腐りかけのクラプトンを上げた、
ピート・タウンゼントの心意気に感謝したい。

何故もっと早く聞いてなかったんだろうかと思う一枚。
ファンの方は必聴です。

近況報告&ハイドパークフェスについて。

2005年09月07日 19時19分46秒 | ライブ
近況報告を。

8月の頭に引っ越してから、
阿佐ヶ谷の七夕や高円寺の阿波踊りを体験するにつれ、
あぁ中央線に住んでるんだなぁと実感している私です。

特に高円寺の阿波踊りは物凄い沢山の人手と喧騒、
またあのテンションが異様に高い様は正しく「祭り」、
そしてカオス。「ハレ」と「ケ」を身をもって体験しました。
まぁ友人たちと酒を呑んでいただけなんですけど。

そしてやはりここ一ヶ月の(いや人生でかも?)最大のイベントといえば、
狭山で行われたハイドパークミュージックフェス2005でしょう!
私はなんと急遽スタッフとして参加したんですが、
色々大変でもありながら非常に素晴らしく濃い二日間を過ごさせていただきました。
ライブの見所は人それぞれでして、まぁ細野晴臣さんの「恋は桃色」に
感動しない人はいなかったと思いますが、
個人的にはブレッド&バターの生「ピンク・シャドー」やマーク・ベノの
素敵な人柄、洪栄龍さんのギター弾きまくり&乱魔堂の曲を演奏などなど
常に感動しっぱなしでした。

更には仕事と私事、一緒にしてしまってますが、
色んな方にサインを頂きまして、一気に家宝が増えました(笑)
本当に一生ものです。

やはり1970年代という日本のロックにとって「良い」時代を体験出来なかった
世代にとっては本当にありがたいイベントですし、
普段疲れているおじ様がたには素晴らしい清涼剤になったのではないでしょうか?
このイベントを続けていくことにより、
過去とこれからをつなぐ架け橋にならんことを一ファンとして願っております。

さて全く放置しっぱなしのこのブログですが、
引っ越し先にパソコンがない為に更新出来ずにおります・・・
いつか良いの欲しいなぁと思いつつ、
ド素人の私は何が良いんだか全く分からず時間が経つばかりです。
それから今の家にはテレビもなく、世間から全く遮断されたような状況です。
天気も政治も分かりません。ラジオはありますが。
冬までには全て揃えられたらなぁと気長に思っております。

万が一、このブログを楽しみにしている人がいれば!?
もう少々お待ち下さいませ。

でも仕事先でメールや書き込みはチェックしているので、
お気軽にご連絡下さい。

では。