サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

ZEP FOR ONE

2008年07月25日 00時54分50秒 | LED ZEPPELIN
beatleg や ブーポイを読んでいるZEPマニアなら必読の本
「レッド・ツェッペリン・ライブ・ファイル」が発売されています。

ネット上の評価を見ると、おおよそ高評価です。
あくまで初心者向けと思われますが、
一冊でここまでツェッペリンのライブをまとめあげるのは相当大変だったと思います。

かくいう私も購入してからというものの、
日ごとにペラペラめくっておりますが、
そうこうしているとやはりZEPのライブを聞きたくなってくるわけで、
すっかりと何回目かのZEPブームが自分の中でやってきています(笑)

熱をあげるとは面白いもので、ちょっと冷めているときにはスルーしていたものを
あらためて買い求めたりしています。
ちょっと音質に難があると分かっていても自分のブームの時には買ってしまうんですよね。

というわけで最近はZEPがもっともエネルギッシュで活動的だった
1971年の8月9月の公演を集中して聞いてますが、
特に「Whole Lotta Love」のロックン・ロール・メドレーで
何が出てくるか分からないドキドキ感がたまらないです。

そういった意味では「Whole Lotta Love-Boogie Chilun'」とメドレーが固まってしまう
1973年以降はちょっとつまらないです。
でも別の面白さが出てくるので、飽きないんですけど(なんだそりゃ)

で、とある休みの一日、「i tunes 」に新たに聞きたいのを入れたりしてたんですが、
前々からアルファベット順が気持ち悪いと思っていたのを直すことを決意。

「日付-場所-タイトル」というふうに統一。でもそれが数があるものだから
ものすごく時間がかかり、結局一日そんなことに費やしてしまいました。

聞く人が聞けば全くばかげた話と思われるかも知れませんが、
びっしと気持ち良く並んだあとの爽快な感じは分かってもらえないでしょうかね?(笑)
ちなみに数えたら60タイトル強(CD棚にはまだまだ眠ってますが・・・)ありましたが、
いつ聞くんだ?という突っ込みは止めて下さい、その行為自体が楽しいのがマニアです♪

そんなわけで、一人でZEPを、な今日この頃の報告でした。

ジョン・レノン/平和の祈りをこめて-ライヴ・ピース・イン・トロント1969-

2008年07月10日 12時18分50秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
前回に引き続き1969年のクラプトンつながりで。
beatlegを読んでいたら無性にこのライブ盤が聴きたくなってついに購入。

高校時代にwowowかBSで放送されたビデオをずっと繰り返し見てきましたが、
音だけで聞くとまた別の味わいがあり、良いですね。

でもやっぱりこれは映像で見たほうが確実にテンションのあがるLIVEです。

1. ブルー・スウェード・シューズ
2. マネー
3. ディジー・ミス・リジー
4. ヤー・ブルース
5. コールド・ターキー(冷たい七面鳥)
6. 平和を我等に
7. ドント・ウォリー・キョーコ(京子ちゃん心配しないで)
8. ジョン・ジョン(平和の願いを)

相当急造だったバンドらしく前半はジョンが好きなビートルズ初期から演奏している
ロックン・ロール・ナンバー。

ここでの切れがあるクラプトンのフレーズがバッキング/ソロともに冴え渡る。
ロックン・ロールを弾かせても格好良い!!!(単なるミーハーか・笑)

ヤー・ブルースは、前年1968年年末のストーンズのロックン・ロール・サーカス以来の
ジョンとクラプトンによる再演となったわけだが、ロックン・ロール・サーカスの時の演奏が
最高だと思っている私にとって、このトロントでの演奏はちょっと拍子抜け。
ちょっとグダグダ過ぎます。クラウス・フォアマンのベースフレーズが怪しいのと、どういうわけか最後クラプトンのソロのあと、もう一度歌が入ってこずそのまま終わり。
ん~、一年でこの差はなんなんでしょうか?聞けるだけでもありがたいですが。

そして5,6曲目は新曲。
5曲目はドラッグ・ソング「コールド・ターキー」。初期ジョンのソロの曲の中でも
凄く好きな曲で、1970年前後の感じが色濃く出たロック・ナンバー。
CDの解説に書いてありましたが、確かにリズムがショッキング・ブルーのヴィーナスに似てます。

6曲目のギブ・ピース・ア・チャンスも、「平和」を強く訴えはじめた初期ジョンの代表曲。
ベッド・イン・パフォーマンスでのアコースティックでの方が合ってる気もします。

B面にあたる7,8曲目はオノ・ヨーコの曲。今聞くとなんてことないですが、
8曲目はフィード・バックにヨーコ女史のスクリーミングによる12分もの長さの曲で、
さぞ当時の方は度肝を抜かしたのではないでしょうか?
B面は全く聞かなかったという声さえ聞いたことがあります(笑)

でも7曲目の「ドント・ウォーリー・キョーコ」なんて、スライドバーをはめて繰り出す
クラプトンのリフがなかなか格好よく、ずっとこのリフを引き続けている感じが
ポリリズミックなグルーヴさを醸し出してます。

それが音だけのCDだとより伝わってくる感じが。

でも気になるのがこのCDのミックスで、ジョンの声だけがやたらクリアに
そして前面に出てる気がしていまいち気持ちが悪い。

これってオリジナルのレコードもこういうミックスなんだろうか?

1969年のクラプトン

2008年07月06日 09時44分43秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
私の愛読書の一つ、「beatleg」の最新刊は、
なんと!1969年に限定したクラプトン特集!

なんでもその趣旨はCREAM解散後から、
1970年のドミノス結成までの昏迷の一年間が実は重要な年であったということを、
ライブ/セッション活動を時系列にまとめて明らかにするというもの。

そしてもう一つ、1969年のクラプトンがどの時期よりも格好良いから!
ということで巻頭/本文にこれでもかと写真が散りばめられており、
改めてその容姿の格好良さを再確認しました。

個人的に言えば、私もクラプトンがものすごく好きですが、
時期的にはその1969年を含めて、
CREAM時代からドミノス辺りまで(1967~1971年)が最高にヒップだと思います。

特にCREAM時代のアフロからその髪が伸びてウェービーなロングヘアになる辺りが
私はもの凄く好きです。近づきがたいオーラを発していて、これが格好良いんです!

と容姿についてはさておき、
サウンドは、ちょうどブラインドフェイスから、その前座に起用したデラニー&ボニーのサウンドに
魅せられてスワンプロック方面へという流れへ行く時期。
その間に色々(ジョン・レノンとのトロントでのフェスやレコーディングなど)と
数多くのセッションをこなしており、昏迷を極めたといいながら、
もしくは昏迷を極めたからこそ、要注目な仕事をおこなっています。

これを読んで思わずクラプトン・ブームが来てしまい、
ブラインド・フェイスを聞きなおしたり、デラニー&ボニーを聞きなおしたりして、
クラプトン漬けになってます。

私の好みで言えば、とにかくCREAM時代のぶっといギブソンサウンドが好きなので、
ブラインド・フェイスを経て徐々にスワンプへ移行するとともに、
ストラトサウンドに移ってしまい、スケールもメジャーな音使いになってしまうのが、
なんとなく心もとなくCREAMほどには入込めないのですが(それでも大好き)、
CREAM時代とは違ったバッキングや短いながらも歌心のある妙技が冴え渡り、
それを再確認した次第であります。

■デラニー&ボニーwithクラプトンのヨーロッパ・ツアーから。
※ジョージ・ハリスンとの貴重な2ショットも見れます。



■その「Cmin' Home」のアコースティック・バージョン。カラー!


風の谷のナウシカ

2008年07月05日 09時12分39秒 | 邦楽
風の谷のナウシカが大好きです。

毎年日テレでは必ず放送しますね。

いつも見るようにしてます。

で今年も放送されているのを見ましたが、
急に漫画版が読みたくなり、
先日わざわざ実家に帰って漫画版全7巻を持って帰ってきました!

いやぁ、漫画版の方が確実に面白くて、奥が深い!
「人間の業」を描いてます。

アニメージュに1982年に連載が開始されて1994年に連載終了。
後追い世代ですが、確か最終巻の時は、発売当初に買いました。

でも子供の時に読むよりも、大人になって読んだ方が断然面白いです。

1982年から1994年というわりとバブリーな時代に作られたにも関わらず、
宮崎氏の時代を超越した感覚にびっくりさせられます。

そしてこれを読めばこそ、映画版の凝縮さがよくまとめてるナァと感心させられます。

※写真は漫画版の表紙でも、特に好きな表紙。クシャナ姫惚れます(笑)

映画版では一切使われていない安田成美の「ナウシカ」。
家にあったジブリのCDでよく聞いてました。

でもこの曲は松本隆×細野晴臣のゴールデンコンビ。さすがです。