サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

雑誌『DOLL』デビュー!

2006年03月31日 19時40分44秒 | 邦楽
今日発売のパンク雑誌『DOLL』5月号でいくつかアルバムのレビューしました。

「DOLL」なんて買ったことがないほど、縁遠いんですが、
ギターマガジンに続き、
なぜか先に執筆という形で「DOLL」デビューしてしまいました!

内容は、和モノガレージシーンについて。
『和製ロックンロール特集』ということで、
フレアオッズ、ザ・ヤング、ザ・シロップなどについて書きましたので、
お暇な方、そしてパンク好きでない方も是非読んで頂ければと思います。

過去の音楽にリスペクトしつつ、
この現代において非常に興味深い音楽を奏でている数々のバンドたち。
アンダーグランドでは盛り上がっているシーンなので、
色んな方に聞いて欲しいです!

4/8にはロフトプラスワンで、サイクロンズ・フレアオッズなどなど注目のバンドが
出演するオールナイトのイベントもあるので、興味ある方は是非!
DJは、サミー前田氏&スクービー・ドゥーのMOBYです!
勿論私も参加予定!

ストーンズ in 東京ドーム!

2006年03月27日 10時17分12秒 | 洋楽
遂にニューアルバムを引っさげてローリング・ストーンズが来日!
私は「リックス・ツアー」はお金がなかったので(悲しい・・・)、
これで通算2回目の参戦。テンションあがります。

で、今回は高いお金を払って(S席:約18,000)、行って来ました!
3/24(金)の東京ドーム!

いるは、いるは、人・人・人。人の波。
さすが老若男女そろってますが、
やはりスーツ姿の方や年配の方の方が多かった気がします。
でもみんな60過ぎのおじいちゃん達を見に行ってるかと客観的に考えると、
ちょっと可笑しい。でも私もその中の一人なんだけど(笑)

で、さっそくセットリスト。おそらくこれで間違いないはず。

3/24 Tokyo Dome
Start Me Up
It's Only Rock'n Roll
Oh No Not You Again
Bitch
Tumblin' Dice
Worried About You
Ain't Too Proud To Beg
Midnight Rambler
Gimmie Shelter
This Place Is Empty
Happy
Miss You
Rough Justice
You Got Me Rocking
Honky Tonk Woman
Sympathy for The Devil
Jumping Jack Flash
Brown Sugar
-encore-
You Can't Always Get What You Want
Satisfaction

至極の二時間!

ご覧の通り、まぁいつものというかヒットメドレーですね。
ニューアルバムからは僅か。
私はニューアルバムは買わなかったけど(ファン失格か?)、
まったく関係なかったです。

もうこれはライブではなく、ひとつのエンターテイメントですね、まったく。
ミックが縦横無人に駆け回る様はもう凄いとしかいいようがないです。

音楽的なことをいうと、全くキース・リチャーズがギターを弾けておらず、
またチャーリー・ワッツのドラムももたりがちで、そこは興ざめ。
まぁこれはいつものことですが、60-70年代の頃のファンはやはり、
切れ味が良いギターを聞きたいもの。

それを考えると、ロン・ウッドをすごく良い仕事をしていた。
キースの裏でさりげなく聞こえるオブリガードは素晴らしく、
スライド、ソロともに流暢で、キースのダメさを考えると、
胸がすくような格好良さだった。

ただやはり総体としては、とても楽しめる内容で、
事実たっぷり楽しんだ私は満足でした。
これぞエンターテイメント!

これからの関心事は、
あと何日で来日公演を収めたブートレッグが発売されるか、ですね。

LED ZEPPELIN'S ROCK AND ROLL

2006年03月18日 23時28分53秒 | 洋楽
すっかりと月一更新状態ですが、
未だにツェッペリンしか聞いてません・・・

先日は、1971年の名盤である通称「Ⅳ」の二曲目に収録の
ロックン・ロールを各年代の映像で聞き比べてみた。

72年、73年、75年、77年、79年の5年分。

長いことライブではおなじみの曲で、
それだけに彼らの代表曲であり、
数少ない映像にも記録されている。

72年はオフィシャルにも収録されているオーストラリア公演。
大きなスタジアムでのびのびと演奏している。
ロバート・プラントの声も最後のあだ花か、
非常にハイトーンが出ており、聞いているコチラも気持ち良い。

73年は映画にもなったMSGでの公演。
全くロバート・プラントの声が出ていないことに愕然とする。
演奏はゆっくりとしたヘヴィーなグルーヴが強調されている。

74・76・78年はライブはお休み。

75年はこちらもオフィシャルに収録されたアールズコートでの映像。
こちらもロバートは辛そう。

77年はシアトルでの映像。
この年からロバートはボーカルにエフェクトをかけている。
余りに出ないボーカルを誤魔化しているようだ。
曲の構成も終わりの部分が変わっている。

79年は有名なネブワース。
79年はロバートの声が幾分持ち直している。
時代からかパンクの連中に非難されまくりのZEPPは、
それを意識してか、今までよりもテンポが速い、よりソリッドな演奏。

こう通して見てみると色々と発見があるもので、
やはりツェッペリンは良いなぁ、と思う次第だが、
やはり個人的に断トツ一位は、72年の映像。
バンドもノリにノっている時期だし、
なによりもロバート・プラントの声が出ているのが良い。

そして声が出なくなってからは、重たいグルーヴにシフトする。
これはこれで凄く格好良い。
79年は70年代の終わりが近づき、
新時代を迎えようとする彼らの意気込みが感じられる素晴らしい演奏だ。
これは通してみてみると改めて感じることだ。
そしてジミーペイジのアクションの移り変わりも一気に楽しめる。

しかしショックだったのが、73年のロバートの声の出なさだ。
72年と並べて聞くとその落差がより強調される。
今まで常に最高のボーカルをそれもハードスケジュールの中で
出しまくってきたわけで、さらに73年初頭に風邪をひいて、
どんどん出なくなってしまったわけだ。

私はロバート・プラントが声が絶好調に出ている71~72年までが
大好きなわけだが、決してその後の時期も否定はしない。
バンドはロバートの声の調子に合わせるかの様に、サウンドを変化させていく。

もし仮に全ての時期においてロバートの声が絶好調であったら、
名曲「アキレス最後の戦い」は生まれてなかっただろう。

まぁこのバンドについては永遠に語りつくせないだろうから、
今日はこの辺で終わります。

*上の写真は77年のThe Whoのキース・ムーンが飛び入りで参加したことで
有名な公演のブートレッグの見開きの写真。

しかしそろそろ頭を切り替えないと。
今週はローリング・ストーンズが来日だ!
勿論見に行きます!