サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

2008年12月7日のジンジャー・ベイカー

2009年01月27日 22時21分57秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
ジャック・ブルースに続いてジンジャー・ベイカー氏の話題を。

2008年の12月7日にロンドンでドラムの「ジルジャン社」からジンジャー・ベイカーに
授けられた賞を祝って数々のゲストと共に行われたスペシャル・ライブがこのCD(3CD-R)。

DISC1&2は今回は割愛。

DISC3にはジンジャー本人の演奏が収められています。

1. Introduction(1:41)
2. History Film (11:10)
3. MC by Ginger Baker (4:56)
4. Straight, No Chaser (9:23)
5. Footprints (12:53)
6. Cyril Davies (5:15)
7. Train Time (4:41)
8. Aiko Biaye (15:59)
9. Drum-Up (10:02)

■Ginger Baker & Friends
・Ginger Baker - Drums
・Jack Bruce - Bass
・Courtney Pine - Saxophone
・Peter King - Saxophone
・Gerard Presencer - Trumpet
・Tony Allen - Drums
・Abass Dodoo - Percussion

オーディエンス録音で残念ながら若干遠めで低音も余り拾っておらず
ちょっとすかすかした音域。
ジャック・ブルースも参加いますが、余り正直ベースの音は弱いです。

あくまで音源なので、②のHistory Filmは残念ながら音のみ。
恐らく貴重な映像も流れているのでは?と思わせる内容です。
この会場に来れなかったクラプトンからのメッセージもあり。
自身のMCに続いて④からはいよいよ演奏開始。

④⑤⑥は自身のルーツを確認するかのようなジャズ演奏。
⑦は皆さんご存知CREAM時代の曲で、ジャック・ブルースが
ハーモニカとボーカルを披露。相変わらず衰えてません。

そして⑧はブラインド・フェイス後の「エア・フォース」時代の曲。
実は今回のメンバーにはギターとキーボードがいない編成。
なのでぐっとジャズっぽい演奏になってますが、
この「Aiko Biaye」、非常に格好良いアレンジになってます。

ジンジャーの低い歌声から始まり、リフがユニゾンで奏でられた後は、
トランペットとサックスのソロ、そしてドラムソロを挟んだ約16分の熱演。
まるで原曲を覆すような超格好良いアフロ・ビート・ジャズ・ロックになっていて、
1970年代初期の熱い時代のジャズ/ジャズ・ロックのような音。
この曲だけで私は非常に満足。こりゃ格好良いです!

最後は10分に及ぶドラム・ソロ。最初は少なく、そしてまったりとしたリズムから
徐々に音数が増えて盛り上がっていく様は圧巻。

ただ今wikiで確認したところ、なんと1939年生まれらしく今年2009で70歳!
このドラム・ソロも70歳間近のおじいちゃんが叩いているとは信じがたい内容。
功績から言っても讃えられてしかるべき!

こんなスペシャル・ライブの片鱗を味わえるだけでも幸せな気分です♪

ちなみにジャック・ブルース氏の日付を追うと非常に忙しい。
このスペシャル・ライブが12月7日で、ライフタイムトリビュートでの
日本での公演初日が12月14日(きっとその前の日には少なくとも来日していたでしょう)。
正味一週間ほどしかなく日本でライブを行っていることになる。
ちなみに1943年生まれとのこと。う~ん、こちらもまだまだ若い。

★Ginger Baker's Airforceの映像!
1st発表後で、スティーヴ・ウィンウッドなどのメインどころはいませんが、
グラハム・ボンドが怪しいオーラを放っているのは確認出来ます。
これぞジャズ・ロック!大好きです!




12月19日のジャック・ブルース

2009年01月25日 23時08分51秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
というわけで前回の記事に続いて、入手した音源
「TONY BE PRAISED」を聞く。

これはツアー封切りと千秋楽セットということで、
2008年12月14日の横浜でのステージと、
最終日の12月19日の東京の2ステージの計3ステージを
4CD-Rに渡って収録した音源。

で、私が実際に足を運んだのが12月19日の1ST-SET。
これは以前ブログにも書きましたが、自分が見たということで感慨もひとしお。


1. Improvisation Jam (16:49)
2. Vuelta Abajo (6:56)
3. Beyond Games (13:41)
4. Emergency (12:14)
5. Where (24:42)
6. There Comes A Time (12:00)

自分はてっきり「ONE WORD」と思ってたんですが、
やってませんでした・・・恥ずかしい限り。

ジャック・ブルースは「Beyond Games」「There Comes A Time」でボーカルをとってます。
若干こもりがちで聞き辛いですが、当日の会場もこんな感じでした。
おそらくボーカルがちょっと小さめにPAで設定していたのかも。

音質はびっくりするくらい超高音質。各パートが凄くきっくり聞こえます。
ギターが大きめなので、恐らくギター側での録音だと思われますが、あまり気になりません。
会場は全く持ち物に関するチェックがなく、このメンツなので、
来た瞬間にこれは絶対にブートが出ると思ってたんですが、これは当りました(笑)

わずか6曲でしたが、非常に濃い時間でした。
まずステージにあがったと思ったらいきなり約17分の即興。
なんのMCもなくですよ!でもこれが全く先の読めない展開で、
最近の懐メロ大会とは趣きが異なっておりほんとにワクワク。

2曲目の「Vuelta Abajo」は、日本のフードブレインをさらに
暴力的にニューロック/ジャズ・ロック化した名演奏。

24分の曲もあったりと全体的に長尺な曲が並んでますが、
本当に飽きることなく圧倒いう間のステージでした。

やはりエマージェンシーの下降リフは何度聞いても格好いいです。
(リフに続いてのジャジーな展開にもぐっと来ます。)
今月のドラム・マガジンでドラムのシンディ・ブラックマンが特集されてましたが、
全然知らない人だったんですが、凄い人だったんですね。



改めて日を置いて当日の演奏を聴いてみると、より冷静に楽しめました。
暴力/破壊的なサウンドの中にお互いのやり取り、そして知性的な部分が見えて、
それが非常に面白く、それだけにおそらく今回だけの企画のプロジェクトだったと思いますが
もったいなく思います。

CREAMの面だけがクローズ・アップされ過ぎていて、彼の大きな一面である
「ジャズ」という部分が結構ないがしろにされているような気が・・・
でも今回の企画はそれが顕著に現れていて、
ジャズが好きなジャック・ファンは大満足ではないでしょうか?

BSフジで放送予定(放送済み?見れないのでチェックできず・・・)ということで、
そのうち映像と音源がセットになったものが出回るかも知れませんが、
その時はその時考えましょう!

ちょっとでも気になるひとは是非聞いてみてください!

ジャック・ブルース、2008年来日音源

2009年01月24日 01時17分19秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
2008年の12月の
「TONY WILLIAMS LIFETIME TRIBUTE
 featuring JACK BRUCE, VERNON REID, JOHN MEDESKI & CYNDI BLACKMAN 」
は、今も私の中で鮮明に残っています(だってジャックを見たのだもの!)が、
音源も確認できた中では3種発売されているようです。

以下忘備録としてまずはとどめておきます。

※ちなみに私は、実際に足を運んだ12/19のセットを収録した4CD-Rの
 「TONY BE PRAISED」を入手済み。

■TONY BE PRAISED (4CD-R)


<メーカーインフォ>
“Tony Williams Lifetime Tribute”と題して、2008年末に日本のみで限定的におこなわれた
Jack Bruce、Vernon Reid、John Medeski、Cyndi Blackmanからなるカルテットの演奏を
合計3ステージ、ディスク4枚に詰め込んだファン必聴のタイトルが入荷。“ジャズ・ロック”を語る上
で避けては通れない伝説のグループThe Tony Williams Lifetime、60年代末にTony Williams、
John McLaughlin、Larry Youngというトリオ編成で問題作『Emergency!』を世に放ちセンセーショナル
なデビューを果たしたこのバンドにJack Bruceが加入したのはセカンド・アルバム『Turn It Over』を
リリースした1970年のこと。38年の月日を経て、トニーは既に故人となった現在、まさかJack Bruceを
主体としてこの企画が持ち上がるとは誰も予想だにしなかったことでしょう。本タイトルではその一連の
ツアーの封切り公演と千秋楽の模様をすべて高音質にて収録しており、大変お買い得な内容と
なっています。演奏内容に関しても、Vernon Reid、John Medeskiという当代きっての個性的な
プレイヤーを揃えたこと、そして世界一の“トニー・フリーク”を自認するCyndi Blackmanを迎えたことが
奏功し、あたかも70年代にタイムスリップしたかのような熱い空間が創出されておりジャズロック・ファン必聴です!

<Disc 1>
◆Live in Yokohama, Japan, 14th December 2008
1. Improvisation Jam 2. Vuelta Abajo 3. Beyond Games 4. Emergency

<Disc 2>
1. Where 2. There Comes A Time

◆Live in Tokyo, Japan, 19th December 2008
-1st set-
3. Improvisation Jam 4. Vuelta Abajo

<Disc 3>
1. Beyond Games 2. Emergency 3. Where 4. There Comes A Time

-2nd set-
5. Allah Be Praised

<Disc 4>
1. One Word 2. There Comes A Time 3. Vuelta Abajo 4. Where 5. Wildlife

◇Personnel;
Jack Bruce (bass, vocal), Vernon Reid (guitar), John Medeski (keyboards), & Cindy Blackman (drums, vocal)

■PLAY IT LOUD VOL.1 (2CD-R)


<メーカーインフォ>
2008年末、Jack Bruceを軸に日本限定でおこなわれたThe Tony Williams Lifetimeのトリビュート・
ライブの決定版アイテム・パート1!横浜から東京に場所を移しておこなわれた一連のツアー3日目
(東京2日目)12/16のファースト・ステージを、もはや“完璧”としか形容のしようがない素晴らしすぎる
音質にて完全収録しています。冒頭静かな立ち上がりのインプロ・ジャムからして20分を超える熱の
入りようで、ツアー全体を通して見てもこの日の演奏こそハイライトだったといえるほどの素晴らしい
内容となっています。この日のセカンド・セットを収録した「Play It Loud vol.2(Wildlife Records-026)」
同様、会場最前方のど真ん中から録音された極上音質のオリジナル・マスターに24bitデジタル・
リマスタリングを施した驚異的な音質による収録となっており、ジャズ・ロック魂全開の御大ジャックは
もちろん、マクラフリンともホールズワースとも異なるギター・サウンドながら驚くほどLifetime的なプレイを繰り広げるVernon Reid、メロトロンまで持ち込んでの入魂のパフォーマンスを見せてくれたJohn Medeski、そして“リード・ドラムTony Williams”の人間離れした叩きっぷりを完全に再現してみせた
Cyndi Blackman、すべての楽器を完璧なバランスと定位で捉えた最高傑作、自信のアイテムです。

◆Live in Tokyo, Japan, 16th December 2008 (1st show)
<Disc 1>
1. opening 2. Improvisation Jam 3. Vuelta Abajo 4. Beyond Games

<Disc 2>
1. Wildlife 2. Emergency 3. Where 4. ending

◇Personnel;
Jack Bruce (bass, vocal), Vernon Reid (guitar), John Medeski (keyboards), & Cindy Blackman (drums, vocal)

■PLAY IT LOUD VOL.2 (2CD-R)


<メーカーインフォ>
2008年末、Jack Bruceを軸に日本限定でおこなわれたThe Tony Williams Lifetimeのトリビュート・
ライブの決定版アイテム・パート2!横浜から東京に場所を移しておこなわれた一連のツアー3日目
(東京2日目)12/16のセカンド・ステージを、もはや“完璧”としか形容のしようがない素晴らしすぎる
音質にて完全収録しています。このセカンド・セットでは「Emergency」に代わり「Allah Be Praised」
「One Word」がセットイン、バンドのテンションも非常に高く、ファースト・ステージの演奏がおとなしい
ものに感じられてしまうほどの壮絶な内容となっています。この日のファースト・セットを収録した
「Play It Loud vol.1(Wildlife Records-025)」同様、会場最前方のど真ん中から録音された
極上音質のオリジナル・マスターに24bitデジタル・リマスタリングを施した驚異的な音質による収録
となっており、ジャズ・ロック魂全開の御大ジャックはもちろん、マクラフリンともホールズワースとも
異なるギター・サウンドながら驚くほどLifetime的なプレイを繰り広げるVernon Reid、メロトロンまで
持ち込んでの入魂のパフォーマンスを見せてくれたJohn Medeski、そして“リード・ドラムTony Williams”の人間離れした叩きっぷりを完全に再現してみせたCyndi Blackman、すべての楽器を完璧なバランスと定位で捉えた最高傑作、自信のアイテムです。

◆Live in Tokyo, Japan, 16th December 2008 (2nd show)
<Disc 1>
1. opening 2. Allah Be Praised 3. One Word 4. There Comes A Time

<Disc 2>
1. Vuelta Abajo 2. Where 3. band introducion 4. Wildlife 5. ending

◇Personnel;
Jack Bruce (bass, vocal), Vernon Reid (guitar), John Medeski (keyboards), & Cindy Blackman (drums, vocal)

※以上某ページよりコピペ。

1月9日はジミー・ペイジの誕生日!

2009年01月10日 22時41分33秒 | LED ZEPPELIN
1月9日は、ジミー・ペイジ御大の65際の誕生日!
おめでとうございます!

ベビーブーマーよりもちょっと早い1944年1月9日生まれです。

1月9日で有名といえば、
「LED ZEPPELIN DVD」のDISC 1に目出度く収録された1970年の
ロイヤル・アルバート・ホールでのライブ。
これはなんとジミーの誕生日のライブで、ちょうど26歳の時にあたります。



私はビデオ時代に画像も暗くて見辛いブートを手に入れて、
目を凝らしてみたものですがこの公式DVDが出たときは本当に驚きでした。
ビデオ時代に出回っていたものよりもよりコンプリートに近い曲を収録し、
画像も全く文句なしの出来に。これを見て改めてツェッペリンを見直した人も多い筈。

でもオフィシャルでカットされている曲もあるので、
ブートで出回っている映像は手放せません。

CDでのオススメはコチラ。

「ROYAL ALBERT HALL : THE INITIAL TAPES」
外国のレーベル「GODFATHERECORDS」からの紙ジャケ仕様で
2CDに渡ってサウンドボードで収録されています。
(公式DVDで見れるのであくまでもマニア向けですが・・・)

で、早くも再結成から一年以上が過ぎていますが、
あの2007年の再結成もジミーの年を考えると63歳でのプレイだったんですね!
ひぇ~!それを考えるとなんだかんだで賛否両論の再結成LIVEでしたが、
もっと評価していいのではないでしょうか?

出来れば日本でLIVEして欲しいですが、敢えて多くは望みません!

長生きしてください♪

■1970年1月9日(誕生日)ロイヤル・アルバート・ホールでの「WHOLE LOTTA LOVE」



■2007年12月7日のロンドンO2アリーナでの「WHOLE LOTTA LOVE」




ロバート・プラント叙勲!

2009年01月08日 13時01分11秒 | LED ZEPPELIN
2008年の暮れのとあるニュース。

ロバート・プラントがエリザベス女王から
大英帝国第3級勲位(CBE)が授与されると、英政府が31日に発表した、
ということだ。

調べてみると、2005年にジミー・ペイジも叙勲を受けているそうだが、
今回のパーシーよりも位は低いとのこと。

でもロッカーが叙勲を受けるっていうのはどういうことなんだろうか?

かつての反抗=ロックのイメージからは程遠いと思うのだが、
それだけロックが浸透したということだろうか。

それにしてもパーシーは本当に格好良い。
映画「狂熱のライブ/永遠の詩」より「The Rain Song」
プラントのナイトのイメージがはまり過ぎ!



『内田裕也/俺はロッキン・ローラー』を読む

2009年01月07日 22時35分51秒 | 邦楽
2008年12月に廣済堂より文庫本化されたこの内田裕也の書籍、
「俺はロッキン・ローラー」。
(元は1976年に講談社から発売されたもの)

これすっごく面白いです。

今でもニュー・イヤー・ロック・フェスや色々な話題で、
度々マスコミに登場し話題をさらっていますが、
本著は、あの「ロケンロー」な調子でとんとん拍子で進んでいく、
そのリズム感がなにより読んでいて楽しい。

そしてやはり裕也氏の「ロックとは何か?」という根源的なところの熱いスピリットと
いかに日本にロックを根付かせるか?というところの熱い気持ちが伝わってくる素晴らしい本。

ワールド・ロック・フェスの裏側も垣間見れて日本のロック・ファンは何はなくとも必読。

また巻頭に載っている写真が格好いいこと!
ウルフヘアーに、タレサングラス、ロール・アップのジーンズに、
ロンドン・ブーツ、そして革ジャン!
これがロックでなくてなにをロックというのだろうか!

巻末には2008年のこの文庫化に際して新たな「あとがき」も付け加えられており、
76年のを持っているかたも買いなおし必至かと。

2008年の大きな話題といえば、フラワー・トラベリン・バンドの再結成
&NEWアルバム・リリースでしたが、それに伴うLIVE、あのジョニー・ルイス&チャーを
前座に迎えての日比谷野音でのLIVE。そのFTBが出る前のバンド紹介をユーヤさんが
やったのはあの場にいた誰もが嬉しかったのではないでしょうか?

私もその姿を拝見出来て凄く嬉しかったです。生ユーヤ。格好良い!

↓その時の写真。遠いし、携帯だしで、全く見れたものではないですが、
 なんとなく私が嬉しがっているのが分かって頂けるかと(笑)

エリック・クラプトン、ジェフ・ベック共演!

2009年01月06日 23時15分57秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
昨日のジャック・ブルース来日に続いて連日の投稿です。

昨年、エリック・クラプトン、ジェフ・ベックのそれぞれの来日がアナウンスされました。

が、私としてはどちらもちょっと食傷気味で「もういいかな・・・」という感じでした。

クラプトンは前回も「もういいかな・・・」という感じでしたが、
デレクが一緒に来てドミノス・ナンバーをやる!というので観にいきました。
完全にクラプトンを食ったデレクが非常に格好良かった!

でも今回は特にニューアルバムもなく、今回の日本ツアーの予約者購入チケットの
あの古い感じのチケットも無理矢理感がしてどうもなぁ、という感じでした。

ジェフ・ベックも何年か前のキャリアを総括するような国際フォーラムでのLIVEや
UDO MUSIC FESTIVALでのサンタナの共演も見たし、クラプトンと同じでニューアルバムを
出したわけでもないし、敢えていえば、あの可愛いベーシストを実際に見てみたいと
思ったくらいで、高いチケット代を出すには惜しいなぁと思ってました。

ところが!昨日e+からとんでもないニュースが入ってきたではないですか?!

「エリック・クラプトンXジェフ・ベック共演!」

これはさすがに行かなきゃいけないでしょう!

何でも前半はそれぞれのソロで演奏し、後半にたっぷり共演ステージが用意されているとか。

でもチケット代が高い!さいたまアリーナでS席17.000円!
二人いっぺんに見れるんだから安いといえば安いですが・・・
年々大御所ロッカーのチケ代が高くなってますよね。
次にポール・マッカートニーやストーンズが来たら2万もいってしまうんでないでしょうか?

いずれにしても伝説のギタリストの夢の共演がしかもこの日本で行われるというのは、
本当にロック・ファンにとっては夢のような日になること間違いなし!

私もチケット申し込みましたので観る事が出来るように祈って毎日を過ごしたいと思います!

ジャック・ブルース来日!

2009年01月04日 23時35分08秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
あけましておめでとうございます!

今年もマニアックに行きたいと思いますので、
皆様お付き合い下さい。

毎年言っておりますが、今年はより記事をアップしていきたいと思います!
がここ最近めっきり減っておりますので、まぁマイペースで頑張ります!

で、2009年一発目は、しょっぱなから2008年の話題ですが、
「ジャック・ブルース来日」の事に触れない訳にはいかないでしょう!

巷ではエリック・クラプトン来日やBFで発売のEVのBEの話題で持ちきりですが、
あのCREAMのベーシストにして伝説のミュージシャンが来日していたのを
どれくらいの人が知っていて、実際に足を運んだ人はどれほどいたんでしょう。

かくいう私も全く来日のことを知らなかったのですが、
勤め先の上司から、「知り合いの人でキャンセルが出たけど行くか?」と
当日に言われて08年12月19日行って来ました!

CREAMの再結成もイギリスとアメリカだけで終わり、
いつか来日した際も何故か東京だけ来なかったり(なんで?)、
そもそも体調の不良が伝えられていたので、もう見ることなんてあきらめてましたが、
本当に私によっては夢のような来日で、見に行く事が決まった瞬間から
見終わったあと、そして今でも思い出すだけでニヤニヤしてしまいます!

まず今回の来日はジャックのソロでもなく、企画ものの色合いが強い
「Tony Williams Lifetime Tribute
  -トニー・ウィリアムス・ライフタイム・トリビュート 」でのもの。

ジャックと言えばもちろんCREAMがいの一番に出てくるほど有名ですが、
ジャズ/ロックをまたにかけるロック界一のベーシストにしてミュージシャン。
そのほかにも様々なプロジェクト、ミュージシャンとの共演がありますが、
中でもCREAM解散後に、ジャズ界の野心溢れる若くして天才ドラマーである
トニー・ウィリアムスと組んだ「ライフタイム」は要チェック。




ジョン・マクラフリンやラリー・ヤングなどの参加で知られ、
第二期にはアラン・ホールズワースの参加でも有名。
69年の「エマージェンシー」、
そして1970年のジャックが参加した「ターン・イット・オーバー」は
フュージョン/クロスオーバーでもなく、完全に「ジャズロック」していて
その筋の音が好きな人はドツボ間違いなしの作品です。

クリームは好きでもライフタイムは知らない/聞いたことがないという人も多そうですが、
私は本当にどちらも大好き。まだ聞いたことがない人は是非聞いて見て下さい。

今回の来日はこの「ライフタイム」トリビュート!
もう本当に私にとっては願ったり叶ったりで嬉しかったです!

コチラのブルーノートに今回の来日について詳しく書いてありますので、
見ていただきたいのですが、
http://www.bluenote.co.jp/jp/sp/nakahara232.html

メンツもちょっと寄せ集め感がなきにしもあらずですが、非常に強力。
ヴァーノン・リード(ギター)
ジョン・メデスキ(キーボード)
シンディ・ブラックマン(ドラムス)

私はあまりこのメンツにピンと来なかったんですが、よくよく調べてみると
どの人も凄い経歴を持っています。私がぐっときたのはオルガンのジョン・メデスキー。
ラリー・ヤングもかくや!というほどオルガンをぐわんぐわん言わせてました。

ブルーノートでは入れ替え制の二部制で、
初日の12/15のセット・リストはコチラでした。

1ST
1.IMPROVISATION
2.VUELTA ABAJA
3.BEYOND GAMES
4.WILDLIFE
5.EMERGENCY
6.WHERE

2ND
1.ALLAH BE PRAISED
2.ONE WORD
3.IMPROVISATION
4.VUELTA ABAJA
5.WHERE
6.WILDLIFE

若干の違いがあるようでしたが、私の見た12/19は「one word」はやってました。
二部制ということで一時間ちょっとの時間でしたが、
強力メンツで濃密なジャズロックが味わえた幸福な時間でした。
(※1/25訂正。one wordはやってませんでした・・・)

お目玉のジャックはというと、正直より老いが進行しているような感じで、
ちょっと心配な感じで、プレイ中も背の高い椅子に腰掛けてましたが、
プレイそのものは本当に圧巻で、目の前でそのプレイが拝めただけでただただ感動!

指弾きのジャックですが、当たり前ですが非常になめらかな運指で、
しかもピッキングも非常に滑らか。あんなソフトタッチなのになんであんなに
ブリブリいうんでしょうか?不思議。思えば若いミュージシャンは思い切って弾きますが、
ベテランは経験がものをいうのか、みんなソフトタッチなのに凄い音を出しますね。

ONE WORDは女性ドラマーはボーカルとってましたが、
ジャック自身も数曲ボーカルとってました。ライフタイムは歌ものではないので、
そういった意味ではあまりジャックの歌が味わえずちょっと残念でした。

どうやらBSフジで放送するらしいのですが、私は見ることが出来ず。

2008年11月のBBCでの模様が出るくらいなので、
ブートも出てもよさそうですが、どうでしょうか?

おそらく今後もそう多くないであろうジャックの来日。
是非何らかの形で手元に残しておきたいです。

何だか好きすぎて、書きたいことがかけず取り留めなくなってしまいましたが、
でも本当に見ることが出来て幸せです。

↓ブルーノート東京の外の看板の様子。


最後の2008年8月のジャック・ブルースを。やっぱり格好良い!