サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

Derek & The Dominos / Layla <Deluxe Edition>

2011年04月21日 10時56分54秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
3/30の発売から震災の影響で延期になっていたドミノスがついに4/20に発売に。「40周年記念スーパー・デラックス・エディション」は、「聞かないから、聞かないから」と自分に言いきかせながら見送りを決めておりましたが、2CD仕様の「デラックス・エディション」を結局購入してしまいました(笑)

デレク・アンド・ドミノス
「いとしのレイラ」<デラックス・エディション>
(UICY-15015/6)

※2SHM-CD仕様

ディスク1『いとしのレイラ』
USアナログ・マスターからの最新リマスター

01) アイ・ルックト・アウェイ
02) ベル・ボトム・ブルース
03) キープ・オン・グロウイング
04) だれも知らない
05) アイ・アム・ユアーズ
06) エニイデイ
07) ハイウェイへの関門
08) テル・ザ・トゥルース
09) 恋は悲しきもの
10) 愛の経験
11) リトル・ウィング
12) イッツ・トゥー・レイト
13) いとしのレイラ
14) 庭の木


ディスク2『いとしのレイラ』ボーナスCD
貴重なレア・トラックを13曲収録(初登場4曲、リミックス6曲)

01) ミーン・オールド・ワールド
レイラ・セッション・アウトテイク/『エリック・クラプトン/アンソロジー』に収録

02) ロール・イット・オーヴァー
フィル・スペクター・プロデュースによるシングルB面曲/『エリック・クラプトン/アンソロジー』に収録

03) テル・ザ・トゥルース
フィル・スペクター・プロデュースによるシングルA面曲/『エリック・クラプトン/アンソロジー』に収録

04) イッツ・トゥー・レイト
(ザ・ジョニー・キャッシュ・ショー・ライヴ、1970年11月5日/未発表

05) ゴット・トゥ・ゲット・ベター・イン・リトル・ホワイル
ザ・ジョニー・キャッシュ・ショー・ライヴ、1970年11月5日/未発表

06) マッチボックス(with ジョニー・キャッシュ&カール・パーキンス)
ザ・ジョニー・キャッシュ・ショー・ライヴ、1970年11月5日/未発表

07) ブルース・パワー
ザ・ジョニー・キャッシュ・ショー・ライヴ、1970年11月5日/未発表

08) スネイク・レイク・ブルース
1971年4月/5月のドミノスのセカンド・アルバムのためのセッションより/『エリック・クラプトン/アンソロジー』に収録されたものの未発表ニュー・ミックス

09) イヴィル
1971年4月/5月のドミノスのセカンド・アルバムのためのセッションより/『エリック・クラプトン/アンソロジー』に収録されたものの未発表ニュー・ミックス

10) ミーン・オールド・フリスコ
1971年4月/5月のドミノスのセカンド・アルバムのためのセッションより/『エリック・クラプトン/アンソロジー』に収録されたものの未発表ニュー・ミックス

11) ワン・モア・チャンス
1971年4月/5月のドミノスのセカンド・アルバムのためのセッションより/『エリック・クラプトン/アンソロジー』に収録されたものの未発表ニュー・ミックス

12) ゴット・トゥ・ゲット・ベター・イン・ア・リトル・ホワイル・ジャム
1971年4月/5月のドミノスのセカンド・アルバムのためのセッションより/未発表

13) ゴット・トゥ・ゲット・ベター・イン・ア・リトル・ホワイル
1971年4月/5月のドミノスのセカンド・アルバムのためのセッションより/『エリック・クラプトン/アンソロジー』に収録されたものの未発表ニュー・ミックス



ということで、「40周年スーパー・デラックス・エディション」のDISC1と2を単品で発売したのが、この「デラックス・エディション」。

ここでの注目は、ジョニー・キャッシュ・ショーでのライブが4曲オフィシャルで音源化されたことと、「GOT TO GET BETTER IN A WHILE JAM」という短いながらも(3:45)未発表のJAMが収録されたこと。

他はアンソロジーに収録されていたものの再収録とニュー・ミックス(ぱっと聞きはそんなに違いが分からない)での収録。


まずジョニー・キャッシュ・ショーは2007年にオフィシャルでDVD化済み。


でもそこには「It's Too Late」と「Machbox」の2曲のみ収録(というか放送されたのがこの2曲のみ)。なので放送されなかった曲も含めて今回オフィシャルで音源化されたのは意義深い。

そしてなぜか「いとしのレイラ」のボーナス・トラックや3CDの「The Layla Sessions 」に収めてもよさそうなフィル・スペクター録音のシングル用の「Tell The Truth」と「Roll It Over」。これで随分と聞きやすくなりました。アルバムの「Tell The Truth」を聞きなれた方がこのシングル・ヴァージョンを聞くと驚かれること間違いなしの高速ヴァージョンに仕上がってます!(ちなみにこの高速ヴァージョンでライブしている回もあり!)


肝心のDisc1ですが、簡単に聞き比べただけですが、一聴しただけで音はかなり良くなってると思います。音圧があがってよりクリアになった感じです。(ちなみにSACDは所有してません。普通のCDとの聞き比べです)


今回の「いとしのレイラ」、「またかよ」「何枚目だよ」とお嘆きの方も多いと思いますが(笑)、ちょっとでも迷ってる方がいれば買うことをオススメします!デラックス・エディションでも充分楽しめます♪


◎オフィシャルの特設ページはコチラ。


そこから曲目コピーしましたが、『エリック・クラプトン/アンソロジー』は分かりづらいですよね。『Crossroads』というBOXセットのことです。



そしてこちらがJonny Cash Showでのドミノス!唯一の映像!


ちょっと「It's Too Late」でのソロがおぼつかない(笑)


デレク&ザ・ドミノス インサイド・ストーリー―名盤の裏側

2011年04月20日 12時11分39秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
ここのところすっかりドミノスにはまってしまって、そういえばこんな本出ていたなと思って買って読みました。


デレク&ザ・ドミノス インサイド・ストーリー―名盤の裏側

ジャン・レイド (著)
前 むつみ (翻訳)

2007年に発売された本です。

あっという間に読めます。

曲うんぬんというより人間関係に焦点をあてています。クラプトンの本はたくさん出ているのでその辺のことは結構知っていますが、この本ではボビー・ウイットロックにインタビューをしていて、ボビーの先祖の話から現在までの破天荒な話や、オールマン兄弟の生い立ちも書いてあります。オールマンズは好きですが、意外にも生い立ちは知らなかったので新鮮でした。

そしてドミノス崩壊後のメンバーのそれぞれ。
カール・レイドルの死とジム・ゴードンのその後。

他にもレイラのジャケットにまつわる話や「レイラ」というタイトルについての話など。

「レイラ」というのは、ペルシャに古くから伝わる「The Story Of Layla And Majnun」という話からとったらしく、私ははじめてこの本で知りました。

内容は軽いといえば軽いですが、さくっと面白く読めるので興味ある方は是非。



↓AMAZONの説明文転載

昨年のエリック・クラプトン来日ツアーでも、久しぶりに収録曲が多数披露され話題になった1970年発表のアルバム『いとしのレイラ』。
このロック・シーンに燦然と輝く名盤の背景を徹底的に解明すべく書き下ろされたのが本書である。タイトル曲の由来でもある故ジョージ・ハリスンの妻だったパティ・ボイドとクラプトンの有名な不倫劇から、アルバム制作時のレコーディングの模様、そして故デュアン・オールマンなどアルバムで重要な役割を果たした参加メンバーの逸話など、関係者へのインタヴューなども含む綿密な取材な末に書き下ろされたストーリーは、名盤が持つ魅力にさらなる深みを与える。

CONTENTS
・序章 ◆伝説とラヴ・ソング
・第1章 ◆ブルースマン
・第2章 ◆スーパースター
・第3章 ◆移動祝日
・第4章 ◆スモーキング
・第5章 ◆クロスロード
・第6章 ◆オール・シングス・マスト・パス
・第7章 ◆リハーサル
・第8章 ◆マイアミ
・第9章 ◆城下の春
・第10章◆犠牲者と生存者
・謝辞
・参考資料
・監修者&訳者あとがき

Derek & The Dominos / SOUL MATES 40th Anniversary Edition

2011年04月14日 12時23分09秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
元々3/30発売だったものが震災の影響で延期し、それがいよいよ4/20に出ると話題のドミノスBOX。その裏でブート界では、ドミノスの有名な公演が40th(41TH?) Anniversary Editionということで発売されました。

Derek & The Dominos with Duane Allman
「SOUL MATES 40th Anniversary edition」

Disc1
1.INTRODUCTION
2.LAYLA
3.GOT TO GET BETTER IN A LITTLE WHITE
4.KEY TO THE HIGHWAY
5.WHY DOES LOVE GOT TO BE SO SAD
6.BLUES POWER
7.HAVE YOU EVER LOVED A WOMAN

Disc2
1.BOTTLE OF RED WINE
2.LET IT RAIN
3.JAM 1
4.JAM 2
5.JAM 3
6.JAM 4
7.JAM 5
8.LAYLA "ALTERNATE TAKE"

LIVE AT CURTIS HIXON HALL,TAMPA,FLORIDA 1 DECEMBER 1970

ドミノス・ファンにはおなじみ、唯一デュアン(デュエイン)・オールマンが参加した公演を収めたタンパ公演のリマスター盤です。BFからは4回目の再発(であってますか?)

beatleg magazineのvol.129に掲載されたBFの広告記事にはこう載っていました。
(以下転載)

「40周年記念盤として帰ってきました!2005年に同社からリリースされたマスターを使用し最新デジタル技術で可能な限りノイズをエディットしデジタルリマスターを施されたアップデート版となっております。クラプトン2006年来日公演中このソウルメイツをデレク・トラックスから聴かされて「ハイウェイの関門」がエレクトリック・バージョンに変わったのは有名なお話。内容はもう説明不要でしょう。1970年12月1日フロリダ、タンパ、カーティスヒクソンホールでのライヴで全編に渡ってデュアン・オールマンが参加しております。音源的には現存する2種類のソースを使用しカットは最小限に抑えてあります。ボーナストラックとして"Majestic Stand Black Box"にしか収録されていなかった未発表ジャムと初登場"Let In Rain"のアセテート音源を収録予定。ただの再発とは言わせない納得のアイテム☆ストーンズのナスティー、ゼップのエディ、そしてドミノスのソウルメイツは外せないライヴ!近日入荷予定です★」


というわけでニューソース発掘ではなく再度のリマスターということで、正直ものすごく音が良くなっているわけでもないので既発のものをお持ちの方は無理することもないと思います。ただ確かに音はよくなっているとは思います。

そして個人的には「Majestic Stand Black Box」は持っていなかったので、このJAM部分の再収録は嬉しいです。聞いた感じは1st収録時の未発表JAMだと思われます。オフィシャルの三枚組みBOXの二枚目のJAM音源の続きのような感じです。

「初登場"Let In Rain"のアセテート音源を収録予定」という予告から内容が変わったようで、レイラのオルタネート・テイクというものが収録されています。


そして店頭でも「こんなことが出来るのはMVだけ!」的な感じであおっていましたが、
今回はレアな写真が発掘され、それが封入されています。

それがコレ!


なんと、1970年12月1日、まさにこの日のステージを捉えた写真です!

ここには真ん中前方でストラトを弾くクラプトン、そして左端にレスポールを抱えるデュアンがいるのをしっかり確認出来ます!この立ち位置を知るだけでも当日の興奮が伝わってくるようで、ゾクゾクします!

しかしジャケはレスポールを持ったクラプトンが写っているわけで、どの曲で持ち替えを行なっていたのかを想像するのもまた楽しいところであります。

個人的にはワクワクする写真ですが、ニューソース発掘でもないのに「こんなことが出来るのはMVだけ!」的な感じなあおりってどうなんでしょう。たかが写真ではないかと思いますし、この写真一枚のために買う人もそうそういないと思いますが。


ちなみに裏ジャケにはナンバリングが打たれておりますので、マニアの方は要注意。だいたい今だと100番くらいでしょうか。分母がなんと「1000」となっています。1000枚本当にプレスしてるのかな。いくら何でもこのご時世それはないと思うんですが、私の勝手な目測では300~500くらいがリアルなところなのでは?と思ってます。これは1000枚売れたらブート業界の未来は明るいかも知れない(笑)


なにはともあれマニア向けなアイテムですが、私は楽しんでおります。

しばらくはオフィシャルのBOX(私はパス予定ですが。。。)もあり、ちまたも再びドミノスで盛り上がるのでは?と思います。


MVの珍しいチラシ

2011年04月14日 11時35分00秒 | CREAM/ERIC CLAPTON

とんでもなくなく間が空いてしまいました。

気付いたらなんと初の更新。

もはや誰も読んでいないとは思いますが、

だらだらと忘備録もかねて更新しますよ!

 

さて、表題の件ですが、先日BFに行った所、

目に付いたチラシがあったのでもらってきました。

なんとMid Valleyのチラシでした。

チラシの類は私の記憶する限り初めてかと。

 

先月発売のbeatleg(ヤードバーズが表紙)に掲載の広告記事によるとMid Valley Recordsは、「The Ultimate Sound Collection(略して"TUMC"らしいです)」というシリーズをはじめるそうで、その第一弾がクラプトンの1986年クラブ・リッツでの初日、キース・リチャーズが飛び入り参加した有名なギグをサウンドボードで収録した日が発売ということで、その気合の入りようがこのチラシ作成にもあらわれているのでしょうか?

裏は文字がびっしり!

 

す、すごい。

でも私はこの第一弾はパス。これ以降に期待したいと思います!