サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

Marc Benno Live In Japan

2008年12月09日 15時14分54秒 | 洋楽
マーク・ベノの2005年の日本ツアーを音盤化したオフィシャル1CD-R。

ずっと欲しくてたまらなかったのですが、
CD-Rなのに通販限定ということで、非常に高くなかなか手が出なかったもので、
最近遂に安く手に入れることができ、ようやくここでの紹介と相成ったのでした。

なぜ欲しかったかというと、彼の朴訥として味わい深い音楽性が好きというのも
もちろんありますが、やはり狭山で行われた「ハイドパーク・フェス」に出演し、
私もそこに行って実際に観ることが出来た、同じ空間にいることが出来たから、
ということの方が大きいですね。

ハイドパーク・フェスは、久々にワクワクするような気持ちで行ったLIVEで、
特に一年目は出演面子の豪華さといい、あの豪雨といい、全てが思い出に残ってます。
そこで色んな人にサインをおねだりして、私の宝物コレクションが増えたのも良い思い出です。
細野晴臣氏、鈴木慶一氏、エリック・アンダーソンらに加えて、今回のマーク・ベノにももちろんサインいただきました!ちょっと恰幅が良い、陽気なアメリカンといった感じで、
すごく笑顔でサインの列に対応していてその人柄にますます好きになってしまいました。

そんな思い出の2005年のマーク・ベノでしたが、
バック演奏は日本の「ラリー・パパ&カーネギー・ママ」(良いバンドでした)や
「ドクター・K」こと徳武弘文らがサポート。
ハイドパーク・フェスのDVDで一部演奏模様が見れるので是非観てみて下さい。

マーク・ベノ自身は体に似合わない、何だかちっちゃいギターで演奏してましたが
(どこのメーカーだか分からず)、それでも時折はっとするようなフレーズを
身をくねらせながら発しており、やはり何十年も昔から活躍しているミュージシャンは違う!
と思ったのが印象に残ってます。

で、このその名もズバリな「Marc Benno / LIVE in JAPAN」ですが、
収録曲は以下の13曲。

01.GOOD YEAR
02.FAMILY FULL OF SOUL
03.JIMMY REED MAN
04.GOOD TIMES
05.SWEET HOME CHICAGO
06.LOST IN AUSTIN
07.JUST A LITTLE BIT
08.VICKI
09.CHASIN RAINBOWS
10.PUT A LITTLE LOVE IN MY SOUL
11.SECOND STORY WINDOW
12.LAST TRAIN
13.DONUT MAN

ジャケットは、ハイドパーク・フェスの時のステージのもので、
ステージ上からの格好良い写真。そういえば森山良子さんもコーラスで参加してました。
この時の良い雰囲気を思わず思い出さずにはいられません。

が、内容はこの時のツアーから構成されたもののよう。
というのもクレジット的なものは曲目以外はほぼ書いていない、
非常に簡素な仕様ですが、ブルース定番5曲目「SWEET HOME CHICAGO」の時には
MCで「ブルース・タウン・オオサカ!」と言ってこの曲を始めるので、そう思ったわけですが、
実際はどうなんでしょうか?ハイドパークの時の曲目すら詳しく覚えてないので、
なんとも言えないのですが・・・

ちなみこの時のツアーデータをおさらいしときましょう。

【マーク・ベノ・2005年日本ツアー】
9.3日(土)埼玉県狭山市 稲荷山公園
 HYDEPARK MUSIC FESTIVAL 2005
 open 11:00/ start 13:00
 1日券・前売 6000 / 当日 6500

9.5(月)横浜 THUMBS UP web site
 open18:30/start20:00
 前売 6,000 当日 6,500
 出演:Marc Benno with ラリーパパ&カーネギーママ

9.7(水)梅田 バナナホール
 open19:00/ start20:00
 前売 6,000 当日 6,500
 出演:Marc Benno with ラリーパパ&カーネギーママ

9.8(木)京都 磔磔
 open18:00/ start19:00
 前売 6,000 当日 6,500
 出演:Marc Benno with ラリーパパ&カーネギーママ

9.10(土)渋谷 クラブクアトロ
 open 19:00/ start 20:00
 前売¥6,500 /当日¥7000
 出演:Marc Benno with ラリーパパ&カーネギーママ

9.11(日)札幌 クラップスホール
 イベント名【Live HARVEST VOL .3】
 open 17:30 / start 18:00
 前売¥6,000 当日¥6,500
 出演:MARC BENNO with 奥沢明雄(from テキ-ラ・サ-キット)

9.12(月)仙台 サテンドール2000
 open18:30/start19:30
 前売 6000 当日 6500
 出演:MARC BENNO with 奥沢明雄(from テキ-ラ・サ-キット)


私は初日のハイドパーク・フェスしか見てないですが、
結構各地を巡ったのが分かります。

やはりなんといっても1971年の名盤「雑魚」からの④曲目、⑩曲目のセット・インが非常に
嬉しく⑩曲目はハイドパークのDVDにも収録されているように6分を超える白熱の演奏に。
原曲は3分程度。他にもおなじみのカバーもあり、非常にリラックスした中にも
音楽の楽しみ、マーク・ベノの音楽が凝縮されたような素晴らしいステージでした。

それを今回のこのCDで再確認出来たのが良かったです。CD-Rの簡素な仕様ながら、
オフィシャルなので当たり前ですが、音は完全にサウンドボードで、各パートの分離も
申し分なくなんのストレスもなく聞くことが出来ます(何だかどこかのブートのインフォみたい・笑)。

クレジットを詳しく書いて欲しかったのと、プレス盤だったら本当に文句なしだったのに、
でもでもマーク・ベノ好きなら絶対に聞いて欲しい一枚です。


ハイドパーク・フェス2005年のダイジェスト
※マーク・ベノも映ってます!


ジミー・ペイジ ギタリスト飛龍力50年

2008年12月04日 13時53分00秒 | LED ZEPPELIN
先日本屋を物色していると、とある本を発見。
それがこの「ジミー・ペイジ ギタリスト飛龍力50年」。

ジミー・ペイジの本というと、どうしても奏法にスポットを当てたものが多く、
意外に彼自身の生い立ちに目を向けたものはなく、
すぐさまレジへ直行。

これが凄く面白かった。
読みやすくもあり、あっという間に読み終えてしまいました。

出版元の「東邦出版」のページをコピペさせていただきます。
http://www.toho-pub.net/product_info.php?products_id=174

【本書の主な項目】
●独りに安堵感さえ覚えるひとりっ子の家にあった、クラシック・ギター
●独学で"ブルース"を体得し、新聞配達で初めて買ったエレキ・ギター
●10代、同年生まれのジェフ・ベックと伝説的な出会い
●学者の道よりギターの道を極めることに
●画家を目指し、アート・カレッジに入学
●ストーンズ、キンクス、ザ・フー等とのレコーディング・セッション
●クラプトン脱退後のヤードバーズで、ジェフ・ベックとツイン・リード
●ジョー・ウォルシュから譲りうけた"レス・ポール"
●"鉛"の飛行船、ビートルズとストーンズを蹴落として初の全米No.1
●クラプトンの元恋人と結婚
●人殺し以外の悪行を繰りひろげた初来日公演
●トレードマークの"弓弾き"と"ダブルネック"と"ドラゴンスーツ"
●オカルト書店経営、祖国を追われた"流浪の民"
●エディ・ヴァン・ヘイレン、ジョー・ペリー等、後進からの称賛
●58年製レス・ポールのレプリカ発売、"ジミー・フィギュア"登場
●100億円長者にして、子ども5人の父親
●偉大なギタリストにして、革新的な総合プロデューサー
●謎の霧にみえる"天国への階段"----

どうですか。気になりませんか?

私は本屋で手に取ってペラペラして、

●クラプトンの元恋人と結婚
●人殺し以外の悪行を繰りひろげた初来日公演

このあたりの目次を見てもうすぐ買うことを決意!

ゴシップ的なところになりますが、非常に面白いです。

上にあるように初来日の際のエピソードや、
女性関係、アレイスター・クロウリーのオカルト関連、ドラッグなどなど。
自伝ではないので、多聞に噂や誇張の部分も含まれていると思いますが、
それも含めてジミー・ペイジ!凄い人です。より好きになりなした。

まだまだ日々ゼップのブートを集める日々ですが、
ステージ上だけでなく、ちょっとその裏側まで思いを馳せて聞いて見たいと思います!