サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

ポール岡田・著 「HAiR 1969 輝きの瞬間」

2010年01月15日 00時16分56秒 | 邦楽
昨年購入していた書籍で、本日読了。

ポール岡田の「HAiR 1969 輝きの瞬間」

これ、凄く面白かったです!

カーナビーツの後期ボーカリスト、
そして日本版「HAIR」への参加した著者ポール岡田の
高校時代からHAIRの麻薬事件での終幕をテンポよく描いた作品。

当時の芸能のうそくさい感じや風俗が当時を生きていない人にも
ちょっとでも垣間見ることが出来るという意味でもオススメです。

そしてやはりGS~ニューロックファンには、
GSの終焉とカーナビーツの後期あたりの詳細、
そしてHAIRに参加のミュージシャンや
当時の他のミュージシャンとの関わり
(ハコバンに出ていたバンドの誰々が後のなんとかだったとか)
が凄く興味深く必読ものです。

文体も非常に読みやすくあっという間に読み終わりました。

なんとyoutubeに当時のヘアーの音源がアップされていたので、こちらでも紹介させて頂きます。
※ソドミーの日本語歌詞も聴くことが出来ます。







日本版ヘアーのLPも紹介!帯付画像はレアかと。


曲目はCDのものを掲載します。
このCDを聞きながらこの本読むと一層楽しめること間違いなしです!

1. アクエリアス(輝く星座)(チェット・フォーチュンとトライブ)
2. ドナ(寺田稔とトライブ)
3. マンチェスター・イングランド(クロード芹沢とトライブ)
4. 僕は黒い~何もない(トライブ)
5. デッド・エンド(チェット・フォーチュン,アイザック・クレイ,ボブ・エティエン,グレタ・スチュワート,シシリア・ノーフリート)
6. シェイラ・フランクリン(トライブ)
  ~煙もない(トライブ)~空気(山田泰美とトライブ)
7. 僕には生命がある(クロード芹沢とトライブ)
8. ヘアー(クロード芹沢,寺田稔とトライブ)
9. フランク・ミルズ(三宅光子)
10. ビー・イン(ハレ・クリシナ)(トライブ)
11. どこへ行く(加橋かつみとトライブ)
12. エレクトリック・ブルース(トライブ)
13. ゴーイング・ダウン(深水龍作とトライブ)
14. 宇宙を歩いて(トライブ)
15. 3-5-0-0(トライブ)~人のすべて(チェット・フォーチュンと堀内麻九)
16. グッド・モーニング・スターシャイン(トライブ)
17. フレッシュ・フェイリュア(輝け太陽)(加橋かつみとトライブ)

雑誌 「Free & Easy」にクラプトンが!!!

2010年01月14日 00時06分28秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
現在発売中の雑誌「Free & Easy」の2010年2月号に
クラプトンが載ってます!しかも表紙も!

ファンション雑誌なので、
クラプトンのファッションについてのうんちくと
クラプトン、セレクトのファッション・アイテムと
カメラや自転車、車、ギターなどが載っています。

さらにはなんと自宅のリビングまで公開しております!

英国ロック界というより今現在の同年代ミュージシャンの中では、
その昔からピカ一のファッション・センスを誇ってきた彼だけに、
現在も相当洒落ものです!しっかりとしたフォーマルなものから、
レッドウィングや日本のブランドのものを着こなすのも
クラプトンならではかと。

一時期はヴェルサーチを大げさに着こなす感じがいやだったんですが
(時代の流れでどうしようもなかったとは思いますが)、
今現在は年相応でいて、それでいて若者のファッションも無理なく
自己流に着こなす感じがさりげなく格好良いです。

ファンは一度は目にした方がいいと思いますよ!

Free&EasyのHPはコチラから。



PINK FLOYD / MONTREUX 1970 DAY 1

2010年01月13日 00時05分03秒 | 洋楽
年始に出たフロイドの1971年のモントルーの音源を買いに西新宿へ。
そこで2枚買ってもらえるギフト音源がこの1970年のモントルーの音源。

これが本当にすごくて71年の音源より先に紹介しちゃいます。

なにが凄いって、「これ本当にオーディエンス録音なの?!」
って言うくらいの超高音質オーディエンスものだから。

ZEPのブートでも高音質音源ってありますが、
このフロイドの音源に比肩しうるような音源はありません。

ボードものの中でもペラッペラなサウンドボードもありますが、
そんなもの一蹴してしまうくらい凄い音質です。

ベースの鳴りからして凄いです。すごいふくよかな音像で
全パートが理想的な配置/バランスで聞こえてきます。

プレス盤も間違いなく出ると思いますが、
これを聞かないとファンは絶対に損すると思います。

メーカーの煽りもうそ臭いほどすごいですが、
これが全く嘘じゃないのが、嘘みたいです(なんのこっちゃい!)。

まだまだあるんですねー、こんな音源。
これだからやめられません。

しかしこんな音源、一体どうしたら録音出来るんでしょうか?

メーカーinfoより

PINK FLOYD - MONTREUX 1970 DAY 1(無料2CDR)
Live at Altes Casino, Montreux, Switzerland 21st November 1970 PERFECT/TRULY AMAZING SOUND

「今年最高の発掘音源」と、世界中のディープなフロイド・マニアの間で、ダン・ランピンスキーの75年ボストン以上の大騒ぎとなった1970年モントルー・ジャズ・フェスティバルを録音した完全初登場音源を全て収録。普通に聴いていれば超高音質ステレオ・サウンドボード録音にしか聴こえない、空前絶後の2時間11分の超高品質録音。当初、11月22日(モントルー2日目)の新音源と言うことでインターネットで紹介され、そのクオリティの高さにフロイド・ファンの間でパニックを巻き起こした程の最高グレード・アイテムでしたが、ネット上のマニアの検証で、ラストトラックのInterstellar Overdriveを除いては、全て11月21日のモントルー初日公演のテイクということが判明しました。録音者はヴィクターなる人物で、彼は2晩ともリールデッキでショウを録音していたのですが、後に再生装置が壊れてしまい、その全てをトランスファー出来ず、その結果、それぞれのトラックの公演日が曖昧になってしまっていたようです。今後、これ以上、残された音源が出現するかは不明な状況ですが、ディスク1に収録された72分のショウ前半で聴ける、まるで現代DATで録音したような信じられない程の超高音質で録音された初日テイクは、全てのフロイド・ファン必聴です。ディスク2に収録されたショウ後半は音像がやや異なりますが、それでも素晴らしい録音です(TRK3&4の15分ものブルースプレイは必聴)。他にも、テープ再生時のキュルノイズやGreen Is The Colourが3:20でカットアウトしてしまう等の問題点も散見されますが、第一級の貴重音源であることは間違いありません。この日のライブ「SUPER POP '70 VII」は当時EMIによってオフィシャルレコーディングされ、後にギルモアのインタビューも収録されたアセテート盤も製作されたものの、演奏内容に不満を抱いたメンバーの意向で発売は中止になったという経緯があります。(当初、プロモーション用に使用する目的だったとのことです。)この音源を使用したライブ盤は何種類も存在し、コレクターの間では定番ですが、本盤のテイクは勿論、それとは別マスターです。(ちなみにアセテート盤に収録されていたのは21日のAstronomy Domine, Fat Old Sun, Cymbaline, Atom Heart Motherと、22日のEmbryo, Just Another Twelve Bar, Bluesです。)本当に、ヴィクター録音のリールテイクがこれ以上は世に出現しないのなら、全体のノイズやカットの音補正の後、後にSigmaから間違いなくプレスリリースしますが、現段階では、今後の動向を注視してみたいと思います。とんでもないブツであり、おそらく100年後の音楽愛好家にも愛聴されるであろう、非現実的感すら漂う、空前絶後の完全別格音源です。全てのフロイド・ファンがスピーカーの前で唖然としながら聴き入ってしまうであろう大必聴音源タイトルが2010年初頭に登場です。

Disc 1
1. Astronomy Domine 2. Fat Old Sun 3. Cymbaline 4. Atom Heart Mother 5. The Embryo
6. Green Is The Colour

Disc 2
1. Set The Controls For The Heart Of The Sun 2. A Saucerful Of Secrets 3. 12 Bar Blues
4. More Blues

Live at Altes Casino, Montreux, Switzerland 22nd November 1970
5. Interstellar Overdrive

GIFT ITEM FOR OUR CUSTOMERS(THIS WEEKEND ONLY). NOT FOR SALE

ジミー・ペイジの66歳の誕生日!

2010年01月12日 00時57分08秒 | LED ZEPPELIN
ちょっと過ぎてしまいましたが、
1月9日は、ジミー・ペイジの誕生日でした!

wikiによると、1944年ということなので、
「66歳」ということになりますね。

未だにツェッペリンの再結成ツアーの噂は絶えませんが、
パーシーもジョンジーも否定的みたいですね。

一時期はどんどんおじいちゃんになっていく過程をみて、
本当大丈夫なのか?と悲しい気分になっておりましたが、
2007年の再結成LIVE以降の活躍をみて、
逆に上の写真のような白髪の姿も格好良く見えてきました!

↓1957年、わずか13歳の時、スキッフルバンドでのジミー。
 世界的なギタリストにも歴史ありです。



1/9といえば、言わずと知れた1970年の
ロイヤル・アルバート・ホールでの公演です。



「Jimmy's Birthday」というブートレッグでのリリースもありました。

この時ジミー・ペイジ26歳。

ロバート・プラントとジョン・ボーナムが22歳で
ジョン・ポール・ジョーンズが24歳ということで、
ジミーはちょっと年上ですが、
スタジオ・ミュージシャン~ヤードバーズ~ZEPときて、
「Ⅰ」「Ⅱ」も発表済みということで、
すでに貫禄の26歳、そしてノリにノッたといった26歳といった感じでしょうか。

生きている内になんとかLIVEをみたいんですが、
この願いはかなうんでしょうか?

HAPPY BIRTHDAY!MR.JIMMY!

2010年あけまして、初買い。

2010年01月11日 18時53分31秒 | 洋楽
2010年あけましておめでとうござます。

でも年中無休のお店で働いていると
全くおめでたい感覚がないんです。

この年末も、

12月29日-仕事
12月30日-仕事
12月31日-仕事
1月1日-仕事
1月2日-休み→実家に帰省
1月3日-仕事
1月4日-休み→妻の実家に帰省
1月5日-仕事
1月6日-仕事
1月7日-休み→墓場戯太郎LIVE@GOODMAN
1月8日-仕事
1月9日-仕事
1月10日-仕事
1月11日→今日、ようやく何も予定のない休み!

というわけで、今日こうして今年初更新と相成った訳です。

そんな中でも「初買い」は忘れませんよー!

年末からずっと「BRITISH」が再燃し、
その中でもBRITISH JAZZやJAZZ ROCKが盛り上がってきましたが、
年が変わって「ここまで来たら究めないと!」と思って、
ドン・レンデルやグラハム・コリア、マイク・ウエストブルック、
ヘンリー・ロウザー、ロニー・スコット、テリー・スミスなど
定番からレア音源までCD16枚、しめて3万円近くHMVのサイトで注文。

でもお取り寄せで2月頭のお届けの予定・・・
ということで、実際に手にとって数枚購入。

それがこの上のジャケットの「AMALGAM」の69年の1st『Prayer For Peace』。

Trevor Watts(Alto Sax)がリーダーでSPONTANEOUS MUSIC ENSEMBLEで
有名なJohn Stevens(Dr)やJeff Clyne(Bass)が参加。

いや~格好良い!以外にジョン・スティーブンスのドラムは控えめで、
トレバー・ワッツのクールなサックスが格好良いです。
基本フリーですが、聞きやすいです。



他にもTITUS GROAN(↑このジャケです。)や
グラハム・コリアの83年の音源、ROOMなど数点購入。
どれも陰鬱な感じがして興味深いです。

曲のアレンジやホーンのアンサンブルなど
知的な感じや陰鬱な感じがなんど聞いても飽きません。

ブリティッシュを突き詰めたいですが、
だんだん奥の細道に入り込んでいる感は否めません(笑)

一体どうなることやら。

2010年も宜しくお願いします。