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サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

曽我部恵一氏のミックスCD

2007年05月25日 11時01分40秒 | 邦楽
昨日は久々に彼女と下北で遊びました。

下北は中央線と同じくあのごった煮感覚が大好きな街。

私といえば「イエロー・ポップ」~「シティ・カントリー・シティ」~「オムライス」とレコード屋を散策。レコード屋って意外と同じものが置いてありそうだけど、それぞれで違った商品構成なので、どこ行っても楽しいです。最近ようやくステレオセットを購入したこともあり、アナログ盤の熱がいつにも増して高まっており、昨日もたくさん買ってしまいました。

昨日「シティ・カントリー・シティ」で買ったCDが上の写真のMIX CDで、曽我部恵一氏が2007年3月16日にセレクトした「sokabe's spring time mix 2007」。

これがまぁ春の気分にぴったりで、ベタな部分もありつつ意外な選曲もありで面白く聞きました。どうやら全部アナログから音源を集めているようで(チリ音が聞こえる)、そんなところにもこだわりが見えて嬉しくなりました。

1.fearless / pink floyd
2.空いろのくれよん / はっぴいえんど
3.happy end / tom ze
4.puutarhassa (in the garden) / pekka streng
5.バスケットシューズ / 古井戸
6.i just go back / parliament
7.just a friend / biz markie
8.close to me (closer mix) / cure
9.unfinished melody / augustus pablo
10.smile (edit) / theo parrish
11.girl / the beatles
12.時にまかせて / 金延幸子
13.しらけちまうぜ / 小坂忠
14.everyday people / sly & the family stone
15.good vibrations / the beach boys
16.secret side / michaela meise , sergej jensen
17.ravel's pavane pour une infante defunte / william orbit

お店にはジャケットの色が四種類あったので、
皆さんお気に入りの色を選んでみてはいかがでしょうか?

さて昨日はまず「カフェ・オーディネール」で簡単にお茶を頂きました。3階の窓際に座った私たちはそこから街角ウォッチング。自分たちのことを棚にあげておいて、若者たちのファッションをあれこれチェック(笑)流行廃りはありますが、どうも最近の大学生位のおしゃれは好きになれません。あの無意味なチョッキはなんなんでしょうか(笑)

まぁそれはおいといて、その後それぞれ私はレコード屋で彼女は別行動をとって合流した後は、アンティークショップや古着屋、ヴィレッジ・ヴァンガードなどを回って下北沢を満喫。夕飯を「茄子おやじ」でしめようとしたものの残念ながら昨日はお休み。そこで「スープカレー心」でスープカレーを頂きました。出店の屋台で食べたことはあるのですが、ちゃんとしたスープカレーを食べたのは初めて。これがすっごくおいしくてスープカレーに病み付きになりそうです。

また近々遊びに行きたいです。

そうそう曽我部恵一さんのMIX CDつながりで、先日同時発売された本とDVDもオススメです。本は『昨日・今日・明日』以来8年ぶりのエッセイ集。また若者のバイブルが一冊増えました。DVDは2007年1月21日の弾き語りのライブの模様を収めた必見のDVDです。

フェダインと南正人

2007年05月23日 00時54分12秒 | 邦楽
ずっと探していた一枚に出会うとなんだかとても幸せな気分になりますが、
今日はそんな幸せな日です。

今日買ったCD
『フェダイン/ジョイント』NC-2063(ナツメグ)

フェダインと言えば、今やエイベックスからCDを出すまでになった大御所お祭りバンド渋さ知らズのリーダー不破大輔氏がベースを弾き、サックスの川下直広氏とドラムの大沼志郎氏の三人によるフリージャズトリオ。

最近長らく廃盤状態だった1st~3rdアルバムが地底レコードから再発売されたので、聞いた方も居られるかと思いますが、この93年のアルバムは現在でも廃盤状態。存在を知ってから数年来ずっと探していたのですが、何故ここまで強烈に欲していたかと言うと、あの永遠のヒッピー南正人が全面的に参加しているアルバムだからなんです!

このアルバムはフェダインの三人に加え、南正人がボーカル&ギターで参加、さらにシナプスなどで知られるギタリストである加藤祟之が参加。曲も全6曲とも南正人の曲で、通常のフェダインとは随分異なる歌ものアルバム。

この妙な組み合わせがなんともこのアルバムを浮き立たせているのだが、特に南正人ファンからは見落とされがちなアルバムだと思うので強くオススメしたい!南正人氏のディスコグラフィーからも漏れているのだが、93年といえば、70年代の終わりにアルバムに発表したものの80年代はライブ活動と服役を繰り返しようやく89年いインディーズで「スタート・アゲイン」を発表。その後のオリジナルアルバムは95年になってからということで、その間を埋めるという意味でも、フリージャズトリオとの共演ということでも非常に重要な意味合いがあると思う。しかも全曲南正人作詞作曲なのである。

曲はブルース進行のものあり、フォーク調のもロック調のもありでたっぷりと南正人節で歌っているんですが、演奏がただでは収まらない。丁々発止のやりとりを是非堪能してください。演奏だけでも当たり前ですが相当格好良いです。オススメ!

1.バーニング・ファイアー
2.…
3.朝の雨
4.オン・マイ・ウエイ
5.ボワット・オン・アース
6.バーニング・ファイアー


石川晶/ドラム八木節ドラム

2007年05月22日 02時06分55秒 | 邦楽
ここ最近「和ジャズ」ブームが到来しているらしい。

ジャズ批評で2号にわたり特集されたり、クラブ系雑誌の「remix」でも特集されてました。

さらに各社からのCD復刻も定番なものからこんなマニアックなものまで?と思うようなものまでされていたりします。

おそらく石川晶もマニアックな方に入るかも知れません。

もともとは日本の名ビッグバンドである「ニューハード」に加入して以来スケールの大きなドラムでメキメキと頭角をあらわし、60年代後半にはゲンチャーズ(石川氏自身が原始人の風貌に似ている為に名付けられたという)やカウント・バッファローズ、フリーダム・ユニティといったグループ(メンバーは流動的だが大体は一緒)で活躍。これらのグループではR&Bやジャズ・ロック、イージーリスニングなどのいわゆるインストレコードを何枚とも知れない数を制作。さらに60年代後半から70年代にかけてはスタジオミュージシャンとして、それこそ数え切れないくらいのレコーディングに参加。

その中でも1975年の「石川晶とカウント・バッファローズ」名義の「GET UP」がファンキーなクロスオーバーアルバムとして特に人気で、猪俣猛と並んで日本屈指のファンキードラマー/レア・グルーヴ・マスターとして、彼が参加しているレコードは未だに高値で取引されていたりします。

私もミドルクラスのもの中心ですが(単に高いのが買えないだけ)、コツコツ「石川晶もの」を集めてるファンの一人でありまして、まさか「GET UP」はまだしもそんなCD化されるようなメジャーなアーティストではないと思っておりましたが、ここ最近「エレクトラム」「バキシンバ」「ドラム○○ドラム」シリーズ、ソロ名義のものまで何タイトルも奇跡の初CD化が続いております!これはすごい!

一つにはジャズとしての観点ではなく、今改めて見直されている「レア・グルーヴという観点の切り口」での復刻があればこそだと思いますが、素直に石川晶のアルバムがこれだけ多くCD化されるのは嬉しいばかり。再評価に繋がればと思います。

さて今回の「ドラム八木節ドラム」ですが、1971年にクラウンから発売されたレコード。硬派な内容の「エレクトラム」やアフリカ志向を取り入れたオリジナルが並ぶ「バキシンバ」と違い、タイトルの通り民謡をドラムメインで演奏するインストレコードという企画ものなのですが、蓋を開けてみて(聞いてみて)びっくり!これが単なる企画ものではなく、れっきとしたジャズ・ロックアルバムではありませんか!

演奏は「石川晶と彼のグループ」とだけあり、メンバーの詳細は分かりませんが、聞いて判断するに、ギターの音色や手ぐせフレーズから水谷公生氏(直居隆雄氏も参加しているという噂あり)、ベースのグルーヴィンさから寺川正興氏で間違いないかなぁと思います。それにキーボードプレイヤーがいます。編曲は春見俊介氏。

普段ですと管楽器が入っていたりするのですが、このアルバムでは最小限の面子で民謡を演奏。それも単なる民謡ではなく、当時のエレクトリック・ジャズやジャズ・ロックのフィルターを通した上での民謡で、もはや原型を留めていないくらい(笑)のごりごりのニューロックアルバムといっても過言ではないでしょう!

同じ時代の水谷公生の「パス・スルー・ザ・ヘイズ」や1970年代の日本のニューロック好きであれば、絶対に腰を抜かして気に入るであろうアルバムだと断言します。

これを企画もののキワモノ扱いでは断じて終わらせたくありません!なので、このブログを見て、もし少しでも興味をもった方は是非聞いてみて下さい!

【石川晶/ドラム八木節ドラム】(DICR-2015)*紙ジャケ仕様
1.おてもやん
2.真室川音頭
3.斎太郎節
4.秋田音頭
5.木曾節
6.鹿児島小原節
7.佐渡おけさ
8.花笠音頭
9.阿波踊り
10.会津磐梯山
11.八木節
12.ソーラン節
13.安来節
14.三池炭坑節

通常のCDショップだどおそらくポップスのコーナーよりも邦人ジャズ・コーナーにおいてあると思います。

おそらくアルバムの性格的にすぐに一度プレスしてそのまま在庫がきれたら廃盤みたいな感じだと思うので、もし気になる方はお早めに!

今後石川晶や猪俣猛、佐藤允彦、横田年和、杉本喜代志、シンガーズ・スリーなどここ最近リリースされたものをちょくちょくレビューしたいと思いますので、ご期待ください!

テクノ歌謡について

2007年05月19日 01時00分36秒 | 邦楽
早速ブログ更新!どんどん行きますよ!

さて今日遅ればせながらコイデヒロカズ著「テクノ歌謡マニアクス」を新宿のジュンク堂で買いました。

この本ブルースインターアクションから2000年に発売されていたもので、
ちょっと気になっていたんですが、廃刊かと思いなかばあきらめていましたが、思わず見かけてしまったので買ってしまいました。

昔から知る人は「私がテクノ???」と思われても仕方がない位、
テクノとは縁遠いところにいました。

今もテクノのアーティストは全く聞かない/知らない状態ですが、
やはりテクノ歌謡の「歌謡」の部分に反応してしまいます。

歌謡曲は昔から言われていますが、J-POPにはない職業作家たちによるその都度その都度の流行を、「歌謡」というフィルターを通して消化/昇華し、日本人なら思わずぐっときてしまう曲にしてしまうという、日本にしかないジャンルで、それこそ「グルーヴ歌謡」「ボサ歌謡」「ディスコ歌謡」などの派生ジャンルも生まれるほど。中には振り幅がとんでもないものがあったりするのがまたマニア心をくすぐり憎いです。

そんな中で「テクノ歌謡マニアクス」ですが、200ものディスク紹介に加え、
細野晴臣や松本隆のインタビューもあるのでこれは必見ですね。

'80sはどうもあのシンセが効いたドラムの音や、ちゃらちゃらした衣装や音が気に入らなくて敬遠していたのですが、これを気に一気に開拓してみようかと思います!詳しい方、アドバイスよろしくお願いします!

でも当時の日本の曲って、基礎がしっかりしているし、それこそ演奏しているミュージシャンも70年代からやっているロックやジャズの手練れのミュージシャンが参加しているので悪いはずがないんですよね。遅まきながらようやくそこに気づき、ニューミュージックなんかも最近色々と集めてます。安いし、フロアライクのものも多いしね!なにより普通に曲が良い!

訃報、鈴木ヒロミツ氏死去・・・

2007年03月14日 20時04分17秒 | 邦楽
あぁ、なんということだろうか。

こんな知らせは本当に聞きたくないものです。

実力派GSで知られるモップスのボーカリスト、
鈴木ヒロミツさんが60歳の若さで3月14日の今日亡くなられたという
悲しい知らせが入ってきました。

世間ではおそらく俳優などのイメージが強いかと思いますが、
私はとにかくモップスの鈴木ヒロミツのイメージが、
というかそれでしか認識していないのですが、
とにかく日本のエリック・バードンとも言われたグレイト・シンガーが
なくなってしまったということが悲しいです。

数年前にカップスの映画が上映された際(映画にも出てましたね)の、
エディ藩と井上尭之の劇場でのイベントの際に司会で登場したのが、
私の生ヒロミツとの出会いでした。

そのときは風邪をひいていらっしゃいましたが、
あの渋い声でブルーズを歌っていたのが非常に印象的でした。

更におそらく誰も知らない(というか気にも留めない)事ですが、
鈴木ヒロミツ氏は武蔵大学出身(退学?)なんです!あぁ我が母校!
それだけで勝手な親密感が沸いていただけに非常に残念。

もっと多く歌を聴きたかったです。出来ればモップスのナンバーも。
でも今や叶わぬ夢となってしまいました。心からご冥福をお祈りいたします。

浜村美智子の「バナナボート」

2007年02月28日 20時31分45秒 | 邦楽
昨日久々に西新宿のとあるジャズレコード屋に寄ったら、
売ってました、浜村美智子の「バナナボート」の7inchが。

このジャケット持ってはいなくても、知ってる方は多いのではないのでしょうか?

一時はとある本で万級のシングルとしても扱われた7inchで、
万級とは言わないまでも、まだまだ価値はあるんではないでしょうか?

それが400円(!)で売ってました!!!

即買いです!

盤面をチェックせずに買ったので、後ほどチェックしたところ、
相当キズが多かったですが、音には影響ありませんでした。

これで400円はおつりがきますね。

内容は言わずもがな。浜村美智子のハスキーな歌声がイカしてるカバーソング。

またレコード掘りに意欲がわいた一日でした。

アトミックルースターの秘蔵音源

2007年02月26日 20時46分54秒 | 邦楽
コロシアムの来日公演の興奮も覚めあらぬ毎日ですが、
コロシアム番外編?としてこのCDのご紹介を。

コロシアムに参加した後にボーカルのクリス・ファーローが参加したバンドが
このアトミックルースター。

元々エマーソン・レイク&パーマーのドラマーであるカール・パーマーが
在籍していたこともあるブリティッシュ・ロックの雄である。

そのアトミックルースターは、ヴィンセント・クレインというオルガニストの
バンドでこの時代には珍しくベースがいないバンド(オルガンで兼用)。
しかしベースがいないといってもとにかく曲調がおどろおどろしく、
そしてオルガンソロ、ギターソロもえぐくて、超ハード。
ブリティッシュ・ハード好きは絶対に聞くべきバンドの一つ。
(近年ようやく国内盤で紙ジャケ化されました!)

そのバンドにクリスが加入したときのライブ音源がこのCDで、
何と日本人の当時のレコード会社の人が資料用に録音していたものが流出したらしいです。
(最近この日本人の流出が多いらしいのですが、大丈夫なんでしょうか?・・・)

音質は何と驚くべき程の高音質で、オーディエンスの部類でも上々なもの。
そして内容も最高で3rdまでのアルバムから各2曲づつ演奏という曲目も最高ながら、
各人のソロの技量もすさまじくブリティッシュ好きとしては何とも嬉しい限り!
しかもあのクリス・ファーローの濁声とも違う味のある声を披露してます!

特典盤で1979年のマーキーでのクリス・ファーローのソロライブも付いてきました。
こちらもオススメです。

1. Introduction 2. Breakthrough 3. Stand By Me 4. People You Can't Trust
5. A Spoonful Of Bromide Helps The Pulse Rate Go Down 6. Devil's Answer 7. Gershatzer

HARROW FESTIVAL 1972
Live at Wealdstone Football Club, Harrow, Northwest London, UK
15th July 1972

Vincent Crane - Keyboards
Chris Farlowe - Vocal
Steve Bolton - Guitar
Rick Parnell - Drums


長見順&吾妻光良の素敵な7inch!!!

2007年02月23日 19時09分05秒 | 邦楽
今までありそうでなかった奇跡の(?)コラボ7inchが遂に発売!!!

長見順と吾妻光良による『ギターおやじ ピアノおばさん』

いやぁいいですね、7inchっていうところがまたそそります。
さらに500枚限定って言われちゃうと買わざるを得ないでしょう!

もうP-VINEには在庫ないみたいですね。
店頭で見かけたら迷わずゲットすることをオススメします!

P-VINEのページはこちら。

内容は想像通りというか想像を超えて、
面白おかしくスウィングしてます!
さすがこの二人にしか出来ない内容です!

最近吾妻光良とスウィンギン・バッパーズの1stのLPレコードが
一万円以上もすることを知ってショック。
でも是非ともアナログで欲しくなるジャケといい内容ですよね。

フレアオッズ世界第三位!!!

2007年01月09日 21時00分12秒 | 邦楽
な、なんと!!!

GBOB(グローバル・バトル・オブ・バンド=世界バンドコンテスト)
で、フレアオッズが世界第三位の成績を収めたそうです!!!

個人的に大分前からのファンでもあり、
またこちらの国内予選の審査員も務めた縁もあり、
非常にうれしい結果です!!!

2007年は、フレアオッズの飛躍の年になるのか?!

そろそろ新譜でないか、期待してます!

もっとマスコミは、この結果を取り上げるべきでしょう!
エアギターよりも絶対にすごいですよ!

フレアオッズのHP

GBOB JAPNのHP


Result Band Qualifying Heat
1. (1st) Heavy Mojo Los Angeles CA - Nov 11 2006 8:00PM
2. (2nd) Sixteenth Solid Spread Madrid - Nov 11 2006 10:00PM
3. (3rd) flare odds Tokyo - Sep 21 2006 6:00PM
4. (4th) Electric Co. D.F - Nov 2 2006 7:00PM
5. (joint 5th) Cody Copenhagen - Nov 6 2006 8:00PM
5. (Joint 5th) The Broken Hearted Blyth - Aug 26 2006 8:00PM

あけまして、ゆらゆら帝国。

2007年01月01日 02時01分58秒 | 邦楽
2007年明けましておめでとうございます。

2006年の年始にも書きましたが、
年中無休の店で働いている為、
大晦日&正月三が日もしっかりと仕事です・・・
年越しもお店でした。まぁもう慣れっこですね、ハ・ハ・ハ。

さて2006年年末12月30日のゆらゆら帝国@リキッドルーム、
最高でしたね。年末ファイナルで機嫌が良かったのか、
MCもいつもより多め(と言っても少しの違いですが・笑)でしたね。
で、演奏もいつもより気合が入っているような音で大満足でした!

セットリストはこちら。
1.砂のお城
2.侵入
3.男は不安定
4.傷だらけのギター
5.ハチとミツ
6.アイツのテーマ
7.誰だっけ?
8.タコ物語
9.順番には逆らえない
10.つぎの夜へ
11.EVIL CAR
12.すべるバー
13.夜行性の生き物三匹
14.ロボットでした
15.3×3×3

個人的に聞きたかった(いつもですが)「EVIL CAR」や「すべるバー」、
「ハチとミツ」良かったなぁ。「3×3×3」でのノリにノッタ上での、
アンプの上からのジャンプでの締めくくり最高でした!

初めてみたオープニング・アクトの三上寛も凄かったです。
正しく「三上寛」としか言いようがない、音楽ジャンルを構築しており、
音源は聞いてはいましたが、やはりご本人のライブのインパクトは「大」でした。
フォークを基本としていながらもフリーの彼方にまで接近する音楽は、
一瞬たりとも聞き逃せないものでした。

2006年でこの衝撃。
彼が登場した1970代(確かフォークジャンボリーでしたっけ?)は、
さらに衝撃的だったのは間違いない。
見ることが出来てよかった。

さてゆら帝の公式HPでも載ってましたがディスクユニオンで、
ゆら帝坂本慎太郎氏デザインの湯呑みがもらえるということで、
早速行ってきました!(写真)

J.A.シーザー紙ジャケ2タイトル、
佐藤奈々子紙ジャケ2タイトルに加え、
石川晶のクリスマスをジャズロック化した紙ジャケに、
坂本さんもインタビューで大好きと語っていた『薔薇門』の紙ジャケ
(今更ですが)など、年明けから紙ジャケ尽くしで攻めてきました!

そして湯呑みも無事2色ともゲット。

坂本さんの絵はどれも好きですが、この手のタッチは可愛くて特に好きです!
是非この絵で干支を揃えたいですね~。

という訳で年末年始はゆらゆら帝国でした!
2006年は東京でのライブ8割方見れた幸運な年だったので、
今年も沢山見れるといいなぁ。

ゆらゆら帝国の公式HP

ディスクユニオン新宿本館日本のロック・インディーズ館のブログ

今年最後のライブはゆらゆら帝国で決定!

2006年12月03日 19時41分54秒 | 邦楽
12/30にリキッドルームで行われる、
ゆらゆら帝国のチケットが取れましたーーー!!!

嬉しいなぁ!

今年最後の締めは、ゆら帝です。

しかもスペシャルゲストに三上寛!

恥ずかしながら、三上寛を見るのは初めてなので、
おっかなびっくりながら非常に楽しみです。

しかし恵比寿リキッドルームで三上寛て・・・凄い(笑)


それにしても最近のチケットの取り方といったら、
もっぱら「e+」以外は利用しなくなりました。
大学生の頃までは、よく地元のぴあに並びまくったものです。
寒い日も、暑い日もよく並びました。
隣りの人と思わず友達になったことも・・・これはありませんでした。
何度悔しい思いを10時過ぎにしたことか、分かりませんが、
今は画面の前で抽選結果にどきどきしています。

若くなくなった証拠かしら?

あ、そういえばライブも最近はいつも後ろの方で見てますね。

昔はロッカーに必ず荷物を詰めて、毎回Tシャツ一枚で最前列でしたっけ。

若くなくなった証拠かしら?

いやいや余裕が出てきたということでしょうね。
がっつかずとも良いという。

そうですね、うん。

ゆらゆら帝国 フリーライブ@多摩美!!!

2006年11月14日 08時33分57秒 | 邦楽
遅くなりましたが、
11月5日に多摩美の学祭でなんとあのゆら帝が、
フリーライブをするということで行ってきました!!!

学祭というと、
我が武蔵大学は狭いキャンパスの中、
出店が所狭しと並びみんな昼間からお酒を飲み、
それは朝まで続く(今は禁止になってしまったらしいが・・・)
というものでしたが、

多摩美というと、
どちらかというと「日頃の自分の成果を発揮する場」という印象が強く、
あちこちで自分の作品を売るフリーマーケットが多く、
我が大学のみんなでわいわい酒を飲むというのとは全く違い、
戸惑ってしまいました。

出店もキャンパスの中のグランドに集中させられており、
学外の客は20歳以上は身分証を示しリストバンドを付けなければ、
お酒は飲めないという厳しいものでした。

とはいうものの、やはり学祭というものは楽しいものですね。
彼女と友達と四人でビールを飲み、出店の食べ物に舌鼓をうち、
それなりに雰囲気を楽しみました。

さて肝心のゆら帝のライブですが、
フリーライブだけあって開始の時間にはステージの前はすごい人手。

はじめにセットリストですが、

1. 2005年世界旅行
2. ソフトに死んでいる
3. ハチとミツ
4. アイドル
5. 貫通前
6. 急所
7. タコ物語
8. 恋がしたい
9. ミーのカー
10. 無い!
11. ロボットでした
12. 3x3x3

とネットから拾いましたが、
おそらく間違いないでしょう。

いつになく母校ということで、
MCも饒舌で(といってもはやり少ないですが・・・)
坂本さん自身も楽しんでいるようでした。

久々に「ミーのカー」や「ハチとミツ」が聞けて嬉しかったなぁ。
タコ物語では、中間の無伴奏で坂本さんが歌うところで、
合唱がおこり思わずこんな曲だっけ?と笑ってしまいましたが、
どれも素晴らしい出来でした。

野外にしては音もよく、若干エフェクターかけすぎで、
ぐちゃぐちゃでどうなっているか分からない部分もありましたが、
まぁ及第点でしょう(←偉そうですね)。

これが無料だなんて!と至極の一時間半を過ごさせて頂きました。

あ、ようつべ(youtube)に多摩美の模様が早くもアップされてます!!!
http://www.youtube.com/watch?v=ynEeHz3VcbQ

うーずの初音源発売中!!!

2006年11月13日 22時39分45秒 | 邦楽
うーずの初の音源がディスクユニオンにて発売中です!!!

といっても大半の方が「うーず」ってなあに?
と思っていると思うので、まずは紹介を。

うーずの結成は、1995年。

構成は、
・うーさん(ベース&ボーカル)
・松田文さん(オルガン)
・黒羽広志さん(ドラム)
のトリオ

現在は、吉祥寺の曼荼羅にて、
大体二ヶ月か一ヶ月おき位にライブ活動をしている。

私は心底このバンドが好きで、
現役のバンドだと、ゆらゆら帝国、フレアオッズと並ぶくらい好きです。

そんな彼らの音はオルガンサイケ!
日本でいうとゆら帝やフレアオッズ好きは勿論のこと、「だててんりゅう」や
「かかし」、エイプリルフール、フードブレインなどが好きな方には絶対オススメ!
な日本語詞によるオルガン・サイケ・ロックです!

ベースのうーさんは、カップスのルイズルイズ加部が好きで、
別ユニットでは「ルイス」と名乗っていたりする。
そんなうーさんのベースフレーズが驚異的で、
ギターがいない分、リズム楽器とリード楽器を両方をこなすような、
音数の非常に多い、正しく加部正義的なベースを弾く。

ドラムのひろしさんは、キース・ムーンやミッチ・ミッチェルのような、
手数が多く、そして70年代のロックの如く、魂を削るかのようなドラムを叩く。

オルガンの文さんは、もう生産されていないハモンドオルガンをクールにあやつるオルガニスト。
以前は自前でハモンドを所有されていたが敢えなく壊れてしまった。
ハモンドでしか出せない表情豊かなサウンドはうーずには欠かせないものである。

初めてみたときは、こんなバンドがいたのか?と心底驚いたものである。
三人ともテクニックは凄いのだが、初音源にも収録された「お散歩」をはじめとして
POPセンスもかなりのもので、この辺りがバンドの懐を広くしている。

といってもやはり私が好きなのは、70年代の熱き時代のロックを彷彿とさせる
そのサウンドで、この三人の音の応酬は必ずや見るものを魅了するでしょう!!!

実は大学のかなり上の悪い先輩たちでして(笑)、
大学時分のとある朝、大学の学館にある部室にいくと見知らぬ人が寝ていて、
それがドラムのひろしさんだったいうのも、今は懐かしい話である。

うーずの音源販売はかねてから希望していたものだったので、
それがかなって非常に嬉しいです!
これでもっと多くの人にうーずを知って頂ければと思います。

しかしかの本人たちは至ってスローペースである(笑)
まぁ一ファンとして末永く見守っていきます。

今度のライブは、11月22日水曜日に吉祥寺曼荼羅にて。
震えて待て!(パクリました・笑)

うーずのHPはこちら

吉祥寺曼荼羅のHPはこちら

ディスクユニオンのうーずの商品のページはこちら


阿佐ヶ谷にてGS映画鑑賞『落葉とくちづけ』

2006年11月01日 18時30分31秒 | 邦楽
定番&マニアックな日本映画を提供し続ける、
有名なミニシアターラピュタ阿佐ヶ谷にてGSの映画特集開催中です!

でもこの企画実は11/2で終了のようで。。。

私が知るのも遅かったのですが、ラストの『落葉とくちづけ』は観たことがなかったので、
滑り込みで見てきました。

やはりこの映画の見ものはヴィレッジ・シンガーズとオックスの演奏シーンに尽きると
思いますが、特にオックスは「ACB」での演奏シーンでグッときます。
またヴィレッジ・シンガーズの面々は前半、長髪のカツラをかぶり、サイケな服を着て、
ヒッピーな若者役を演じていますが、その格好で演奏される曲名不明の「ハングリー!」ととりあえずお腹がへった歌を歌っているのだが、これがちょとだけサイケ・ガレージ風で見ものでしょうか?
でもこの曲は明らかに口パクで本人達は演奏してませんが・・・

しかし本筋は、尾崎奈々(可愛い!)と藤岡弘の主人公二人による恋の行方な訳ですが、
これがどんでん返しがあり、すごいストーリーに全くびっくりしてしまいました。

東京に出てきた彼女を探しに、田舎から出てきた藤岡弘が偶然に彼女と再会を果たすのだが、何と彼女は記憶喪失で、藤岡弘のことを覚えていない!岡田奈々の親友のヴィレッジ・シンガーズの面々は、何かと付きまとう藤岡弘をどうにか引き離そうとあれこれ試すのだが、徐々に彼女の心は藤岡弘の方へ動いていき、記憶も戻りそうになり、なかば二人で駆け落ち同然のように、藤岡の田舎に帰るのだが、ここで一気に話が「自分は一体何者なのだ?」「自分とは何をもってして自分なのだ?」というアイデンティティの問題にまで飛躍する。

それを見つけに彼女が田舎へ戻ったのだが、なんと!実は藤岡弘の方が記憶喪失で、いくら探せど田舎など見つからない、という事態に陥る。この終盤にきてこのどんでん返しはすごい。詰まる所、彼の熱意に、彼女は色々なことが重なり「自分は本当は記憶喪失なのかも知れない」といった錯覚に陥っていたのだが、最後は結局二人で愛を育んでいこうということで終幕を迎えます。87分の中に詰め込み過ぎじゃないのかと思えるストーリー展開。

GS映画はスパイダースやタイガースに代表されるようなドタバタな内容で明るいものが多い中、
この映画は意外にもシリアスである意味楽しめました。

もしまだ未見の方は是非どうぞ。

『落葉とくちづけ』
1969年/松竹/カラー/87分

■監督・脚本・音楽:斎藤耕一/脚本:広瀬襄/撮影:小辻昭三/美術:宇野耕司
■出演:尾崎奈々、藤岡弘、ヴィレッジ・シンガーズ、香山美子、柳沢真一、オックス

演劇部のアイドル・信子に憧れていた五人の青年達(ヴィレッジ・シンガーズ)は、卒業後も彼女に近づく男をかたっぱしから粉砕。だが、ジュンという名の奇妙な青年が現れ…。斎藤耕一が音楽もてがけた青春ラブロマンス。多彩な挿入歌にのって、意表をつくストーリーが展開される。オックスの演奏シーンも貴重!

ラピュタ阿佐ヶ谷のHPは、コチラから。

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クイック・ジャパンの岡林とサンボマスター

2006年10月24日 20時22分56秒 | 邦楽
全国の男子諸君!

クイックジャパンの最新号を君は読んだか?!

ほしのあきちゃんに、しょこたんに、いいよねぇ・・・

って違う違う!

男子諸君はグラビアアイドルは勿論ですが、
あの岡林信康とサンボマスターですよ!
これを読まにゃあ、あきまへん。

最近はまったく表舞台へ出てこない為、噂さえ聞こえてこなかった岡林信康が、
時代の兆児ともいうべきサンボマスターと対談するという夢の企画。

これが面白い。サンボの山口さんは日本のロックの造詣がもの凄く深く、
また岡林の影響が大きい(と文面で語っている)ことから、
物怖じする事なく、対等に、いやむしろ岡林を牽制するがことく、
次々と質問を投げかける。
それに対し、一つ一つ持論を展開する岡林。

細かいやり取りは、実際に対談をお読みいただくとして、
あの岡林信康が表立った場所で近年これほど、
快活に自身の活動を語った事があっただろうか?
私はそれを知らない。

対談の中で岡林信康のバックをサンボマスターに務めさせてください!
と山口さんが言っておられたが、これは是が非でも実現して欲しい。
岡林本人は「いや、大きい音でやるのが辛い」みたいな事を言ってかわしていたが・・・

対談の中でも語っておられたが、
岡林は昔の音源の復刻に対し、「NO」を突きつけている。
(*最近ソニー時代の3作品が紙ジャケで復刻されたが、
  これはソニーが独断で踏みきった話だという・・・)
オリジナルアルバムも手に入りにくく、
例えばフォークジャンボリーでの音源も今は復刻の際にカットされている。

岡林よ、それで自由になったのかい?
自分がフォークの神様と崇められることを嫌った事は分かるが、
自分で生み出した歌だもの、最後まで責任を持たねばならないのではないだろうか?
自分の過去の作品を提示した上で、現在氏がもっぱら推進しておられる「エンヤトット」
「御家囃子」を実践すべきなのではないか?

歌は例え、自分の中で封印したとしても、人から人へと伝わっていくものである。
是非岡林氏には、今の若い人たちの前で演奏を行って欲しい!

それにしてもロック画報のコラムで曽我部恵一氏がいっておられたが、
前回のサンボ×大滝詠一といい、今回といい、
大御所の前でよくあれだけしゃべれるものだ。すごい。

P.S.余談ですが、山口さんとは接客で何回か接したことがありますが、凄いいい人です!
  しかし、これだけ今回言いましたが、実はサンボマスターは一枚も持っていません。
  いいとは思うんだけど、ちょっと大仰な感じがしてしまいまして・・・人柄は好きですが。。。