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気まぐれ五線紙 K-pop

 My Favorite CD Collection ( 284 Artists )

Maya ( マヤ )

2006-12-13 | Rock



마야
Maya
マヤ
김영숙:キム・ヨンスク
1979年11月17日生れ
JinAh(진아)企画 [ 前:Muto Musiq ]


〈 Music Video 〉
   Bugs MusicVideo 全15映像(60秒)
   DaumMusic MusicVideo 全10映像

〈 気まぐれ五線紙 Entertainment 〉
   2011.03.25 Mayaのカムバックだ!
   2009.10.17 Maya、久しぶり! - M countdown (10.15)


  
  
  
  
  
  
  
  


《 Genre 》
  Rock

《 Audition / Video 》
   DaumMusic
   곡정보:曲 뮤직비디오:ミュージックビデオ 포토:フォト / 정규:正規版 비정규:非正規版 싱글:シングル
   Bugs
   아티스트:アーティスト 앨범:アルバム 곡:曲 뮤직비디오:ミュージックビデオ 한마디:ひと言
   Mnet
   아티스트:アーティスト 곡:曲 앨범:アルバム 영상:映像 포토:フォト / 정규앨범:正規アルバム 집:集

《 Profile 》
   Nate
   Daum
   Naver

《 Official / Private Site 》
   miniHP
   DaumCafe




《 Album 》
    MiniAlbum 「아프다 슬프다 / 너무나...」 2011年3月
    MiniAlbum 「Retro & Ever」 2009年11月
    4集 「FOUR」 2008年4月
    3集 「Road to Myself」 2006年11月
    2.5集 「소녀시대:少女時代 [Remake Album]」 2005年7月
    2集 「Rock Star」 2004年5月
    1集 「Good Day And Good Bye」 2003年2月

《 myCollection 》
  1集 / 2集 / 2.5集 / 3集 / 4集
  Retro & Ever / 아프다 슬프다 / 너무나…
  2nd Live Concert 「The Play」




【 2011.04.05 / 아프다 슬프다 / 너무나... 】
Maya、2009年11月の「Retro & Ever」以来1年4ヶ月ぶりのミニアルバムである。
ジャケットは、表紙もだが、インナーの写真の、以前より更に短い金髪ヘアー姿がなかなかいい。

所属事務所は、태진아:テ・ジナのJinAh(진아)企画に移籍している。
(この진아:ジナ企画へは、最近、휘성 :フィソンも移籍している)
また、ジャケットには、MAYA Entertainmentという文字も印刷されていて、ちょっと調べてみたが、ジナ企画との関係はよく分からなかった。(もしかすると、Mayaとしての会社もあるのかも?)

で、前回リリースのミニアルバム「Retro & Ever」の時からは所属事務所は変わったわけで、今回プロデュースは조유명:チョ・ユミョンとなっている。そしてExecutive Producerはもちろんテ・ジナだ。
(前回のプロデュースは、Muto Musiq & Mayaである)
そのほかのスタッフなども、当然ながら、ほとんど変わっているのだが、以前と同じ名前を探すと、Mayaとの個人的絡みも有るのだろうか、メイキャップとデザイナー、そしてMastering Studioが同じである。

収録曲は実質全4曲で、内リードトラックの1曲目「痛い悲しい(아프다 슬프다)」を含む3曲が彼女の作詞となっている(1曲はテ・ジナと共作)。
作曲の方は、全曲とも異なる人の作曲となっている。

1曲目「痛い悲しい(아프다 슬프다)」、リードトラックで、作曲は윤명선:ユン・ミョンソン、作詞はMayaの曲で、彼女の独特の唱法に、さらに深みを増して歌いあげ、Mayaらしい曲になっていると思う。
2曲目「あまりにも・・・(너무나...)」、作曲は이주호:イ・ジュホで、作詞がMayaとテ・ジナとの共作となっている。叙情的なメロディで作られた曲で、Mayaが初めて見せるバラードとなっている。ある意味(私の主観でがあるが)、Mayaらしいとも言える、聴きこむほどにいい曲である。
3曲目「いいとき(좋은 시절)」、한상원:ハン・サンウォンの作詞作曲の曲で(作詞は共作)、歌詞の内容は、なんだか切ない歌のようで(「いい時は、全部過ぎ去って・・・」)、それをMayaが切々と歌う。
4曲目「一緒に暮らす?(같이 살래?)」、作曲編曲が하광훈:ハ・クァンフンで、作詞はMayaの曲だ。なんだかカントリーウエスタン風な味付けの曲で、曲のタイトル通りな歌詞の内容のようである。

今回リリースされたミニアルバム「아프다 슬프다 / 너무나...」、以前の彼女の姿も残しつつも、新たなMayaの姿も作り出した4曲だと言える。いい。


【 2009.12.25 / Retro&Ever 】
Maya「Retro & Ever」、10月のデジタルシングル「위풍당당:威風堂堂」と「그것만이 내 세상:それだけが私の世界」の2曲を含むミニアルバムである。ジャケットには小さく「4.5」の文字が見えることから、4.5集の気持ちがあるのかもしれない。

ジャケットはいたってシンプルだ。インナーの写真もシンプルな4カットのみだが、なかなかいい。私は好きだ。
今回のこのリリースは6トラックで「위풍당당」にバージョン違いを収録しているので、実質5曲で、Mayaの作詞などは無い。ただし、クレジットのプロデュースの項目には事務所(Muto Musiq)の名とともに彼女の名がある。

シングルでリリース済みの2曲も含め、今回リリース5曲の中で、2曲目「천년의 사랑:千年の愛」がなんか、いい。好きだ。しかし、「진달래 꽃:チンダレの花」のMayaから抜け出せない私としては、Mayaと言えばやはり初期のアルバムの方が好きだ。ただ、Mayaに限らない、時代なのかも知れないが(笑)。


【 2008.05.06 / 4集 】
この4集、まず思ったのが表紙のジャケット写真が、なんだが少女っぽいというか、1集も含め、いままででいちばんかわいく表現されている(その写真には、文字が無く彼女の顔だけだ)。 もっとも、かわいさ(少女っぽさ)を感じさせるのは表紙だけで、インナーの写真は違う。そして、そのインナーの各ページにはずいぶん「4」にこだわったデザインになっている。4集に特別な意味は無いように思うが ・・・ ?

音の方は、いままでの挑戦的なエネルギーがコントロールされた感があるアルバムだ(良いように言えばだが)。ロックを基本に、一曲一曲に個性的なアレンジが加えられた仕上がりになっていて、そこに、良く言えば意欲的挑戦性は感じるが、悪く言えば技巧性が感じられなくもない。

リードトラックは2曲目の「그 흔한 반지도:そのありふれている指輪も」だ。
3曲目「BC 2500」はちょっと変わった曲で、作詞はMayaだ。
5曲目「꽈배기:ねじりドーナッツ」は基本的にモダンロックだが、おもしろい曲だ。
6曲目の「마이 아리랑:マイ アリラン」は民謡アリランをモチーフにした、これも変わった曲だ。3集でも6曲目の「쾌지나 칭칭나네:クェジナチンチンナネ」が경상도(慶尚道)の民謡をモチーフにしているし、民謡ではないが、1集でも古典歌謡の「진달래꽃:チンダルレの花」が収録されている。
7曲目「Maria」は、アレンジがサンバのリズムで、この曲の作詞もMayaだ。
9曲目「Dead Or Alive」はMayaっぽいロックサウンドだ。このアルバムの中ではいちばんロックシャウトな曲だ。
10曲目「1995...그 봄:1995...その春」も9曲目に続くMayaらしいロックサウンドで、この曲の作詞もMayaだ。
最後11曲目の「검은 눈물」もMayaの作詞だが、표건수:ピョ・コンスとの共作になっている。このピョ・コンスがこのアルバムの半分(12曲中5曲)を作曲、編曲また作詞もしている。
ところで、最初、クレジットがどこにも無いと思っていたのだが、CDメディアの下に隠れていた。そのクレジットによると、やはりMusicProducerの名に표건수:ピョ・コンスが有る。

この4集、ロックをベースにいろんなジャンルを試みた作品と受け取ることもでき、きれいなサウンドでまとめ、けっして悪くはないのだが、なんだかちょっとアレンジにに走りすぎ、と言うか、彼女独特のストレートに迫って訴えてくるものが、いままでのMayaにくらべて少ないように感じる。もっと言えば、本来の(いままでの)マヤから少し外れた感もある。たとえて言うなら、直球勝負から変化球で様子を見ている、といった感じと言ってもいいかも知れない。
私のMayaに求めていたものが、まっすぐに張り裂けんばかりにシャウトする彼女をイメージ(期待)していたので、今回の4集、少しもの足りなさを感じる。しかし、ひとつのアルバムとして何度も聴いていると、アルバム自体はいいアルバムには違いないと感じる。


【 2006.12.13 / 1集・2集・2.5集・3集 】
いやぁ、いい。Maya、最高。
以前はロック系は少し敬遠していた嫌いがあったのだが、最近、改心(笑)してからはコレクションも増えてきている。
Mayaも、以前から、もちろんうまいのは分かってはいたが、CDの購入には至っていなかった。遅ればせながらのコレクションだ。購入のきっかけは、ソ・チャニの流れからだ。ソ・チャニのところでも書いたが、Daumの動画にアップされていたKBS2の番組で、ソ・チャニ、ソムン・タク、Mayaの三人がステージで一緒に歌っているのを観てからだ。いやぁ、この三人はいい。

ということで、今回、Mayaのアルバムを全集購入した。
最新アルバムの3集「Road to Myself」は、Mayaだけのカラーを出すことに力を注いでアルバム作りをした、となっている。たしかに、Mayaの力の入った声に聴き入ってしまう。
「Intro」が終わって「Funky Music」で最初に発するパンチの効いたMayaの声がいい。バックのロックサウンドも、録音技術的にもいい音を作り出している。アルバムとしてもかなり完成度が高い。
ところでこの3集、歌詞カードも入っていなければ、作詞者・作曲者の書き込みも無い。何度見てみても、どこにも書いていない。どういうことだろう?(クレジットは有る)

1集、2集、3集とアルバム作品としては、だんだんと良くなっていっている。3集は録音の音もいちばんいい。ただ、好みからいくと2集が好きかも。2.5集はRemake Albumで、少し趣が異なるが、なかなかしっとりと聴かせてくれて好きだ。たとえば、最後の「한계령:寒渓嶺」などは、Mayaの歌の実力の幅の広さに感激する。
いやぁ、Mayaいい。




Pearl's Day ( パールズデー )

2006-12-13 | Rock


弘益大近くのクラブなどで6年余りをアングラで実力をつけたインディバンドBroken Pearlがバンド名をPearl's Dayという名前に変えてのメジャーデビューのようだ。
2005年4月には、実力派のインディバンドを掘り出すという「スカイインディグラウンド(?)」というイベントで最優秀インディバンドに選定されている。
「Pearl's Day」の名は、真珠にたとえて、小さな塵がいろいろな苦難を経験して光輝く夢をつかむということらしい。(うまく訳せていないとは思うが)
彼らは日常的な感情を謳うべく2001年に結成され、2003年に今のメンバーになったようだ。このデビューアルバムは、アングラ時代の曲を新しく編曲した作品だそうで、13曲中13曲、つまり全曲をソン・ミンジョンが作詞作曲している。内4曲の作曲が共作にはなってるが、共作者も4曲ともメンバーのクォン・ヒョンウだ。
このアルバムは女性の感性を謳ったもののようだが、なにぶんにも歌詞が解らない。
ソン・ミンジョンは作詞作曲に才が有り、シンガーソングライターとしての資質もあるそうだ。
13曲のベースはモダンロックだが、他にパンクロック風、バラードなど多様なロックジャンルが収録されている。
ロックバンドアルバムとして聴く時、ずいぶんとソフトでやさしいアルバムだ。
(こういうのをモダンロックと称するのか)
聴いているとたしかに、女性の感性を謳っているように思えてくる。ファンは女性の方が多いのではないだろうか。




펄스데이
Pearl's Day
パールズデー

■ Member
손민정 ソン・ミンジョン (ボーカル・ギター) 1981年3月25日生れ
권현우 クォン・ヒョンウ (ギター)
이진원 イ・ジンウォン (ベース)
김성헌 キム・ソンホン (ドラムス)

■ Genre
ロック

■ Profile
適当なのが無い

■ Album
1集(Birthday) 2006年11月 (ソン・ミンジョン25歳)

■ myCollection
1集

■ cdComment
2集はどんな作品になるか

■ Audition
Bugs
Mnet

■ ReleasedCD
innolife

■ Official/PrivateSite
無いと思う




◆ 1集 ◆



01. 불어라 꽃 바람:吹け花の風
02. One
03. 차마:車馬
04. 3분 고백:3分の告白
05. Missing You
06. 그해 여름:その年の夏
07. 사랑 많은 그녀에게:愛あふれる彼女に
08. She'S Magical
09. Spring Comes
10. 보듬이:ボドミ
11. 라일라:ライラ
12. Dear My Rainbow
13. 눈을 감으면:目を閉じれば


So ChanWhee ( ソ・チャニ )

2006-11-29 | Rock



소찬휘
So ChanWhee
ソ・チャニ
本名: 김경희(キム・ギョンヒ)
1972年1月20日生れ

〈 myPV 〉 ※右クリック
   Beautiful night (8集)
   Hold Me Now (7集)
   Tatoo (6集)
   Friend [MV] (6集)
   Fine (5集)
   Change (5集)
   Tears (4集)
   내가 배운 사랑 (2集)
   현명한 선택 (2集)
   헤어지는 기회 (1集)





《 Genre 》
  Rock (リリース曲はダンスだが彼女はもともとロッカーだ)

《 Audition / Video 》
   Mnet
   아티스트:アーティスト 곡:曲 앨범:アルバム 영상:映像 포토:フォト / 정규앨범:正規アルバム 집:集
   Bugs
   전체앨범정보:アルバム 전체곡정보:曲 뮤직비디오:ミュージックビデオ / 정규:正規版 비종규:非正規版

《 Profile 》
   Nate
   Naver
   KBS World
   innolife


《 Official / Private Site 》
   8th The Begin again
   DaumCafe ・・・ ※サイトを開くと彼女の曲が流れている(選曲リスト付き)
   miniHP




《 Album 》
   8集(The Begin Again) 2006年11月
   7集(The True) 2005年5月
   6集(The Beginning) 2002年12月
   5集(Red Change) 2001年7月
   4集(First Bridge) 2000年3月
   3集(Another...) 1998年5月
   2集(Then To Now ) 1997年3月
   1集(Cherish) 1996年1月 (24歳)

《 myCollection 》
  3集 / 4集 / 5集 / 6集 / 7集 / 8集
  Live DVD




【 2007.08.01 / Live DVD 】
KstarMallさんにLiveのDVDが有ったのでさっそく注文。2000年のライブのようだが、それ以外はさっぱり分からない。DVD入手後もそれは同じだった。
観始めて驚いたのが、会場が大変狭い。何百人という規模だ。2000年だから3集か4集の後だと思うが、このDVDを観る前は、私の勝手な想いで、もっと広いホールを想像していたが。

聴き始めて感じたのが、さすがソ・チャニ、Liveでも音程の崩れなど無い。途中少しは休憩できたとは思うが、後半に入っても初めと変わらず、音量もしっかりして、息切れも無い。さすがである。声の出は少し悪いが、彼女、もともとハスキーでこんな感じだ。この時、彼女28歳。

前半と後半の間だろうと思うが、ゲストの出演だ。聞いたことのある前奏が流れ、誰かと思ったら、なんとファヨビだ。R&Bバラードを2曲歌ったが、ファヨビは、この時18歳なんだが、この人もすごい。とうてい18歳とは思えない。しかし、2曲歌って直後、ステージから下がる時の挨拶の仕方が幼い。

この後がおそらく2部に入ったのだろうと思うが、バックバンドが入り、ロックの色彩となる。客もひとり、ふたりと立ち上がり、最後は総立ちとなる。彼女もやはりロッカーって感じで、顔つきも変わる。(けっこう、きつくなったのかも知れないが)
会場も狭く、映像も、音もあまりいいとは言えないが、なかなかいいLive DVDだ。


【 2006.11.29 / 3集~8集 】
彼女の存在は7集、そして6集のジャケットで知ってはいたが、その時の試聴ではコレクションに加えようとは思わなかったようだ。
しかし、この11月の8集リリースで再度全集を聴き直しみて、それが間違いだったことに気づき、3集から8集までをまとめて購入した。(いまとなっては全集を揃えるのは難しい)

本来、私としては、彼女のような、ハイトーンの声色は好みではなかったはずなのだが、今回改めて聞き込んでいくと、彼女の場合なぜか受け入れられる。いい。ハイトーンの好み云々を超えるバツグンの歌唱力がある。じつにうまい。とくに4集がいい。4集は聴いてるだけでなぜか目頭が熱くなる曲も有る。アルバムとしては、5集が大衆的、6集はダンス、7集はロックっぽい色合いがする。そして、8集は完全にダンスよりのアルバムと言っていいだろう。

彼女は、1988年(高2)に女性 5人組みロックバンド「イブ」でギターリストとして活動していたようだ。ギターの他にもベース、ドラムも出来たそうだ。
その後、MBCドラマのOSTでデビューし、1992年第一回SBS新世代歌謡祭で銀賞を受賞しているようだ。そして、その歌唱力が認められ、1995年には混声5人組みのダンスユニットCUBEのメインボーカルでアルバムに参加している。
この時の、CUBEの1集「헤어지는 기회:別れる機会」を試聴してみたが、まさにソ・チャニの声が聴ける。ソ・チャニのマイナス1集と言ってもよさそうなアルバムである。男声がイ・ソンミンという人だろう。この人も後でソロアルバムを1枚出している。
翌年の1996年には、ソロアルバム1集「Cherish」をリリースし、タイトル曲の「헤어지는기회:別れる機会」は爆発的な人気を得たようだ。しかし、所属事務所の内部事情により、このアルバムに対する様々な法廷問題に因って活動を中断しなければならなかったようだ。その後、いろいろと苦労をした末、今日の成功を掴んだようだ。国内ではじめての本格ミュージカル映画「ミスターレイディー」のヒロインにもキャスティングされたようだ。2003年には結婚もしている。

彼女は作詞はしないようだが(1集、2集は持っていないのでよくは分からないが)、作曲はしている。とくに、自分でプデュースした3集は実質11曲中、8曲を作曲している。しかし、4集、6集、7集、8集は1~2曲だけ、5集はしていない。(innolifeさんによると、1集では、2曲の作詞と1曲の共同作曲をしているようだ)

余談だが、じつは、彼女の声色もそうなんだが、顔立ちも本来はあまり好きなタイプではなかったのだが、不思議なもので、アーティストとして惚れこんでくると、なんだか好きになってくるから人の好みもいいかげんものだ。とくに、8集の写真などは綺麗で、色っぽく、かっこいい。
また、勝手な想像だが、ネットから伝わってくる情報を見ていると、人柄も、なんかいい人な印象を受けて、彼女自信もだんだん好きになってくる。

ところで、Daumの動画で最高なのを見つけた。KBS2の番組なんだが、なんと、マヤ、ソ・ムンタク、そしてソ・チャニの三人がステージで一緒に歌っている。いやぁ、すごい。仲も良さそうだし、三人でコンサートをすれば最高だろうと思う。
서문탁 소찬휘 마야 (밤이면 밤마다) TV팟 2006.08.25 ・・・ 現在はもう無くなっている(2009.10)




Siberian Husky ( シベリアンハスキー )

2006-10-18 | Rock



시베리안허스키
Siberian Husky
シベリアンハスキー
Rockin' KOREA(락킨코리아) Entertainment

〈 Member 〉
  유수연 ユ・スヨン (ボーカル) 1979年7月8日生れ
  이용운 イ・ヨンウン (ギター) 1976年10月4日生れ
  임승준 イム・スンジュン (ベース) 1978年8月22日生れ
  최혁 チェ・ヒョク (ドラム) 1986年7月29日生れ

  ※過去に登場したメンバーあるいはジャムセッション参加者(私が知る限り)
    キーボード: 윤해선(ユン・ヘソン)
    ベース: 임완호(イム・ワノ) / 임승준(イム・スンジュン) / 심규환(シム・キュファン) / 임매미(イム・メミ)
    ドラム: 임경일(イム・ギョンイル) / 이세훈(イ・セフン)
    パーカッション: 도준호(ト・ジュノ)


        チェ・ヒョク      ユ・スヨョン            イ・ヨンウン        イム・スンジュン


〈 Music Video 〉
       YouTube Channel RockinKOREAent (시베리안허스키)
       Rockin' KOREA STREAM  (YouTube)
       YouTube Channel 용운 이


      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      


《 Genre 》
      Rock

《 Release Information 》
       Daum Music
       Bugs
       Mnet

《 Profile 》
       Daum
       Naver

《 Official / Private Site 》
       facebook
       twitter
       FanCafe




《 Album 》
        3集 「Odd Eyes」 2013年4月
        2集 「네 번째 아이:4度目の子供」 2010年3月
        1集 「Water Ball」 2006年9月

《 myCollection 》
  1集 / 2集 / 3集




【 2013.05.13 / 3集 】
2集からは3年ぶりとなる3集「Odd Eyes」、久しぶりに彼らのサウンドが聴ける。
(彼らのサウンドは本当のRockなので(一部Jazzy)、このブログ的にもK-popのジャンルからは少し外れる)

今回、初めて所属事務所のデータをはっきりと見た(少なくとも2集時点では所属していない)。
このRockin' KORE Entertainmentには、私の好きなビューレット(Biuret)뷰렛も所属しているようだ。
この事務所は、ロックバンドとジャズバンドのバンドを多く抱えた事務所のようである。
(しかし、なんだかコミックもやっているようだが(?))

今回の歌詞カードには、はっきりと現在4人のメンバーを紹介するかのような写真を載せてくている。
ただし、名前の記載はない。
ちょっと気になるのが、キーボードの윤해선:ユン・ヘソンがメンバーから抜けていることだ。
(しかし新曲も含め4曲に参加しているので、ごく最近メンバーから名目上外れたが実働はしているのかも)
また、これまでも変動的だったが、ベースとドラムが今回も替った。
つまり、シベリアンハスキーの実体はユ・スヨンとイ・ヨンウンということになる。

3集の収録曲数は、いままででいちばん少ない12曲となっている。
プロデュースは書くまでもないがシベリアンハスキーだ。

Track List
  01. 「사람은, 사랑은:人は、愛」
     lyrics: 유수연  composed: 유수연 & 이용운  arranged: 이용운
  02. 「Hello, Betty」
     lyrics: 이용운  composed: 이용운  arranged: 이용운
  03. 「Jumping」
     lyrics: 유수연  composed: 이용운  arranged: 유수연 & 이용운
  04. 「기대:期待」
     lyrics: 이용운  composed: 이용운  arranged: 이용운
  05. 「Real Sound」 (remixed & remastered)
     lyrics: 유수연  composed: 이용운  arranged: 이용운
  06. 「단지 실수였다는 말:単に失敗だったという話」
     lyrics: 이용운  composed: 이용운  arranged: 유수연 & 이용운
  07. 「O형 여자, B형 남자:O型女、B型男」
     lyrics: 유수연  composed: 유수연  arranged: 원다희
  08. 「가지마:行かないで」
     lyrics: 이용운  composed: 이용운  arranged: 이용운
  09. 「도시탈출:都市脱出」
     lyrics: 최혁  composed: 유수연 & 이용운  arranged: 유수연 & 이용운
  10. 「Let Me Know」 (remastered)
     lyrics: 이용운  composed: 이용운  arranged: 이용운
  11. 「거짓말 또 거짓말:嘘、また嘘」 (remixed & remastered)
     lyrics: 이용운  composed: 이용운  arranged: 이용운
  12. 「너에게 듣고 싶은 이야기:あなたに聞きたい話」 (pinao Ver.)
     lyrics: 이용운  composed: 이용운  arranged: 윤해선

     NameList
       유수연:ユ・スヨン / 이용운:イ・ヨンウ / 원다희:ウォン・ダヒ / 최혁:チェ・ヒョ
       윤해선:ユン・ヘソン

5曲目「Real Sound」は、去年(2012年)の10月にシングルリリースされている曲だ。
また、Trans Fixion(트랜스픽션)というグループの해랑:ヘランがフィーチャリングされているようだ。

10曲目「Let Me Know」は、ゲーム「마비노기 영웅전:Mabinogi Heroes」シーズン2のOSTらしく、曲としては
去年8月にリリースされている。

11曲目「거짓말 또 거짓말:嘘、また嘘」は2集のリリース曲だが、リミックスして再録音している。
けっこう雰囲気を変えて演奏している。

最後の曲「너에게 듣고 싶은 이야기:あなたに聞きたい話」は、2011年11月のシングルリリース曲だ。
(YouTubeで聴きくらべたが、この曲も原曲とは、かなり雰囲気が異なる)

今回の3集「Odd Eyes」、まず演奏のレベルの高さに耳を奪われる。
そして、その演奏の内容が、前回の2集の時は、いかにもロックだと感じさせる曲の方が大半だったが、今回のアルバムでは、前回以上にさらに、かなりJazzyサウンドに感じさせるに方向に変化して、レベルアップした音を作り出している。

シベリアンハスキー、その活動は今年で14年目に入った。
にもかかわらず、今回の3集「Odd Eyes」のサウンドには、さらに若々しい情熱を感じさせ、いままでにもまして挑戦的にアップグレードした音を聴かせてくれる。
ロック本来のメッセージは、歌詞を直接理解できない私には本当には解らないのだが、その音から伝わってくるものは感じ取ることはできる。

今回のアルバム、最高の傑作と言っていいだろう。


【 2010.03.27 / 2集 】
1集から3年半ぶりのフルアルバム正規版のリリースである。アルバムタイトルの「네 번째 아이:4回目の子供」は、どうやらシングル、1.5集も数えて4枚めのアルバムといういことらしい(子供というのはアルバム制作の結果産み出したCDを子供にたとえている)。
ジャケットの表紙はユ・スヒョンだが、なんとも少女のように写っている(ミュージックビデオもこの姿で演奏している)。しかし、インナーの彼女の写真は後ろ姿だ(笑)。それでも、今回の2集、5人がそれぞれひとり2ページづつ顔だしをして、けっこう写真数が多い。(1.5集を知らないのだが)

2集の収録曲数は14曲と多く、ジャンル的にも多様である。
リードトラックの1曲目「안녕, 레옹:アンニョン、レオン」は映画「レオン」主人公の二人を歌にしたようなのだが、私が持っていたシベリアンハスキーのイメージとは異なる曲となっていて、ユ・スヒョンが可愛く歌っている。
また、編曲も多様で、2曲目「시간의 향기:時間の香り」はボサノバ風、12曲目「늪:沼」は不思議な感じの曲でストリングスとのコラボといった感じに仕上がっている。
ユ・スヒョンの声が素晴らしいのが10曲目「Don Fantasy」だ。
そして私としてはアルバムタイトル名と同じ曲名の6曲目「네 번째 아이:4度目の子供」がいい。テナーサックスもバックに加わりフュージョンジャズそのもので好きだ(またこの曲にはジャズバイオリンも加わる)。また5曲目「봄비:春雨」のベースライン、コード進行が昔風フォービートな感じでなんともいい(ユ・スヒョンの声色もいい)。
作詞、作曲、編曲は全曲家内工業で行われていて、そのほとんどがユ・スヒョンとイ・ヨンウンによる。プロデュースも当然彼らシベリアンハスキーによるものだ。
今回の2集、収録曲それぞれも素晴らしいが、アルバムとしてもよくまとまった完成度の高い作品になっている。

2集 「네 번째 아이:4度目の子供」、大衆性も残しながら音楽性も追求した、なかなかのアルバムだ。いい。


【 2009.05.05 / 1集 】
グループ名からはハスキー犬しか思い浮かばない(とくに私は犬好きなので)。変わった名前だ。おまけに、ジャケットのインナーの写真にはハスキー犬のぬいぐるみといっしょに二人が写っている。そしてたしかに、ヴォーカル(유수연:ユ・スヨン)はハスキーだ(笑)。

アングラ出身のグループようである。ジャケットには、2人の写真しか無いが(ユ・スヨンとイ・ヨンウン)、Mnetなどページには4人の写真が掲載されている。
1999年に유수연:ユ・スヨンと이용운:イ・ヨンウンの2人で(?)グループを結成して、弘益大前など全国のクラブを舞台に活動してきた実力派のグループのようだ。
ロックバンド「시나위:シナウィ」のリーダー、신대철:シン・デチォルはユ・スヨンを「アジアでは捜し出すことができない声の持ち主」とほめたたえ、今回の1集のアルバムのプロデュースをかってでたそうである。たしかに、CDの produced by にはシン・デチォルの名が有る。
(ロックバンド「シナウィ」の6集と7集をざっと試聴してみた ・・・ ロックだ(笑))

この1集のオリジナルの10曲中、9曲がユ・スヨンで、1曲がイ・ヨンウンの作詞で、作曲は4曲がユ・スヨン、1曲がイ・ヨンウン、3曲がユ・スヨンとイ・ヨンウンの共作となっている。編曲も5曲がイ・ヨンウン、1曲がユ・スヨンだ。
12曲目と13曲目「As A Fickle Cat」はオーストラリアの実力派DJ、マイケル・ヘイズがリミックスしたそうである。
私は、あまりロック系はコレクションしないのだが、このグループは試聴した時、耳に残り購入してしまった。
(最近ロック系が少しずつ増えてきてはいる)
このシベリアンハスキー、ジャンルをとりあえずロックとはしたが(各サイトもロックにはなっている)、この1集に関してはロックには違いないのかも知れないが、アレンジにはロックというよりフュージョンジャズな感じの曲が多い。Jazz好きとしては聴いてて心地よいサウンドになっている。
ただ、3曲目「룰랄레:ルルラルレ」の最後の部分は余計だし、11曲目以降も、編曲(録音)を少しいじり過ぎているような気もする。録音の音自体も少し悪いように思う。少しこもって聞える。
しかし、この1集の前半はなかなかいい、実力のユ・スヨンもよく、編曲もよくて、いい音を聴かせてくれる。
かなり好きだ。




A.Bridge ( エイ・ブリッジ )

2006-09-20 | Rock


写真から受ける印象は、なんとなく育ちの良さそうな、いいとこの子の集まりといった感じで、あまりロックを感じさせないグループだ。
(もっとも、最近のロックという言葉でイメージするものは昔とは違うのかも知れないが)
とくに、キム・ヒョヨンさんは、経歴を知った目で見るからだろうが、いいとこのお嬢さん出のアナウンサーって感じがして、見た目も、声も、ロックという名には似つかわしくない。
CDジャケットの写真もバレリーナがトーシューズの紐を結んでいる写真を使っている。
実際、曲自体もこれらの写真で受ける、やさしい感じの作品でリリースされている。そしてこれが、このグループの特徴で、良さなんだろうとは思う。
キム・ヒョヨンさんは、じつは音楽の道に進むについては、ご両親から猛烈に反対されていたようで、一時は親の勧めに従い、SBSアナウンサー試験を受け、3次までは合格した。しかし、最終審査では落ち、そこで、どうしても音楽がやりたいと再度両親を説得し、A.Bridgeのボーカルとしてデビューしたというわけだ。(最終審査で落ちて良かったってことだ)
彼女、東京生まれで、小学校まで(13歳まで)は日本に住んでいる。また、中国語の歌も歌えるそうで、大学では中語中文科(?)を専攻しており、言語に関心が高いようだ。
A.Bridgeというグループ名は、彼女に直接関係が有るのか無いのかは分らないが、韓国、日本、中国などアジアを結ぶ橋になりたいとで付けたらしい。(夢がでかい!!)
このグループの特徴は、いわゆるロックサウンドをバックに、ちょっと不似合いなソフトで甘い女性ボーカルが乗っかるという、ジャウリムをもっともっとソフト、軟弱にした感じだ。
そして、この1集「Dream It」は、作詞、作曲、アレンジ、そしてコーラスまで、A.Bridgeのメンバーが全てをこなしている。
11曲中、作曲はソ・スンヒョンとキム・ヒョヨン共同が6曲、パク・ヒョンギュ単独が3曲、キム・ヒョヨン単独が1曲、キム・インジュンとキム・ヒョヨン共同が1曲、そして、作詞がキム・ヒョヨン単独が8曲、パク・ヒョンギュとキム・ヒョヨン共同が3曲だ。これを見るとこのグループを構成する人の比重も分かる。
以上のことで考えてみると、出来上がった作品は、全く違うが、音楽作りのアプローチの仕方、考え方、グループ構成などは、ジャウリムに近いグループなのかも知れない?
また、ユン・ドヒョンバンドとはつながりが有るようで、キム・ヒョヨンが本気で歌手になりたいと思うようになったきっかけに、ユン・ドヒョンバンドとの出会いがあるようだ。
彼女は、2001年東国大学の中国文学科時代祭り(?)の際に、祭りに使われる映像を撮影するためにユン・ドヒョンバンドにインタビューをしている。そして、それが縁で、キム・ヒョヨンはその年のユン・ドヒョンバンドの 5集「ハノイの星」にコーラスで参加している。
そして、A.Bridgeの8月27日に開かれたソウル上水洞弘益大ローリングホールのライブにユン・ドヒョンバンドが異例なこととしてゲスト出演しているようだ。ユン・ドヒョンバンドは、ちょうどこの時、アルバム作りなど、忙しい時期で、その中を押しての出演だったそうだ。ユン・ドヒョン自身も何かにつけ、キム・ヒョヨンにはバックアップをしていたようだ。
A.Bridge自身も、ジャウリム、ユン・ドヒョンバンドが目標であり、彼らを乗り越えて、いいライバルとなりたい考えているようである。(ジャウリムは超えられんやろ!!)
ところで、ユン・ドヒョンバンドをチェックしてみた。
あまりロックは聴かないのでよくは解らないが、モダンロックというのか、ロックに違いないのだろうが、かなりソフトなロックだ。(最近はこれが主流か?)ユン・ドヒョンという人はなかなか面白そうな人だ。ライブに子供も見に来てた。ユン・ドヒョンの人柄か?




에이브릿지
A.Bridge
エイ・ブリッジ

■ Member
서승현 ソ・スンヒョン 1976年生れ (ドラム) リーダー/プロデューサー
김효연 キム・ヒョヨン 1981年4月17日生れ (ボーカル)
박현규 パク・ヒョンギュ 1978年 (ベース)
김인중 キム・インジュン 1981年生れ (ギター)

■ Genre
Rock(とは思えないが)

■ Profile
Nate
Naver

■ Album
1集(Dream It) 2006年6月 (キム・ヒョヨン25歳)

■ myCollection
1集

■ Audition
Bugs
Mnet

■ ReleasedCD
innolife

■ Official/PrivateSite
Daum Cafe




◆ 1集 ◆



01. Dream It
02. Rainy Day
03. Go Away
04. 월요병:月曜病 (Smile Again)
05. 너에게 들려줄께...:君に聞かせるよ…
06. 슬픔이여 안녕:悲しみよさようなら
07. 거짓말:嘘
08. For You
09. Mother
10. 기억하니:憶えてる?
11. Special Day
12. For You [Bonus Track]


Kim YoonA ( キム・ユナ )

2006-06-28 | Rock



김윤아
Kim YoonA
キム・ユナ
1974年3月11日生れ
Sound Holic


〈 Bugs MV 〉  ※ 映像が出ない時は再再生 / 速度が遅い時はためてから
   Going Home (3集)
   夜想曲 (2集)
   담 (1集)
   봄날은 간다 (1集)  ※ 映画「春の日は過ぎ行く」

〈 Mnet Video 〉 ※右クリック
   사랑, 지나고 나면 아무 것도 아닐 마음의 사치 (2集)
   야상곡 (2集)
   담 (1集)

〈 気まぐれ五線紙 Entertainment 〉
   キム・ユナ、6年ぶりに3集リリース

〈 気まぐれ五線紙 K-pop 〉
   Jaurim ( チャウリム )















《 Genre 》
  Rock (ほんとうのジャンルは김윤아(笑))

《 Audition / Video 》
   DaumMusic
   곡정보:曲 뮤직비디오:ミュージックビデオ 포토:フォト / 정규:正規版 비정규:非正規版 싱글:シングル
   Bugs
   전체앨범정보:アルバム 전체곡정보:曲 뮤직비디오:ミュージックビデオ / 정규:正規版 비종규:非正規版
   Mnet
   아티스트:アーティスト 곡:曲 앨범:アルバム 영상:映像 포토:フォト / 정규앨범:正規アルバム 집:集

《 Profile 》
   Nate
   Daum
   Naver
   KBS World
   innolife

《 Official / Private Site 》
   김윤아
   Sound Holic
   DaumCafe




《 Album 》
   3集 「315360」  年月
   2集 「琉璃假面」 2004年3月
   1集 「Shadow of Your Smile」 2001年11月 (26歳)

《 myCollection 》
  1集 / 2集 / 3集




【 2010.05.11 / 3集 】
キム・ユナ、6年1ヶ月ぶりのソロアルバム3集「315360」である。
この3集収録曲12曲の中には、子供に対する作品が含まれている。6曲目から8曲目までの「Summer Garden」、「에뜨왈르:エトワール」、「Cat Song」がそのようだ。つまり、赤ん坊と生命をテーマにしたコンセプトアルバムともいえる作品のようである。

ジャケットが、まず変わっている。どう表現したらいいのか。
表と裏の表紙には厚紙を使い、すべてのページがアコーディオン状につながった4つに折った1枚の紙のようなっている。歌詞カードは別途4つ折りにして、表表紙の内側のポケットに収まっていた。そして、なんと、最初は気づかなかったのだが、1枚の紙と思ったのが、2枚重ねになっていた。うん、なんだ? と思って、よくよく見ると、これまたなんと、その重ねた内側が、彼女が林や草むらの中で歩いたり、佇んだり、しゃがみ込んだりした姿の写真となっているのだ。2枚重ねの内側(裏側)なもので、そっと覗きこまなければいけない。なんとも扱いづらい。なのだが、なんともいい。好きだ。また、この2枚重ねの表側に使われている写真がいい。モノクロなのだが、キム・ユナが美しい(笑)。(現在、HP「김윤아」でこの写真が見れる) デザインは誰かとクレジット見ると、elephantとなっていて、キム・ユナではなかった。
アルバムのプロデュースは、もちろんキム・ユナで、全12曲とも作詞、作曲、そして編曲も彼女によるものである。

音の方は素晴らしい。47分の間、キム・ユナ節、キム・ユナの世界に浸れる。歌詞が分からないのが悔しい思いのするアルバムである。また、なんか音質がずいぶんクリアなように感じる。ギターとキム・ユナの声がきれい。ただ、時々ビビリ音が聞こえる。私のパソコンだけのことかも知れないが、音質がいいだけに残念。

2曲目の「비밀의 정원:秘密の庭園」を聴いて、3曲目の「가만히 두세요.:そっと置いてください」あたりから、なんだか泣きそうになってきた(実際に涙が出てきたわけではないが(笑))。
5曲目「도쿄블루스:東京ブルース」は、やはりCDで聴くとすごい。歌詞が解らなくても、曲の内容を知って聴くので、すごさが伝わってくる。この曲は、東京で仕事をしていた時に感じた孤独を表現してる(詳細は「キム・ユナ、6年ぶりに3集リリース」を読んで欲しい)。
6曲目から8曲目が子供に対する想いを書いたようなのだが、これは歌詞を訳さないと、ちょっと何とも言えない。ただ、8曲目の「Cat Song」はいかにも子供に聴かせてるような曲で(歌詞の内容が違ったら大恥だが(笑))、なんかお母さんらしくていい。また、編曲にファゴット使用しているのも、K-pop的には珍しいような。
関係無い話だと思うが、9曲目「얼음 공주:氷姫」は、ビビリ音がひどい。なんか、この曲私のスピーカーと相性が悪いのだろうか(笑)。
11曲目の「검은 강:黒い川」も、グッとくるのだが、ビビリ音がけっこう耳を引っぱる(残念)。
ラスト12曲目「이상한 이야기:不思議な話」は、いかにもキム・ユナ節といった感じの曲で、キム・ユナを聴いているって感じがするいい曲だ。
今度の3集、以前のような暗さは無く、明るさ暗さで形容できない、静かな中に優しさを感じる作品に仕上がっていると感じた。やはり、人の親になったということだろうか。
いやぁ、キム・ユナ、いい。最高!


【 2006.08.23 / 1集 】
2集に後れて、1集をコレクション。
しっかりとした本が付いている。1集の詩(歌詞)、エッセー、家族(ペットも)、チャウリムについて書かれているようだが、当然ながら何を書いているのかが解るまでにはかなりの時間を要するだろう。(とりあえず、「私は今も童話が好きだ」、ということだけは解ったが(笑))
それでも、アルバムを聴きながら、本を「眺めて」いると、何か、彼女の言いたいことが伝わってくるような気になってしまう(そんなはずは無いが(笑))。しかし、いつかは何とか読破したいと思う。

アルバムは、一人で静かに聴いていると、彼女の世界に浸れる。
集録曲は、11曲目「파랑새:青い鳥」の作詞と、12曲目「봄날은 간다:春の日は行く」の作曲(松任谷由実) を除いて彼女の作品だ。
13曲目と14曲目はチャウリムのライブだが、キム・ユナ1集のアルバムとしては、この13曲目と14曲目は無かった方が良かったと思う(12曲目もかな)。
もっとも、11曲目「파랑새:青い鳥」が終った後、12曲目が始まるまでの間合いをかなり取っているので、アルバム1集としては11曲で終わりで、12曲からは付録のつもりかも知れない。
1集と2集を比べると、1集の方がゆったりと聴けるが、音楽性はやはり2集だろう。
とにかく、1集、2集ともいい、好きだ。


【 2006.06.28 / 2集 】
チャウリムで書いたことと同じになるが、KBS2の「The Musician Live」が彼女を、しっかり認識した最初だ。それまでは、チャウリムの女性ボーカルとしてしか理解していなかったが(つまり、チャウリムという名の方が大きかったのだが)、 いまはキム・ユナの存在の方がチャウリムより大きい。(チャウリムをキム・ユナのバンドと言っても、別にかまわないのではと思うが、批判も有るらしい)

このKBS2の「The Musician Live」が2004年、キム・ユナがちょうど30歳になったかどうかだの時だが、なんかカッコいい。かわいいし。
6月13日に結婚した彼女のご主人は、今月20日にソウル清潭洞に医院を開業した、김형규(キム・ヒョンギュ)さんという歯科医だそうだ。なんか、ロッカーと歯医者さんって不思議な気もしたが、写っている写真を見ると、なかなか違和感無くお似合いな感じなのだ。そして、それもそのはずで、彼は大学在学中にケーブル音楽チャンネルKMTV(元KM)のVJとして芸能界入りし、俳優、パネリスト、リポーターとして活躍してたようだし、男性3人ユニットKing Joeのメンバーとして歌手活動もしていた人なそうな。
2人の出会いは2002年のアルバム活動でのことだそうで、2人はお互いに好意を抱き、2歳年下の彼、キム・ヒョンギュの方が猛アタックしたそうだ。(2人の出会いは、1998年に行われたキム・ユナの誕生日パーティー、という記事も有るが)

2集「琉璃假面」の11曲は、全曲キム・ユナの作品だが、編曲も、2曲を除いた9曲をキム・ユナがかかわっている。プロデュースはもちろんキム・ユナである。そして、なぜか最初の1曲だけク・テフンがタンバリンをたたいているみたいだ。
(「琉璃假面」は「유리가면」で、유리はガラス、가면は仮面である)
その琉璃假面、試聴もせずに、いきなりCDを聴いたが、いい。好きだ。けっこうショックを受けた。気楽に聞き流せないし、いわゆる、私がコレクションしている「K-pop」とはなんら関係ない、キム・ユナの世界がそこにある。歌詞が解らないのでなんとも言えないが、おそらく私が考える「唄」に近いと思う。
キム・ユナってすごい。なんか、惚れ込んでしまう。




Jaurim ( チャウリム )

2006-06-28 | Rock



자우림
紫雨林
Jaurim
チャウリム
Soundholic

〈 Member 〉
  김윤아 キム・ユナ (ボーカル) 1974年3月11日生れ
  이선규 イ・ソンギュ (ギター) 1971年8月28日生れ
  김진만 キム・ジンマン (ベース) 1972年2月25日生れ
  구태훈 ク・テフン (ドラム) 1972年11月13日生れ


         ク・テフン          キム・ジンマン       キム・ユナ        イ・ソンギュ


〈 Music Video 〉
       YouTube Channel JAURIM(자우림)

〈 気まぐれ五線紙 Entertainment 〉
       2013.10.16 紫雨林 9集「Goodbye, grief.」
       2013.10.02 紫雨林9集ティーザー、期待させる!
       2013.09.14 紫雨林、来月9集をリリース
       2010.05.03 キム・ユナ、6年ぶりに3集リリース
       2011.06.30 キム・ユナ、日常生活には問題が無いほど回復
       2011.05.25 キム・ユナ、21日入院!
       2010.05.03 キム・ユナ、6年ぶりに3集リリース


      
      
      
      
      
      
      
      


《 Genre 》
      Rock

《 Audition / Video 》
       Daum Music
       Bugs
       Mnet

《 Profile 》
       Nate
       Daum
       Naver

《 Official / Private Site 》
       JAURIM 紫雨林
       facebook
       twitter
       blog




《 Album 》
        9集 「Goodbye, grief.」 2013年10月
        8集 「陰謀論 (음모론)」 2011年8月
        MiniAlbum(Untitled) 2009年10月
        7集 「Ruby Sapphire Diamond」 2008年6月
        6集 「ashes to ashes」 2006年10月
        5集 「All you need is LOVE」 2004年10月
        4集 2002年9月
        3集 「the wonderland」 2000年7月
        2.5集 「B定規作業」 1999年10月
        2集 「恋人」 1998年10月
        1集 「蜜蝋天使」 1997年10月

《 myCollection 》
      1集 / 2集 / 2.5集 / 3集 / 4集 / 5集 / 6集 / 7集 / 8集 / 9集
      Untitled(2009)
      True Live




【 2013.10.21 / 9集 】
前回の8集からは今回も2年ほどの時間を置いての9集「Goodbye, grief.」、ジャケット写真の鹿の角、あるいは、「이카루스:イカルス」の割れた鏡が何を意味するのかが、私には解らないのが残念である。
(この鹿の角については、インナー写真では4人ともが付けている)

ところで、話は少しずれてしまうが、このジャケット写真で驚いたのが、この写真がキム・ユナ自身だったことだ。最初見た時は、彼女とは思えなかったのだが、にしてもずいぶん化けたものだと思う。
ただ、私としては、彼女がここまで化けるのなら、ほかの3人も何らかの主張を持って写って欲しかったようにも思う。なんだか、4人での写真では、キム・ユナだけが浮いた印象を受けてしまう(しかし、男は難しいか)。

全11曲の収録曲のすべての編曲及びプロデュースはJaurimだ。
10曲目「이카루스:イカルス」(Icarus)は10月7日に先行リリースされている。
(アルバムは10月14日リリース)
リードトラックは6曲目の「스물다섯, 스물하나:二十五、二十一」である。

Track List
  01. 「Anna」
     lyrics: 김윤아  composed: 김윤아  arranged: 자우림
  02. 「Dear Mother
     lyrics: 김윤아  composed: 김윤아  arranged: 자우림
  03. 「님아:愛しい人よ」
     lyrics: 김윤아  composed: 김윤아  arranged: 자우림
  04. 「템페스트:Tempest」
     lyrics: 김윤아  composed: 김윤아  arranged: 자우림
  05. 「I Feel Good」
     lyrics: 이선규  composed: 이선규  arranged: 자우림
  06. 「스물다섯, 스물하나:二十五、二十一」
     lyrics: 김윤아  composed: 김윤아  arranged: 자우림
  07. 「무지개:虹」
     lyrics: 김윤아  composed: 김진만  arranged: 자우림
  08. 「Dancing Star」
     lyrics: 이선규  composed: 이선규  arranged: 자우림
  09. 「전하고 싶은 말:伝えたい話」
     lyrics: 김진만  composed: 김진만  arranged: 자우림
  10. 「이카루스:イカルス」
     lyrics: 김윤아  composed:김윤아   arranged: 자우림
  11. 「슬픔이여 이제 안녕:悲しみよ、さようなら」
     lyrics: 김윤아  composed: 김윤아  arranged: 자우림

     NameList
       김윤아:キム・ユナ / 자우림:Jaurim / 이선규:イ・ソンギュ / 김진만:キム・ジンマン
       (※7曲目「무지개:虹」の作詞、作曲はDaum Musicを参照した)

アルバムタイトル「Goodbye, grief.」の意味は「さよなら悲嘆」とでも訳せばいいのだろうか(griefは深い悲しみ)、いつもながら、Jaurimのロックな主張を感じる最高のアルバムである。
(ただし、私としては、あくまで憶測するしかないのだが)

音楽評論家배순탁:ペスンタクという人の、このアルバムに対する評論の後半を以下に意訳してみた。
(ちょっと私には難解過ぎて訳すには適さない文章なので、訳に間違いがあるかも知れない)

この9集「Goodbye, grief.」のキーワードは「좌절:挫折」と「죄의식:罪の意識」だ。
現実に対する挫折と、別れた誰かに対する罪の意識は、青春という時代の必然の副産物である。
「이카루스:イカルス」を、このアルバムの10曲目に置いた最も大きい理由がにここにある。
この「이카루스:イカルス」で、「挫折」と「罪の意識」の、この2つを懐に抱いて、最後の曲「슬픔이여 이제 안녕:悲しみよ、さようなら」で、9集の有終の美を飾る。
どんな作品でも、普通最初の曲にそのアルバムの表情が象徴される。つまり、この曲「이카루스:イカルス」を意味もなく10曲目に置いたということではないということだ。

Jaurimはこのアルバムで肯定主義という福音を借りて、善解釈で聴く人を麻酔させない。そうではなく、冷厳な現実を前に向き合えと話したあと、「이카루스:イカルス」でそれとなく勇気を吹き込んでくれる。
つまり、Jaurimのこのアルバムは麻酔剤でなく覚醒剤としての音楽である。

結局、人生というものは避けられない敗北だ。希望というのは、希望がない状況の中だけでやっと切実になりえることだ。その時初めて、私たちは用心深く、「Goodbye,grief.」と歌うことができるということだ。

(※ この原文は、Daum Music 「집 Goodbye, grief.」の「앨밤소개」に書かれている)


【 2011.08.31 / 8集 】
7集から2年2ヶ月、2009年のアンタイトルのミニアルバムからも10ヶ月が経っての8集のリリースである。
さらには、キム・ユナの体調不良もあって、本来の8集予定日からも2ヶ月ほど遅れてのリリースとなった。

紫雨林8集、ジャケットが少し変わっている。絵柄も変わっているが、紙袋入りとなっていて、こういう仕様は私としては初めてだ。ただ、袋の中は従来からのオーソドックスなプラスチックケースのジャケットであった。
インナーの写真はネットでもチラチラ見かけるスナップ写真なものが少々といった感じで、面白いと言えば面白いが、取り立てて言うほどでもない。ただ、外側の紙袋の表紙のデザインや、あちこちに見られるちぎった様な紙片のデザインの発想はユニークだ。デザインは엘리펀트:エリファントと書かれている。

収録曲は全11曲で、内2曲が8月にデジタルシングルリリースされたものとなっている。
また、最後の曲はアウトロ的なつもりだろうか、1分46秒ほどの(MediaPlayer表示時間)の短い曲となっている。
プロデュースはもちろん紫雨林である。
レコーディングとミキシングは4集以降同じ日本人のヨシムラ・ケンイチである。

Track List
  01. 「Happy Day」
     lyrics: 김윤아  composed: 김윤아
  02. 「Idol」
     lyrics: 김윤아  composed: 김윤아
  03. 「EV1」
     lyrics: 김윤아  composed: 김윤아
  04. 「꿈에:夢に」
     lyrics: 김윤아  composed: 김윤아
  05. 「Peep Show」
     lyrics: 김윤아  composed: 김윤아
  06. 「Red Rain」
     lyrics: 김윤아  composed: 김윤아 & 김진만 & 이선규
  07. 「혼자가 아니야:一人じゃないさ」
     lyrics: 김윤아  composed: 이선규
  08. 「답답:憂鬱」
     lyrics: 이선규  composed: 이선규
  09. 「from: me@iwaswrong.com to: you@aremy.net」
     lyrics: 김윤아  composed: 김진만 & 이선규
  10. 「피터의 노래:ピーターの歌」
     lyrics: 김윤아  composed: 김윤아
  11. 「Snowdrop」
     lyrics: 김윤아  composed: 김윤아

    ※ 歌詞カードにアレンジの記載は無いが全曲紫雨林ということだろう
    ※ 8曲目「답답」は日本語には無い漢字で、「憂鬱」と書いたが「いらいら」がいいのかも?

2曲目「Idol」がリードトラックで、タイトルが「アイドル」というだけで一部誤解もあったようだが、そういう内容ではないようだ。しかし、歌詞の内容は簡単に訳せるほど簡単ではない。
3曲目の「EV1」は先月8月12日にデジタルリリースされた曲で、アルバムタイトル「陰謀」にもつながるであろう曲のようで、(私は、何ら知識、情報を持っていないが)GMが作りだした汚染物質を全く排出しなかったEV1が消えてしまったことへのロックなメッセージ曲になっているようだ(うまく訳詞されたものを熟読する必要ありそうだ)。
4曲目「꿈에:夢に」は、夢幻的な憂鬱さが濃い曲で、これも歌詞が難しそうだ。
5曲目の「Peep Show」も、歌詞の内容をよく理解する必要がある、ちょっと難しい曲だ。ただし、音楽的サウンドの良さは分かりやすい。この曲も先月8月12日にデジタルリリースされた曲だ。
6曲目「Red Rain」の作曲は3人の名前となっていて、スイングジャズを思い起こす変わった編曲で面白い曲に仕上がっている。
7曲目「혼자가 아니야:一人じゃないさ」は聴くと可愛い感じの曲に聞えるのだが、よくよく聞くと恐ろしい執念が感じられる面白い曲のようだ。
10曲目の「피터의 노래:ピーターの歌」は、このアルバムの中で最初に書きあげた曲のようで、「ピーター」とは「ピーターパン」のことらしい。
最後のアウトロ的曲「Snowdrop」も歌詞の内容に重さのある曲だ。また、曲のタイトル名を「Snowdrop」としたことも意味深長さを感じる。「スノードロップ」は冬の終わりから春先にかけ花を付け、春を告げる花として知られていて、花言葉には「希望」の意味もあるようだ。

紫雨林の8集、アルバムタイトルが「陰謀論」というだけあって、奥があるというか、重たいというか、難しいそうな曲が多く、いまの私には歌詞の内容を完全に理解することは不可能なので想像力に頼るしかないようだ(悲)。


【 2009.10.14 / MiniAlbum(Untitled) 】
7集の次で正規版なら偶数のリリースとなる。ということだろうか、今回は暗いモードのアルバムの番のようだ。
そして、その暗さに迫力を感じる6曲だ。「나사(螺絲)」のMVは見るに耐えかねる。しかし、音楽性はすごい。

このミニアルバムのタイトルは無い。タイトルを付けなかった理由は、「新しい試みをしようという意味が強いアルバムだったので、特定のタイトルを付けることによって生まれる先入観を排除したかったから」、だそうである。(タイトルが無いとなにかと不便なので、とりあえず「Untitled」というタイトルということで)

このタイトルを付けなかった思想はジャケットにも徹底している。メディアとしてのCDにも一切文字は無く、歌詞カードも、ほんとに真黒なカードが4枚、1人1枚で歌詞の裏に4人の写真風なイラストが描かれている。これを考えたのはキム・ユナのようだ。
さらに、特徴的なのが、さすがク・テフンは除いて、全員が1曲以上づつ作詞そして作曲をしている。つまり、「magnolia」と「나사(螺絲)」をキム・ユナが、「glitter」をキム・ジンマンが、「Dew」と「꿈속의 연인:夢の中の恋人」をイ・ソンギュが、各自で作詞作曲となっている。最後のトラックの「숙취(宿醉)」はキム・ユナ作詞でキム・ジンマンとイ・ソンギュが作曲している。
「magnolia」と「glitter」は英語の歌詞だ。そして、「꿈속의 연인」はイ・ソンギュ自身だけが歌っている。
もちろん、プロデュースは紫雨林だ。

この「Untitled」のアルバム、たしかに、「新しい試みをしようという意味が強いアルバム」である。で、すぐには、単純に最高と言えず、少し聴き込む必要があった(そして、訳詞の必要もあるだろう)。
いやぁ、しかし、さすが紫雨林って感じのアルバムである。

なお、キム・ユナは現在ソロアルバムの制作中、とのこと。リリースが待たれる。
しかし、また暗いのだろうか(おそらく、そうではないだろう、たぶん(笑))。


【 2008.07.23 / 7集 】
まず、遅ればせながらご出産おめでとう、と言いたい。ずいぶんかわいい男の子で、現在早や、9ヶ月になる。(キム・ユナの話)
意外だったのが(単に親バカなのかも知れないが)、息子さんの写真が6ショットほどネット上にアップされている。(一部TV映像を勝手にキャプチャーしたのも有るが、記事はかなりの数で掲載されている)
彼女は子供を表に出さないないのかと思っていたので、ちょっと意外。また、彼女、出産前よりずいぶん綺麗になった。(授乳やつれのようだが、結果綺麗になった)
ご主人も、もともと芸能関係をやっていた(歯医者さん)とはいえ、なんだか、キムユナナイズされた写真が掲載されている。家族3人での写真もいいが、彼女が赤ちゃんと2人で、普段着の顔で幸せそうに写っている写真は、なんとも嬉しい。

そして、ご主人との出会いに関する新たな記事も掲載されていた。何でも、音楽をきっかけに10年間友達として付き合ったのだが、彼女としては、初めはご主人を2歳年下の弟のように思っていたらしい。しかし、ご主人の方は、彼女を初めて見た瞬間から結婚を考えていたらしい。彼女は、それについて「무서운 남자다:恐ろしい男だ」と言いながらご主人を惚気ているようだ。なんにしても、お幸せそうで何よりだ。
また、歌手になったきっかけも話している。なんでも音大の作曲科にいきたかったようだが、お父さんの反対であきらめ、성신여자대학교(성신女子大)で趣味でバンド活動をしている時、弘益大近くでの演奏を偶然に映画関係者の目にとまり歌手になったそうである。

映画関係者で思い出しが、そう言えば彼女、この間観た映画「ユゴ」(2005年作品)に出ていてびっくりした。どっかで見た顔と思って後で調べると、これ以外にも、1998年の「インタビュー」、そして去年2007年「13歳スア」にも出ている(これはDVDが無い)。すべて歌手の役ではあるが、演技もしている。じつは、「インタビュー」も観ているが、その頃はまだ彼女を認識していなかったので、今度再度、意識して観てみるつもりだ。
やはりこれって、最初のデビューのきっかけが映画関係者だったからだろうか。

ずいぶん本題に行くまでに行数が進んでしまったが(しかもチャウリムでなく、キム・ユナの話しばかりで)、そのキム・ユナ復帰の7集「Ruby Sapphire Diamond」、1年8ヶ月ぶりのリリースである。
リードトラックは7曲目「Carnival Amour」で、今回の収録曲の中で最も派手なサウンドの曲だ。なんでも、人生をゲームに例えて、少女が大人に変わっていく姿が描かれているらしい。作詞作曲は、もちろんキム・ユナである。
この曲についてキム・ジンマンは、ガーシュインを意識したオーケストラが、聴き手の気分を盛り上げる曲、と表現。イ・ソンギュは、この曲を聴いて、最も紫雨林らしいとよく言われ、紫雨林だけの自信と音楽に対する真剣さが込められている、と言われ嬉しい、と語っている。
PVについてキム・ユナは、「寂しさや現実の厳しさを表現しながらも、主人公の愛に対する幻想を視覚的に見せることができるようにしました」と説明しているようだ。
私としては、どれもいまひとつピンとこない。キム・ジンマンの話しが一番分かりやすいか。

今回のアルバムをリリースするにあたって、イ・ソンギュは「音楽を11年間続けてきて、紫雨林だけのカラーが何か、わからなかった。今回のアルバムで、紫雨林のカラーがこれなんだということを、11年目で悟った」と語り、今回のアルバムに対する自信を表わしている。
また、彼らは今回のアルバムのコンセプトに対して「いつもそうだったが、こんなアルバムを作ってみたい、と始めたことはない。今回作って見ると、前作より透明でスピード感あるアルバムになったようだ」と話しているようだが、訳が悪いのか、これもいまいちよく解らない。
なお、今回の作詞作曲は、4曲目の「Drops」と9曲目「27」の作曲がイ・ソンギュ、5曲目の「20세기 소년소녀:20世紀の少年少女」と13曲目「Blue Marble」の作曲がキム・ジンマン、10曲目「옛날:昔」の作詞作曲がイ・ソンギュ、12曲目「Poor Tom」の作曲がキム・ジンマン、作詞がイ・ソンギュで、それ以外がキム・ユナの作詞作曲である。珍しい曲と思えるのが、12曲目の「Poor Tom」で、作曲がキム・ジンマン、作詞がイ・ソンギュでされている。やはり、出産との関係だろうか。

サウンドの方は、キム・ユナのボーカルが一段と多彩な感じで、いろんな声色が聞こえてくる。リードトラックの「Carnival Amour」は、その最たる曲で、最初誰かフィーチャリンされているのかと思ったほどだ。(ちょっと宝塚を思い起こす)
グループとしてのサウンドもかなりいい。イ・ソンギュ、キム・ジンマン、ク・テフンは、このグループがロックバンドであったことを思いださせてくれる色彩を作り出している。(少し40数年前のエレキサウンドも思い出されるが)
今回のリリースアルバム、たしかに、紫雨林らしいカラーはよく表れている。


【 2007.11.20 / 2.5集 】
コレクションしない予定だった2.5集なんだが、やはり購入してしまった(とりあえず入手して聴いてみた、というのが正しいか)。
しかし、この正規版2.5集は本来の正規版0.5集とは少し違う。本来であれば正規版から外したアルバムとすべきの「リメイク版」なのかも知れない。このリメイク版、基本的には1集と2集のリメイク(?)なのだが、なんだが別の曲になってしまっている。つまり、だから、2.5集でいいのかも知れないのだが。
Sound Spaceさんの評にれば、「まったくハンパじゃない2.5集、カバー曲集というより発想だけを借りた新作」、ということになる。
アレンジは、もちろん家内工業で、14曲中、イ・ソンギュが4曲、キム・ユナが3曲、キム・ジンマンとク・テフンが1曲づつ、キム・ユナとキム・ジンマンの共同が1曲、そして4曲がチャリウムになっている。
じっさい、どう表現したらいいのだろう、アレンジのやりたい放題というか、好き放題というか、また、歌いたい放題と言えばいいのか ・・・ 。ある意味、ジャズだ。


【 2007.10.24 / 4集・3集・2集・1集 】
紫雨林のアルバムは、「True Live」を持っていることで、なぜか全部コレクションしたつもりになっていまっていて、KstarMallさんで全集を再販しているのを見つけた時、大半を持っていないことにいまさら気づき(おかしな話しだが)、即、4集・3集・2集・1集を注文。これでやっと全集そろったことになる(リメイクの2.5集はとりあえず外した)。
改めて、4集からさかのぼって聴いてみる。

<4集>
この4集の前に、キム・ユナ1集「Shadow of Your Smile」(2001年11月リリース)がある。また、この頃日本での活動もあったようだ。つまり、3集とは少し跳んだ、一直線ではつながらない作品かも知れない。6集・5集にくらべ、いかにもロック、というサウンドも聴かれるが、キム・ユナの世界は色濃いと思う。まだ何度も聴き込んではないので何とも言えないが、アルバムとしては少し統一感が無いかも知れない。
ところで、CDを入手してはじめ分かることだが、このCD、12曲目の後、13トラックから17トラックまで10数秒のPause Trackという無音のトラックが入り、18トラックはHidden Track(?)となっていて4分46秒の曲が入っている?何これ!

<3集>
2000年7月のリリースだから、5集からは4年前ということになるが、キム・ユナの声色が明らかに違う。
また、サウンドも、この頃はやはりキム・ユナ色がまだ薄いようだ。この時の3集は軽くて明るい。
たしかに、4集との間に何らかのボーダーが有るように思える。
アルバムとしての狙い、統一感を感じ、いわゆるビートのきいたロックバンドの感有りで、アルバムとして、いまの紫雨林のサウンドイメージとは少し異なる。
ラスト曲「마왕:魔王」でいまのキム・ユナ節が聴き取れる。

<2集>
この時までの英字綴りはJaoorimmだ。
ロックには違いないが、かなりソフトで、そして暗く、難しく表現しているが、けっこう聴きやすいアルバムだ。
しかし、言葉が解らないので、CDジャケットの歌詞カードの作りを見ても、このアルバム全体の意図するところがよく解らない。
(もちろん、他のCD、他のアーティストの場合でもよくは解らないことは多いのだが)
1曲目「연인 (戀人) 3/3」、5曲目「연인 (戀人) 2/3 (Lover)」、10曲目「연인 (戀人) 1/3 (Queen)」、14曲目「연인 (戀人) 3/3 (Angel)」、って何を意図しているのだろう?
いまのチャリウムとは違うし、よく解らないアルバムだが、何かメッセージっぽいものを感じて、曲としてもなんだか好きだ。6曲目「동두천:東豆川 (Charlie)」のベースラインもいい。

<1集>
いよいよデビューアルバム。けっこう硬派なアルバムだ。いい。
しかし、キム・ユナの声色がぜんぜん違う。
4曲目「욕:ののしり」のベースラインはジャズだ。このアルバム、けっこうジャズっぽい。
こうしてさかのぼって聴いてみると、個々の曲は別にして、1集から3集と、4集から6集とで大別できるように感じるのだが ・・・ 。そして1アルバムごとに特徴が有り、1集から6集に向け変化(進化)している。
こんどは1集から6集に向けて聴いてみよう。
それと、やはり2.5集も購入すべきだろう。
しかし、こうしてみるとキム・ユナという人、天才だと思う。
はたして、7集はどんなアルバムをリリースしてくれるのか。


【 2006.11.01 / 6集 】
6集を聴いた。ひと言、暗い。チャリウム6集というより、キム・ユナ2.5集のような世界だ。
しかし、このキム・ユナの世界には惹かれるものがある。最近、私はキム・ユナに惚れこんでしまっているようだ。にしても、アルバム後半はどんどん暗くなっていって、さすがに聴いてて疲れる。少なくとも、ロックグループのアルバムからはかなり離れてくる。
13曲目にイ・ソンギュの「Good Boy」が出現するが、これで少し救われ思いだ(この曲も十分暗いのだが)。
6集全15曲中、キム・ユナは作詞作曲を8曲、作詞のみを3曲している。
この暗いアルバムの中、明るい曲(?)と言ってもいいのが4曲目の「You And Me」だ。この曲は、MVも含めて、不思議な魅力のある曲だ。好きだ。
CDジャケットの写真も、いかにも、って感じになっている。まず色は基本的に黒色だし、何も無い真っ黒のページがたくさん有ったり、キム・ユナの全く同じ写真が2枚ずつ有ったりで、何と言ったらいいのか、私の作文力では表現できない。
録音の方も、録音技術を駆使した(?)と言うか、録音の違和感を表現した(?)というか ・・・ 。
ところで、このアルバムタイトルの「ashes to ashes」の意味が解らない。


【 2006.06.28 / 5集・True Live 】
私のK-popの知識の原点である古家正亨さんの著書「K GENERATION K POPのすべて」を読んで、紫雨林(チャリウム)というグループが、ロックの大衆化という点で、一目おいたグループである、ということは知ってはいたが、その時はロックをそれ程コレクションしたいとは思っていなかったので、CDも購入していなかった。
ロックはヒップホップにくらべると断然好きだし、若い頃はそれなりに聴いてはいたのだが。(古~い話しだが、カルメンマキが好きで、オズのライブに参加したことも思い出される)

最近、「cafe24」というファイルサーバサービスに出合ったのだが、その中のファイルに彼らチャリウムの(いや、キム・ユナの)2004年KBS2で放映された「The Musician Live」というライブ映像を見つけた。 宝の山
この時のキム・ユナのステージ姿と歌ですっかり彼女の虜になってしまった。
正直言って、歌に聴き入る前に、彼女のお下げ髪と紺のブレザーにタータンチェックのスカートというファッションにまいってしまった。かわいいというか、カッコいいというか ・・・ (笑)。そして、歌がいい。(これが、やはり、キム・ユナのカリスマ性ということになるのだろうか)

チャリウムのステージは、キム・ユナのロックに似つかわしくないスカート姿がいい。写真で見た皮のパンツルックもいいが、このスカート姿のロックというのが、私には何か新鮮だ。(彼女のステージは、ほとんどがスカートのようだ)4人が創り出す音も、私が好みとするロックサウンドで、聴きやすくていい。
ということで、やはり、チャリウム(Jaurim)も買っておこう、ということになりコレクションした。

チャリウムってキム・ユナのバンドだったのだ。そのあたりの認識は今ひとつ出来ていなかった。(リーダーはイ・ソンギュということになっている資料も有るのだが)
このグループは、二つのグループがひとつになったようで、詳しくは下記のinnolifeさんページに書かれているが、かいつまんで言うと、キム・ユナとク・テフンはフルカウントというバンドで出会っており、一方でイ・ソンギュとキム・ジンマンはC.C.Rというバンドで活動していた。彼らが集まったのは、キム・ユナが当時新しく所属したウッドチャイルドというバンドのコンサートを見に来たキム・ジンマンがキム・ユナと一緒に活動することを提案したのが始まりであったようで、この時にク・テフンを除いた3人でグループをスタートしている。グループ名は미운오리:ミウンオリ(醜いアヒル)。
ク・テフンとは、偶然にクラブジェームスというところで再会し、メンバーに加わったようだ。ここで、今の4人組チャリウムの誕生である。グループ名もこの時「자우림(紫雨林)Jaoorimm チャリウム」となったようだ。
紫雨林とは、紫色の雨が降る森という意味だ。漢字語で、紫(자:チャ)・雨(우 ウ)・林(림 リム)。

いまのところ、5集とライブ「True Live」しかCDでは聴いていないが、何を隠そうKBS2で放映された「The Musician Live」のライブが一番いい(笑)。
「True Live」がDVDであってくれたなら、10倍いいのだが ・・・ 。しかし、音はライブとは思えないくらい、いい録音になってる。
5集の全13曲の中、作詞作曲を見てみると、キム・ユナが6曲、イ・ソンギュが4曲、キム・ジンマンが2曲、ク・テフンが1曲となっている。(キム・ジンマンの2曲の作詞はキム・ユナ)そして、何よりもいいのが、全曲「チャリウム」の編曲になってる。完全に家内工業になってるのだ。(1集から4集もそうなんだろうか)
しかし、チャリウムを(ロックを)聴く場合、やはり言葉が解らないことが残念だ。かなりメッセージ性が強いはずなんだが ・・・ 。

ところで、彼らの英字の綴りは3集でJaoorimmからJaurimに変えている。
しっかり調べた訳ではないので、いいかげんなのだが、他のアーティスト達も、同じ頃に英字綴りを変えたのではないかと思われる。ポップス界の流行とかでなく、国内で何かそういう動きがあったようだ。
(PS: 2000年7月4日、韓国文化観光部が「韓国語のローマ字表記法」を発表している)




SeoMoon Tak ( ソムン・タク )

2006-02-22 | Rock


彼女は世宗高等学校在学時1994年に世宗歌謡祭とジュニア歌謡祭で、それぞれ大賞を受賞し、1995年にEBS青少年創作歌謡祭で特別賞を受賞したのをきっかけに、高麗大学在学中にメジャーデビューているようだ。
デビュー当時は、MVとか中低域の表現力や高域でのシャウトの声色で性別不能として話題となったようである。たしかに失礼だが、ライブでのステージ姿を見ているとそんな印象を受ける。
(ソ・チャニ、マヤとのKBS2ライブ番組での姿を見ていると女性らしさを感じる)
なんと、音域はウラ声なしで3オクターブ半まで出るそうだ。なるほど、声の印象としては低いが、かなり高音域まで歌っている。また、ロッカー中で最もメタルよりと評されているが、たしかにそうだろうと思う。また、2000年の、男っぽいパワフルなライブでは、古典的なロックの他に、ラテンに韓国演歌、とその実力、そして体力はものすごいものがある。そして、その影像からは想像できないが、彼女の学歴は高麗大学の社会学科である。(卒業したかどうかは知らないが)
3集のリリース後だと思うが、彼女は事務所との契約が切れた後、再契約をしないで単身で2年間日本で留学をしている。日本語と日本の音楽業界を知るために、韓国の留学生との接触を一切絶ってバイトをしながらがんばったようだ。この間に日本で2枚(?)のアルバムを出しているようだ。
서문탁(西門卓):ソムンタクという名の意味は、「門に囲まれた首都で一番」という意味を持つ男風の名前のようだ。 ・・・ KBS WORLD Radio
(「卓」は一番なんだが、「西門」の意味がよく解らない?)
同じくKBS WORLD Radioによると、いつのコメントかは分からないが、彼女は「ロックは人間的な自由が溶け込んだ音楽。喜び、悲しみ、怒りといった原始的な感情を表せることがロックの魅力だと思う。最近ロックという名前で登場する歌は、とても甘くてこぎれいなものが多いが、私はこれからも無骨なロックを歌い続けたい」と語っているようだ。
しかし、5集に関しては、ロックというより、ファンク、ソールそしてジャズっぽいものも含め、きれいに、うまく仕上げられている。

【 PS 2006.12.19 】
最近、3集と4集を購入。ソ・チャニ、マヤからの流だ。
ソムン・タク、ものすごくいい。ハードロック風でありながら韓国独特の哀愁がある。なぜ今まで心が向かなかったのか。5集しか聴いていなかったせいなのか。聴く耳が変わったのか。やはり、ロック系を敬遠していたのかも知れない。
ソ・チャニ、マヤからの一連の流れで、この3人は全集揃えたいと思ったのだが、さすがに今となっては1集、2集の入手はむずかしく、後悔。(ソ・チャニも1集、2集は無理そう)
3集と4集を聴き比べると、アルバム作品としては4集の方がいいのかも知れないのだが、3集の方が荒々しさが有っていい。また、3集と4集には時間的な隔たりが有り、そして彼女自身の変化も大きいはずだ。
3集についてのSound Spaceの評をそのまま写すと、「ロッカー最強のノドを持つタクの3集は、おそらく最終的にこれをやりたいために1、2集があったのではとも思われるわがままし放題。全体にいわゆる80年代的ハード・ロック、Rock 'n' Roll一歩手前のところまで戻っており、かつてのダンゴ・レース状態の韓国Rockの栄光を垣間見る気分。音自体は21世紀的にSolidかつパワフルでやはり性別を超えている。」、となっている。まったく、納得。
4集はかなりの部分で日本のロックの影響があるそうで(私には分らないのだが)、とくに最後の3曲は日本語バージョンとなっている。
そして、この3集、4集、バックがいいサウンドを出している。編曲もいい。
3集、4集、5集と続けて聴いてみると、粗さが滑らかになり、表現力が広がり、技量も数段上がっているのだが、3集がソムン・タクの存在を誇示してていい。5集は、まさに「Pianissimo」ってかんじだ。
1集、2集も入手して聴いてみたいのだが ・・・ 。

【 PS 2007.02.06 6集】
6集は試聴もせずに即購入。そしてその期待は裏切らなかった。10日ほどの電車で聴くiPodは、この6集が続いた。
タクに対するイメージは3集の荒々しさだが、この6集もいい。アルバム全体から受ける印象は、3集のヘビメタよりなロックからジャズロックに近い。そして、CDジャケットも含め、かなり女性的である。
しかし、この人の歌のうまさはすごい。
最後の曲「질러탁에게…:叫べタクに…」は彼女の作詞作曲である。




서문탁
SeoMoon Tak
ソムン・タク
本名: 이수진(イ・スジン)
1978年3月3日生れ

■ Genre
ロック

■ Profile
innolife.net
KBS WORLD Radio

■ Album
1集(Asura) 1999年9月 (21歳)
2集(Seomoontak 2) 2000年10月
3集(卓) 2001年9月
4集(Now Here) 2004年5月
5集(Pianissimo) 2005年4月
6集(Leap of Truth) 2007年1月

■ myCollection
3集・4集・5集・6集

■ cdComment
3集、そして6集がいい

■ Audition
Bugs
Mnet

■ ReleasedCD
Sound Space
innolife

■ Official/PrivateSite
SEO MOON TAK (なぜか 2007.02現在見れない)




◆ 1集 ◆



01. 처음:初めて
02. 사랑, 결코 시들지 않는...:愛、決して枯れはしない
03. Loving me, Loving you
04. D.N.A (Devil & Angel)
05. 분수:噴水
06. 각인:各人
07. 기다림 끝나는날:待つを終える日
08. 거짓말:嘘
09. 매미의꿈:セミの夢
10. 스토커:ストーカー




◆ 2集 ◆



01. 시찌프스:シチプス
02. 사슬:鎖
03. 각인, 그 후...:各人、その後...
04. Virus
05. 질러! 탁:上げて! 卓
06. 세발자전거:先発自転車
07. 차가워진 열쇠:冷たくなった鍵
08. 거침없는 사랑:よどみない愛
09. 비익조:比翼鳥
10. 혼자가는 여행:一人で行く旅行
11. Snake




◆ 3集 ◆



01 Sudden Death
02 유리가면:ガラスの仮面
03 놓아줘:放してやって
04 지독한 사랑:ひどい愛
05 반란:反乱
06 거울아 거울아:鏡よ鏡
07 꽃:花
08 사미인곡:思美人曲
09 오발탄:誤発弾
10 끝에서 시작으로:終わりから始まりへ
11 Kiwi
12 악:悪
13 날개:翼




◆ 4集 ◆



01. 난 나보다 널:私は私よりあなたを
02. 밀크티:ミルクティー
03. 내가 원하고 있는 그대로:私が願っているそのまま
04. 가라:行きなさい
05. 그대면 그대 하나면:あなたならあなた一人なら
06. Kiss Me
07. Forever hate you
08. Marionette
09. 난 여자다:私は女だ
10. 지금 보다 더:今よりもっと
11. 心の電池 [Japanese Ver.]
12. 月の輝く夜 [Japanese Ver.]
13. Marionette [Japanese Ver.]




◆ 5集 ◆



01. Pianissimo [Intro]
02. 나쁜 사람:悪い人
03. 이별 후:別れの後
04. 너에게 들려주고 싶은 얘기:あなたに聞かせたい話
05. 비상:悲傷
06. 자장가:子守歌
07. 웃어도 눈물이 나:笑っても涙が出て
08. Love is...
09. Tamptation
10. 나의 단 한 사람:私のただ一人の人
11. 오랜 연인들:古くからの恋人たち




◆ 6集 ◆



01. Bay Bay Bay
02. 내가 더 사랑하니까:私がもっと愛してるから
03. 가거라 사랑아:消えろ愛よ
04. 흔적:痕跡
05. Yes Man!
06. 바람처럼,파도처럼:風のように、波のように
07. 각인:刻印 [Remake]
08. 기억을 자르다…:記憶を切る…
09. 하늘이 준 인연은 아니지만:天が与えた縁ではないけど
10. 사미인곡:思美人曲
11. I Feel Love
12. 질러탁에게…:叫べタクに…


Park KiYoung ( パク・キヨン )

2006-02-22 | Rock



박기영
Park KiYoung
パク・キヨン
1977年7月28日生れ
FLUXUS Music


〈 Bugs MV 〉
   ParkKiYoung MusicVideo 全11映像(60秒)












《 Genre 》
  Rock

《 Audition / Video 》
   DaumMusic
   곡정보:曲 뮤직비디오:ミュージックビデオ 포토:フォト / 정규:正規版 비정규:非正規版 싱글:シングル
   Bugs
   아티스트:アーティスト 앨범:アルバム 곡:曲 뮤직비디오:ミュージックビデオ 한마디:ひと言
   Mnet
   아티스트:アーティスト 곡:曲 앨범:アルバム 영상:映像 포토:フォト / 정규앨범:正規アルバム 집:集

《 Profile 》
   Nate
   Daum
   Naver

《 Official / Private Site 》
   PARK KIYOUNG
   miniHP


《 Album 》
    7集 「Woman Being」 2010年10月
    Best 「Acoustic+Best」 2008年9月
    6集 「Bohemian」 2006年9月
    5集 「be natural」 2004年11月
    4集 「Present 4 You」 2001年11月
    3集 「혼잣말:独り言」  2003年3月
    2集 「Promise」 1999年4月
    1集 「ONE」 1997年11月 (20歳)

《 myCollection 》
  5集 / 6集 / 7集
  Acoustic+Best




【 2010.11.03 / 7集 】
結婚後初めてリリースするアルバム、7集「Woman Being」である。

歌詞カードはA3より一回り大きな紙1枚で、折りたたんでジャケットに収められている。その紙には、少しセピア色のモノクロで彼女の写真が19カットほど載せられている。
収録曲は全12曲、彼女の作詞作曲が8曲(共作1曲含む)、作曲のみが2曲、編曲が2曲(内1曲は共作)となっていて、完全なシンガーソングライターとしての作品となっており、さらにはセルフプロデュースでもある。
歌詞の内容はいろいろな女性の話を描いているそうでだ。

1曲目の「안녕:アンニョン」は、作詞作曲編曲とも彼女の作品で、バイオリンとチェロの編曲がきれいだ。
2曲目「꼭 한번만:必ず一度だけ」は作詞は彼女ではないのだが、いい曲で、彼女の声色が好きだ。
3曲目の「빛:光」がリードトラックだ。この曲のミュージックビデオには남규리:ナム・ギュリが出演している。作詞作曲はパク・キヨンだ。
4曲目「Dear」は、歌詞を見ていないが、壮大なスケールを感じさせる曲に仕上がっている。彼女の作詞作曲だ。
6曲目「Secret Love」は、ちょっとロックシンガーであった彼女を思い出させる曲で、この曲もいい曲だ。作詞作曲は彼女だ。
7曲目の「This Love」、彼女の高音部の声色が聴けるいい曲だ。彼女の作詞作曲の曲だ。
8曲目「Flash Dance」も彼女の作詞作曲の曲で、ハイテンポなリズムに乗った私としては好きな曲だ。
9曲目の「달:月」の編曲が少し面白い。作詞作曲は彼女だが編曲は違う。
11曲目の「나예요:私です」も、なんか好きだ。かわいい女心を歌った曲だと思う。共作で作詞作曲編曲の曲だ。

7集「Woman Being」、スケールの大きさを感じさせる曲が多く、そして、やはり彼女の声色を感じることが出来るアルバムに仕上がっている。いい。


【 2008.12.03 / Acoustic+Best 】
デビュー10周年記念アルバムである。
新曲+Bestで構成されていて、実質14曲中、新曲が5曲、ベストが9曲なのだが、このベスト9曲の中、2集、3集、4集から収録されている曲の5曲は私にとっては新曲である。
もっとも、Best9曲の収録曲も、録音は、このアルバムのコンセプトのもと新たにアナログで録音されているようだ。しかも単にアナログというだけでなく、ワン・テーク・レコーディングで録音している。
そのあたりを含めこちらを。
   innolife Music Story

この時のバックがアコースティックなピアノ・トリオだ。それにギターが加わっているようだが、上質の紙(?)に書かれているクレジットが手書きで書かれているため判読しずらい。
そして、おそらくだが、このバンド名が「ペレグリノ」ではないかと思う。
(「ペレグリノ」はスペイン語で巡礼者という意味だそうで、音楽の巡礼者を意味する)
このピアノトリオがいい。もともとジャズ畑なのだろうか、私としては、4曲目「시작」、10曲目「Blue Sky」、11曲目「The Day」に耳が奪われる。とくに、4曲目「시작」のピアノはいい。

このデビュー10周年記念アルバム、新曲に関しては、5曲のうち4曲が彼女の作詞作曲で、アルバムのプロデュースそしてプロジェクト・ディレクトもパク・キヨンである。
クレジット上には、他にも制作に関わる多くに彼女名が見られ、彼女の意気込みが感じられるいいアルバムとなっている。


【 2008.12.03 / 6集 】
この9月に、デビュー10周年記念アルバム「Acoustic + Best」がリリースされた。
で、あらためて2年前の、当時はためらっていた6集を再試聴。
すると、面白いもので、2年の歳月が私の耳を変えたようで、なぜか、この6集がけっこう心地よく聴こえる。
そして、この6集、KstarMallさんにまだ有った。で、コレクションすることにした。
CDでじっくり聴いてみると、強烈に、際立っては迫ってこないのだが、なかなかいい。

最初のトラックに入っている「Bohemian」以外の全12曲中、彼女の作詞作曲が4曲、作詞が7曲で、自分が作曲した曲のアレンジには自分も加わっている(4曲中3曲)。
バックコーラスも自分でやっているが、ラスト13曲目の「Night」のピアノも自分で収録してる。
そして、プロデューサーはパク・キヨンだ。

いまさらだが、彼女の声色がいい。1分41秒の短い曲だが、「Bohemian」の最後のグリッサンドがそれを象徴しているようにも感じる。いい。


【 2006.09.25 / 6集(試聴) 】
6集「Bohemian」を試聴。試聴した限りなんだが、ロックシンガーの面影はまったく無い。
今回の6集のリリースに際して、試聴ではあるが、1集から改めて聴き直してみた。
1集は、あまりロックシンガーとしての象を描けない。歌はたしかに、たいへんうまい。
2集、3集と、ロックシンガーらしいリリースになっている。音楽的にもロックしている。ロックだ。とくに3集がいい。(3集は自ら作詞・作曲、プロデュースを手がけている)
この頃のものであろうか、ネット上の映像に彼女がはじけている姿が見られる。
4集から5集にかけて、またソフトへと変身していくようだ。3集にくらべると、かなりソフト(モダン)に変わっていっている。
また、4集から5集の間で所属事務所とのトラブルが有ったようで、歌いたくても歌えないつらい日々が続いた時期でもあるようだ。
コレクションしている5集は、13曲中、彼女の作曲が7曲、残りの曲も作詞などに関わっている。プロデュースはラブホリックのベースギター、イ・ジェハクで、彼とは4集の時に出合ったようで、相性がいいんだそうだ。
そして6集、まったくロックからは遠ざかった綺麗なポップのアルバムでリリースにされている。歌もうまく、アルバムとしても、いい作品に仕上がっていると思う。が、自分としてはコレクションするには、いまひとつ違うようで、購入には至っていない。
むしろ改めて全集を聴きなおしてみると、3集が欲しくなった。3集は(2集も)、まだSound Spaceさんに有るにはあるが ・・・ 。
おそらく彼女は、将来もこの6集の路線の延長線上で行くように思えるので、彼女をコレクションしていくには少しためらいもある。(7集はシャンソン風だったりして ・・・ ?)


【 2006.02.22 / 5集 】
5集しか聴いていないので、ロックシンガーとしてのパク・キヨンはよくは知らない。
ただ、私はいわゆるロックそのものは、なぜかそんなには好きではない。
(オンビートとアフタービートの違いか? 音楽聴き始めのジャズはアフタービート)
で、彼女に関しても、ロック歌手にこだわる必要はとくには無いので、それでもいいのだが。
彼女の場合も、音楽性を重視したファーストアルバムは売れず、大衆性にシフトした2集のアルバムで有名になったようだ。
3集では、自ら作詞、作曲、そしてプロデュースも手がけている。




Rock    [ 2009.07.07 ]

2006-02-22 | Rock
ロックといっても、昔の私がイメージするようなロックは、ここにはあまり登場しない。
ロックの要素が入ったポップと言うか、ソフトなロックと言うか、世間ではこういったものをモダンロックと称しているようである。

本当の意味でのロックとなると、ジャスと同様にK-popの世界からは出てしまうのではないかと思う。
また、本来のロックの姿はメッセージにあるはずで、ここには言葉の障壁も有る。

このジャンルのものは、当初、あまりコレクションしなかったのだが、徐々に増えてきた。今後も少しづつ増えていきそうである。