飄(つむじ風)

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不思議な少年!! その70

2010-01-07 19:31:00 | 物語

イエスとナザレの会堂の司(つかさ)


 

 人間は、否が応でも『陋習=悪い習慣』に生きる傾向がある。その方が生きやすいからである。権力志向もその現れであろう。時として、それが頂点に達した時、変革が求められる。それは本来の魂の発展を阻害するからである。


 そんなとき登場するのが、救主であろう。救いとは魂の救いである。陋習に捕らわれ、本来の魂の自由性を失うと、人は生きて死ぬ。魂の輝きを失うからである。

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<ケムトレイル2009-12-25 11:06:記事に無関係>  

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ケムトレイル2009-12-25 11:15 :記事に無関係


 イエスが、司に敢えて応えないのには意味がある。一つの権力の象徴である司(ここではユダヤ教の祭司長であるが)が、人々に命令し、それに従う陋習を見て取ってのことであろう。毅然とイエスは応える。『神の命であるなら、応える。』と。


 しかし、これは対機の対応と考えると納得がいく。決して、横柄な対応ではない。気づきの手段である。


 又、面白いのは、故郷で説法しないのもよく分かる。気づきは身内からは起こらない。日本人の覚醒は、日本国内では難しいのと同理であろう


 イエスは、長い時と、広い空間を考慮して、説法を開始する。

 

 

イエスとナザレの会堂の司(つかさ)。イエス民衆に教えない。民衆おどろく。


 あくる日、ペテロがナザレの町を歩きまわっていると、会堂の司に逢い、近頃ナザレに来ているこのイエスは何人かと問われた。

 これに対してペテロは答えた、「このイエスとはわれらの予言者が記していたキリストで、イスラエルの王だ。母マリヤはマーミオン通りに居る。」


 司(つかさ)、「わたしは彼の言い分をを聞きたいから、会堂に来るよう言ってくれ。」


 そこで、、ペテロは走っていって司のことずてを伝えたが、イエスはこれに答えず、会堂にも行かなかった。


 すると夕暮、司はマーミオン通りに来た。マリヤの家にはイエスと母親だけ居った。


 司が彼の救主(メシヤ)たる証拠を尋ね、何故命ぜられるままに会堂に来ないかと尋ねた。これに対してイエスは言った、「わたしは誰のしもべでもない。わたしは祭司に命ぜられてこの奉仕をしているのではない。人に呼ばれたとて、これに答える義務はない。わたしは神のキリストとして来た者で、神だけに答える。

 わたしがメシヤである証拠を尋ねる権利を票あなたに与えたか。わたしの証拠はわたしの言葉と行為にある。もしあなたがわたしについて来るなら、その証拠に事欠かぬだろう。」


 司は去ってひとり言を言った、「会堂の司を無視するとは、これはどんな人なのか。


 町の人々は群れをなして、キリストを見、またその話を聞こうとして来た。しかし、イエスは言った、「予言者は親戚の間で、郷里にあっては尊ばれない。わたしがほかの町々で語る言葉や行う行為が、人々の信仰を勝ちとってしまうまで、ナザレでは語らない。

 神がわたしを選んで、永遠の愛を現わすことを、人々が知るまでは語らない。

 わが親戚たちよ、一同に祝福あれ、わたしは無限の愛をもってあなたがたを祝福し、あなたがたのために豊かな歓喜と幸福を約東する。」


 イエスはそれ以上、何も語ろうとしないので、人々はいたく不思議に思った。

     
 

【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】  

            

  第十四部 イエスのキリスト者たる奉仕-準備期 

第六十九章 イエスとナザレの会堂の司(つかさ)。イエス民衆に教えない。民衆おどろく。

1)あくる日、ペテロがナザレの町を歩きまわっていると、会堂の司に逢い、近頃ナザレに来ているこのイエスは何人かと問われた。

2)これに対してペテロは答えた、「このイエスとはわれらの予言者が記していたキリストで、イスラエルの王だ。母マリヤはマーミオン通りに居る。」

3)司(つかさ)、「わたしは彼の言い分をを聞きたいから、会堂に来るよう言ってくれ。」

4)そこで、、ペテロは走っていって司のことずてを伝えたが、イエスはこれに答えず、会堂にも行かなかった。

5)すると夕暮、司はマーミオン通りに来た。マリヤの家にはイエスと母親だけ居った。

6)司が彼の救主(メシヤ)たる証拠を尋ね、何故命ぜられるままに会堂に来ないかと尋ねた。これに対してイエスは言った、

7)「わたしは誰のしもべでもない。わたしは祭司に命ぜられてこの奉仕をしているのではない。人に呼ばれたとて、これに答える義務はない。わたしは神のキリストとして来た者で、神だけに答える。

8)わたしがメシヤである証拠を尋ねる権利を票あなたに与えたか。わたしの証拠はわたしの言葉と行為にある。もしあなたがわたしについて来るなら、その証拠に事欠かぬだろう。」

9)司は去ってひとり言を言った、「会堂の司を無視するとは、これはどんな人なのか。

10)町の人々は群れをなして、キリストを見、またその話を聞こうとして来た。しかし、イエスは言った、

11)「予言者は親戚の間で、郷里にあっては尊ばれない。

12)わたしがほかの町々で語る言葉や行う行為が、人々の信仰を勝ちとってしまうまで、ナザレでは語らない。

12)神がわたしを選んで、永遠の愛を現わすことを、人々が知るまでは語らない。

14)わが親戚たちよ、一同に祝福あれ、わたしは無限の愛をもってあなたがたを祝福し、あなたがたのために豊かな歓喜と幸福を約東する。」

15)イエスはそれ以上、何も語ろうとしないので、人々はいたく不思議に思った。


【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling  

SECTION  XIV<o:p></o:p>

NUN<o:p></o:p>

The Christine Ministry of Jesus ? Introductory Epoch<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

CHAPTER 69<o:p></o:p>

Jesus and the ruler of the synagogue of Nazareth. Jesus teaches not in public,
and the people are amazed.
<o:p></o:p>

NEXT day as Peter walked about in Nazareth, he met the ruler of the synagogue who asked,
Who is this Jesus lately come to Nazareth?
2) And Peter said,
This Jesus is the Christ of whom our prophets wrote; he is the king of Israel. His mother, Mary, lives on Marmion Way.
3) The ruler said,
Tell him to come up to the synagogue, for I would hear his plea.
4) And Peter ran and told to Jesus what the ruler said; but Jesus answered not; he went not to the synagogue.
5) Then in the evening time the ruler came up Marmion Way, and in the home of Mary found he Jesus and his mother all alone.
6) And when the ruler asked for proof of his messiahship, and why he went not to the synagogue when he was bidden, Jesus said,
7) I am not slave to any man; I am not called unto this ministry by priest. It is not mine to answer when men call. I come the Christ of God; I answer unto God alone.
8) Who gave you right to ask for proof of my messiahship? My proof lies in my words and works, and so if you will follow me you will not lack for proof.
9) And then the ruler went his way; he asked himself,
What manner of a man is this to disregard the ruler of the synagogue?
10) The people of the town came out in throngs to see the Christ, and hear him speak; but Jesus said,
11) A prophet has no honor in his native town, among his kin.
12) I will not speak in Nazareth until the words I speak, and works I do in other towns, have won the faith of men.
13) Until men know that God has christed me to manifest eternal love.
14) Good will to you, my kin; I bless you with a boundless love, and I bespeak for you abundant joy and happiness.
15) He said no more, and all the people marvelled much because he would not speak in Nazareth.

【続く】


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