飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

竹原阿久根市長、降格職員弁護団に告発される???

2010-06-09 17:01:53 | 竹原信一元市長

地方から革命を起こす市長
竹原阿久根市長
職員降格人事に刑事告発を受ける??!



 ふざけた話だが、寧ろ、喜んでいるのは市長の方だろう。心から喜んでいるのではあるまい。泣き泣き喜んでいる。あまりにも本末転倒している事態だからだ。

20100306005440



 公平委員会というのは、一体、何の委員会なのだ? 初めて聞いた。従業員が社長に降格されたら、それはそれで人事である。それに異議を唱える委員会なるものが、公務員には存在するようだ。

 そして、その委員会判定に従わないと、刑事告発される? 降格人事をした社長が、その職員によって刑事告発されるという寸法だ!! 公務員というものは、なんと保護されている存在だろう。これで、社長は業務効率化も、人材育成も出来る訳がない。


 市長が市民の付託を受けて、市役所を統括する言わば『社長』であろう。主人は市民で、市長は市民に付託されたマネーシャーだ。職員は市民の僕である。市民の立場でマネージメントする市長が、その結果、僕によって告発される。そんなことがあって良いのだろうか?


 弁護士も弁護士である。地方公務員法がどうなっているにせよ、これは明らかに屁理屈だ。告発するというなら、公器に議論を任すことになるから、面白い。検察庁はどう判断するか見てみたい。違法降格であるというなら、それを提訴して問えばいいものを、告発とは実に面白い。市長の言う『職員談合組織』の明らかに苛め行為以外の何物でもない。


 市長ならずとも、大いに興味がある。


 ここまで来ると、世の中が相当狂ってきていることの証左である。告発を受理し、起訴するというなら、やってみるが良い。裁判になれば、さらに面白い。問題点が明らかになる。


 それが竹原市長の魂胆であろう。


【転載開始】 

鹿児島・阿久根市長:違法降格 弁護団、市長を告発

 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、降格人事を取り消した市の公平委員会の判定に従っていない問題で、職員の弁護団は9日、竹原市長に対する地方 公務員法違反(指示不履行)容疑の告発状を鹿児島地検に提出した。

 弁護団によると、市公平委は今年2月24日、課長級から課長補佐級に格下げされた3人を元の役職に戻すよう竹原市長に指示したが、市長は拒否し た。弁護団は5月25日、公平委の判定に従うよう求める「通知書」を市長あてに郵送したが、市長から反応がないため告発に踏み切った。地方公務員法は、公 平委の指示に従わない場合、1年以下の懲役または3万円以下の罰金と定めている。【転載終了】

転載開始2010/06/06 (日) おかしな社会に生まれて

早稲田大学での講義の前の、雑誌記者インタビュー

http://cid-24d4e43d37a28ca5.skydrive.live.com/browse.aspx/.Publick【転載終了】


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ヘソで茶が沸くようなお話しですな (水戸浪士)
2010-06-09 21:29:56
ヘソで茶が沸くようなお話しですな

公務員様さまの結構なお国柄です。町には東欧や旧ソ連のような四角いコンクリートのアパートに、最近では安普請の木造アパートが雨後の筍のようにならび、貧民が溢れ、破産者が群れ為す時代にあって就労者の2割前後がが公務員。北を笑えぬありさま。
税を食み、公僕でありながら、主権者をないがしろにし、特権に胡座をかき、サービスのサの字もなく、美味しい話には仲間内のみ、催促搾取は強行神速、頼みもしない事業に、不必要なお節介や介入や規制に利権を産み、更なる搾取を謀り、二言目には財源不足。

オーナーである主権者は、そろそろ僕の食禄を削り、僕に生産性のある事業を課し、僕の有効活用を十分に検討する時期では?

地方議会を観ても、地方議員は手足をもがれた木偶の坊の様。僕により骨を抜かれた長老議員により慣習やら紳士協定とかで全くその機能を果たしてはおりません。
チェック機関、目付けとしての機能を果たすにも、質問や答弁方法にも規制があり、役所側の意地悪もあり情報開示もままならんようです。

僕の横暴が目に余ります。公共投資の多いが故に分かっていても目をつむる風潮がありましたが、そろそろ食えない主権者の蜂起もありかも知れません。地方が先か中央が先かは別に喫緊の課題であると思います。
>公平委員会というのは、一体、何の委員会なの... (tukasa)
2010-06-09 23:35:59
>公平委員会というのは、一体、何の委員会なのだ? 初めて聞いた。従業員が社長に降格されたら、それはそれで人事である。それに異議を唱える委員会なるものが、公務員には存在するようだ。


民間でも理由の無い処分は法的に認められませんよ。


>そして、その委員会判定に従わないと、刑事告発される? 降格人事をした社長が、その職員によって刑事告発されるという寸法だ!!


刑事告発は裁判所の命令に従っていないことに関してです。法治国家である以上当然でしょう。


>市長が市民の付託を受けて、市役所を統括する言わば『社長』であろう。主人は市民で、市長は市民に付託されたマネーシャーだ。職員は市民の僕である。市民の立場でマネージメントする市長が、その結果、僕によって告発される。そんなことがあって良いのだろうか?


当然、あっていいです。なぜならば市長も法に基づいて市政を行う義務を負っているからです。それは市長も職員も同様であり、市長にも市を好き勝手に運営する権原は与えられていません。


>弁護士も弁護士である。地方公務員法がどうなっているにせよ、これは明らかに屁理屈だ。告発するというなら、公器に議論を任すことになるから、面白い。


法に従っていない人間を告発することのどこが屁理屈なのかさっぱり分かりません。


>ここまで来ると、世の中が相当狂ってきていることの証左である。告発を受理し、起訴するというなら、やってみるが良い。裁判になれば、さらに面白い。問題点が明らかになる。


違法行為を行っている以上、告発は受理されるでしょう。
法に従わない独裁が認められないのは当然であり、それが認められない世の中は特に狂ってはいません。

<返事>
tukasa 様
コメント有り難うございました。返事が遅くなりました。

 起訴されるか否か、そして、有罪か否か、その内出るでしょう。市長はその覚悟で、決定したことですから、見守りましょう。

 法は法、そして、悪法も法なりです。委員会決定が必ずしも、妥当と言うことはないでしょう。裁判すればいいのです。市長はその事を選択したのではないですか?

 それにしても告発とは、いかにも穏やかではないと言うことです。それを苛めと表現したまでです。最近は、検察もおかしいが、弁護士もおかしいと言う見解です。以上

飄平
法治国家だ 民主主義だ という幻想から大多数が... (AKIRA)
2010-06-10 10:21:06
法治国家だ 民主主義だ という幻想から大多数が抜け出ない限り変わらないような気がしますね。

魂レベルではおかしい事はおかしい!と皆分かっているはずなのに、
それがドンヨリと曇って麻痺しているかのようです。
その国家・法律という絶対的な縛りがジワジワと自分たちの首を絞めてきていることすら気づかないのでしょう。

一部のエリート組織や政治家の悪行も目にあまりますが、同時に大多数の国民があまりにも利己的であり、周りや社会に対する依存心はさらに目に余るのではないでしょうか。
おそらく大混乱になるまでは本当の意味で前には進まない。一度壊れるしかないのでは・・と。

政治にはもはや何の期待もしていませんが、
竹原市長の志と姿には敬服します。賛否両論あってしかりですが、この方は全く曇っていない、裏表のない今時珍しい方だと思います。

<返事>

コメント有り難うございました。返事が遅くなりました。

 全く同感です。良く洞察されていますね。

飄平

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