飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

鉄砲玉の理(ことわり)(@w荒 !!

2008-08-24 14:43:15 | 日本

世界の底流の読み切った上で、大胆な提言!!
それが面白いほど壺に嵌っている。!!

この(転載)ブログの投稿者は、実に頭がいい、と思う!!

 

 読んでいて、これほど痛快な物語はない。思わず、どこかの軍師の解説を軽快なタッチで読まされているようで、一々頷いている自分が可笑しい。確かに独自の見解と解釈には、脱帽の思いがする。そこにはとってつけた在り来たりの軍事解説者の陳腐さはかけらもない。

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 ものは考えようで、日米同盟も悪くはないと思える強い説得性を持っている。日米同盟は敗戦の結果生まれたもので、対米従属の悪く言えば、対米隷属の根源との見方があるが、ものは考えようであると思われてくる。とにかく、現実世界は良くも悪くもパワーバランスによって保たれていると言うことも事実だ。感傷的な現実逃避の議論をしても始まらない。その意味で、傾聴に値する特筆すべき見解である。

 そののことを認めた上で、若干、異論を展開してみたい。

 戦略国家アメリカ、その又上を行く、英国。中国も又戦略国家であることは間違いがない。日本は戦略がないと言われる。と言うより、独自の戦略は持ち得ない。受け身の戦略しか持ち得ないというのも現実である。それほど現実世界は、結局のところパワー(軍事)優先の域を出ていない。平和というのは戦争の合間、全体的に眺めれば、戦国時代である。

 戦国時代を現出している元凶は、人間がさも好戦的である証明の様に語られるが、そうではない。そのように考えている一部の支配層がいて、寧ろ、その証明を自作自演で演出している向きがある。その中で、人間の好戦性を煽り、自滅の戦いを演出しようと休む間もなく工作している。それは実に巧妙で、戦いの両陣営に工作員を送り込み、その両方を手繰る事で適宜戦いをコントロールする。これも又、現実である。

 戦いの口実は、領土であったり、民族問題であったり、資源・エネルギーであったりする。時には、ホロコーストなるものまででっち上げる。これは、陰謀である。

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 戦略とは、その目的がある。その目的が、自国民(民族)の生存と安寧であるとするならば、それは正統論である。どうもそうではない。北京オリンピックではないが、『One world one dream』(世界は一つ、一つ理想)というNew World Orderがその根底に蠢いている。その為に全ての民族、全ての国家を根絶やしにしようとして、各民族、各国家を戦いに焚きつけている戦略が世界戦略である。このままでは、争いが止むことがなく、世界平和統一が必要であるとの戦略である。これは陰謀である。

 こんな陰謀が、ないというならば、正統な戦略も又、大いに推奨されて然るべきである。もし、あるというならば、嵌められる。この陰謀に対抗できる戦略は、平和戦略しかない。資源もエネルギーも支配しようとするから争いになる。支配できない技術開発しかない。領土?、所詮、嗣業地ではないか。民族?、文化?。『One world one dream』は間違いである。『One common world one common dream』である。実は、北京オリンピックの本当の標語は『同一個世界 同一個夢想』である。『One world one dream』は訳し間違い。

 争いは、何時の時代にも存在する。それを解決するのは、智恵である。決して戦いではない。個人の間では、決闘はもう時代遅れ。国家・民族であってもその時代になっている。戦いは、すべて自作自演である。

http://blog.livedoor.jp/tokyokitty_seed_destiny/archives/51480444.html
1)日本が占める地政学的位置

地政学の常識から言うとシーパワー(海の勢力)とランドパワー(陸の勢力)というのがあって、日本はシーパワーとランドパワーの狭間にあり、過去の歴史を 見ると中華秩序に組み込まれたときよりも自分の力で立つか他のシーパワー(英米)と組んだときの方がいいをもいをしているようだね(@wぷ

明治維新自体も英国の影響下に行われたもので、
結局近代日本とはアングロサクソンがロシアや中国と向き合うときの橋頭堡というか鉄砲玉としての役割を担っていたわけだ。現在の日本は憲法があるゆえに橋 頭堡ではあるが鉄砲玉ではない。ただ、鉄砲玉でも鉄砲玉としての理(ことわり)を弁えていないといいようにアメリカに乗せられて南オセチアに攻め込んだグ ルジアの大統領みたいにヴザマさを歴史に暴露することになるわけだね(@wぷぷ

あと鉄砲玉というか橋頭堡としての日本が頭に入れておかなければならないのは「狡兎死して走狗煮らる」だな(@wぷ

冷戦が終わったとき、日本がアメリカから何をされたか考えればそれは明白だ(@w荒
株は徹底的に空売りされるわ対日要求はガンガンされるわ要するにソ連との対立が終わった後のアメリカにとっての最大の敵は日本だったわけだな(@wぷ

つまり日本は中国の民主化を許してはならないということだ(@wぷ

それとロシアのグルジアでの対応も日本にとっては都合がいい。アメリカにとって日米同盟を継続しなければならない必要性が生じるからだ。日米同盟によって日本と米国どちらが得をしているかといえば、それは疑い無く日本だ(@w荒

長い石油の輸送ルートを米国艦隊によって守らせているだけでなく、ロシアや中国の核の脅威に対してアメリカ本土を後背地とする核の傘で対抗している(@w荒

後背地が無い日本にとって大量の核を持つというのは戦略的にナンセンスであり、アメリカが核を持つことによって日本は広範囲からの核の脅威に対抗することができる。

それよりも巨大なのは経済的側面だ。
日本の経済規模に応じた軍事費から解放されるだけでなく、巨大なアメリカ市場へのアクセスを得ることができ、更に小汚い濡れ仕事は全てアメリカにやらせて日本は安全圏で商売をすることができる。

2) アメリカの東アジアからの撤退

こうした状況に、アメリカの一部もそろそろ気づいて「何で俺たちがこんな損な役回りをしなければならないんだ」と思い始めている。その一つの形が「トラン スフォーメーション」という美名で言われる東アジアからの米軍の「後退」だ。要するに金が無くなって勢力圏が狭くなっているわけだが、航空機などの能力の 向上という言葉でそれを誤魔化しているわけだ(@wぷ

アメリカ軍をいかに東アジアに留まらせて日本のために働いてもらうか、そして現在進行しているアメリカ経済の崩壊とドル覇権終焉後どのように日本の安全保障を行うかが最重要課題なわけだ。

グルジアで見られたような米露の冷戦の再開(ていうかロシアの石油天然ガス会社ユコスの国営化以後アメリカはロシア周辺の衛星国を次々と親米国に変えていっており、既に事実上冷戦は始まっていた)は無論日本にとってはをいしい(@wぷ

しかし、いずれアメリカは息切れすることになる。軍隊を展開する金が続かなくなるだろう。アメリカが南北アメリカ大陸でヒキコモーリライフを堪能(歴史的用語で言うとモンロー主義の復活)するようになれば、日米同盟の必要性は無くなる(@w荒

3) 過去に遡る - 日英同盟の終焉

この場合、過去の歴史に遡ってみると日英同盟の終焉について見るとわかりやすい。最初はロシアの南下を危惧した当時の覇権国家英国が「栄光ある孤立」を捨てて日本と同盟を結んだわけだが、これはそもそも近代日本が英国によって作られたことを考えると当然の帰結だが、日露戦争後は日々強大化する日本を英国はムチャクチャウザく思っており、何とか日英同盟を廃棄して米国と繋がろうというか米国を利用してやろうと思い続けてきた。

一方、米国は米国で英国から覇権を毟り取ってやろうと画策していたわけだが、その結果は後々第二次世界大戦中に炸裂した。英国がドイツに徹底的に追い込ま れるまでアメリカは知らん振りを決め込み、むしろ最初はドイツを応援する向きがアメリカ国内には強かった。ナチスにも多数のアメリカ人たちが援助をしたこ とが知られている。結局、英国が大西洋の基地を全てアメリカに譲ることを条件についにアメリカは重い腰を上げたというわけだな(@wぷ

さて、話を戻すと第一次大戦後日英米仏による四カ国条約が締結され、日英同盟は終焉するが、その由来として国際連盟規約起草における日本の「人種差別撤廃案」が否決されたことで日本国内で英国との同盟の延長を止めろという意見が大勢を占めたことはきょーみ深い(@wぷ

今アメリカが北朝鮮に関して「テロ国家指定解除」を行おうとしていることとピタリと符合する(@wぷ

アメリカの一部勢力は日本を怒らせて日米同盟を終わらせようとしていると見るべきだろう。具体的にはヒルとかヒルとかヒルとかヒルとか要するに国務省の連中だな(@wぷ

彼らは究極的に日米同盟を終わらせ、米中同盟を打ち立てることを計画していると見るべきだ(@w荒

だがそんなアホな謀略に引っかかる必要はない。
日米同盟は日本のために必要だからだ(@w荒
また、米中同盟に強く反対する勢力もアメリカ政府には根強く存在する。ぶっちゃけ国防総省とCIAもっとはっきり言うと軍産複合体だが(@wぷ
まあ中国やロシアとの対立が彼らの飯の種だから当然といえば当然だな(@wぷ

さて、話を戻すと、当時の情勢を現在の情勢に置き換えれば、当時英国がアメリカを次のパートナーとして選ぼうとしていた状況が、現在アメリカが中国を次のパートナーとして選んでいる状況と一致している(@w荒

当時または現在の覇権国が次の覇権国(と思われる)と組んで、またはまだ経験の無い若い国をいい様に騙して利用しようと思って組もうとしているわけだ(@wぷ

現在、アメリカと中国の間には中国からの大量のアメリカへの輸出と、為替維持のための米国債購入という形で経済的紐帯が存在し、中国は反米の「上海協力機 構」の一員とはいえ、ドル基軸体制を維持するための重要な構成要素となっている。つまり米中は経済的同盟関係である。無論現在の共産党体制が続く限り、自 由主義を標榜するアメリカも公には中国と軍事同盟を結ぶことはできないが、いずれ中国が複数政党による議会制民主主義を採用すれば臆面もなく中国と同盟関 係を結び、日本は蚊帳の外に置かれる(っていうか現在も事実上はそうなりつつある)だろう(@w荒

5)死ね死ね米中同盟 - インドとの未来

米中同盟は日本にとって明らかに国益に反する。米国と中国という二つの巨大市場が存在することは日本経済にとって望ましいが、それは飽くまでも両者が対立する場合に限る(@w荒

それは中国と日本の距離が近く、米中が近づけば自動的に日本が排除される構造が作られやすいからだ。ていうか日本は中国の勢力圏の中に飲み込まれることになる。

その場合に日本が注目すべきなのは中国と潜在的に対立関係にあり、また中国と共に次の覇権国の有力候補の一つであるインドである。従って日本としては中国 の民主化を阻害して米国との政治的対立要素を残存させつつ、日本の石油輸送ルートであるインド洋に影響力を有し、政治的にも議会制民主主義国家であるイン ドを日米同盟に引き寄せることが国益に直結する。

インドの場合には日本から距離的に離れており、インドの勢力圏に日本が飲み込まれることは考えにくい。日本は独自の立場で米印と協力し、国際秩序の中で名誉ある地位(っていうかをいしい思い)を得ることができるだろう(@w荒

日米同盟を維持しつつインドを加え、中印、米中および米露の間の対立を見つけてはそれを上手く利用すること、これこそがシーパワーとランドパワーの合間に存在する日本の生きる道である(@w荒

6)ヒマラヤのように聳える原子力問題

インドは建国当初社会主義的傾向が顕著であり、ソ連と緊密な関係を構築していた。現在でも印露の間は武器開発を含め、相当緊密な関係が現在も続いており、この関係をどう考えるかも重要な論点となる(@w荒

具体的に言えば、インドがアメリカと原子力に関する協力を結ぶという問題で、唯一の被爆国である日本は難しい立場に立たされているということだ(@w荒

これを認めなければロシアがインドに核技術を提供するかもしれないし、認めれば被爆国としての立場が弱まる。国益としては米印原子力協定を認めるべきだが、被爆国としての立場をどう考慮するかということだな。

アメリカがインドに対して原子力に関する協力を行うには、世界40ヶ国以上で構成されるNSG(原子力供給グループ)の全会一致の賛成が必要となる。 NPTにもCTBTにも加盟せず、核兵器を保有するインドにアメリカの原子力協力を認めることは、核兵器廃絶を訴えてきた日本の過去の立場に違背するだけ でなく、北朝鮮の核に対する対応と相反して二重基準(ダブルスタンダード)と批判される危険がある。そのため安部前首相がこの前インドを訪問してもこの問 題に関しては確約しなかった。

ただ、米政府は8月14日にNSG各国に対してインドとの原子力取引に関する規制適用を免除するよう提案した。受け入れられれば全会一致の賛成は不要になる(@w荒

既に重要会合が始まっているようだな(@w荒

結論から言うと、多分ロシアが反対するので全会一致は不可能(@wぷ

っていうかこのNSGはインドの核実験を機に結成されたもので、その履歴を考えれば他の加盟国の中にも反対する国は多く出てくるだろう。特にアイルランドは強硬に反対するだろう。

そういうわけで日本としては早めに他の国にインドへのアメリカの原子力協力について強い反対を表明させ、「ああ、こりゃNSGで合意を取り付けるのは無理だ」とアメリカに思わせ、そもそも決議を行わせないことだ(@w荒

そうすれば日本が意思表示する必要も無くなる。

後はアメリカに自分で手を汚させるだけのことだ(@wぷ

日米印の紐帯は将来の日本の安全保障と経済的展望に関わるもので、絶対に死守しなければならないということははっきり述べておこう(@w荒

7) 新ハプスブルク帝国への序曲 - ドイツの出方

だが、心配なのはNSG議長国のドイツだな(@wぷ

ドイツがアメリカをまた刺すのではないかという噂が流れているが、それがこれではないかということだ(@w荒

とりあえず、フランスはインドを支持しているが果たしてドイツがどう動くかな(@wぷ

そもそも最近実質は空っぽの地中海連合に血道を上げているフランスをドイツは白眼視しつつある(@wぷ

本当に噂通りなら、ドイツがどのようにアメリカを刺すのか注目すべきだな(@w荒

EUは三日天下というのは前に述べたが、ドイツとその周辺国はまだ未来がある。イスラム教徒の浸透具合が関係するのだが、EUが立ち枯れた後に成立する可 能性がある、ドイツとその周辺国による中欧同盟っていうかいわば新ハプスブルク帝国は新しい覇権国になるかもしれない。それは東欧諸国が歴史上の段階では いずれも若い国で、まだ発展の可能性があるからだ。ドイツとしてはアメリカと結びついている東欧諸国をアメリカから引き剥がし、自らの衛星国として新同盟 結成を企図する利益がある。ドイツがアメリカを刺す究極的理由はそこにある(@wぷ

つまり、「アメリカなんて当てにならない。自分たちをロシアの脅威から守ってくれるのはドイツだけだ!」と東欧諸国に思わせるということだな(@wぷ【転載終了】


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