飄(つむじ風)

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国際宇宙ステーション乗員緊急避難命令、その詳細が明らかに!!

2009-04-05 12:21:39 | ニュース

宇宙の環境破壊は最悪に.....。



 先頃、若田さんが乗るスペースシャトルが、打ち上げが延期された。デブリ(宇宙ゴミ)が国際宇宙ステーションに衝突される恐れがあったからだ。その時、軌道を変更すると同時に、緊急避難カプセルに待避したとの一報があった。その時の詳報。

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 宇宙と言っても、人間が活動しているのは成層圏の400km高度前後の場所。地球の直径はざっと10000kmであるから、地表からは1メートル直径の地球を想定すると、4ミリメートルの高度に当たる。宇宙は宇宙であるが、薄皮一枚の位置に過ぎない。


 その前後には、無数の人工衛星が飛び交っており、中には自爆したモノや、衝突したモノがあり、塵となって相対速度数万キロで行き交っている。危なっかしいことこの上ない。これらは増える一方である。無軌道な覇権争いで、衛星破壊攻撃を敢行したためである。ほかにも大小の隕石等が在るであろう。ほとんどは人工物体である。


 バンアレン帯では、かつて水爆実験も敢行された経緯がある。その為、バンアレン帯の放射能は格段に上昇していると聞く。最近ではHAARPによる電離層の温熱実験とか、人間の無礼講は目に余るモノがある。おかげで、未だに大宇宙に飛び出す事も躊躇(ためら)われている。


 未だに、無傷でバイアレン帯を超える技術・装備はない。太陽フレアの放射線をバイアレン帯以遠で防御する手だてはない。だから、月には40年間行くことも出来ない。40年前も怪しい。未だに薄皮一枚の安全宇宙で、宇宙の気分を味わっているに過ぎない。その安全地帯も、自業自得でデブリに埋め尽くされようとしている。 

  

science   【転載開始】国際宇宙ステーション乗員緊急避難命令、その詳細が明らかに 

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 2009/3/14 20:09 http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200903142009  

 国際宇宙ステーション(ISS)で12日、スペースデブリが至近距離まで接近、衝突した場合に備えて乗員がISSにドッキングしているソ ユーズ宇宙船内に緊急避難するという事態が生じていた問題で、ISSとニアミスとなったスペースデブリの詳細が明らかとなった。

  NASAによるとこのスペースデブリは「25090 PAM-D」というカタログ名のもので、米中部標準時で12日の午前になってから、午前11時39分にもISSと4.5キロの距離に最接近することが判 明。急遽、ISSの乗員をソユーズ宇宙船内に待避させる事態となったとしている。

 「25090 PAM-D」は大きさが5インチ(約12.7センチ)大のもので、仮にこの大きさの物体がISSと衝突を起こした場合、ISSのモジュールは破壊され、ISSの乗員はISSを放棄して地球に緊急帰還しなければならない事態になっていた。

 NASAによると「25090 PAM-D」は前日の段階では評価リスクは「低」だったが、12日になってから突然に評価リスクは「高」に変更となったことが判明。

  これまではこうした評価リスクが高いスペースデブリがISSに接近するコースに入った場合はISSの軌道を引き上げるなどの軌道修正を行うことで対処して きたが、今回の事例に関しては軌道修正を行う時間的余裕がなく、やもなく乗員をソユーズ宇宙船に待避させたと述べている。

 NASAによ ると、緊急避難勧告を受けた乗員3名は、スペースデブリがISSに最接近した午前11時39分の前後10分間に渡って、ソユーズ宇宙船に待避したとした上 で、平素から乗員はこのような避難訓練を行っており、乗員の間には特に動揺はみられなかったとも述べている。

 「25090 PAM-D」は1993年に米空軍がGPS-3衛星を打上げるために用いたDeltaロケットの「ペイロードアシストモジュール(Payload Assistant Module-Delta class)」と呼ばれる部品で、10センチ台の構造物に1メートル程のケーブルが付属した形態をしており、質量は1キロ未満だとしている。 【転載終了】


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