TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

祈りの幕が下りる時

2018年08月11日 | 映画鑑賞日記
レンタルDVDで『祈りの幕が下りる時』を観賞しました。新参者シリーズ完結の映画です。主人公の阿部寛さんが演じる加賀恭一郎がなぜ東京の日本橋に16年もいたのかという理由と加賀の母親と一緒に暮らしていた男性とその娘松嶋菜々子さんが演じる浅居博美の過去と加賀との複雑で微妙な人間関係を描きながら、嘘の中に隠れた真実と哀れをこの映画を観賞する人々に考えさせるような内容の映画になっていました。この映画を観て、浅居親子の親が子を思い、子が親を思う気持ちと加賀の両親が息子を思う気持ちと加賀が両親を思う気持ちと重ね合わせあいながら、ストーリーは進んでいきました。この映画では、浅居博美の演出家としての夢を叶える仕事である明治座の近くの日本橋界隈が事件の謎を解くシーンで何回も出てきますが、事件の絡みで滋賀県の彦根や琵琶湖などのシーンもたくさん出てきていました。この映画のタイトルは幕を下ろすということとすべてのことを終わらせることを掛けているようなタイトルになっていて、罪はどんな経緯があったとしてもこの罪から逃げることはできないし、その罪を償わないままずっと背負って生きて行くのは心底辛いし、成功したとしても、本当の幸せではないことが多いということ、罪をおかしたら償うことを人は常に忘れてはいけないということを教えてくれているかのような映画でした。1週間借りれると思って借りたら2日しか借りれないということで焦って観た映画になりました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お誘いのメールが届く | トップ | 区役所へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。