TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

図書館で書架を見ながら思ったこと

2022年01月15日 | ひとりごと

昨日は、寒い1日でした。午後1時頃、父のワクチン3回目の接種のため、罹り付け医院まで一緒に付き添いで向かいました。接種待ちの方々がたくさん待たれていました。約45分くらい待ち、接種はあっとういう間に終わりました。罹り付け医院で父と別れ、父は自宅に、私は予約していた本を借りに図書館に向かいました。予約していた本を借りる前に、図書館の書架を歩いて見て回りました。久しぶりに図書館の書架に並んでいた本を見て回ると、昔若い頃に毎週図書館を訪れて実際に本を見て回る時間が密かな楽しい一時だったことを思い出しました。

先日産経新聞の夕刊にある書店員さんのツィートが話題になっているという記事が載っていました。「本屋さんに来て実際に棚を見るのがいいのよ」という親子の会話を偶然聞かれて嬉しいと思われたと結ばれていた投稿の記事でした。本屋さんでも図書館でも同じようなことが言えるなあと図書館の書架に並んでいる本を見ながら思いました。ネットでなんでも買えて読みたい本がすぐ手元に届く今の世の中ですが、書架に並んでいるたくさんの本のうち、目に留まった本を手に取る瞬間はその本に引き寄せられた不思議な力が働いたということですね。自分で見つけた感やその偶然の出会いが本当は一番いい出会い方なのかもしれないですね。本だけでなく人と人との出会うときやふと聴いたメロディーや歌がいいなあと思うときや旅先で美しい景色に出会ったりするときなどどれも偶然に出会ったものに魅力を感じたり引き寄せられたりする場合が多々ありました。その偶然は素敵で神秘的に思うことが多いということだったような気がします。偶然に出会ったものからいろいろな枝が分かれて行って、波及していくいろいろな繋がりがこの世の中にあるいろいろな繋がり方のひとつになっていたりすることもあると思うと、自分で行動していくことはどれだけ便利な世の中であっても本当は一番大事なことだったりするのだろうなあと思います。実際に棚を見るという行動ひとつが便利で迅速を求める現代の世界でなおざりになってしまっているようななものを見つけるヒントが詰まっていたりするのかもしれないと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 箱根ガラスの森美術館その3 | トップ | 強羅公園2022 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。