「内側からの変革」 マタイによる福音書 6章1~8節
イエスさんは、「見てもらおうとして、人の前で善行をしないように注意しなさい。さもないと、あなたがたの天の父のもとで報いをいただけないことになる。」と言いました。また、「施しをするときには、右の手のすることを左の手に知らせてはならない。あなたの施しを人目につかせないためである。そうすれば、隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる。」と言いました。
「母の日」は、教会から始まったと伝えられている行事です。今から100年ほど前、亡き母親の記念会の際に母親の好きだったカーネーションを飾り、それを帰りに皆に配ったのが始まりでした。そのことが人々に感銘を与え、やがて白いカーネーションは亡くなった母親のために捧げ、赤いカーネーションは生きている母親にプレゼントされるようになりました。
「母の日」は、まだまだ女性の社会進出が認められていなかった社会にあって、女性の人権や地位向上のための運動に寄与したに違いありません。「母の日」にお母さんにお花などをプレゼントすることは、日頃の感謝を表す良い行いであると思います。同時に、誰であっても人権が尊ばれ、平等な社会が実現するために、今もなお一人ひとりが内面からの変革が求められているのではないかと思います。