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融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

明日は礼拝です

2024年06月15日 | 礼拝のご案内

 明日6月16日(日)は、主日礼拝です。午前10時から礼拝が始まります。メッセージは「神の言葉」、賛美歌は「羊飼いの羊飼いよ」、「私たちを生かす」です。ご興味のある方は、どなたでもご出席ください。

 私が小さかった時代、学校の先生たちは子どもたちが喧嘩をしたら、当事者を集めてそれぞれから事情を聞いたものです。その上で、総合的な判断をして仲裁してくれました。双方の意見を聞く土壌があったように思います。ところが最近は、一方の主張のみで判断がされているような世の中になっているような気がします。あれをやったらアウト、こういう発言はアウト、そんなテンプレートみたいなものが存在しているようです。そして、誰でもアウトなテンプレートにはめ込んでみると、あら不思議、何だかその人が悪者に見えてしまうようになるのです。

 そうなるためには、事前に人々の心にテンプレートを植え付ける必要があります。それは、新聞やテレビの役割です。新聞やテレビとは、一方通行です。そこで、親しみのある芸能人などを使って人々の注目を集めて繰り返し語りかけ、テンプレートを植え付けるのです。考えて見れば、ニュース番組に特定の芸能プロダクション所属の芸人が多いのは何なのですかね。芸人さんって、お芝居が上手・・・、以下省略。ああ、そういうことなんですね。

 いずれにしても、偏った情報からは、正しい結論が導き出される訳がありません。私も以前、偏った情報から間違った結論を持ってしまったことがあります。しかし、忍耐して頑張って広く情報にあたるうちに、間違いに気がつくことができました。私のようなおっさんが自分で間違いに気がつくのですから、他の人も気がつかない訳がないと考える今日この頃です。

 


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「衰えてなお喜ぶ」

2024年06月15日 | 聖書のお話

「衰えてなお喜ぶ」 ヨハネによる福音書 3章22~30節

 子どもの日(花の日)にあたって、少子化の状況について思いを巡らせてみましょう。少子化は、日本だけのことではなく、世界的な規模で起こっています。それらは、子どもを産み育てる環境が総合的に悪化しているのが原因なのかもしれません。行き過ぎた資本主義による貧富の格差、帝国主義的な思想による収奪や人種差別、放射能や化学物質による環境汚染、それらの悪化が積み重なっていることが少子化に至らしめているのではないでしょうか。

 とりわけ、最も少子化を招く行為が戦争です。戦争は、直接的に子どもや女性を殺し、若者同士に殺し合いをさせます。現在、世界中で戦争への煽り(プロパガンダ)が繰り広げられ、多くの人々が情報に唆されています。バプテスマのヨハネは、イエスさんの方に人が流れていくことを悔しがる人たちに唆されることなく、自身は未だ30歳前半なのに「わたしは衰えねばならない。」と言いました。お互いに煽り合えば争いに発展します。謙虚に自分を低くし、相対的に相手を高めて争いを避けるのは老人の手法ですが、誰でもが行えます。謙虚さは、愛です。愛こそが争いを避けるための環境を造り出すのです。

 


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