goo blog サービス終了のお知らせ 

融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

明日はイースターです

2019年04月20日 | 礼拝のご案内

 明日4月21日(日)は、イースターです。午前9時から教会学校、午前10時30分から礼拝があり、式中で聖餐式を行います。メッセージは、「復活の証人たち」です。讃美歌は、「地よ、こえ高く」、「すべての民、よろこべ」、「ハレルヤ、ハレルヤ(たたかいは終わり)」です。礼拝後には、祈りの一時があります。ご興味のある方は、どなたでもご参加ください。その後、2019年度定期教会総会を開催します。

 年度末から年度初めにかけて、子どもの卒業・入学が続いて慌ただしく過ごしていました。何とか教会総会の準備も間に合い、明日の総会を迎えることができてホッとしています。総会資料を通して昨年度を振り返ってみると、活動的にも財政的にも大変でしたが、その分、多くの方々の祈りとお支えが頭に思い浮かびました。その結果の総会であることを思うと、何だか胸が締め付けられる思いがします。

 ブログでは、威勢良く色々な決意や希望を記しているのですが、実際はなかなかそうならないもどかしさや苛立ちを覚えます。そんな中で、またイースターを迎えることになりそうです。復活の証人たちは、虚無の状態でイエスさんを埋葬した墓の前に立ちましたが、私も同じようなものかも知れません。果たして「ガリラヤに行け」と言われたとして、私に行く力があるのか、そこで働く力があるのかどうか、自信も確信もありません。

 いずれにしても、お花畑を歩いているのではありませんので、この現実の中でどのように生きるのかが問われているのだと思います。励ましと祈りが支えになっています。明日の早朝、「クリーン但馬10万人大作戦」という名称の地域美化作業があります。イースターが早朝の美化作業から始まるというのも、身が引き締まる思いがします。

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「石が叫ぶ」

2019年04月20日 | 聖書のお話

「石が叫ぶ」 ルカによる福音書 19章28~40節

 子ロバとは、荷物を運ぶ役を負わされていました。イエスさんは、子ロバを繋いでいるロープを解き、持ち主から「なぜ子ロバを解くのか」と言われたなら、「主がお入り用なのです」と答えて連れて来るように二人の弟子に命じて遣わしました。

 イエスさんがエルサレムに入場される際、それを迎えたのがマタイによる福音書では「群衆」、マルコによる福音書では「多くの人」ですが、ルカによる福音書では「弟子の群れ」となっています。また、迎えるにあたって「ホサナ」(お救いください)ではなくて、「王」と呼んでいます。このことから、ルカによる福音書では、イエスさんに積極的に従う「弟子の群れ」と呼ばれる人たちが、イエスさんを「王」として迎えて祝福している様子を伝えています。

 ルカによる福音書は、イエスさんが社会の弱い立場にされた人たちを解き放つ王としてエルサレムに入場されたことを伝えています。そのことが、あまりにも自明であるために、そのことを否定して黙らせようとするならば、そこらあたりの石さえもが口を開いて叫び出すと教えられているように思います。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする