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新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

「TPP恥ずかしくないのか!党としてウソをつく」西尾正道 参考人12/2参院・TPP特別委員会

2016年12月06日 | 日記

 「党として嘘をついて恥ずかしいと思わないのか」・・・・まったくその通りだと思います。それでもTPPを進めようとしている自民党・公明党・維新の党は、どのような仕事をしたいのでしょうか。

 TPPの問題について、分かりやすく、有意義な意見を述べられています。ぜひ、動画を御覧になってください。動画中の西尾正道さんの発言のテキスト起こしが、ここに(←クリックすると、サイトをご紹介できます)ありましたので、3つの部分を引用させていただきました。下の大きくした文字の部分です。表題のように書いてあるのと、動画の始まるおよその時間については、私が書いたものです。

 

「TPP恥ずかしくないのか!党としてウソをつく」西尾正道 参考人12/2参院・TPP特別委員会

 

 ところで、TPPには「ラチェット条項」というのがあるのですが、詳しくは検索などしてご自分で調べることができるとして、例えば、このように解説されている方(←クリックするとサイトをご紹介できます)もおられますので勉強になります。「ラチェット条項」については、心配することはないとか、騒ぎすぎとか言われる方もおられますが、何の意味もなければ条項として存在する必要もなく、批准する必要もありません。このような条項は、弱い立場の者にとって不利なことではないかと思います。

 では、以下の大きな文字は、動画中の発言テキストです。

 

政治家は、国民のための奉仕ではなく、企業が金儲けをするための手助けをしている問題について(11分頃から)

 TPPの本質は、グローバル企業が一般国民を犠牲にした金儲けでございまして、自由貿易は善であるという前提なんですけど、国の状況とかですね、経済格差を考えてやるべきであって、これ自体が本当に良いかどうかは話が別ですね。産業革命以来、富の源泉ってのは労働力でした。今はロボットも使える、AI(人工知能)も使える。そしたら何が富の源泉かっていうと、科学技術を持つか持たないかです。そうすると、科学技術の負の側面は隠蔽するという事になりますし、そういう事が金儲けになっちゃうと、とんでもない格差が出来ます。それをどういうふうに公平性を保って再配分するかっていうのが本当の意味での政治家の仕事だと思います。こういった本質的にやるべきことをきちっとやらないで、どんどん企業が儲けるようなところに世界を誘導していくってのは、とんでもない事だと思います。


食文化(健康)よりもTPPが上位にあると、国民の健康を守ることができなくなるという問題(12分30秒頃から)

 遺伝子組換えを日本人が一番食べてる。アメリカにとって、大豆やトウモロコシは家畜のエサです。ところが日本人は納豆で大豆食べます。味噌や醤油の原材料です。一番食生活で、遺伝子組み換えの影響を受けるのは日本人の食生活なんです。こういう事が全くチェックされないで、世界一、遺伝子組み換え食品が普及してる。日本人の健康そのものが保てません。ガンの患者さんが増えてるのは高齢者だけじゃないです。食生活を含めて増えてるし、更にもっと深刻なのは、昔60以上になってガンになってたのが、今は40代はザラです。約20年、若年化してガンになってます。これが現実です、僕の実感として。自分達の国で農薬を規制したり、遺伝子組み換えを表示したりする事が、TPPに入った場合に出来なくなっちゃうんです。日本の国の決まりよりもTPPの方が上位にある訳です。こういう現実を冷静に考えて頂きたい。


放射性物質と農薬を含めた化学物質による相乗的、多重複合汚染による健康被害を防げなくなる問題(16分30秒頃から)

 最後に、大変深刻なのは、今、福島から出ている放射性物質、これは微粒子として浮遊してます。残念ながら。そういうものと、農薬も含めた化学物質が人間の身体に入った場合、相乗的に発ガンするって事が動物実験で分かってます。こういう多重複合汚染の社会になって来て、恐らく2人に1人がガンになるっていわれてますけども、多分20〜30年経ったら3人のうち2人はガンになります。僕はとっくに死んでますから、若い議員さんは是非確かめてください。この場で西尾が嘘を言ったかどうか確かめて欲しい。本当にガンがどんどん増える社会になります。自分たちの国でキチッと法律で、ある程度規制出来る様な体制を作る為には、決してTPPに加入すべきではないと私は思っております。



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