「起請文につきて行はるゝ政はなき」、起請文とは、神仏と誓約し、もしその誓約を破れば罰を受けることを覚悟している旨を記した文章ことです。そうした宗教的なものに基づいて政治が行われることはなかったが、最近、宗教染みたことが言われるようになってきた。
昔から、政治と宗教とは深く関係し、権力者によって良い様に利用されてきました。良き政治は、民が安心して暮らせるように、良き宗教は悩み苦しむ人を救う教えでなくてはなりません。最近は、その目的が見失なわれ、理不尽な戦争を招いたり、詐欺まがいの悪徳宗教が流行ったりしています。
聞く耳を持たない高齢の権力者が現れると、政治においても、宗教においても、悪い面が目立つようになります。人は、年とともに頑固になり、人の意見を聞きたくなくなります。変化への対応力が無くなるからでしょう。高齢化に伴い、老人が活躍できる社会が求められていますが、老人が支配する社会にしてはいけません。その事は、老人になったからこそ、考えなければと思っています。