花咲爺さんの独り言

昔は花を咲かせた事もあったのか? 自慢話ばかりするお爺さんです。歳に似合わず山登りや庭園鉄道、カメラいじりが大好きです。

悪魔にささやかれ、露出計まで買う羽目に!

2013年11月12日 12時23分51秒 | カメラ・写真
先日このブログの「八セルブラッドにフィルム装填』のスレッドに、北国の方から『露出計も要るのでは?・・・』とコメントを頂きました。ただその時はデジタルカメラを露出計代わりに使えばいいと考えていましたが、念のためヤフオクを調べてみたら、手頃な出物が有ったのでつい手を出してしまいました。



今日の午後、その品物が宅配便で届きました。それがこの写真です。デジカメしか知らない世代は別として、カメラに興味があるお方なら何方でもご存知「セコニック スタジオデラックス」です。



今でも会社の商品案内に載っている程ロングセラー製品で、その価格は31,500円もするようですが、私はヤフオク(もちろん中古ながら)約十分の一で手に入れることが出来ました。
しかしそれにしてもカメラだけにしておこうと思っていたのに、ついつい悪魔のささやきに乗って散財してしまいました。(笑)



また、花咲爺さんの悪い癖ですが、露出計は手に入れたもののその使い道がわかりません。そこで先程の「セコニックのホームページ」を調べたら簡単な使用説明が書かれていました。でもこれだけではどうも旨く使いこなせそうにありません。何方か詳しい方か、情報をお持ちの方がいらしたら教えて頂けないでしょうか?



最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
難しくないですよ (北の鉄人)
2013-11-13 02:46:48
あはは,単体露出計もGetされましたかー(笑
しかもアナログですか。私も実はセコニックのスタジオデラックスでL-28c2というかなり古いモデルですが,持っています。
ちなみに私の場合は,50年以上も昔に造られた6x6判の蛇腹カメラでこの単体露出計を使ってます(笑

この露出計はスタジオ撮影や映画(ムービー)で使われることを前提としているので基本的には「入射光式露出計」です。
写真のように半球状の白いキャップを付けた状態は「入射光」を測定する態勢です。
一方,カメラに内蔵されている露出計は入射光ではなく被写体からの「反射光」を測定しているのですが,それと同様に反射光を測定したい場合には付属の「黒い穴あき」キャップを取り付けて測定します。
ちなみに平たい白いキャップはコントラスト測定用なのですが,それの使い方は私もイマイチよく分りません(汗


測定方法は,
「入射光」の場合は被写体のところまで行き,被写体の場所(例えば顔のすぐ横)から,半球状の白キャップを取り付けた受光部をカメラに向けて測光します。(=被写体を実際に照らしている明るさそのものを測光します。)
反射光の場合は,カメラの位置から黒い穴あきのキャップを取り付けた受光部を被写体へ向け,(被写体から発している反射光を)測光します。

で,屋外の場合,光が強いのでそのままではメーターが簡単に振り切れてしまいます。
ですから屋外で使う場合にはHIGHと刻印されている "おろし金" のようなカタチをした板(笑)を,受光部上辺にあるスリットへ差し込んで使います。

ASA(DIN)感度をセットします。

そしてボタンを押して測光を開始し,針の振れが止まったらボタンを離します。(針が固定されます。)
針の止まった位置の数字を読みます。そのとき,赤い数字は無視してください。この赤数字は別売りの直読用の板をHIGHの代わりにスリットへ差し込んだ時のみ使用するものです。

次に読み取った数字を,メーターのすぐ下にある目盛にセットします。
HIGHと書かれた板を差し込んで測光したときには "H" と書かれている赤い矢印に読み取った数字を合わせ,板を付けていなければ "L" と書かれた白い矢印に読み取った数字を合わせます。

すると下にあるスケール部で,測光結果から得られた適正なシャッター速度と絞り値の組み合わせが表示されます。

ちなみに,そのスケールの上辺に赤く「CINE」と書かれている部分は,ムービーの撮影コマ数です。
24のところに赤い線が引かれているのは,日本の映画撮影用ムービーが秒24コマなので,最も頻繁に読み取られる位置だからそうです。
その赤線の位置にある絞り値をムービーカメラにセットして撮影する,と言うわけですね。

ただ,この露出計で反射光を測定するとどうしても「平均測光」になってしまいますので,実際の光線の加減を勘案しながら露出補正が必要なケースもしばしばあります。
こういった単体露出計で反射光を測定する場合は,スポット的に測光の出来る露出計の方が便利かもしれませんね。

白黒フィルムやネガ・カラーであれば露光量が多少アバウトでもけっこうキレイに写るんですが,ベルビアやプロビアといったリバーサル・カラーはラチチュードが狭いので,露光量に敏感です。
ちょっと露出オーバーでもちょっと露出アンダーでも写りや色乗り,発色傾向がかなり変わってしまいますので,単体露出計をうまく使いこなしてみてください。
露出がツボにはまると,特に彩度やコントラストの強いベルビアはハッとするような絵が出てきます。それこそデジタルでは絶対に出せない絵が出てきます。
返信する
追伸 (北の鉄人)
2013-11-13 03:34:29
露出計とは関係ないのですが,中判カメラを使われるのが初めてでいらっしゃるようですので,以下は老婆心まで,ということでお読みください (^^;

中判クラスになりますと,例えば焦点距離75-80mm前後が標準レンズ的な存在となりますから,当然ながら被写界深度が非常に浅くなります。
ですからフィルム一眼レフ(ライカ判)やデジカメの35mm判フルサイズの感覚で絞り値を設定すると被写界深度が浅すぎてピンボケのような写真を量産してしまうことがあります。

感覚として,35mm判よりもさらに2段絞るつもりで絞り値を設定すれば,まずは間違いないと思います。
例えば35mm判でf/16が最適だと言う場合には,中判ではf/32まで絞ればOK,ということになります。
返信する
Re:難しくないですよ (花咲爺さん)
2013-11-13 09:16:35
北の鉄人さん お早うございます。
早速丁重なアドバイスをいただき有難うございます。今露出計を片手にコメント(説明文)を繰り返し読んでいるところです。

何分私はこの露出計が入射/反射兼用とだけは知りながら、実際には使った事がなかっただけに、入射光には「半球状の白いキャップ」を、反射光には「黒い穴あきキャップ」を使い分ける事は初めて知りました。
また、"H" と"L"との使い分けが「HIGHと書かれた板」の有り無しに関連している事も初めて知りました。

今回とても丁寧かつ詳細な説明文をお送り頂いたので、何となく使えるような気になりました。(笑)  今後は実践有るのみですね。 撮影時には「リバーサル・カラーは露光量に敏感」とか、「被写界深度が浅い」こと等も肝に銘じながら、トライを重ねてみる積りです。有難うございました。今後とも宜しくお願いします。

追伸:今真冬並みの寒波襲来で、東北の方は雪と聞きましたが如何ですか? お体にくれぐれも御気を付け下さい。  庭園鉄道は来春までお預けですね!
返信する

コメントを投稿