介護予防

2007年06月17日 | Weblog
「介護予防」

高齢になっても、「寝たきりにならない」ように

「身体を鍛えましょう」ってことのようです。

たしかに、長生きできても「寝たきり」って言うのも

切ない話です。


そこで、高齢者用のウエイトマシーンを使った

「パワーリハビリ」などが考案されたわけです。



私ね、ずぅ~と感じてた事があるんです。

歩行訓練しかり、筋力強化しかり

「リハビリ」って味気ない…

なと…。


「なんか『訓練のための訓練』になってない!?」

ってケースもちらほら見てきましたし。。。



いちど失った運動機能を取り戻すのって大変なんです。

けっこう根気が要るんです。

つまり、結構な期間続くんですよ。

なのに、「面白味」のない訓練。。。

これが出来たら日常の生活の何に役立つのか

患者さんにはイマイチ解りにくい訓練。。。




よっぽどモチベーションが高ければ別ですが

なかなか続けられるもんじゃないですよ。

面白くもない事って。



やってて「またやりたい!」「楽しい!

って思えるから続くんですよね。

普通は。




で、ですね。

最近ひらめいたんです。


題して「社交ダンス・リハビリ!」


いや、けっこう本気です。  ←「本気」と書いて「マジ」と読みましょう


みなさん知らないでしょうが、凄いんですよ、ダンスの先生って。


じつは先日、家内といっしょに「体験ダンス」に行ってきたんです。

私も家内もお互い全くの初心者なので、いっしょに組んで練習すると、もう大変。

一歩たりとも「無傷」じゃいられない。

足踏みまくり。


それが先生と組んでみると「アラ不思議

いッしょに組んだが最後、気がついたらステップ踏まされてますもん。

社交ダンスの先生方は相手の重心のコントロールがべらぼうに上手い。


その時気付きましたね。

「ピピッ」ッときましたね。

「これって、歩行訓練にそのまま活かせるんじゃないか!?」

って。


あるSA級の先生が仰るには

「85歳の方でも躍らせる事ができます

と。

「立てなくても立たせますし、歩けなくても歩かせます。

 こっちが重心をコントロールしちゃいますから。

と。

話だけでは「半信半疑」でしたが、実際受けてみて「納得」


しかも、やっててビックリするほど「楽しい」

しかも、先生方はみな美男・美女




「楽しい」(照)




ぼくは思います。

「老い」は「あきらめ」から始まるんじゃないかと。

だって、友達も先に逝ってしまい、孫も大きくなって

「おじいちゃん!おばあちゃん!

って言わなくなって。

なんかいろいろ家族に面倒見てもらわなきゃならなくなってきたり…

いつも「すまないねえ…」なんて気を遣わなきゃいけなかったり…


そうなったら

「自分は居ないほうが…

って考えてしまうものかもしれないじゃないですか。

「もう、どうでもいいや

って、なっちゃうかも知れないじゃないですか。

身なりにも、自分の健康にも無頓着になっていく人も

けっこういるって話じゃないですか。


そんなとき、

「は~い。老いは脚から。レッグプレスして脚を鍛えましょう!」

とか言われても、当の本人としてはどうなんでしょうか?


方や、若くてベッピンなお姉ちゃん(もしくはハンサムなお兄ちゃん)から

「シャル ウィ ダンス!?

とか言われちゃったりしたら?

「○○さん、上手になりましたね~

 そろそろ舞踏会デビューですね!

とかって言われちゃったら?

頑張っちゃいません?

そうなれば、自分の人生をシッカリ「生きててみよう」

って思えるかもしれません。

自分に前向きになれるかもしれませんよ。

前向きに「運動」に取り組むからこそ

身体も鍛えられ、心にも潤いが取り戻せるってもんです。


僕的には、身も心も満たされて初めて「健康」になれるっておもうんです。

「社交ダンス・リハビリ」


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