貧乏Bさま パート2

2006年10月31日 | Weblog
休み時間
ふとみれば、携帯電話に着信あり

私「お!?2gさん(仮)からだ。」

※2gさんは健康運動指導士仲間。 
横浜で空手の選手として、そして指導者として、またパーソナルトレーナーとして大・活躍中の29歳



私「もしもし。2gさん、どうされましたか?」

2g「オス×2、実は…」


ウェイトトレーニング中に痛めた左胸の痛みが、3週間つづいて困っているとのこと。

何でも、12月に試合があるとか。

なるほど、それは焦るね

何とかしましょう!!



しかし、お互いの予定が合わず、予約が入れられない。

困ったな~

状態がわかればセルフケアを教えて、しばらくしのいでもらえるんだけど…

電話口じゃあ如何とも…

いや、あきらめるにはまだ早い。とにかく問診してみよう



私「どんなトレーニングのときにどこが痛むんですか?」

2g「ベンチが出来んとです。痛いんで80kgでやってますが、それでも痛くて…

私「どこが痛みます?」

2g「ちょうど鎖骨の両端が痛みます。内側の方が痛みが強いです。」


「胸鎖関節」と「肩鎖関節」の故障かな?

ベンチプレスで痛くなった… 犯人は「大胸筋」か?


確認のために両腕を大きく開いて大胸筋のストレッチをしてもらうが痛みは出ないという。



私「痛むのはバーベルを挙げるときですか?」

2g「ハイ」

私「では、左腕を水平内転(左腕を肩の高さに挙げて、肩を支転に左腕を右に寄せる)してみて」

2g「あっ!痛みます


なるほど、鎖骨の動きが悪いらしい。

そういえば2gさん、左の斜頚だったな。故障の原因は「胸鎖乳突筋」と「鎖骨下筋」の可能性もあるな…


※「斜頚」というのは胸鎖乳突筋という筋肉が生まれつき(もしくは習慣性に)縮んでいるために、普通にしていても頚をかしいだ姿勢になってしまう状態のこと



もしそうならこれで変わるはず。


私「2gさん、左斜め上を見たまま右に頭を倒してみてください。そのまま暫く胸鎖乳突筋のストレッチしましょう。」


  テープの部分が胸鎖乳突筋 / 指差しているのが胸鎖関節



「つぎに鎖骨の真ん中、鎖骨の下縁をゴリゴリ揉んでみて。痛いとこない?」

2g「あ、ありました。」

私「10回ゴリゴリやってみて」

 「また、腕を内側に動かしてみて」

2g「痛みがやわらぎました!!!」


やっぱり!「胸鎖乳突筋」と「鎖骨下筋」を弛めると症状が軽くなる。

スケジュールの調整がつくまでは、今のセルフケアを続けてもらうことにして、ひとまず電話を切りました。


横で見つめる事務長(家内)に、

私「ふっ、電話で治療しちゃった

事務長「で、この場合治療費は?

私「…」









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