箱根駅伝

2009年01月02日 | Weblog
テレビをつけると、箱根駅伝がやっていました。

中央学院大学の木原選手

走りに左右差が少なく綺麗な走りですね。

ただ若干五番目か六番目の胸椎あたりに

左側屈右回旋方向への動きづらさがあるようです。

ミゾオチ近くの右外腹斜筋の短縮がそうさせているようです。

側腹部の柔軟性がもっとあると、もう少しストライドが伸ばせそうな気がします。


山梨学院大学のモグス選手は速いんですね~( ̄○ ̄;)

骨盤のベルトの高さにある左右の腸骨稜の高さがほとんど変わらない。

骨盤全体がもつトーション(ねじれ運動)運動がとても安定しています。

骨盤のトーション運動の中心は第二仙骨孔の前方にあると言いますが

彼の走りは、まさにその位置が空間に浮いたまま、

「シャー」っとコース上を滑って行きます。

股関節の関節包内の運動もスムーズです。

寛骨臼の中でしっかりと安定した滑り運動が起こせています。

この股関節の運動を骨盤のトーションと合わせると

腿を引き上げる際にかかる力がグッと小さく出来ますから、

当に合理的かつ効率的な走りと言えそうです。

この骨盤と股関節にみられる2点は速い選手に共通してみられるようです。

先の木原選手もそうでした。

20人抜きした日大のダニエル選手も(骨盤の左右側屈方向への動揺が大きくみられますが)やはり巧い!


ただ、モグス選手

上半身に何か問題がありそうです。

走る姿勢をみると、首を左に傾いで胸は左へとつきだされています。

カラダをみていて一番気になったのは第一胸椎の左側屈左回旋方向への動きづらさ

ついで第3or4胸椎あたりの左側屈右回旋方向への動きづらさです。

はじめは左肩を引き上げたまま走っていましたが

残り五キロあたりで肩の高さはややそろったのをみると

第3胸椎あたりの固さは第7第8肋軟骨あたりに着く右の外腹斜筋の短縮によるものだったのではないかと思いました。

走っているうちにストレッチがかかったんだろうと言うことです。

しかし、第一胸椎の固さは残る…

左の腹直筋の短縮の影響が想像されますが、
走ることでもなくならないのをみると

関節自体の拘縮(こわばり)が出来上がっていそうです。

これだけ問題を抱えていても速いのは、

骨盤と股関節のダイナミックスタビリティーが優れているためではないかとおもいます。
彼は上半身の問題がなければ更に速くなるでしょうね。

う~ん。

手をいれてみたいところです(∋_∈)


駅伝っていままでみたこともありませんでしたが、面白いですね。
はまってしまいそうです。

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