【セミナーのご案内】「テニス肘:上腕骨外側上顆炎」のリコンディショニング

2009年05月22日 | Weblog
日頃より当ブログをご愛読いただき、誠にありがとうございます。

本日は、事務局より[とよたまコンディショニングセミナー] のご案内を申し上げます。


◎ 6月21日(日)
「テニス肘:上腕骨外側上顆炎」のリコンディショニング
~スポーツ障害シリーズ-治療的介入から機能訓練まで~


本セミナーでは、手技による、疼痛の解除からアライメントの修正のための機能訓練を実技主体に行います。

障害の引き起こされる仕組みを理解し、医学的根拠に基づいた徒手的アプローチを実践します。

テニス肘でお困りの患者様・クライアントの1日も早い回復へと直結するヒントをご提供するとよたまコンディショニングセミナーへ、ご参加をお待ち申し上げます。

【講師より】
今回はバックハンドテニス肘をテーマにお話します。
この上腕骨外側上顆に生じる故障はバックハンドの多用で生じることで知られています。
多くは長短橈側手根伸筋に問題を生じますが、フォアハンドからスピンを多用する方で回外筋の故障から外側上顆に痛みを生じるケースも臨床ではまま見られます。
(単純にバックハンド→外側上顆、フォアハンド→内側上顆とはならないのが面白いと思いませんか?)

また臨床ではテニスを原因とせず「フライパンを振る動作」や「ねじ回しの動作」から外側上顆炎を生じているケースも遭遇します。

どちらのケースでも、
屈筋の過緊張や短縮に対するカウンターバランスとして伸筋も過緊張に陥り
さらに日常の生活の中で伸筋群を用いる機会が多いことで筋トーンの高まっている伸筋群に対し反復性のストレインを生じ、外側上顆へマイクロトラウマ(微小損傷)が累積して大きな炎症に発展することからRSI(反復性ストレイン損傷)として捉えることができます。

今回の講義(3H)では「評価」「介入法」を実技を主体にお伝えいたします。

<内容>
・病態の理解
・手技による介入の適否の鑑別法
・筋スパズムの沈静化-ポジショナルリリース
・癒着の解除/瘢痕の伸張性回復-ASTR
・運動パターンの回復-自動介助運動を用いたモビリゼーション
・セルフケア



↑橈側手根伸筋のポジショナルリリース(筋スパズムの解除)


ASTR(プレポジションからフックポジション)

ASTR(ストレッチポジション)←(瘢痕や癒着といった解剖学的短縮の解除)

腕橈関節の自動介助運動を用いたモビリゼーション(前腕の屈曲/回内、及び橈骨の後方への滑り)←(関節周囲の短縮した靭帯や関節包といった静的支持組織の伸張性の回復と正常な位置での関節運動を行うための筋の動員順序の復元を目的とする)

腕橈関節の自動介助運動を用いたモビリゼーション(前腕の伸展/回外、及び橈骨の前方への滑り)


テニスボールマッサージ

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