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気ままにそよ風のたより

日々の出来事を思いつくままに・・・

三隣亡 ( さんりんぼう )

2011年04月08日 | ちょっと足を延ばして
以前から古い納屋を倉庫に建て替えたいと言っていた主人。

去年、隣接する道路が広がる事になり、たまたまその工事を請け負ったのが顔見知りの知人で、倉庫の話が具体的になり、見積もりをしてもらったのだが、去年は病人続出でそれどころではなくなって今年にと。

年が明けて鉄工所から、鉄の値段が上がっているので、早く工事をさせて欲しいとの事で、他の業者もちょうど日程的に都合がいいらしいので、1月17日から納屋の解体を始めた。

納屋を壊したら、それまでは入れなかった車や重機が裏にも入れるようになったので、粗大ごみ等の処理や畑の整地他細々な事もお願いして、建築確認の許可待ち。

月末に許可が下り、日を選ぶらしくて、大安の2月2日に基礎工事が始まり、3回に分けて生コンが入ったのだが、最後の生コンを入れた翌日から雪が降り、なかなか生コンが乾かず、鉄工所の仕事も思ったより手間がかかり、大安の25日に建前の予定となった。

ところが、鉄工所から25日は大安なのだけど、三隣亡なので3月3日の大安の日に延期になった。

三隣亡は少し前までは建築関係者の大凶日とされ、棟上げや土起こしなど建築に関することは一切忌むべき日とされ、その字面からこの日に建築事を行うと三軒隣まで亡ぼすとされたためであり、現在でも棟上げなど建築に関することの凶日とされ、建築関係の行為は避けられることが少なくないらしく、私より1回りほど若い鉄工所の長男が三隣亡のため延期したのだから、未だに三隣亡の言い伝えは残っているみたい。

鉄工所が終わるのを待ちかねて入った板金屋、屋根を張った後、壁材の加工が遅れ、その間に他の業者が入り、壁材を一日張ったのはいいがしばらく来なくなった。

元請けが怒りつけたら、他に急ぐ所が出来たので、しばらく待って欲しいとかだけど、それだったらそのように言ってくれればいいものを、他の業者も年度末で忙しいのはお互い様で予定が狂い、急遽電気工事を先にする事になり、震災から10日後、電気屋さんが照明器具をつけながら、 『 これが最終便

何が最終便かと思えば、仮設住宅へ回すために、照明器具は震災地以外への出荷が止まったそうで、最後の便で届いたものらしく、本来は電気工事は最後に完成してから入れる予定だったので、板金屋が予定通り来たら、照明器具はしばらく付かなかったようで、何が幸いするか解らないもので一応の予定通り3月中に完成し、29~30日にせっせこ荷物を移動して、引き扉のある3/1のスペースは主人の車庫に。



鉄骨が組みたてられて大体の外観が解ると、 『 思ったよりでかい

最初はこの半分ぐらいの広さって言ってたのに、広い方が後々使い勝手がいいぞって言ったのは誰だ

外壁が張られたら、 『 自衛隊の要塞みたい

この色がいいって言ったのは誰だ

すべてお任せしていた気心知れた土建屋の社長の言いたい放題の言い分でした・・・

これが自衛隊の要塞です


  / 時々 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
広~い! (藤子)
2011-04-09 10:02:27
とっても立派な倉庫が完成しましたね。

震災以来建築関係の方は資材不足に
悩んでいるようです。

向こうを優先してあげないといけないのは
わかるけど、建築中の方は予定が狂って
大変ですよね。

mamiさんの所はセーフで良かったですね♪
日頃の行いが良いのかなぁ~(#^.^#)
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藤子さんへ (mami)
2011-04-13 09:05:50
藤子さんコメントありがとう!
ちょうど仮設住宅が着工されたので、こちらの方も住宅は資材不足で中断されているようです。
被災地を優先させるのは当然だけど、こちらの方もお手上げ状態らしく大変な事態ですよね。
思いようによっては運が良かったのかもしれませんね。
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