昨日は老人の日。
5年前に祝日法の改正によって、敬老の日が9月第3月曜日となるのに伴い、従前の敬老の日を記念日として残すために制定されたそうで、 “ としより ” という名称はひどいということで、 “ 老人の日 ” に改められたとか。
それにちなんでか、昨日は市の敬老会が開かれたそうで、実家の親も行ったみたいで。
2ヶ月前に、義父の入院している病室の前のベットに、来月100歳になるおじいちゃんが足を骨折して入院した。
年齢的に手術は?なので、自然に骨がくっつくのを待つ事になったのだけど、痛みがひどいらしく、四六時中 『 痛い 痛い 』 『 看護婦さん、座薬 』 とナースコールを握りしめ、ナースコールを押し続けるので、ランプは点きっぱなし。
いつしか呼んでも誰も反応せず、周りに向かって 『 看護婦さん呼んで 』 の声に 『 適当にあしらって 』 の一幕もあったけど、痛みも落ち着いてくるとこのおじいちゃんなかなかかわいい。
99歳ながらもしっかりと自分で病院食を食べ、食べながら美味しいを連発。
娘さんからおやつをもらっても、美味しい美味しいと満身の笑みで食べ、食べ終わるとありがとうと。
リハビリをしてもらうと、理学療養士さんの手を握って、ありがとうを5~6回くり返す。
お世話になった看護師さんにもありがとう、私にもありがとうとか、また来てよねと言い、周りの人たちもかわいいねと。
見舞いに来た義父の兄弟がおじいちゃんを見て、 『 このおじいちゃんはいい顔しててかわいいね 』 その後、義父を見て 『 それにひきかえ、この人は何とかならないのかね 』 と・・・
娘さんの話によると、家の掃除どころかサッシの溝までピカピカ、面倒見もいいので周りから当てにされ、老人会の人が入院するとみんなを乗せてお見舞いにも行ってたとかで、とにかくはじっとしていない人だとか。
よく食べて元気で声が大きいおじいちゃん、かわいい寝顔で寝ていているのはいいが、 『 ○子さん ( 娘さん ) に305号へ来るように伝えて下さい 』 と大きな声でこの言葉を繰り返し口走っているのがたまにきずかも・・・。
それに合わせて義父も訳のわからない事をわめいて、それが妙にはもり、病室どころかその階、階段を下りてたら下の階にまで聞こえた
たまたまこの時にこの病室へ入院した人があまりの煩さに、他の病室に替えてもらった事もあったけど・・・
人生80年どころか、100歳の人も珍しくないこの頃、かわいくなるべく人に迷惑をかけない老人にならなくっちゃ~と思った老人の日だったけど、はたしてこの先どうなるかぁ~