ととじブログ

書きたい時に書きたい事を書いている、あまり統一感の無いブログです。

New York Dolls

2019-09-04 03:46:35 | 音楽
ニューヨーク・ドールズ(New York Dolls)を知ったのは、80年代の中頃だ。
ファースト・アルバムを聴いたのだけれど、特別に良いとは思わなかった記憶がある。
また、噂というか逸話というか、活動していた70年代前半当時の、あまり良くない話を読んだり聞いたりして、本当に実体のあるバンドだったの? 実績なんてほとんど無いんじゃないの? という印象を持っていた。
とりあえず、ジョニー・サンダースがいたバンドというだけで、それ以上は何も無いという存在であり続けた。
それが、昨日まで。

昨日、ラモーンズ(Ramones)の記事を書くためにYouTubeをパタパタ観ていたら出てきた動画がこれ。

New York Dolls - Personality Crisis live at Musik Laden 1973

ニューヨーク・ドールズの映像は初めて観た。
めちゃくちゃカッコいいじゃね~か。

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2019/09/05追記

ハノイ・ロックスが音やビジュアル面において、ニューヨーク・ドールズに多大な影響を受けているのが一目でわかる。
かつてハノイの熱狂的なファンだったから、影響を受けているのは知っていた。
そもそも、ニューヨーク・ドールズはハノイを通して知ったのだから。
それでも、ここまで影響を受けているとは、この映像を観るまでは思ってもいなかった。

ハノイのルーツや周辺を求めて新宿あたりの輸入盤や中古のレコード店を片っ端から見て回るような事をよくしたものだけれど(これ80年代後半の話ね)、映像を手に入れるのは非常に難しかった。
日本と海外ではビデオの方式が違ったり、今も原則同じようにテレビ放送の映像を売買することはできなかったし、正規のビデオ・ソフトはごく限られた物しか売られていなかったから。
もしあっても、明らかに違法で、映像は極悪で、びっくりするような値段で…という、裏ビデオかよ! みたいな物がほとんどだった。
あ、裏ビデオって何? とか言われそうだな。知る必要は無いので説明しないよ(^^;

キーボードをパタパタと叩いて、数回クリック(タップ)するだけで、ありとあらゆる映像を観ることができる、今みたいな時代が来るとは想像できなかったな。
いやいや、このニューヨーク・ドールズの動画なんて、勝手に出てきたからね。
あんた、こういうのも好きなんじゃないの? みたいに。
ワンクリックだよ。
いやいやいや、ひょっとしたら、ワンクリックすらしてないかも。
観ていた動画の後から自動的に始まったんだっけ?
どうでもいいや。
まったく。

あともうひとつ。
ジョニー・サンダースが若い。
ちょっと裏返ったみたいな、ヘホっとした特徴的な歌声が、何か、泣ける。